I WON'T SHARE YOU  アイ・ウォント・シェア・ユー
僕は君を共有したりしないぞ 嫌だ
君は僕だけのもの
欲動と
野望とともに
僕が感じるこの熱意
これは僕のチャンスなんだ

僕の書いたノートを読みながら
彼女は言った
「ペリエがあたしを酔わせているの?
 それとも、人生とは病んでいて残酷なだけ?」

「そのとおり!」
嫌だな 嫌だな 嫌だな 嫌だな
嫌だな 嫌だな 嫌だな 嫌だな
Oh ...

僕は君を共有したりしないぞ 嫌だ
君は僕だけのもの
欲動とともに
心に数々の夢を秘め
これは僕のチャンスなんだ

人生とは移ろいやすいもの
それはいいんだ
君が分かってくれている限りは
人生とは訪れ去っていくもの
君が分かってくれている限りは
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫
Oh ...

僕は君を共有したりしないぞ 嫌だ
君は僕だけのもの
欲動とともに
心に数々の夢を秘め
これは僕のチャンスなんだ

自由になりたい 狡猾になりたい
狡猾になれば自由になれる
ああ、人生とは移ろいやすいもの
君が分かってくれている限りは
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫
Oh ...

僕は君を共有したりしないぞ 嫌だ
君は僕だけのもの
きっとどこかで会おうね
きっとどこかで会おうね
僕の愛しい人……


・I won't share you
"僕は君を共有しはしない"から"君は僕だけのもの"という訳にしてみた。共有というと、ちょっと言葉が固いかと思って崩したのだが、意味合い的には、やはり原文どおりに"僕は君を共有しはしない"とするのがベストだと思う。You are mine と言わずに"I won't share you"ってところが、この詞がグッとくるポイントだし……うーん、どうしよう……というわけで、最終的に両方使ってみる。折衷案。

 君を自分だけのものにしておきたい、君こそが僕のチャンスそのもの……なのに(君はどこかに行ってしまうんだ)。もっと狡猾になりたい(そうすれば君を離さずにすんだかもしれない)。けれど人生なんて移ろいやすいもの、君がそれを分かっていさえすれば大丈夫さ、いつかはまた僕のところに戻ってくるよね?……という、悲しい別れの歌だ。
 しかし、たとえ最後にI'll see you sometime, I'll see you sometime とあっても、この二人が再会することは二度とないだろう思わせる。

 完成した楽曲を聴いて、それに後から詞とメロディをのせていったモリシー。彼はジョニーから手渡されたこの旋律の中から、これらの言葉を拾い出していった。ご存知の通り、この曲はThe Smithsのラスト・アルバムの最後に収録されている。

収録アルバム
基本的にオリジナル・アルバムのみの記載です。
アルバム未収録曲に限りベスト盤等を記載します。

・Strangeways Here We Come