JACK THE RIPPER
ジャック・ザ・リッパー
おお、お前はとても疲れて見えるよ
口がたるんで大きく開きっぱなし 病持ちの無分別 お前の顔は意地悪い 送ってきた人生そのままにな 俺の腕中へ身を投げ出せ お前が欲しい! お前は「うん」とは言わない…… けれど、拒みはしまい お前のことなどお見通し 人っ子ひとり通らない場所なら 心当たりがある おお、お前は夜遅くとも気にしない そうだ、お前は迷子になろうとも気にしない そして お前はとても疲れて見える (しかし今夜のお前は生意気が過ぎたな) 過ぎたな 過ぎたな そして いつでも、何が何でも お前を俺のものにしてやる! 俺の腕中へ身を投げ出せ お前が欲しい! お前は「うん」とは言わない…… けれど、拒みはしまい お前のことなどお見通し 俺の素性は誰も知らない 望むままに現れては消えていけるのさ そして 望めば、そこにいられる そして 望めば、去っていける 俺を知る者は誰もいない 俺を知る者は誰もいない 俺を知る者は誰もいない 俺を知る者は誰もいない…… 聴いていると目の前に墨のような暗闇が広がっていく感覚に襲われる。モリシー作品の中でも特に黒い歌。しかしながら、繰り出される激しい言葉の数々に、どうにも心惹かれてしまう。まさしく I don't agree -But I don't refuse といった気持ちにさせられる。モリシーにこの詞を思いつかせたボズの楽曲も最高。 I can come and go as I please And if I want to, I can stay Oh, or if I want to, I can leave Nobody knows me の一節は、モリシー作品によく登場するフレーズ「現れては過ぎ去っていく者」。 収録アルバム 基本的にオリジナル・アルバムのみの記載です。 アルバム未収録曲に限りベスト盤等を記載します。 Beethoven Was Deaf (Live) スタジオ版はCertain Peaple I KnowのB-sideにのみ収録。 |