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な 行 |
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ランク |
タイトル |
著者名 |
出版社 |
文庫名 |
出版年 |
価格 |
主要人物1 |
主要人物2 |
主要年代及び派閥 |
分類 |
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サブタイトル・目次及び内容・感想 |
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沖田の容貌・性格 |
土方の容貌・性格 |
土方からの沖田象・沖田への態度 |
沖田からの土方象・土方への態度 |
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☆2 |
日本剣客伝 下(日本剣客伝 5)
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永井 龍男/著 |
朝日新聞社 |
朝日文庫 |
1982.06 |
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沖田総司 |
原田左之助 |
新撰組 |
小説 |
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[沖田総司/永井 龍男]ほか全5編
上下で十人の剣豪の話10編(著者別)。江戸〜病没。原田左之助がいい味で、総司と立会いたくて文久2年12月試衛館を訪れる、「総さん」「左之」との呼掛け。 |
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「長身で人なつっこそうな、すばしこい動作をしながらも、ややはにこみ癖を持った」「物好きな奴」「無邪気で、まるで子供のよう」 |
「一見もの静かな、優男」「いつも冷静な」 |
「兄弟同様のつき合」 |
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☆2 |
函館五稜郭の闇 |
長井 彬/著 |
講談社 |
講談社ノベルス |
1986.07 |
640 |
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土方歳三 |
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小説 |
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函館で起こった3件の殺人事件が、土方歳三の子孫という触れ込みの芸能人の出生に関わる事件に発展していく。 |
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☆1 |
幕末剣豪伝 |
中沢 抹v/著 |
鱒書房 |
歴史ノベルズ |
1990.06 |
1,200 |
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幕末 |
小説 |
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[千葉周作-玄武館の人々]坂本竜馬が出る、[斎藤彌九郎-練兵館の人々]桂小五郎が出て池田屋および禁門の変で新撰組も、[伊庭八郎-講武所の人々]新撰組の結成から五稜郭まで、ほか全5編 |
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☆1 |
異聞沖田総司 |
中田 耕治/著 |
大陸書房 |
大陸文庫 |
1990.06 |
540 |
沖田総司 |
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新撰組 |
小説 |
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文久3年3月京都〜。現代風俗が入り混じり。 |
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☆3 |
バラガキ |
中場 利一/著 |
講談社 |
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2000.01 |
1,600 |
土方歳三 |
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新撰組 |
小説 |
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上洛直前(29歳)〜歳三が池田屋へ駆けつける直前。17歳の奉公のときの女が火消しの妹で、その火消しとの喧嘩が京でも続く。総司が重症の梅毒にかかるとは何事。土方は鴻池の商売相手の娘を休息所に。 |
「色、青黒く肩の張った、魚の平目によく似ていたいわれる」 |
「笑うと八重歯が見えた」「なかなか人を好きにならないが、あっというまに嫌いになる」「たしかに顔も役者みたいだと人はいうし、袴の裾の長さにこだわるほど洒落者」「にくめないカワイイ部分を多分に持っている」「人を睨みつけながら考え事をするクセ」「真黒な髪が房々した役者のような顔だち」「凄味のある二重の目」 |
「剣を持たせたら人が変わってしまうが、いつも冗談ばかり言っているこの明るい若者を、弟のようにかわいがる」「この明るさに救われたような気がする」 |
「この世の中で、なにが一番好きかって土方がうろたえるのを見るのが一番好き」「生まれつきタチが悪いもん」「わたしはどんなことがあっても、ずっと土方さんの味方ですから」「黒猫」 |
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☆2 |
いつの日か還る |
中村 彰彦/著 |
実業之日本社 |
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2000.06 |
2,100 |
島田魁 |
永倉新八 |
新撰組 |
小説 |
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安政3年島田の坪内道場入門〜鳥羽伏見の戦い、明治2年五稜郭降伏〜明治33年死。大坂谷道場にいるときに谷三十郎らと共に新撰組入隊。島田・永倉は近藤とはそりが合わず。 |
「月代を線のように細く剃っただけですべての髪をうしろにまとめ、その根に無造作に元結をかけているだけの沖田は、浅黒い面長な顔」「すらりと背が高く、ふだんは人がよさそうにいつもにこにこしている」 |
「色白のととのった風貌」 |
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☆2 |
禁じられた敵討 |
中村 彰彦/著 |
文芸春秋 |
文春文庫 |
2003.01 |
448 |
近藤勇 |
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幕末 |
小説 |
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[密偵きたる]文久3年2月会津藩・大庭恭平の足利三代木造梟首事件、元治1年新撰組・松山幾之介は岡山藩へ潜入し斬首事件、元治2年松山を殺した岡本太郎他3名が金品強要からの自刃、[近藤勇を撃った男(富山弥兵衛)]慶応3年12月近藤狙撃〜慶応4年閏4月薩摩の探索方中に斬首、[上役は世良修蔵][木村銃太郎門下(二本松少年隊)][小又一の力戦]小栗上野介の家来が会津で官軍に敵討を挑む、[禁じられた敵討]明治12年、近藤とも交流があり天然理心流を学んだ隠居の敵討ちとその後、全6編 |
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☆3 |
新選組秘帖 |
中村 彰彦/著 |
新人物往来社 |
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2002.05 |
1,900 |
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新撰組 |
小説 |
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[輪違屋の客]元治1年3月土方が辻斬り強盗である加納惣三郎を斬る、[密偵きたる『禁じられた敵討』][ふらつき愛之助]慶応3年永倉に面接(この時の総司に対する言い方がいい)された男が新撰組に入隊できず、尊攘派に鞍替えしたが、大村益次郎暗殺に加担、[近藤勇を撃った男『禁じられた敵討』][忠助の赤いふんどし『野牛最後の日』]慶応3年6月入隊〜、明治3年彦五郎宅訪問、[巨体倒るとも(島田魁)『名剣士と照姫様』]明治2年5月(回想あり)〜明治33年死、[五稜郭の夕日]彦五郎宅を隊士が訪問し蝦夷でのことを語る、市村鉄之助が明治2年7月、沢忠助が明治3年、立川主税が明治5年、[明治四年黒谷の私闘(原田左之助)『眉山は哭く』]明治4年、右顧左眄の橋本皆助が、出世のために付狙う原田左之助に返り討ちにあう、[明治新選組(相馬主計)『明治新選組』]明治5年赦免後、武田観柳斎の弟に敵と狙われ切腹する、[対談新選組と日本精神]全9編+対談1編。
[巨体倒るとも]は一部改稿の上「いつの日か還る」の最終章に。 |
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[輪違屋の客]「総髪大たぶさに結った髷と色白面長な顔だち」「額が秀で、切れ長の目もとも涼やかな」、[五稜郭の夕日]「眉に迫った切れ長の双眸と通った鼻筋、きつく結ばれた唇」 |
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☆2 |
名剣士と照姫様 |
中村 彰彦/著 |
徳間書店 |
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1998.11 |
1,500 |
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小説 |
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[最後の黒頭巾(青木弥太郎)]旗本が攘夷熱に煽られ新徴組隊士たちと御用盗に零落れる、[渡辺豹吉の嘘]長岡藩の山本帯刀の家来があるじとの約定のために嘘を吐く、[巨体倒るとも(島田魁)][名剣士と照姫様(森要蔵)]松平容保の義理の姉が主君飯野藩主の姉で、その人を守るために脱藩して会津で戦う、ほか全5編。
[最後の黒頭巾]新撰組結成の描写のみ、[渡辺豹吉の嘘]宇都宮落城の土方の名のみ、[名剣士と照姫様]土方は大鳥と合流して北上、伊庭が木更津から館山へ進撃、 |
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☆2 |
明治無頼伝 |
中村 彰彦/著 |
角川書店 |
角川文庫 |
2000.02 |
781 |
斎藤一 |
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明治 |
小説 |
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明治2年7月〜明治11年、斎藤の後半生。旧会津藩藩士が起こした束松事件を発端に、そのうちの一人を救おうと追ううちに、東京で阿部十郎の雇った刺客に教われ、京都で島田魁との出会いあり。斎藤の回想で新撰組がたびたび登場、総司や土方は名前のみ。藤田五郎の名は、容保の命名です。当たり前だけど斎藤×時尾。 |
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☆2 |
闘将伝 -小説立見鑑三郎 |
中村 彰彦/著 |
双葉社 |
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1994.07 |
1,800 |
立見鑑三郎 |
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小説 |
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慶応4年1月鳥羽伏見の戦い〜明治40年3月の死。
戊辰・西南・日清・日露戦争を戦い抜いた、桑名藩雷神隊隊長(のち陸軍大将)立見鑑三郎の半生。
伊庭の名前は1度だけ。土方さんの名前は何度か出るが、実際に登場するのは1度。 |
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「すでに髷を落として髪をうしろに撫でつけにし、フロック形軍服を着ている」 |
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☆3 |
みぶろ |
奈良谷 隆/著 |
ベストセラーズ |
ベスト時代文庫 |
2004.08 |
571 |
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新撰組 |
小説 |
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桂と坂本という姓の二人が、起こすドタバタコメディ。新撰組の話ばっかりではないけど、結構面白くてよかったです。
[第一話 笑わぬ男]元治1年〜慶応4年、桂と坂本がひょんなことで、新撰組に入隊する話。「笑わぬ男」は土方さんのこと
[第二話 怒らぬ男]明治15年、蝦夷から戻った桂は、斎藤や永倉、原田と再会したり、柔術の姿三四郎のモデル・嘉納と出会ったり。「怒らぬ男」は嘉納のこと
[第三話 泣かぬ男]明治22年、のちの夏目漱石との出会い、「泣かぬ男」夏目漱石のこと |
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「人の良い」 |
「スラリとした長身の美男子」「能面のように無表情」「格好を気にする人」 |
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☆1 |
洛陽燃ゆ 上・下 |
奈良本 辰也/著 |
講談社 |
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1978.04 |
950 |
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尊攘派 |
小説 |
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文久3年〜元治1年禁門の変。新撰組はちょろちょろ。 |
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南条 範夫 |
総司は、どの本も虚無的で暗いです。 |
☆2 |
飢えて死ね!
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南条 範夫/著 |
新人物往来社 |
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1990.07 |
1,400 |
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沖田総司 |
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小説 |
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[殺人者の死(沖田総司)]ほか全9編。
病床〜病没。総司の独白、話が暗い。近藤×総司との噂あり。[森の茂みを抜けて『風雲を呼ぶ志士』]と少しリンク。 |
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他「年よりもずっと若く見て、純真な青年だと思ってくれた」 |
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☆2 |
孤高の剣鬼 |
南条 範夫/著 |
徳間書店 |
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1994.03 |
580 |
沖田総司 |
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新撰組 |
小説 |
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[孤高の剣鬼(沖田総司)][江戸ッ子旗本(山岡鉄舟)『風雲を呼ぶ志士』]ほか全9編。
[孤高の剣鬼]試衛館入門20歳〜病没。鳥羽伏見で戦う。 |
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「色のやや蒼い、背の高い」 |
「役者のような色男」 |
「好感をもった」「好青年」「愛惜した」、他「稀有な青年剣士」 |
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☆2 |
十五代将軍 -沖田総司外伝- 上・下 |
南条 範夫/著 |
徳間書店 |
徳間文庫 |
1989.09 |
580 |
沖田総司 |
徳川慶喜 |
新撰組 |
小説 |

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文久2年7月〜明治3年頃。徳川慶喜の側室みのとの愛物語。白河藩脱藩。みのは従姉妹のあきと薩摩藩の間者、あきは伊東の女で土方は無理やりものにしようとし、流山で近藤の首実検。掃除は鳥羽伏見の戦いに参戦。墓参りに来たみのと総司のそっくりの渋沢成一郎の仲がよくなる。 |
「丈が高く、肩が張っている。顔色が妙に青いのが気になるが、目許は澄んでいた」「いつも愛想がよいくせに、時々、むきになって憤ることがある。憤ると、殺気が迸った」「子供っぽい笑い」「純粋な、しかし頑固な頭」「剣は鋭かったが、気は弱い」 |
「女のように優しい顔をして、如才ない口を利く」「いつもは女のように優しい、整った明るい顔つきなのだが、急にひどく兇暴な、ぎょっとするように残忍なものが目許から口の辺りにかけての表情をひき歪めるのである」 |
「いつもいらぬときの顔を出しおる」 |
「憤りと絶望で頭を一杯にして」「強い不満を感じ」 |
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☆2 |
風雲を呼ぶ志士 |
南条 範夫/著 |
PHP研究所 |
PHP文庫 |
1990.08 |
480 |
沖田総司 |
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幕末 |
小説 |
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[江戸っ子旗本-山岡鉄舟][京洛の風雲(桂小五郎)][みちよ日記][森の茂みを抜けて(沖田総司)][大聞番方とお袋(大庭恭平)]ほか全8編[森の茂みを抜けて]催眠術の患者の一人が総司でなぜ父に疎まれるか判らずに気鬱を治して貰う、[江戸っ子旗本-山岡鉄舟][京洛の風雲][みちよ日記]新撰組の名が少し出る、[大聞番方とお袋]会津の密偵。 |
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「24歳、浪人者と称する背の高い、顔色のひどく悪い、面長の眼の細い」「妙に物哀し気な、そのくせ愛嬌のある、やや子供っぽい笑顔」「歳に似合わない低い声」 |
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☆3 |
見廻組暗殺録 |
南原 幹雄/著 |
徳間書店 |
徳間文庫 |
1998.08 |
1,500 |
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佐幕派 |
小説 |
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元治1年見廻組発足〜慶応3年11月中岡・竜馬暗殺、見廻組隊士が文久2年に殺された父の死の真相を探る(中岡慎太郎が敵)。新撰組の名は見廻組の競争相手としてよく出る。総司はよい役どころ。土方は芸妓を競って敗れる。 |
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「背高ののっぽの男である。人なつこそうな笑顔が印象的な人物」「気さくな人柄」「好感のもてる青年剣士」「京洛の修羅場で何人もの志士を斬った凄腕の剣士とは見えぬ眸のあかるい笑顔」 |
「にがみばしった渋い美男」「彫りのふかい顔をした好男子」 |
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☆2 |
新選組情婦伝 |
南原 幹雄/著 |
徳間書店 |
徳間文庫 |
1996.06 |
540 |
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新撰組 |
小説 |
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[血汐首-芹沢鴨の女]お梅は江戸の時芹沢の女で京都でまた巡り会う、[女間者おつな-山南敬助の女]江戸からの山南の女が桂の居所を突き止めた時は山南は脱走で切腹の時、[血染め友禅-藤堂平助の女][壬生心中-松原忠司の女][おいてけぼり、お京-原田左之助の女][総司が惚れた女-沖田総司の女]総司の惚れた女が長州の後援者の娘でその父を殺す、全6編 |
「すらっと背がたかく、肩はばはひろい」「底ぬけに明るい」「かげろうのなかで微笑っているような」 |
「ふとい声」 |
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☆3 |
新選組探偵方 |
南原 幹雄/著 |
双葉社 |
双葉文庫 |
1992.01 |
1,200 |
沖田総司 |
島田魁 |
新撰組 |
小説 |
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[総司が見た]芹沢暗殺はお梅の旦那、[残菊一刀流]池田屋に桂小五郎がいなかったのは山南の密告による、[風雲六角獄]六角獄舎の殺しは奉行所の虐殺、[祗園石段下の暗殺]谷三十郎殺しは娘を玩ばれた猟師の仕業、[銭取橋の残撃]武田観柳斎殺しは中村半次郎、[よく似た二人]除隊された元隊士が新撰組隊士の別人になりすまし押し借りする、[耳のない男]近藤暗殺を企んだのは高台寺党、全7編。
総司と島田魁が新撰組が起こしたと言われる事件を新鮮な切口で解決していく。お梅の妹が総司が恋仲に。 |
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「長身痩躯」「かくべつ美男ではないが、同年代のほかの男たちにない透明感があって」「飄々として、すがすがしいところがある」「いまだに少年らしさがのこっている」「ひょろっと背が高く、肩幅もひろい」 |
「にがみばしった」「いつも屈託の色を浮かべている」「根が執念ぶかいたち」「策略の士に似合わず、あまり自分の感情をかくそうとしない性質」「端正でひきしまった冷たさのある好男子」「潔癖なたち」 |
「総司はまだ子供だ」「土方は人の心中をのぞくのが得意である。まして総司の意中はいつも土方にはお見通しだ」 |
「運命共同体的な連帯感をいだいている」「二人の命令にたいしてはしたがう究極の覚悟はしていた」 |
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