M-Pot

This Charming Man / Irish Blood, English Heart / Black Cloud / Mama Lay Softly On The Riverbed / How Soon Is Now? / I'm Throwing My Arms Around Paris / How Can Anybody Possibly Know How I Feel? / Ask / Something Is Squeezing My Skull / When Last I Spoke To Carol / Girlfriend In A Coma / Best Friend On The Payroll / Let Me Kiss You / Why Don't You Find Out For Yourself? / One Day Goodbye Will Be Farewell / I Keep Mine Hidden / Sorry Doesn't Help / Some Girls Are Bigger Than Others / The Loop / I'm OK By Myself // First Of The Gang To Die

　……ちゃんとした「レポート」にはなっていません。すみません。

　3時過ぎにヒースローに到着。即効で市内に出て、キングスクロス駅からケンブリッジ行きの列車に飛び乗る。6時にケンブリッジ駅に到着し、N子さん、S子さん姉妹と合流する。先に宿にチェックインして荷物を置き、姉妹とロンドンから来ていたA子さんと一緒に、モズが登場する9時前まで会場近くで食事をすることに。

　今回、本当に英国に辿りつくまで、なかなかチケットが手に入らなかったり、豚インフル騒動から渡英に対するプレッシャーがあったり、飛行機の手配ミスがあったり（これは私だけだ）、苦労が絶えず、それを乗り越えられたのは、このお三人が力になってくれたお陰です。感謝しきれず。

　食事の後、A子さんはロンドンへ戻り、私と姉妹は会場へ。バーでビールが買えることが嬉しく（普段は最前列を死守するためバーには行けない）、いそいそと注文していると、モリシー登場の歓声が聞こえてくる。姉妹にレコーディング・ディバイスを託し先にホールへ入ってもらい、私はビール3パイントをゲット。

　ホールに入り姉妹を探したが、人垣を前に早々に諦める（ビールを渡せず、すみません）。両手と小脇にビール3杯抱えていると飲めないので、1杯を近くにいたおじさんに差し上げ、両手にビールでスタンディング最後尾に陣取る。勿論、人垣でステージは全く見えない。でも、飲みながら踊れて楽しい。一瞬だけミキシング・デスクの柵によじ登ってモリシーがステージにいるのを確認し、「ああ、確かにテープじゃないのね」と思ったり。

　後ろの方は、やはりまったり観ている人が多い。踊っている私の頭を笑顔で撫でていくおじさんとかいた。あんたも、酔っ払いだなと微笑みを返す。モズの声もよく伸びているし、気持ちいい。今までモズの曲って「踊れない」と思っていたけれど、結構踊れる曲じゃないか。人に揉まれてもいないのに、汗びっしょり。

　歌の合間、モズがジュリアに話しかけている隙に再びバーへ行き、もう1パイント買う。結局、ショーが終わるまでに3パイントを飲み、かなり良い塩梅に。こうやって酔っ払って自由に踊れる楽しみ方も面白いな、と思う。が、やっぱり最前列で観た時の興奮を思うと、これは今回一度でいいや。

　ショーは「凄く良かった」としか記憶にない。レコーディングは、私がマイクの差込み口を間違えたせいで失敗したし。

　ショーが終わって、黒地にモズの顔がプリントされたTシャツを購入。出口で姉妹と合流。姉妹の泊まる会場近くのホテルでタクシーを呼んでもらい、自分は駅前の安宿へ。宿に戻ってもショーの興奮が冷めやらぬせいか、安宿の侘しさのせいか、再び夜道に出て近くのパブへ。いまいちなパブバンドの演奏を聴きながら（でもThe ClashのRock The Casbahは一緒に歌った）、うとうとしたらしく、パブの人の「お客さん、看板ですよ」の声で起こされる。今度こそ、宿に戻って就寝。

This Charming Man / Irish Blood, English Heart / Black Cloud / How Soon Is Now?
Mama Lay Softly On The Riverbed / How Can Anybody Possibly Know How I Feel? / Girlfriend In A Coma
I'm Throwing My Arms Around Paris / Let Me Kiss You / Ask / Something Is Squeezing My Skull
One Day Goodbye Will Be Farewell / Why Don't You Find Out For Yourself?
The World Is Full Of Crashing Bores / I Keep Mine Hidden / When Last I Spoke To Carol
Best Friend On The Payroll / Sorry Doesn't Help / Some Girls Are Bigger Than Others
The Loop / I'm OK By Myself //(Walk Like An Egyptian) First Of The Gang To Die

　今まで十数回、最前列で観てきて、厳しいというロンドンでも観たいし、激しいというマンチェスターでも観たし、熱いというロサンジェルスでも観たが……ここハルで初めて途中ギブアップをした。セキュリティに救出された。く、くやしい。港町の荒くれどもに敗れた(私の隣の隣に割りこんで暴れていた男は、明らかに目つきがおかしかったぞ)……ので、ショーそのものの記憶はいまいち残っていない。
　終演後、真ん中辺りから出てきた人々は汗びっしょりに消耗し、さながら幽鬼のようでしたよ。