「ひーなたっ!」


「わっ!キ、キバくん!び、びっくりした…」
「あーわりぃ。突然抱き付きたくなってなーヒナタみかけたら。」


「!? で、でもっこんな道で抱き付かれたら…は、恥ずかしい…」
「大丈夫だって。気にするほどみてねーよ」



そうはいっても
本当はみられてんのは俺もわかってる。

少し恥ずかしいけど。

こうして、ヒナタは俺のもんだって見せつけたくて。



独占欲にまみれてる
駄目だなって思う

でもヒナタが好きだから

誰にも、渡さない



…本当に、愛しく思う。





―つってもヒナタは、そんな事思ってるなんてしらねーだろうなー…

汚い俺の心など。
知るよしもなく、純粋な、ヒナタ

少し後ろめたくて
必死に悟られないよう気にしてる俺




「なぁ、ヒナタ」
「な、なに?キバくん」


「キスしてぇ…いいか?」


「えっ…あの…その……い、いい、よ。」

「ヒャッホウ!やったぜ!じゃ、横向いて。」


後ろから抱き付いたままで、キス
少し触れるだけの

でもそれだけで幸せで




好きという気持ちは真実。

たとえ隠している心があっても
絶対に変わらず本当だ



だから
信じてて



まだ
秘めたままの独占欲

いつか知られる時が来ても
愛しい想い故だって



ヒナタが

好きだからだって事を











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お風呂で急に出てきたネタ。ちょっぴり成長…?そこまで純じゃない。

『駄目だとは思う。でも大好きで溜まらないんだ。』


執筆...06/04/05 UP...06/10/06