なぁボスよぉ 俺はいつまでもついていくぜぇ? また眠りにつくんなら 覚めるまでまた傍にいるからなぁ なに、8年待ったんだ そんなの大したことじゃねぇ 闇に落ちるというのなら 地の果てまで 奈落の底まで 堕ちてやるよぉ だからいらねぇなんていうなよ 俺はお前だけに 俺はお前だけに ただ、 お前だけに 着いていくから
「スクアーロー!」 なんだぁ!?そんなに大声で呼ぶんじゃねぇ! 「別にいーじゃん。だってそうしなきゃスクアーロ無視するしっ!」 はぁ?毎回呼ばれるこっちの身にもなれぇ!う゛お゛ぉい! ちらほらいた生徒は、こっちを見ているし。 俺といて、友達とかにはなんにも言われねぇのかぁ? わざわざ俺に絡む、此奴の気が、しれねぇ…。 でも、本当は、嬉しい。 俺といないほうが此奴は幸せに生活できるだろう、と思っても。 それでも、それをわかってても、一緒に居てくれる此奴が。 とてつもなく、好きだ。 最近気付きたくもないのに、気付いた事実だ。 …としても。 悔しいからありがとうなんて 絶対、言わねぇぞぉ…! 好きだなんて、もってのほかだ! ただ…。 お前を突っぱねるようなことは控えるようにしてやる。 できるだけ、お前みたいに、俺も、お前のことを、受け入れてだなぁ…。 「一緒にお昼、食べよーぜ!」 手始めにこんな、少しのところから。
「…いてぇ。」 殴られた箇所が。 骨でも折れたのではないかというほどに じんじんと 熱く 脳裏に激しい感覚。 「いてぇぞぉ…」 けれどむしろ、心が痛かった。 苦しい。吐き気がする。 ”お前に期待なんてしてねぇんだよ” 必要ないんだと 言われたような そんな そんな 言葉に それでも傍にいたいと思うのは、あまりにも大欲。
「っ…。」 殴った箇所を押さえ、 出て行ったと言うよりは追い出した相手を 今更ながら自分は。 期待なんか、していない。”お前に期待なんか、” あるのは現実と成果と 笑っちまいそうなくらい可笑しな恋情 殴られた瞬間と言うよりは聞いた瞬間 耳にしたときの彼奴の顔が離れない。 それでも傍にいて欲しいという思いは確実に我欲。