さ 行 | ||||||||||||||
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ランク | タイトル | 著者名 | 出版社 | 文庫名 | 出版年 | 価格 | 主要人物1 | 主要人物2 | 主要年代及び派閥 | 分類 | ||||
サブタイトル・目次及び内容・感想 | ||||||||||||||
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早乙女 貢 | 会津ご出身のため佐幕派に思い入れが強く、尊攘派には非常に辛口。 | |||||||||||||
☆1 | 陰の剣士 | 早乙女 貢/著 | 東京文芸社 | 1986.11 | 1,000 | 小説 | ||||||||
[陰の剣士(佐々木只三郎)]佐々木只三郎の生涯、[一夜の客(近藤勇)『七人目の刺客』]ほか9編 [陰の剣士]新撰組の名あり |
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☆3 | 沖田総司 上・下 | 早乙女 貢/著 | 講談社 | 講談社文庫 | 1979.05 | 460 | 沖田総司 | 新撰組 | 小説 | |||||
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20歳〜病没。医者の娘に屯所を離れ看護される。斎藤がいい味。 | |||||||||||||
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☆2 | 江戸の夕映え | 早乙女 貢/著 | 講談社 | 講談社文庫 | 1997.09 | 952 | 幕末 | 小説 | ||||||
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慶応4年1月慶喜の大阪脱出〜明治26年次郎長の死。新門の辰五郎・清水の次郎長・会津の小鉄らの侠客の生涯を中心にそれに関った人々を。新撰組は所々名前だけ。彰義隊に入隊した原田は新門に出会い、総司とは友情以上の仲で時々見舞う。伊庭八郎が海軍江戸脱走で1度登場。 | |||||||||||||
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☆1 | 七人目の刺客 | 早乙女 貢/著 | 文芸社 | 2002.04 | 1,400 | 近藤勇 | 新撰組 | 小説 | ||||||
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[一夜の客(近藤勇)]甲陽鎮撫隊のときの新宿、[世良斬殺『竜馬暗殺』]ほか全8編 | |||||||||||||
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若き獅子たち 上・下 | 早乙女 貢/著 | 新潮社 | 新潮文庫 | 1991.03 | 640 | 土方歳三 | 小説 | |||||||
文久2年4月吉田東洋暗殺〜文久3年9月長州間者斬殺、元治1年6月池田屋事変〜慶応1年閏5月岡田以蔵刑死。新選組は下巻から登場。薩摩藩士の男色(強姦)話あり、先妻の子との母子相姦、女同士あり。 | ||||||||||||||
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☆3 | 新選組 原田左之助 -残映- | 早乙女 貢/著 | 学陽書房 | 人物文庫 | 2001.08 | 780 | 原田左之助 | 新撰組 | 小説 | |||||
『残映』と同内容 慶応4年5月〜明治3年。上野を生き残った設定で、総司が医者に殺されたと疑いその医者を最後には殺す。 |
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☆2 | 新選組斬人剣 -小説・土方歳三- | 早乙女 貢/著 | 講談社 | 講談社文庫 | 1998.09 | 1,143 | 土方歳三 | 新撰組 | 小説 | |||||
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11歳〜池田屋。子どもの頃武士より商人になりたかった土方。土方と原田との出逢いは吉原。試衛館に出入りする伊庭八郎。 | |||||||||||||
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☆2 | 新選組銘々伝 | 早乙女 貢/著 | 徳間書店 | 徳間文庫 | 1985.08 | 980 | 新撰組 | 小説 | ||||||
『新選組列伝』の改題前。 [槍の三十郎][鬼の歳三][鴨と葱][忍びの蒸][御落胤罷り通る][耆三郎斬首][散りてあとなき][死に損ないの左之助][血を吐く剣士][近藤勇斬首]全10編 |
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☆2 | 新選組列伝 | 早乙女 貢/著 | 新人物往来社 | 2003.07 | 1,800 | 新撰組 | 小説 | |||||||
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『新選組銘々伝』の改題のうえ、加筆推敲。[鴨と葱-芹沢鴨]芹沢と新見の出会いから暗殺まで、[散りてあとなき-山南敬助]土方との確執、[槍の三十郎-谷三十郎]万太郎も絡んだ備中松山藩を永の暇した理由と、ぜんざい屋事件など、[耆三郎斬首―河合耆三郎]惚れた女が新撰組隊士岸島の昔の女でその関わりから入隊し、その関連から公金横領の罪を着せられる、[御落胤罷り通る-藤堂平助]座頭と夜鷹に育てられ、お玉が池の内弟子に、[忍びの蒸-山崎蒸]従兄弟の林新太郎の縁で入隊、[死に損ないの左之助-原田佐之助]松山での切腹話など、[血を吐く剣士-沖田総司]最初は総司に惚れた明里を落籍す山南の脱走話と江戸帰還後、[近藤勇斬首-近藤勇]芹沢暗殺や池田屋・最期、[鬼の歳三-土方歳三]奉公から新見切腹・池田屋・五稜郭、全10編 | |||||||||||||
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☆2 | 幕末志士伝 |
早乙女 貢/著 | 新人物往来社 | 1991.07 | 1,400 | 沖田総司 | 土方歳三 | 新撰組 | 小説 | |||||
[土佐のいごっそ-坂本竜馬][龍馬暗殺-佐々木只三郎][萩の牢獄-高杉晋作][象山暗殺-河上彦斎][五条代官所襲撃-中山忠光][京洛の血煙-沖田総司][会津南山街道大内宿-平田金十郎][鶴ヶ城燃うい-中野竹子][最後の新選組-土方歳三][城山悲歌-西郷隆盛]全10編、[龍馬暗殺]新撰組が出る、[萩の牢獄][象山暗殺]新撰組の名だけ、[京洛の血煙]新見切腹〜池田屋事変、[最後の新選組]仙台脱出〜五稜郭。 官軍の方は辛口。 |
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☆1 | 龍馬暗殺 | 早乙女 貢/著 | 廣済堂出版 | 1992.07 | 1,100 | 幕末 | 小説 | |||||||
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[龍馬暗殺『幕末志士伝』][テロリスト]江戸騒擾を題材にした話で新撰組の名が出る、[世良斬殺]ほか全7編 | |||||||||||||
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☆2 | 士道遥かなり -疾風新選組-(全5巻)士道遥かなり 第1巻 浪士隊京へ | 早乙女 貢/著 | 第三文明社 | 2004.06 | 1,600 | 新撰組 | 小説 | |||||||
1.[第1巻 浪士隊京へ]文久3年1月〜文久4年8月18日の政変。 結構山南さんが辛辣。内容は淡々と書かれてあり、イマイチかな? 前の作品の『沖田総司』や『土方歳三』の方が面白いかと。 2.[第2巻 池田屋斬込み]芹沢暗殺〜蛤御門の変。 3.[第3巻 京洛の血風]天王山の後〜慶応1年5月膳所藩事件。 大谷良輔が、山南の死後明里を手篭めにしようとして死んだと言う設定には驚き。 4.[第4巻 竜馬を斬れ]慶応1年5月将軍上洛〜坂本龍馬暗殺。 5.[第5巻 五稜郭に死す]油小路事件〜五稜郭。 御陵衛士の間者だった小林を、わざわざ島田と総司で高台寺まで捨てに行くのが、「おや?」と感じました。だって、わざわざ持って行ったら、「ばれたぞ〜」と言い触らしに行ってるようなものじゃないですか? 井上さんが伏見で死んでるのも、「ん?」と言うところ。 「沖田の苦しみを最も理解していたのは、土方歳三ではなかったろうか」のは、うっふっふ〜です。 |
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☆1 | 新選組血風録総司燃え尽きる | 笹沢 左保/著 | 双葉社 | Futaba novels | 1998.08 | 829 | 沖田総司 | 新撰組 | 小説 | |||||
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『剣士燃え尽きて死す -人間・沖田総司-』『沖田総司』と同内容。 新見切腹〜病没。肉親以上だった近藤が京都へ来てから変貌し、総司の気持ちが離れ、また労咳のため孤独で、そのため性格が暗い。近藤は総司を便利な道具と思っている。近藤・土方と不仲。江戸で長州藩士と争いになり、その許婚を誤って殺し、脱藩したその男を京都で土方の指図で殺し、男の願いで女を江戸へ帰す途中女が、この後新撰組に入り二代目総司と近藤が褒めた武士に斬られ、その事実を知った総司に斬られる。 |
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☆1 | 冬のつばめ -新選組外伝・京都町奉行所同心日記- | 沢田 ふじ子/著 | 徳間書店 | 徳間文庫 | 2001.05 | 552 | 新撰組 | 小説 | ||||||
[冬のつばめ]人を殺し火付けをした犯人と被害者の立場が逆だった、[夜寒の寺]秀逸な俳句を創る男がその俳句を盗もうとした男に殺される、[池田屋の虫]池田屋の事を知らせた捨て文を書いた手代が女中殺しと金子盗みの下手人、[高瀬舟]僧と逢瀬を重ねていた女が脅した相手を殺す、[人斬り]妹をたらしこんだ男に話をつけるために押し入った男が、押し込みに間違えられ、山南を軽視する谷三十郎に斬らる、[あいらぶゆう]新撰組隊士と密通を疑われた女が亭主を殺そうとする、[七条月夜]油小路の暗殺の時放置されている死体に手を合わせた番頭が旦那に嵌められ追い出される、[御用盗]御用盗の仲間に入り退治、全8編。 文久3年〜近藤梟首。試衛館時代の新撰組の面々と知り合いの同心・大仏伝七郎(架空)が主役で、新撰組は彩り程度。 |
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☆2 | アームストロング砲 | 司馬 遼太郎/著 | 講談社 | 講談社文庫 | 1988.11 | 544 | 沖田総司 | 土方歳三 | 新撰組 | 小説 | ||||
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[薩摩浄福寺党]新撰組(土方)や会津を挑発する薩摩藩士が最後には新撰組に殺される、[倉敷の若旦那]一人の男の私怨に酔うる奇兵隊の倉敷襲撃、[五条陣屋]天誅組の五条襲撃、[壬生狂言の夜]土方の噂捏造で松原忠司が心中、[侠客万助珍談]新撰組の名だけ、[大夫殿坂]兄の敵討ちに男が脱藩し敵の新撰組隊士を切る、またその過程で内山惨殺事件、[理心流異聞(沖田総司)]文久2年6月〜元治1年、柳剛流を破るために少年の頃の師匠に教えを請いに三月ほど白河へ、京でその因縁の相手と出会い倒す、[アームストロング砲(佐賀藩)]ほか全9編 | |||||||||||||
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☆1 | 果心居士の幻術 |
司馬 遼太郎/著 | 新潮社 | 新潮文庫 | 1977.01 | 320 | 土方歳三 | 新撰組 | 小説 | |||||
[壬生狂言の夜(土方歳三)]ほか全6編 | ||||||||||||||
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☆2 | 胡蝶の夢 1〜4 | 司馬 遼太郎/著 | 新潮社 | 新潮文庫 | 1983.11 | 松本良順 | 佐幕派 | 小説 | ||||||
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3-4に少し | |||||||||||||
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☆5 | 新選組血風録 | 司馬 遼太郎/著 | 中央公論社 | 1999.11 | 2,300 | 新撰組 | 小説 | |||||||
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[油小路の決闘(篠原泰之進)][芹沢鴨の暗殺(土方歳三)]上洛〜暗殺、[長州の間者][池田屋異聞(山崎烝)][鴨川銭取橋(武田観柳斎)][虎鉄(近藤勇)][前髪の惣三郎][胡沙笛を吹く武士]浅野薫が元話、[三条磧乱刃(井上源三郎)][海仙寺党異聞]間、[沖田総司の恋][槍は宝蔵院流(谷三十郎)][矢兵衛奮迅(富山矢兵衛)][四斤山砲(阿部十郎)][菊一文字]全15編 | |||||||||||||
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☆3 | 燃えよ剣 | 司馬 遼太郎/著 | 新潮社 | 新潮社文庫 | 1972.05 | 480 | 土方歳三 | 新撰組 | 小説 | |||||
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☆1 | 幕末 | 司馬 遼太郎/著 | 文芸春秋 | 文春文庫 | 2001.09 | 638 | 幕末 | 小説 | ||||||
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[奇妙なり八郎(清河八郎)][花屋町の襲撃(天満屋事件)][猿ヶ辻の血闘(姉小路公知暗殺)][冷泉斬り][祗園囃子(住谷寅之介暗殺)][逃げの小五郎][彰義隊胸算用][浪華城焼討(大阪ぜんざい屋事件)][最後の攘夷志士(パークス暗殺未遂)]ほか全12編。 幕末の暗殺譚。[奇妙なり八郎][逃げの小五郎][最後の攘夷志士]新撰組の名前のみ、[花屋町の襲撃][祗園囃子][浪華城焼討]新撰組出番あり、[猿ヶ辻の血闘]会津が画策し姉小路公知を暗殺、[冷泉斬り]新撰組の探索方が登場、[彰義隊胸算用]土方が1回登場。 |
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☆1 | 王城の護衛者 | 司馬 遼太郎/著 | 講談社 | 講談社文庫 | 1971.01 | 420 | 幕末 | 小説 | ||||||
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[王城の守護者(松平容保)][加茂の水(玉松操)][鬼謀の人(村田蔵六)][英雄児(河合継之助)][人斬り以蔵(岡田以蔵)]全5編 [王城の守護者][加茂の水][鬼謀の人][人斬り以蔵]新撰組の名が出る程度 |
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☆2 | 侍はこわい | 司馬 遼太郎/著 | 光文社 | 光文社文庫 | 2005.01 | 533 | 近藤勇 | 試衛館 | 小説 | |||||
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[ただいま16歳]ほか全8編。 近藤が16歳の時の話。おえいという女と切れぬ縁があると思い込んでいる近藤です。沖田と土方は、周斎の語りで登場。近藤が養子になる前に、沖田は試衛館に内弟子になってるのが不思議。 |
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子母沢 寛 | 有名すぎる方です。 | |||||||||||||
☆1 | 鴨川物語 -哀惜新選組- | 子母沢 寛/著 | 徳間書店 | 徳間文庫 | 2003.10 | 800 | 新撰組 | 小説 | ||||||
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文久2年(島田左近の暗殺前)〜江戸帰還まで。最後に近藤の妾が老小説家に昔語りをする。3人の勤皇と佐幕に分かれていた髪結いの兄弟や、色町の女達を絡めて話が進む。 復刊された本です。今回は「-哀惜新選組-」の副題が付きました。が、わざわざこんな副題つけなくても・・・、という感じですね。そんなに新撰組してないし。まあどちらかといえば佐幕派でしょうが。勤皇の志士と呼ばれる方々も多く出ます。色町の女性たちがものすごく絡む話です。あと土方が近藤に「二人きりだ」というのがすごく印象的でした。思わず近藤×土方? と思ってしまいました(笑)。総司の出番は、あったの? という感じです。印象に残らない。ストーリ自体などは、やっぱりちょっと古いかなというイメージです。 |
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☆2 | 新選組物語 -新選組三部作- | 子母沢 寛/著 | 中央公論社 | 中公文庫 | 1997.02 | 400 | 新撰組 | 小説 | ||||||
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[新選組物語]の〈隊士絶命記〉総司の黒猫話・芹沢鴨・山南敬介と明里・密偵床伝と娘おみの・吉村貫一郎・永倉新八と三木三郎との邂逅・河合耆三郎・田内知と谷三十郎、〈人斬り鍬次郎〉大石鍬次郎と今井祐三郎の因縁話とその死際、〈死に損ねの左之助〉原田左之助の松山での逸話と女房と靖共隊脱退に絡む話及び靖共隊隊長の芳賀宜動の死、〈隊中美男五人衆〉楠小十郎の処刑・馬越三郎と武田観柳斎との男色及び武田の薩摩藩への接近目撃・山野八十八・佐々木愛次郎とあぐり・馬詰柳太郎と子守女の話、〈近藤勇の屍を掘る〉近藤の斬首から死体の掘り起こし、〈壬生心中〉松原忠司、〈かしく女郎〉江戸帰還後の深川での話、〈月下の死骸〉油小路の血闘、[新選組]慶応3年12月〜斬首、総司は皆と別に鳥羽伏見の戦い前に江戸に帰る、[新選組聞書-稗田利八翁思出話]入隊から捕縛まで、[流山の朝]流山の官軍への出頭から斬首まで、全4編。 あちこちで引用されているので、読んだ気になっている。 |
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☆2 | 逃げ水 上・下 | 子母沢 寛/著 | 角川書店 | 角川文庫 | 1970.06 | 1,100 | 高橋泥舟 | 幕末 | 小説 | |||||
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天保6年(誕生)〜明治4年(36年死)。前半は清川出番多い。新選組(近藤・土方)の出番多い、特に下巻(結成〜五稜郭)。 | |||||||||||||
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☆2 | 蝦夷物語 | 子母沢 寛/著 | 中央公論社 | 1960.04 | 290 | 幕末 | 小説 | |||||||
[蝦夷物語][枯草物語][晩秋][雁の群れが渡る][人の世の物語][宵月][雨の音]全7編 [蝦夷物語]は、作者の祖父を題材にかかれたもので、回想しながら彰義隊参戦から蝦夷降伏までを、[雨の音]も函館軍の探索を務めた小柴長之助の話。どちらも榎本や大鳥の名が出てきますが、土方さんの名前は一切無し。 [枯草物語][晩秋][雁の群れが渡る][人の世の物語][宵月]は連作とも言える作品。作品順に言うと、親、子、孫、孫とその師匠が登場し、[宵月]には、岩崎弥太郎とその女性との絡みで孫とその子が出ます。 |
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☆2 | 剣客物語 | 子母沢 寛/著 | 文芸春秋 | 文春文庫 | 1988.01 | ? | 小説 | |||||||
[雪の中の燕][今紫物語][をぢ様お手が][彰義隊の丼][剣客物語]ほか10編 [雪の中の燕]幕末に外国奉行をした川路左衛門の話、近藤のことが1箇所出る、[今紫物語]山内容堂や榎本武揚の名が出る、[おぢ様お手が]沖田総司の甥・芳次郎が介錯する話、[彰義隊の丼]題の通り彰義隊の話、[剣客物語]幕末の剣客の話で、男谷道場へ近藤一行が試合に行く話が出る、練兵館に助っ人を頼む話も、後伊庭と山岡鉄舟との試合の話もある。[剣客物語]で、男谷道場の本目縫之助の話があるけど、この人の面紐が朱色と書かれていて、思わず土方さんを想像してしまいました。 |
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☆3 | 新選組遺聞:改版 -新選組三部作- | 子母沢 寛/著 | 中央公論社 | 中公文庫 | 1997.01 | 400 | 新撰組 | 小説 | ||||||
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[象山の倅][原田左乃助][芹沢鴨][篠崎慎八郎の死][沖田総司房良][木曽路の春][壬生屋敷-八木為三郎老人壬生ばなし][池田屋斬込前後][伊東兄弟][近藤の最後][勇の屍を掘る-近藤勇五郎老人思出ばなし]全11編 昔の話なので、事実と違う場面が多々あります。沖田林太郎が総司の実兄になっていたりとか。けれど、読み応えはたっぷりです。 [壬生屋敷]の中で、他の人はそれぞれ別個に書かれているのに、土方さんと総司だけは一括りなのが嬉しかったり。 |
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☆3 | 新選組始末記:改版 -新選組三部作- | 子母沢 寛/著 | 中央公論社 | 中公文庫 | 1996.12 | ? | 新撰組 | 資料 | ||||||
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タイトルは、多いので割愛します。 江戸〜五稜郭までの一連の話。 間に「八木為三郎老人壬生ばなし」が入りますが、これは『新選組遺聞』に載っている話です。 それと、[隊士絶命銘々録][人斬り鍬次郎][死損ねの左乃助][美男五人衆][壬生心中][伊東兄弟]が収録 |
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☆2 | 幕末ものがたり | 子母沢 寛/著 | 桃源社 | 1972.12 | 950 | 幕末 | 小説 | |||||||
[敗れし人々]慶応3年12月近藤狙撃〜甲陽鎮撫隊、総司が一人先に江戸の帰ってますし、近藤さんとの仲がすっごく良い師弟関係(?)です。[流山の朝『新選組物語』]、[天野八郎]彰義隊の一時期、後に新撰組に合流した唐津藩の小笠原詮之助も登場。[咸臨丸]名の通り勝海舟一行の渡米話、[十四日の月]水戸天狗党の旗揚げ前後、[葉原日記]天狗党の敦賀での降伏、[秋晴れ]戊辰戦争での津軽藩家老の苦衷、[男の顔]松江藩の執政・大橋筑後の忠義の話、全8編。 [敗れし人々][流山の朝]のみ新撰組が主の話。 |
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☆1 | 大逆説!PKO軍、幕末争乱に突入す 1・2・3 | 志茂田 景樹/著 | 光文社 | カッパ・ノベルス | 1994.02 | 780 | 沖田総司 | 土方歳三 | 幕末 | 小説 | ||||
シュミレーション小説。安政6年〜鳥羽伏見の戦い。PKO軍が戦国時代から幕末にタイムスリップ。2巻から総司及び新撰組登場。PKO軍はどちらかというと尊攘派寄り。佐々木小次郎は総司をライバル視。 | ||||||||||||||
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☆2 | 大逆説!戊辰戦争 上・下 | 志茂田 景樹/著 | 光文社 | カッパ・ノベルス | 1992.01 | 750 | 河井継之助 | 沖田総司 | 戊辰戦争 | 小説 | ||||
シュミレーション小説。慶応3年10月〜。鳥羽伏見の後、会津(佐川官兵衛)・長岡藩(河井継之助)が中心に西軍となり東軍に勝利。総司は近藤とは甲府で別れ、土方ら(永倉・原田)と騎馬隊を編成しずっと行動を共にする。 | ||||||||||||||
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☆0 | 新撰組 上・下 | 白井 喬二/著 | 講談社 | 大衆文学館文庫 | 1995.03 | 840 | 新撰組 | 小説 | ||||||
上は安政5年、下で文久3年上洛〜元治元年。独楽師が主役。下でやっと新撰組登場。題名に偽りあり。新撰組なんてほんのお慰み。 | ||||||||||||||
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☆2 | 芹沢鴨の生涯 -新選組異聞- | 城井 友治/著 | 郁朋社 | 1988.02 | 1,200 | 芹沢鴨 | 新撰組 | 小説 | ||||||
天保4年〜文久1年〜暗殺。芹沢の悪名は、芹沢の幼馴染の下村継次(史実の芹沢の本名)が、芹沢の名を騙ったという設定。 | ||||||||||||||
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☆2 | 隠密ジャイアンツ | 新宮 正春/著 | 徳間書店 | 徳間文庫 | 1985.07 | 650 | 沖田総司 | 現代 | 小説 | |||||
『影武者ジャイアンツ』の改題。 総司の曾々孫が王監督率いるジャイアンツで活躍。 |
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☆2 | 死に損ね左之助 | 新宮 正春/著 | 新人物往来社 | 2000.05 | 1,900 | 原田左之助 | 新撰組 | 小説 | ||||||
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[死に損ね左之助]原田左之助の半生と、近藤の敵討ちに勝を狙撃する話。 [高台寺の間者]高台寺党にならっての追加脱隊事件から伊東暗殺までを、脱隊できずに果てた中村五郎と恋仲の女の義姉が河合耆三郎という設定で、服部三郎兵衛や大石鍬次郎を上手く絡めて。 [大久保大和の首]近藤の元愛妾であるおわかが、せっかく盗んだ近藤の首は偽首だったと気づき、その真相を探る。 [祐天斬り(新徴組)][清河八郎謀殺(益満休之助)] [上野寛永寺の錦旗(春日左衛門)]彰義隊異聞、 [慶喜要撃]姉小路公知暗殺の黒幕が慶喜で、その敵討ちに護衛の吉村右京は動く話。函館での土方の名前だけでる。全7編。 [祐天斬り][清河八郎謀殺]新撰組の名前だけ。 |
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☆3 | 勝敗一瞬記 | 新宮 正春/著 | 集英社 | 集英社文庫 | 1990.12 | 370 | 沖田総司 | 新撰組 | 小説 | |||||
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[近藤勇の首]流山で捕らえられた近藤が、替玉を身代わりにした後、平間重助に殺される話。 [坂本龍馬の眉間]龍馬暗殺は今井信郎らによるものだが、そこへ情報を流したのは、新撰組に罪をなすりつけようとする伊東だったという話。 [沖田総司の貌]写真1つ残っていない総司の話で、原田左之助と仲がいいが、土方とは少し疎遠であり、また土方からの薬は毒薬だったりする話、ほか全7編 [近藤勇の首]は、[大久保大和の首『死に損ね左之助』]の続編のような、前編のような話。 |
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☆3 | 西郷暗殺行 | 新宮 正春/著 | 徳間書店 | 徳間文庫 | 1995.07 | 520 | 斎藤一 | 明治 | 小説 | |||||
『戦乱軍記 頸を取る』の本名改題。[西郷暗殺行]ほか全5編 西南戦争で佐川官兵衛の特命を受けて、藤田五郎が西郷暗殺に向かう。 |
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☆1 | 秘剣口伝 | 新宮 正春/著 | 福武書店 | 1994.12 | 1,500 | 小説 | ||||||||
[斎藤弥九郎の青痣]せりざわのなが一度だけ、[高柳又四郎の鍔]伊庭軍兵衛の名が一度、[中村半次郎の小指]斎藤の名や新撰組の名がでる、ほか全6編 | ||||||||||||||
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☆0 | らんまん剣士 | 陣出 達朗/著 | 春陽堂書店 | 春陽文庫 | 1975.09 | 460 | 幕末 | 小説 | ||||||
文久3年〜。南朝鷹天皇を新選組が一時護衛するだけ。 | ||||||||||||||
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