→【afterword】





本編はともかく、完結編を書き始めてから終了まで(「3」の発売後家三にはまったこともあり)一年以上かかってしまいました orz 
途中見捨てることなく感想や激励のお言葉くださった方々、更新するたび拍手たくさん押してくださった方々、最後までおつきあいくださった方々、大変有難う御座いました。


開設当初から足を運んでくださってる方は御存じと思いますが、管理人は「一話あたり速筆+ただしムラあり=結果的に遅筆」という書き方なので、長編は完結までに時間かかるのは毎回のことです(最長で3年とか)
のってるときは一日に一万字×連続一週間更新とか平然とできるんですが 話の運びに納得いかなくなると止まってしまいます。
そんなわけでほんとに完結できてよかったです かさねがさね有難う御座いました。


「3」での元親の性格の変化(と、自分はおもった)についてしばらく非常に悩みまして、自分の書く元親が納得できなくなったってのも大いにあります。これでいいのか。これは元親なのか。という具合に。
まぁ二次創作は全部偽者と言ってしまえばそうなんですが、ゲームの彼らが好きなんで、ゲームの彼らの声が聴こえてくるようなの書きたいといっつも思ってるんで。今もまだあんまり再現率には自信無いですが、これでいいというご意見もいただいたのでそちらに励まされました…チカナリ書く気力を持続させてくださった方々へ感謝を捧げます。


以下いくつかみっともなく本文の言い訳を


「月さえも〜」のルートは二話目までは「salvation」もほぼ同じと思われます
そのあと元就がどっちに行ったか(選んだか)で結果が変わるわけですが
「月さえも〜」に行った場合、チカナリエンドですがゆくゆく「背中あわせ〜」につながり、「salvation」に行った場合、ダテナリエンドですが先は「コイビトバトン」へつながるだろうなと…なんとなくそう考えて書いてました
こういう、いわゆる「マルチエンド」を書くのは初めてだったので面白かったです。


自分は政宗も元親も懐の広い男と思って(妄想して)ますが 多分「懐の広さ」の種類が違うかと…政宗のほうが一見我儘だけど先まで考えてるような。
元親は情が深すぎて肝心のとこで見誤るかもしれないな、と思います。
…まぁだからこそ元就は元親に苛々するんだろうな!無意識に元就を苛々させられるのは(公式では)元親だけですから 笑


そういうわけで あくまでも政宗が主役の伊達×毛利メインの話なので本来元親×元就を入れる必要は無かったのかもしれないですが やっぱBASARAの元就語るのに元親ははずせないっていうか…
でもいわゆる一般的な正しい意味のチカナリではないですね、すいません。
この隔離部屋はあくまでも伊達×毛利の場所なんで…元々はチカナリ話で元就を諦める役どころだった政宗さん救済のための(笑)
だから元親が一見とても報われないように見えますが…
手を放した者のほうが、もしかしたら相手に対して、より深い想いを持ってる場合もあるのかもしれない(大岡裁きみたいな…) 
なので、政宗エンドでは元親のほうが元就の「自由」「意志」を尊重して手放します
元親エンドでは政宗のほうが伊達の当主として、そして元就の「自由」のために元就を今生で諦める。
個人的には元親エンドのほうがありそうかな?と思ってます(キャラの性格的に)
後者の場合、伊達と毛利は二度と会うこともなく「知らない者同士」になるけどその絆は完成されて元親はどうあがいても入っていけない。「自分(元親)」というあたらしい「檻」を元就に与えるだけかもしれない。でも元親は自分の(元就を手放したくない)エゴも元就の無意識の気持ち(政宗と深いところでつながっている)もわかってて、それを全部ひっくるめて受け入れて、たとえ自分が元就の中で一番じゃなくても元就を大事にしていこうという…タイトル拝借した歌詞のとおりですね。
どちらに行っても、元就は幸せになれると思います。自覚の程度は違いますが…ダテナリエンドのほうがドリームだな、とは思います。BASARAの元就的に。


あと、元親エンドのタイトル(曲)は拍手から教えていただいたものなんですが、内容はまだ書いてない時期だったのに考えてた内容にぴったりだったのでびっくりして喜んで使わせていただいた次第です…k様大変有難う御座いました!お礼申し上げます。


なおweb再録本としてまとめることにしましたので、手に取って読みたいと思ってくださる方はどうぞよろしくお願いします。再録本なのでなんのうまみもないのもどうかと思ったので、せめてものサービス?でエロは濃い目に書き足しました(笑)


ここまで読んでくださって有難う御座いました。感想などいただけると嬉しいです。(20110728 ミリ)