「伊羅と狐の欠片」(「鬼と狐」メモ)※ネタばれにつき本編読後の閲覧をおすすめします

■キーワード
・稲荷神社
・宇賀御霊神
・秦氏
・一言主神
・葛城賀茂氏
・四国に狐がいない理由(空海伝説)
・ダーキニー
・密教
・荼吉尼天
・宇賀弁才天
・長曾我部氏と土佐神社
・厳島神社
・弁才天
・マハーカーラ=大黒天(大暗黒天)=マハーとは“大いなる”カーラとは“時”=荼吉尼天を調伏した者=大日如来=輪廻を超える者
・解離性同一性障害(多重人格?)

■サラスヴァティーは元々は河の女神、すべての流れゆくものの神(音楽、芸術、など)これが仏教に入って弁才天となる
■「荼吉尼天」はダーキニ−(ヒンドゥーの女神)の転化。密教では辰狐王菩薩(しんこおうぼさつ)として霊狐信仰と結びつく。もともとダーキニーはジャッカルに乗っている姿だったが日本にはいなかったので狐になったという説がある。これを稲荷の神=弁才天と(空海が?)結びつけて、宇賀弁才天として真言宗でも祭っている(宇賀=ウカノミタマをはじめとする農業神を表す)
■ダキニは魔である。なぜならば対価を求めるから。目や足を切り落とし変わりに権力を手に入れた、という。
(即位灌頂儀礼)平清盛、後醍醐天皇など。しかしたちまち権力を手に入れられるが、たちまち滅びる。
■ウカノミタマ(BASARAではウカノメがおそらくこれを表す)は日本古来よりの農業神。別名ミケツノカミ。
古語で狐を「ケツ」と呼んだため狐が眷族とされたという謂れがある。
稲荷神社の主祭神であり、農業・産業をつかさどる神。秦氏の氏神。伏見は古来より秦氏の領地であり、伏見稲荷神社の開闢者は秦氏伊呂句(いろく)(=伊羅のモデル)また、長曾我部氏の先祖は秦氏とされている。
なお長曾我部元親の信仰した土佐神社は、主祭神は一言主神(古代豪族賀茂氏の神、時代下って身分を落とされ、土佐に流されたとされる)であるが、末社として厳島神社が境内にある。
土佐神社の重要文化財となっている社殿は元親が四国平定を願って勧進修復した際のものである。
■厳島神社の祭神(三女神)、またそのうちの一人イチキシマヒメノミコトは、もとは日本神話における水神。後に仏教の弁才天と習合して同一神となった。このため安芸厳島神社では弁才天=イチキシマヒメノミコトとして祭っている。
■2007/8/21 (Tue.) 14:52:49
中世以降、弁才天信仰は神道と日本土着の水神である市杵島姫命(もしくは宗像三女神)や宇賀神(出自不明。日本の神とも外来の神とも。)と習合して、神社の祭神として祀られることが多くなった。近世、いわゆる「七福神」の1つとして祀られる弁才天像は、農業神・穀物神である宇賀神と習合して、頭上に宇賀神像(人頭蛇身の老人像)をいただく形の像が多く見られる。また、元来、インドの河神であることから、日本でも水辺、島、池など水に深い関係のある場所に祀られることが多い。「日本三大弁才天」と称される神奈川県江ノ島、滋賀県宝厳寺(竹生島)、広島県厳島神社はいずれも海や湖に面している(wikiより)
■2007/8/21 (Tue.) 15:06:18
と、考えると、厳島の祭神も稲荷神も、名前とか古さとか由来は違っても同じ?違うものが色々合わさって弁才天になっているが、弁才天の中にウカノミタマもイチキシマヒメノミコトもだきにてんも狐も全部入っている。
大陸からきた狐は荼吉尼天の化身?(仏教に入って死肉を食うことを許されたとある)
■2007/8/21 (Tue.) 15:34:23
荼枳尼天(だきにてん、茶枳尼天、荼吉尼天とも)は、仏教の神である。「荼吉尼」は梵語のダーキニー(英字:Dakini)を音訳したものである。
元はインドの女神であった。元々は農業神であったが、後に性や愛欲を司る神とされ、さらには人肉、もしくは生きた人間の心臓を食らう夜叉神とされるようになった。
また、ヒンドゥー教ではカーリーの眷属とされる。この神が仏教に取り入れられ、大日如来が化身した大黒天によって調伏されて、死者の心臓であれば食べることを許可されたとされた。
自由自在の通力を有し、六月前に人の死を知り、その人の心臓をとってこれを食べるといわれる。
真言密教では、胎蔵界の外金剛院・南方に配せられ、形像は小天狗の白狐にまたがる形をしているため、辰狐王菩薩(しんこおうぼさつ)とも呼ばれる。日本では、それによって神道の稲荷と習合するきっかけとなった。
また『古今著聞集』にも霊狐信仰とのかかわりが記されている。この霊狐信仰とのつながりもあり、後代において稲荷信仰と習合したといわれる。
また天皇の即位灌頂儀礼においてダキニ天を祀っていたという記録も存在する。その半面、外法として忌まれる信仰でもあった。なお、狐(夜干)に乗るダキニ天は、中世の日本で生み出された像であって、胎蔵曼荼羅や正当な密教経典・儀記には記されない姿である。元々インドにおいてダーキニーはジャッカルにまたがるとされていたが、日本にはジャッカルはいないため、代わりに狐を当てたともいわれる。
日本では福徳神として信仰される。(wikiより)
■「荼吉尼天」
人々の心の闇に住する神、財産・王権を守護し人間の死を6ヶ月前前に予知して生命を舐りつくす神、天照神、雨宝童子、稲荷神と姿を変え信仰を集める反面、強力な呪詛神として知られ、明治天皇以前の即位灌頂、後醍醐天皇・平清盛・織田信長・徳川家康等が修法を行う。
「雨宝童子」=アマテラスオオミカミの化身⇒日輪
■秦氏の祖先である伊呂具の秦公(いろぐのはたのきみ)は、富裕に驕って餅を的にした。
するとその餅が白い鳥に化して山頂へ飛び去った。そこに稲が生ったので(伊弥奈利生ひき)、それが神名となった。
伊呂具の秦公はその稲の元へ行き、過去の過ちを悔いて(本来の話は素行の悪さを悔いて、だが、話の中の伊羅は「神を祭る者でありながら神を信じていなかった」ことを悔いて、とする)、そこの木を根ごと抜いて屋敷に植え、それを祀ったという。 また、稲生り(いねなり)が転じて「イナリ」となり「稲荷」の字が宛てられた(wikiより)
■一言主神との関連
土佐神社の祭神は一言主である
これは土着の賀茂氏たちが祭っていた神、大陸からの秦氏のまつった宇賀神はもともとの神話の神とはいえ、一言主よりは新しい神である。今も藤森神社から伏見のお稲荷さんへ「土地返せ」という祭りがある(放逐された神)

/元就は弁才天と日輪信奉>狐関係ないよ?>寧ろ元親の先祖が稲荷の開祖>でも元親が祭ったのは一言主神>ヽ(`Д´)ノ

/サンデーという人格が出てきたきっかけ→解離性同一性障害は幼児の頃の精神的苦痛が原因になることが多いらしい。幼少期に家臣にいろいろされた(?)とか、なんかあったんだろうなーと、そこらへんの妄想はお任せ

■伊羅が狐(荼吉尼天)につけた名前→稲生(いねなり)

※神や仏の習合について
ttp://homepage3.nifty.com/yahoyorodu/bendaki.htm