「だーもうイライラするっ!いっつもいっつもお前ばっかモテやがってぇー!!」

「別に。それにお前はモテなくて良い。」

「なんだよそれっ!嫌みか!?確かに俺にはひまわりちゃんがいるけど!
ってぇかその命令形やめろ!何でいつも言い切るんだよッ!」


いつもの調子で、一人ハイな四月一日。
俺は、実はこの状況を楽しんでいて。四月一日はそれを気付いてはいなくて。


そう、密かに俺が、笑んでいることも。

きっと知ったら「何が楽しいんだよ!笑うな百目鬼ー!!」とでも
怒鳴ってくるのだろう。
それはそれでまた、良いが。そこまでは俺もしない。



…モテると、言うことは。

たくさんの人に、必要とされると言うことだ。

求められてしまう。
そんなのは、俺は嫌だ。


あの時お前が消えない方を、選んだ。俺にはそれだけ大切で。

だから。



「俺が求めるから、それで良い。」
「…は?」

「他の奴に必要以上に求められない方が良い。」

「…意味わかんねぇ。」



お前のことは

俺だけが好きなら、それで良いんだよ。



そして今日も、いつもの調子で進む時。
気付かれぬよう微笑む俺と、怒るお前。









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6巻読んで。どうせなら四月一日×ひまわりちゃんとかかけよって話だ(笑)
なぜかぱっと出てきたので、それに手を加え少し長めにして。

百目鬼は漫才(笑)楽しんでると思います。
怒鳴る四月一日に愛しさ感じてると思います。って、これは私かな(ぇ

メガネキャラにはまりやすくなっている今日この頃。

執筆 06/05/16 UP 06/10/06