A Rush And A Push And The Land Is Ours
 ア・ラッシュ・アンド・ア・プッシュ・アンド・ザ・ランド・イズ・マイン
ハロー
僕はトラブル・ジョーの亡霊
彼は真っ白な首を吊ったんだ
だいたい18ヶ月前
ミステリータイムゾーンを旅したら
自分のベッドが恋しくなって
それで家に舞い戻った

彼らが言うには
「血中のカフェインが
 多すぎるんじゃないか
 それでお前の人生には
 ときめきが足りないんだよ」

僕の言い分は
「僕なら大丈夫だから
 放っておいてよ、父さん
 そう、未だに独りだなんて
 驚きさ」

おお、けれど愛については触れないで
あの痛みは二度と味わいたくない

突進、突撃、さすれば
足下の土地は我らのもの
かつてはそうだった
なら、今度もそうなるはずだ
僕やあなたよりも醜い連中が
必要なものを奪うだけ奪い立ち去っていく

おお、けれど愛については触れないで
あの痛みと苦しみの繰り返しはごめんだ

突進、突撃、さすれば
足下の土地は我らのもの
かつてはそうだった
なら、今もそうに決まってるよね?
僕やあなたより弱い連中が
人生から欲しいものを得ていく

おお、けれど愛については触れないで
だめ、だめ、愛については触れないで

突進、突撃、さすれば
足下の土地は我らのもの
若さは過ぎ去るものかもしれない
けれど君はまだ若いんだ
だから僕に電話して、電話して、電話して
だから僕に電話して、電話して、電話して

おお、僕は恋してるみたい
おお、僕は恋してるみたい
おお、僕は恋してるみたい
なんてこと 恋してるみたい……


 手痛い失恋をして家に出戻ってきた時の相当フルった言い訳から始まるこの歌、表題「a rush and a push and the land that we stand on is ours」は、オスカー・ワイルドの母親が書いた詩の一節から取られた。恋愛も戦争と同じで、「突進、突撃」が出来る厚顔な人間が勝利し、欲しいものを奪っていくのだ。

 そこで、ナレーターは言う:  恋をするのって嫌なことだと思う。手痛い目に合うし、だからといって好きな相手にすがりつかなきゃいられないほど、みっともなくも、弱くもなれない。けれど、やっぱり電話して欲しい。これって、あんな痛い思いをしたのに、また恋をしてるってことだよね。だから電話して。まだ手遅れじゃないかもしれないから。

 随分と乙女男子な歌だな……。

収録アルバム
基本的にオリジナル・アルバムのみの記載です。
アルバム未収録曲に限りベスト盤等を記載します。

Strangeways, Here We Come