震度7の揺れに2度も見舞われた熊本地震。災害対応に当たった人たちも多くが被災者でした。そうした中、スタッフの家族の安全確保のために、ある決断をした病院がありました。
 「看護師という強い使命感と自分の子どもとか高齢の親を守らなければならないという使命感でジレンマを感じながら、(災害対応の)仕事に向き合っていた」(済生会熊本病院 宮下恵里看護部長)

 熊本市にある済生会熊本病院です。熊本地震の発生から1週間で1100人あまりの救急患者を受け入れました。前震と呼ばれる1回目の地震発生直後は、600人以上のスタッフが病院へ駆けつけました。しかし、前震のおよそ28時間後に起きた本震では、自宅が被災し家族を置いて家を出られないなどの理由で、[[威哥王>http://www.strong-one.net/seiryokuzai-52.html]]出勤できなかったスタッフが多くいたのです。

 「病院に駆けつけたいけど、出られない。明日も行きたいけど行けない。家族がいるし、高齢者がいる。子どもがいる、見てくれる人がいない」(済生会熊本病院 宮下恵里看護部長)

 災害対応が長期戦になると見越した看護部長たちはスタッフが安心して仕事に集中できるようにある決断をしました。

 家族の受け入れです。[[シアリス 通販>http://www.edchiryouyaku.net/shiarisu20]]病院内の施設を家族の待機所として開放し、幼い子どもを抱えるスタッフのために院内保育園を開けました。家族の安全を確保することが適切な医療業務にもつながると判断したからです。

 「保育士さんたちも被災している中、来ていただいたので、安心した状況で預けて勤務できました」(災害対応した看護師)

 小学生の子どもを持つ看護師の牛島さんは、本震発生の直後に子どもを連れて出勤。…

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