SISTER I'M A POET  シスター・アイム・ポエット
街中いたるところに
そう、シケた風が吹いているのかも
僕は皆の服の下まで見透かせるのさ
ああいった言葉を隠しても
意味なんか無い
分かっているよ
僕が読んでいる本について議論しても
意味なんか無い
でもね、未だに僕は懲りてないよ

だって僕は……
シスター、僕は……
街中いたるところにいます

この道に沿って行こう
刑務所の扉の前まで
僕は犯罪にロマンスを感じちゃう
そして 不思議に思うのは
僕と同じように感じる人はいないのかな?
邪悪とは単純にあなた達のことなの?
それとも、あなた達のしていることが?
シスター、僕は……
シスター、僕は……
街中いたる所に

街中いたるところで
彼らはシエトロンのヴァンを停め
その車中に潜んでいる
握手をするためってわけじゃない
彼らの息は変造酒臭いしね
そしてほら、君には若さがある
独りぼっちで……寂しい……独りぼっちで信号待ち
けれど、今回はやめときな

シスター、僕は……
シスター、僕は……
街中いたる所をうろついている
どこであろうと……おお
街中いたるところで



 これも大好きな曲。疾走感と躍動感が最高。詞はモリシーお得意の「真っ当な人達が駄目って言うものが大好きなんだ」「危ないものに惹かれるんだ」という青少年の主張「だって僕は詩人だから(感受性が違うんだ)」。
”Sister”という呼びかけは、宗教的道徳規範への疑問符。そして若者を狙うおぞましい罠の存在。
「I love the romance of Crime」の一節は、モリシー作品に見られる固定テーマの一つ。

 この歌を聴いていると、いつもイギリス郊外の街の情景が浮かんでくる。いや、英国に行ったことないから、あくまで想像上のなんだけど。でも知らない街の風景を想像させるってことは、それだけこの歌が鮮やかなイメージに溢れていってことだと思う。

収録アルバム
基本的にオリジナル・アルバムのみの記載です。
アルバム未収録曲に限りベスト盤等を記載します。

My Early Burglary Years