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第6話 「楽日燃ゆ」 |
ストーリー
一座の仇の名が、覇者の首を持つ中居屋と、茨木蒼鉄の台本で明らかになるが、それと共に蒼鉄の覇者の首に対する企みも秋月に明らかになりつつあった。
そして、遊郭に立てこもった「天狗党」の鎮圧にイギリス軍が動き、それと同時刻に中居屋が放った刺客が再び一座を襲う。 |
感想
勝海舟が回想する中が、安政の大獄から始まる幕末の10年間の描写の中で、ほんのちょっとだけ新撰組が登場。
ただし、これと言った特徴あるシーンを取り上げてはいないし、名のある登場人物も居ない。
単に時代背景として出ただけといった感じ。もしくは、今後沖田が出るための、ちょっとした伏線かな? |
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第9話 「黒猫哭く」 |
ストーリー
慶応4年4月11日の慶喜の上野・寛永寺退去から、大村益次郎と西郷隆盛の上野総攻撃の相談へと歴史のシーンが続く。
また、江戸に向かうグラバーと共におりょうが横浜に到着し、龍馬の伝言を伝えるべく秋月を訪ねて潮座へとやって来た頃、新選組の一番組長・沖田総司は、江戸の町で官軍兵士と斬りあっていた。
そこへ現れ、沖田を助けた一人の男が、秋月だった。
後日、再び沖田の下を訪ねた秋月は、覇者の首の行方に新撰組が関わっているのかと、沖田に尋ねる。
そして、5月15日上野総攻撃の日、沖田が彰義隊へ向かうところで次回へ。 |
感想
沖田と秋月の出会いへと繋がるシーン。
なんだけど、まずは、沖田の髪型。
あれ一体どうなってるの? えらく分からん髪形なんですけど?
前髪なのか? あれ。
でも、全部の髪を後ろにまとめている中、あの部分だけ浮いたように、わざわざ横に流す描写にする必要性は、ないような気がするんだけどなぁ。
うーーん、不可思議な髪型ですわ。
ん、で。官軍兵士と3人と何故か斬りあっている沖田だけど、なんであんなところをうろついているのか謎いっぱい。
死に場所を求めて彷徨っている、とストーリー紹介にはあったけど、あんまり納得はいかないなぁ。
あんなところでうろうろしてるっていうのは。
とにかく1人斬ったところで、近藤の死を告げられ、そのショックでか喀血しちゃう。
まぁ、ストーリーにはお約束って感じ?
で、袖を斬られて危なくなったときに主人公の秋月耀次郎登場ですが、二人はどうやら顔見知りのよう。
今までそんなシーンは欠片もなかったのに、とか思っていたら、その直後二人の出会いシーンがありました。
それが、沖田が多摩の佐藤道場で稽古をつけているシーンで、三段突きが炸裂。
その後大人たちが知りごみをする中、相手に名乗りをあげたのが秋月だったわけですが、その秋月がどうにもえらく子供なんですけど。
一体何歳なんだろう? 十歳ぐらいに見えるけども。
それに流派が違う(筈な)のに、なぜそこにいるのか全く不思議。
あっ、そうそう。このときの沖田の髪型は、月代はあるけど全く普通でした。
ずっと、これならよかったのにー。病人だから髪が伸びたにしても、あれは変でしょう。
それからシーン変わったところで、4月30日とテロップでるけど、じゃあ、秋月との出会いのシーンは一体何日なんだろう?
あの時点で、近藤が処刑されてるってことは、4月25日以降ってことでしょ?
おんなじ日じゃないのかな?
でも、わざわざここで、日付が入るって事は別の日なのかな?
そして、千駄谷で定番の黒猫が出てくるけども、あの黒猫は実態でないみたい。
沖田が斬りつけるけど交わされて、結局咳き込んじゃうんだよなぁ。
あの黒猫は秋月には実際見えてるんだろうか?
それから、近藤さんの斬首、土方さんの北行き、原田の彰義隊参加を、秋月から聞いて、「自分で死に場所を決めたい」って泣くんだけど、なんだか違うなぁ。
一人で泣くならともかく、秋月の前で泣くっていうのが、いまいちピンと来ない。
それほど親しい間柄には感じない(失礼)秋月の前で、そんな醜態を見せるとはとても思えないんだけど……。
それに「志半ばで倒れた龍馬の心中も」というのも、なんだか変。そこまで親しい間柄だったのかな? 龍馬と沖田は。
土方さんはもう少しアップにして欲しかったなぁ。ロングショットでよくわかんなかったよ(涙)
近藤さんや原田さんは、しっかりアップになってるのにさ。
で、秋月が沖田の下へ現れたのは、「覇者の首」の在り処を確かめるためで。
秋月が坂本龍馬の用心棒になった経緯は、「覇者の首」気配が龍馬のそばにあり続けたため、秋月は龍馬の用心棒をしていたけども、その気配がなくなりそばを離れた途端、龍馬が暗殺されたという次第で、近江屋事件の回想へ。
そして、沖田は首のことなど聞いたことがないって否定。
ま、新選組内部のことで、沖田が知らない話ってないよね。
5月15日
上野での戦争が勃発し、秋月が沖田の下へ訪れたら、沖田はそこにはいなくて。
沖田が隊服を着て、上野へ行くところで次回かぁ。 |
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第10話 「上野陥つ」 |
ストーリー
慶応4年5月15日。上野・寛永寺で、彰義隊と官軍がぶつかり合い、その戦場に向かおうとする沖田を食い止めようとする秋月。
そして、官軍のアームストロング砲と共に、おりょうが江戸へ。
幻の黒猫が沖田を死へと誘い。
そして、仇討ちが終わったはずの、解散を決めた一座の下へ戯作が届き、仇討ちが失敗していたことが分かるのだった。 |
感想
5月15日、未明。雨の降りしきる中、上野戦争が勃発したけど、まだアームストロング砲は横浜に。
そんな不確かな状態で、戦を仕掛けるものだろうか?
そして、隊服を着た沖田が、寛永寺に向かっていくんだけど、あれでは見つけてくれといっているようなもの。
まぁ、隊服は新撰組の象徴でもあるから、映像にするときには使いたいのは分かるけどねぇ。
咳き込み喀血しながら上野に向かう沖田と、それを阻止しようとする秋月の対決というある意味クライマックスですね。
でもこの辺、ちょっと違和感がありました。
いや、沖田が邪魔立てされたからといって、その理由で人を斬ろうとするか、と。
それに、こう言っちゃなんですが、相手の力量を見誤るほど、腕も目も落ちてはいないと思うのですよ。
その間にも、寛永寺への砲撃は強くなっていって。
そして、血を吐き倒れこみそうになる沖田の背に、秋月は一撃!
でも、沖田を止めるためとはいえ、刀の柄で背中を叩いたりしたら駄目じゃん。
沖田は病人なんだよ〜〜。気をつけてよね!!!
ここで、場面が変わって、榎本鎌次郎の動きが不穏と、勝海舟の元へ知らせが入ったりするんだね。
幕末のこういうエピソードが、上手く取り入れられているとは思う。
ただ、どこまで各キャラが、実際のエピソードと共に、生かされるか。そこんところが大事だと思う。
一座と別れたおりょうは、アームストロング砲と共に江戸到着し、形勢は一気に官軍へと。
そのおりょうは、陥落した寛永寺から逃げ出した彰義隊にかかわり、龍馬の早すぎる死を嘆くけれど、龍馬が生きていれば上野戦争の惨劇は、回避できる出来事だったろうか?
そして、迂闊にも彰義隊を斬る兵士に、沖田の元へ行く秋月が目撃されてしまって。駄目じゃん、秋月。
でも、秋月は一体何処へ行っていたんだろう?
沖田を千駄ヶ谷まで、連れ帰ったのは秋月だろうに。
山岡が死んだであろう益満を探すシーンや、翌年の大村益次郎の死のナレーションは、幕末好きにはいい感じかな。
私なんかも新撰組を離れると、エピソードが細切れで繋がらないことがあるから。
秋月に手加減なしの立会いを望む沖田。
最後だってわかってるなかな?
子供の秋月との立会いシーンの回想。子供相手に手加減なしなところがいいなぁ。で、悔しそうにする秋月を見下ろす沖田の表情がいいですわ〜。
そうそう。この時の沖田の髪型は月代ありですけど、この沖田ならその方が似合うよね。
今の髪型はすっごく変。病人で髪を剃らないにしても、あそこまで伸びないでしょう。
あ、そういや、病気のときに、頭に巻く紫の鉢巻(?)みたいな感じですよね、あれって。
沖田と秋月を探す兵士がいるけど、そんなに自信があるのかなぁ? 剣の腕に。向こう見ずだと思うけど(笑)
ああ、立会いはさすがに木刀か。
そりゃそうですよね。真剣でなんかしたら、危ないものね。
結局、秋月に軍配か。ま、仕方がないか。
咳き込み喀血する沖田の前に、また幻の黒猫が現れたよー。やだー。
やっぱり、黒猫は死の象徴ですか。
黒猫が消えうせ、そこに現れた官軍の兵士になって、沖田が捕まっちゃったーー。
この時の沖田の心境って、いったいどうなんだろう?
兵士の腕を掴んでいた手が生を諦めて、するりと落ちていきそうのなったように感じたんだけど。気になるー!
そんな危うい中、秋月が戻ってきて、間一髪間に合ってよかったー(ほっ)
でも、沖田を抑えていた兵士も馬鹿だよねぇ。そのまま沖田を抑えていれば、いい人質になったのに、刀を抜こうと沖田を放すから、斬られちゃうんだよね。
秋月の腕の中ーーーー!!!
あーん、やっぱりそういうシーンは、ありえないけど土方さんの腕の中限定にしていただきたい!!
しかし! お約束の「歳さん」って、言葉が出ました!
よっ、待ってました!
「先に行っている。近藤先生と待っているから」か。
うっふっふー。ということは、土方さんの出番も決定ということでしょうか!(喜)
ああー、しかし、秋月の腕の中で息を引き取る沖田は、もったいない!
せっかくの萌えシチュエーションなのに〜。
掛けられていたた隊服が落ち、沖田の辞世の句といわれるのを出す辺り、心憎い感じはします。
でも、おりょうに探られる沖田の居場所ではないと、思う。
そんなに簡単に探し出されたら、とっくに官軍が押し寄せてるよ。
仇討ちを終えた(?)一座は、一度解散を決定したけど、最後になって、メインキャストの戯作者・茨木蒼鉄が、おりょうに一座への戯作を届てもらい、仇討ち相手が生きていると告げて、一座の解散がなしになるんだよね。
でも、この一座の仇討ち芝居の話って、座長がヒロインってだけじゃなく、必要なものなんだろうか?
今のところ、よくわかんないんだけどなぁ。 |
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第16話「同行四人」 |
ストーリー
戦線は北上し、奥羽越列藩同盟は瓦解寸前、新政府軍は会津藩を包囲し、会津藩は母成峠から敗走、松平容保は篭城を決意する。
月涙刀と共鳴するもう一本の月涙刀を手に入れた座長と秋月は、米沢への間道を抜けている途中で、追われていた白虎隊の隊士一人を助ける。
そしてもう一人、土方は米沢に援軍を求めるために、この場所に現れたのだが、白虎隊の隊士・後藤惣之助の行動に不審を抱きつつ、4人は米沢への道を同行する。
米沢で姉と最後の再会をした後藤は会津に戻り、土方ら3人は仙台へと。 |
感想
おおっ! 土方さん初登場!!
しかもそのシーンは、逃げ出した味方兵を斬るシーンですかっ!
いつでも格好良く登場するお方ですね。
そして、本来は宇都宮でのシーンのはずですけど、これは致し方ないですかね。
城下で白虎士中二番隊とまずは初顔合わせ。このうちの一人と今回関わるわけですね。
そんでもって、追われていた白虎隊を助ける秋月らの前に現れた土方さん、カッコいいよ!
結局秋月と二人で、相手を全滅させちゃうしっ。
でも、この二人京都でも会ってたんだー。
今までにそういうシーンの回想が全然なかったから、なんだか唐突な感じは受けるけども。
それで、秋月が唐突に沖田を看取ったことを土方さんに告げるわけだけども、この時の土方さんは静か過ぎて痛い感じ。
今までの時間に、沖田の死をどう昇華したんだろうか?
でも、まだ沖田の言葉を伝えてないよね。いつ伝えるのかな??
それにしても、土方さんが誰も連れずに一人で米沢に向かうなんてことはありえないだろうけどねぇ。
結局後藤は米沢に嫁いだ姉に会うためとは、よくこの時点で土方さんは斬らなかったな。
秋月は土方との京都での遺恨に決着? それって何?
え? 秋月の兄が池田屋で斬られた?
そりゃ、嘘だろう、って思ったら、やっぱりね〜。
人目を引くお芝居ですか。しかし、そんな危ない橋をわざわざ後藤のために乗る土方さんではないと思うけどなぁ。
ふ〜〜ん、なるほど〜。「総司もお姉さん子だった」って?
後藤に沖田の影を見ていたわけね!! それなら許す!
沖田に甘い土方さんって、激ツボですもの。
後藤の名前の惣之助というのも、沖田の名前のもじりってことね。
日付は8月21日の母成峠から、8月25日の米沢城下入りまででかしら。 |
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第17話「議無用なり」 |
ストーリー
仙台へ榎本艦隊を見詰める秋月と土方の元へ、島田らがやってくる。
土方は青葉城での軍議に参加するも、話にならず席を立つが、ここで榎本の名代と名乗る茨木との初対面が。
その影で覇者の首の殲滅というパークスの命を受けた暗殺隊が動き出し、刀に選ばれたという自覚を持った座長を秋月は突き放す。
茨木の真意を尋ねるために訪れた土方。そして、その土方に自らの意思で榎本艦隊に乗船したい、という署名を迫る茨木であった。 |
感想
ほえ? 島田と相馬、先に仙台に来てたの? なんで?
土方さんを放って、なんで先にこっちに来てんの? 普通一緒に行動でしょ?
それに、何でここに土方さんがいるってわかったのさ。
荒事の似合う歌舞伎者が一人似合う同士が、土方さんってわけね。
しかも団十郎ときたものだ。
「彼らを収容」って誰のことかと思ったら、新撰組のことよね?
隊服を着た人たちが、榎本艦隊を見る人の中に混じっていたから。
青葉城に登城する土方さん、カッコいい!!
正面からの顔が素敵〜。もうほんとに男前なんだから〜〜〜!
恭順に傾く中、「潔く死に花を咲かせましょうか」って言い切って、出て行っちゃう。
おっ、土方さんの稽古姿。凛々しいですね〜。
思わず回想なのに髪が短いの? とか思いましたが、回想ではなかったよう(笑)
でも、できたら稽古に隊士全員防具はつけて欲しくなかったなぁ。それは無理かしら?
島田と相馬もいい味出してますね。これからも出番はありそう。
ですが、そんなに気になるんですか〜、土方さん。茨木蒼鉄が。
でも、それで隊士を突いちゃったりしたら、気の毒ですよぉ。
しかし、土方さんに断わりもなく、榎本艦隊に乗りたいって言う隊士たちはいかがなものかと……。
それはそうと、土方さんは「仕えた主君のため命を落とす」って?
う〜〜ん。土方さんには似合わない考えだと思うんだけどなぁ。
土方さんは徳川なんかのために戦っていたんじゃないと思う私は可笑しいのかな?
それに茨木に押さえられる土方さんって嫌〜〜!
ん? 開陽丸はどうなったのかな? あの煙は一体? 単に土方さんを迎えるための祝砲? それだけにあの4人組が逃げてくの?
ああ、近藤や新撰組のために戦い、それがなくなった今はその対象を徳川に置き換えてるだけか。それならば少しだけ納得できるかも。
9月3日に仙台城での軍議だから、その後数日ってところかな? |
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第18話「宿命哀れなり」 |
ストーリー
部屋に篭っていた榎本がようやく皆の姿を現したそこへ、英国の暗殺隊が襲撃するが覇者の首の力の前には無力だった。
土方は開陽丸に乗船するが、将たる榎本の腹の底が見えず。
そんな折、開陽丸に英国艦が突進し船上での戦闘になるが、それを榎本は逆手にとって兵士たちを掌握。
覇者の首に操られた座長に斬られた秋月は、海へとその姿を消してしまう。 |
感想
秋月と座長の宿命が同じだとは思えないし、本当にそうだとしてもその宿命だけで座長が行動してるとは思えないんだよなぁ。
絶対恋心があるでしょ。
ええ〜〜、秋月だけでなく座長も乗船ってな、無謀だろう。どうやって紛れ込んだんだ?
それに暗殺隊が来て戦闘になってるときに、土方さんは一体何してたの?活躍がないなんて寂しいよ〜〜。もっと出てきて!!
それと、高麗の里の存在意義は一体なんなんだろ?
必ずしも「永遠の刺客」はここの出身者ではないようだし(徳川家康もだし、それ自体も知らなかったようだし)
もう一本の月涙刀の意味も知らないなんて、存在価値あるのだろうか?
仙台出航の時期として、日付は10月12日かな。 |
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第19話「赫逆の五芒星」 |
ストーリー
秋月を殺したと思い夢に魘されていた座長だったが、秋月生存を茨木に告げられ希望を見出し、高松凌雲が治療を施す箱館病院で一座の者と再会を果たす。
旧幕府艦隊は蝦夷地に上陸し、松前藩攻略の準備を整えつつある中、松前藩が組織した遊軍隊がそのかく乱を狙うが、座長らに阻まれ失敗。
そして、陸奥の国に流れ着いた秋月。 |
感想
高松凌雲や大鳥圭介も登場ですね!
いやぁ、大鳥さんの出番あるのかなぁ? なんて心配していたんですけど(笑)
でも、ほんのちょろっとだけだったけど、今後出番あるんでしょうかね。
あ、続きを見たら出番ありそうですね。なんとなく、ほっ。
で、その行軍を見ていたのは、狼かな? 随分優しい穏やかな顔つきだったけど。
市村鉄之助も出番ありですか。まぁ、有名だからねぇ。
だけど、市村に座長の世話をさせる必要あり? そこまで、土方さんが世話する必要があるとは思えないけど……。
そんでもって文句を言いながらも、女である座長に赤くなるんだね、市村は。ま、ちゃんと世話もしてるけど。
なんで、茨木は秋月が生きていることを知り、そして生きてほしいと思えるのでしょう。敵対していたはずでは?
座長も座長で、茨木の一言で秋月が生きていると思えるなんて、おめでたいよなぁ。
しかし、茨木はわざわざ一座を呼び寄せて、何をさせようって言うんだろう。
それにしても、座長の変わり身の早さにびっくり!!
度胸というか覚悟を決めたところで、剣の腕がそんなに簡単に上がるとは到底思えないんだけどね。可笑しすぎでしょ。
高松は、芝居も治療法の一つみたいに言って、茨木を褒めるけどそんな訳ないと思うぞ〜。
あ、あれ? 松前に向けて出航した回天と蟠龍のどちらかに榎本乗ってる? 榎本の乗るのは、開陽丸じゃないの? う〜〜ん、不思議。
日付としては、鷲ノ木浜に到着が10月20日。松前攻略に出発したのが10月28日。 |
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第20話「波浪ありて」 |
ストーリー
松前攻略の半月前、陸奥に流れ着いた秋月は、海女の一人に助けられていた。
そこで暮らし秋月が悟ったことは、海女が言った「なくならないなら、自分から知ろうとした」ということ、であった。
松前城攻略は天を操るかのような榎本の采配の下成功し、入れ札により諸役が決まり蝦夷共和国が誕生。
しかし、茨木の描く舞台の幕は、まだまだ先。 |
感想
秋月が背中から胸元に貫かれた(包帯箇所は胸元より下だけど)のに、生きているって凄いですね。ま、そこが主人公たる所以でしょうか。
しかし、出された飯も食わずにいる秋月って、どうかと思うなぁ。
覇者の首を討たねばならぬ「永遠の刺客」としては失格だと思う。
たとえ、座長に斬られたのがショックだとしても。
箱館病院で二人の患者が敵で、刀を抜いていがみ合うその二人の間に、座長が割り込んでいくんだけど、前回からの座長の変わりように、違和感を感じます。唐突に強くなりすぎだよ。
いや、精神的にはそれでよくても、腕前が上がりすぎてついていけない感じ。
坂本龍馬と秋月の関わりは、何度見せられても不自然に感じる。
たとえ龍馬が覇者の首の不穏な力を抑えておける男だったとしても。
松前での吹雪のシーンが圧巻でした。
激しすぎて映像が真っ白すぎた場面もありましたけどね。
しかし、松前城の搦手門攻略を描いてくれるのは嬉しいのだけど、あれを突破したのは榎本からの砲撃だったと言うのは納得いかないなぁ。
土方さんの「榎本を信じる」って言葉も呟いて欲しくないし、あそこは土方さんの策略で突破していただかないと。
それに開陽丸沈没は、まるっとスルー??
そりゃ、覇者の首が天さえも操れるなら、開陽丸沈没はあっちゃいけないだろうけどさ。
そうそう。土方と共に城攻めに加わっていた男は、秋月を助けた海女の戦いに身を投じた夫で、怪我をしながらも海女の元へと帰っていくのね。
ご都合主義だけど、これは仕方がないか。
松前城攻略が11月5日。入れ札(日付は諸説あり)と祝賀会は12月15日。 |
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第21話「海峡渡る」 |
ストーリー
横浜で共和国軍海軍奉行・荒井郁之助と新政府軍の黒田了介が密会し、黒田はストーンウォール号を手土産に蝦夷に渡ると言う。
そんな上手い話に乗り気になった共和国幹部らを諌めたのは茨木であったが、土方は黒田の要望どおりに3隻の船を率いて宮古湾へ出向く。
しかし、やはりそれは黒田によって、巧妙に張り巡らされた罠であった。 |
感想
やっぱり開陽丸は座礁してたか。
でも、そんなシーンは全くなかったよなぁ。ちょっと端折りすぎじゃない?
ちゃんと描かないと歴史に詳しくない人間は「?」マークになっちゃうよ。
で、何故か沈んだ開陽丸にガトリング砲が搭載されていて、それを運び出す手助けをしたのが黒田了介な訳ね。
だから密会もするし、蝦夷に行きたいと言えば、鵜呑みにもしちゃうわけだ。
秋月の師匠の聖天と勝海舟・西郷隆盛との接点は何だろう。
う〜〜ん、覇者の首が二人に取り付こうとしたとき以来の、ってことなのかな?
それで、聖天が二人に頼んだのが秋月を蝦夷へ渡すと言うことで、黒田が地図の蝦夷の部分を撃ってるところを見ると、黒田の蝦夷へ投降すると言うのは嘘!?
冒頭で、なんで甲鉄に秋月が乗ってるの? と思ったのはこの流れでなんとなく納得できたけど。
しかし、秋月を蝦夷に送るのに3ヶ月も要するなんて、不自然極まりない。もっと早く行けるだろうに。
ストーンウォール号を受け取りに宮古湾まで来いってのも、不自然だよなぁ、如何考えても。
それでもその危険を承知でも、欲しい代物なのだろうけど。
でも、なんでこの重要な場面に榎本は登場しないのか。登場して意見を言ってしかるべきだと思うんだが。
ああー、黒田の投降は、やっぱり嘘で罠だったのね!
黒田の策略で逆に共和国の船を乗っ取って、箱館を襲う手筈だなんて。
ちょっとーー!!! こんな宮古湾って如何よ!!
そりゃないでしょ! こういうアニメでもやられちゃうって、ホント腹立つ!
しかも、そのやられ方が嫌だ。騙されるだけで良い所がないじゃないか。
宮古湾まで自主的に襲いにも行かず、誘き出されてやられて逃げるだけなんて。
罠かもしれないんだから、せめてなんかの策ぐらいは、弄していて欲しかったなぁ。
土方さんは秋月に助けられ回天に戻り、秋月はその回天で蝦夷へと渡るけど、そんなに簡単に秋月を連れて行っていいの? 土方さん。
秋月に対する土方さんの信頼の掛け方がよく分からん。
あ、それと黒田が鉄砲で狙った相手って、秋月なの? 土方さんだけ狙ってもいいと思うけど。それなら西郷の言いつけも守れるだろうに。
で、蝦夷共和国に覇者の首がある割には、あんまり有利に働いてるようには思えないけどなぁ。
もうちょっと土方さんたち側が楽しいように、相手をぎゃふんと言わせるような奇想天外な話にしてもらえないだろうか。
今回の日付は、3月25日の宮古湾海戦と前年の12月。 |
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第22話「北の邂逅」 |
ストーリー
新政府軍の奇襲を受け、榎本と土方が戦場に向かう。
そこへ駆けつけ榎本を襲う秋月は、「己の宿命を知るとき」と茨木に連れてこられ、再び月涙刀に操られた座長に止められてしまう。 |
感想
宮古湾海戦を、真実は土方歳三拉致計画だったと、言い切ってしまう辺り凄いなぁ。つか、土方さんがストーンウォールを引き取りに来るって、相手にはわかんないと思うけどさ(笑)
再び登場の箱館病院で土方さんを襲おうとした遊軍隊(だっけ?)。
それが、旧幕府軍砦「北の関」を襲って、新政府軍を引き入れ五稜郭に攻め込むんだ。
ほう。榎本自らの出陣ですか。前回出番全くなしだったからねぇ。
この辺で覇者の首も活躍しとかないと、ってところかな。
奇襲作戦の場に駆けつける土方さんはカッコいいけど、こういう場面でいつも思うこと。
それは、頭となる人間が真っ先に敵陣に突っ込むって如何よ? ってこと。
だって、絵にはなるけど危ないよぉ。実際にはしないんじゃないかと思うんだけどなぁ。
土方さんは、とうとう榎本に取り憑いた覇者の首の存在を知ったようだし、これからの土方さんの動きが楽しみではある。
こっからは、座長のこと。
秋月を探しもせずに、病院で働いている座長って……。
それどころか、芝居を旗揚げするなんて。なに考えてんだ? と言いたくなる。
それに、なにも市村に座長に対する恋心のようなものを、抱かせなくてもいいとも思ってしまう。
そして、覇者の首を討つ側の秋月に対し、茨木は討たれる側だって知っているはずなのに、何故そこまで茨木を信じられるのかがずっと疑問。だって、座長は秋月を好きなんでしょ? 宿命が如何のと言う前に。
で、結局秋月は座長に止められ、榎本を殺せないのか。史実では確かにここで榎本は死なないから当たり前だけど。
でも、話としては最終的に覇者の首は封印されるよねぇ? 榎本を殺さず、どうやって封印するんだろうか?
しかも、座長はまたしても操られたまま。それで、己の宿命をどうやって知るっていうんだろう。
座長の宿命は榎本(=覇者の首)を守ること? それなら、以前秋月を斬ったときに判っていたはずでは? 今更何を言ってるの? という感があるけど、秋月も同じ宿命で、それを気づいていない秋月を導けと?
操られていたのに、茨木の言葉だけを鵜呑みに出来るところが、理解できないのよね。
二つの刀が刃を交えて、その衝撃で雪も人も吹っ飛ぶって有り得ないけど、そのおかげで申請軍の奴らは逃げ出していくんで万々歳?
座長の芝居、何の芝居だ?
榎本も言った、「我が命、共和国のために」と言う言葉がキーワードのようだけども。
そんでもって、こういうリンクをさせたいがために、座長は一座の座長なのだろうか?
榎本の演説は、とても騒乱と混沌を巻き起こす覇者の首の言葉とは思えない。これならば、操られていてもいいんじゃない? なんて思えるよ。
というか、もっと世の中を混乱に突き落とすのが、覇者の首だと思っていたのに……。それだけではないのね。
でも、それなら尚のこと龍馬はよくて、榎本が覇者の首を持っていたら駄目な理由がないと思うんだけどなぁ。 |
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第23話「箱館はあかく」 |
ストーリー
覇者の首に取り憑かれた榎本暗殺を果たせなかった神無ら特殊部隊は階級を剥奪されるが、己の誇りを取り戻すため、箱館を目指した。
五稜郭地下の広大な隠し部屋では、再び覇者の首の存在を間近にした土方は「妖かしで戦には勝てぬ」と。
その土方を一蹴し、榎本と茨木が目指すものは世界と豪語する最中、現れたのは神無らの特殊部隊だった
しかし榎本の前には、銃も弓も役に立たなかった。 |
感想
双子の兄を失ったクイーンが、神無へ「痛みを分けてあげる」か。まだ、こういう方がいいな。宿命だのなんだの言うより、よっぽど。
ナイトと土方さんの一騎打ちはなかなか良かったけど、もう少し盛り上げて見せ場を作ってくれても良かった気もするな。ナイトをもっと強くしてくれなきゃ。
片方の剣は早々に叩き落されるし、次には剣を折られるしで、その辺イマイチ。
もっと手強いナイトを倒してこそ、土方さんの格好良さが際立つのにさ。
しかし、地下の秘密部屋だというのに、特殊部隊に乗り込まれるなんて駄目じゃん。
それにしても、弱いなぁ、特殊部隊。もっと強いと思ってたけど……。
神無はどうなることかと思っていたけど、榎本に唆されて自分を置いて逃げるクイーンに母を重ねて、殺してしまうとは……。
そんで、それ故に自殺するところを止められ、「共に戦いましょう」って言われてたら、逆らえないよねぇ。
ただ、あの場にたぶんジャンヌ・ダルクに扮した座長がいることは、?マークだけどね。 |
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第24話「色は匂へど」 |
ストーリー
覇者の首の力を目にした土方は、土方にとっても敵だと確信し、それを秋月ではなく自分の手で、排除する手段を選ぶ。
その中で、市村に自らの写真と、勝海舟への手紙を託して、落ち延びさせる。
そして、新政府軍による総攻撃の日、土方は神無の凶弾に倒れる。 |
感想
土方さんの写真撮影から始まるなんて、いいわ〜〜v
そして、二股口の戦いが出ました〜〜v
カッコいいぞ〜!! でも、一瞬で終わっちゃったけどね(笑)
座長の可笑しさは、団員にもわかってるのに、座長一人わかってなくて、踊らされてる感じが嫌だなぁ。
まぁ、座長だけでなく、大鳥とかだって、踊らされてるというか、操られている雰囲気たっぷりだけど。
座長の敵討ちの事件と同じことが繰り返されているのを、座長が正気に戻ったときに問い詰めたい気分。
共和国に加担しなかった商人たちを、捕まえ連行するシーンなんて、見てて嫌な気になったし、それをなじる民衆もも有り得んよ。
はぁ〜〜〜? なんじゃ、こりゃ!?
五稜郭が所謂鉄(?)に全体を覆われるって、どういうこっちゃ?
いきなりSFになるなよ〜〜〜!
つうか、ここまで何でもありな設定なんて。
覇者の首に、ないものまで作り出せる力があるわけ?
それにしても、五稜郭だけ鉄壁にしたってどうしようもないのに……。
土方さんは一本木関門で撃たれて落馬か! と思えば、違っていて敵を滅多切り!! 一人大活躍でしたね!
でも、敵が全滅するだけじゃなくて、味方すらいなくなっていて、あれぇ? と思ったら、神無にやられちゃうのぉ〜〜。
そんなのないよ〜。しかも、相討ちじゃなくて、一人死んじゃうなんてぇ。
秋月もせっかく駆けつけてきたのに、土方さんを助けられもせず、なにやってんだか!! ぷんぷんっ。
最後に土方さんが呟いた言葉で、総司が先だったのは、嬉しかったけどさぁ。
「総司、近藤さん。今……」の続きは、「行くからな」なのかなぁ?
それにしても、とっても納得いかない土方さんの死だ。
今回は明治2年4月9日、13日と、5月11日。 |
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総 評(?) |
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はぁー。結局なんだったんだ? という後味が残るアニメでした。
幕末好きでなかったら、逆に楽しめるかもしれませんが、好きな方にはお薦めできないアニメですね。
結局、気に入らなかった点ばっかりが目に残った感じです。
1つ目。坂本龍馬と秋月の係わり合い。
覇者の首を封印するのが秋月の宿命ならば、たとえ龍馬がどれほどいい男であっても、それに関係なく封印するべきだろうと思う。
覇者の首に操られて、狂わないとは限らないのだし。
その上で、倒すはずの龍馬を覇者の首を手放したから、その龍馬を守れなかったと言っても、龍馬の意思を継ぐとかという話になるのは可笑しいと思う。
そういう意味では、幕末で人気のある龍馬を引っ張ってきて、視聴率アップを狙ったとしか思えない。
2つ目。沖田総司の扱い。
如何考えても、沖田登場のあの2回分は、要らなかったと思う。
ストーリーの展開上、なくても全く問題ないと思える。
結局、沖田の死を土方さんに伝えることはあっても、その肝心の伝言を伝えたシーンはなかったし。
まぁ、そうは言っても、沖田が出なければ出ないで、きっと文句は言っただろうけどもね。
だから、これは沖田登場を見た贅沢に他ならないのだけど。
3つ目。龍馬が死んだ頃の京都の描写がほとんどない。
つまり、主人公の秋月と沖田や土方さんの接点が見えないので、土方さんがあそこまで秋月を庇う理由のようなものが見えてこない。
もう少し、京都時代の回想を出して、主人公と龍馬や新撰組との係わり合いを描いたほうが良かったんじゃなかろうか。
4つ目。土方さんの死。
土方さんの死は、当然避けては通れない話だけど、あの死に方は納得いかない。
せめて相討ちになって欲しかったし、更に欲を言えば榎本に刃を直接向けて死んで欲しかった。
5つ目。榎本が生き残ってる。
覇者の首の操られていた榎本が生き残って、阻止しようとした土方さんが死んだのが、納得がいかないのよね。
いや、史実として榎本が生き残ってるんだから、そうしないといけなかったのはよく分かるんだけど……。
6つ目。座長。
これは、ねぇ。
最後、扇動する役目があったとはいえ、居なくても全く問題なかったんじゃないか?
座長の話がなかったら、それこそ前半部分全部カットできる気がするんだけど?
それぐらい、どうでもいいキャラでした。
という訳で、土方さんが覇者の首に操られていたと言う方が、ストーリに無理がないと思うのは私だけ?
楠誠一郎の『妖珠の覇王』のように、土方さんが悪役でもいいからさ。
私だったら覇者の首に取り憑かれるのは、榎本じゃなくて土方さんにするなぁ。
理由は近藤さんが新政府軍に斬首されたから、その無念を晴らすため。
で、覇者の首の力を持って、沖田を死の淵から救い、共に戦って共に散る。
沖田に土方さんを看取ってもらって、覇者の首の力を貰えなくなった沖田も、土方さんを抱きしめながら死ぬの。
そんなストーリが見たかった!
沖田のことは、もう完全にドリーム入ってますけども、そんな展開ならば土方さんの死も覇者の首封印と共に訪れるわけで、主人公に殺されるんだから、ある意味納得できたんだけどな。
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