嵐を越えた。
虹を見た。
星を見た。
空を飛んだ。
歌を聴いた。
大騒ぎした。
島を見た。
笑った。
騒いだ。
夢を見た。
笑った。
泣いた。
おれたちの足跡はそこかしこにある。
それらを全て紡いだらひとつの世界になった。
さあ、どうしようか。
おれは再び夢を見たので海をゆく。
地図にない島を見つけるために私は行く。
見つけた夢から歩き出すためにおれは戻る。
まだ夢はかなわないからおれは海をゆく。
同じ地図を手に歩き出す平行にもしくは放射線状に。
海賊の、もしくは自由を手放した者の七つの足跡はいつか
七つの方向それぞれの地図を作るだろう。
そして世界ができる。