3 「…声、押さえろ。他の奴に聞こえる…そんな声聞かせんじゃねぇ」 「あんっ…は、ぁあっ…む、り…声がまん…できなっ…」 「しょうがねぇ奴だなてめぇは」 体制を変えて突くと、スクアーロは激しく声を上げる。 ふと目線を上げると、目についたのはシャワー。 ザンザスはシャワーを取ると、繋がったままの状態で水を出した。 「ぅあっ!?…な…!?…あつ、っあ…なん…?」 「シャワーだけで感じるのか?とんだ淫乱だな、発情期か?」 「ちがっ…てめっ…あぁあっ」 突然のことに目を丸くし、見上げる目線。 そんなこともかわいらしく見えるのは重症だろうか。 ザンザスは思いながらも水圧を一番強くし、スクアーロに当てる。 「ぁ、ザンザスっ……シャワーも、やめ……」 中で動くのをやめられ、自らのモノに水を当てられると もどかしくて仕方がない。 強請るような声で言いザンザスを見るが、はっと笑われた。 「感じてるくせしてよく言えるな…どうしてほしいか言えよ」 「い、えるかぁ…っ…!くそ、…は、ぁっ……」 水に耐えながら、スクアーロは黙る。 直球に強請ることなんて、恥ずかしくて出来やしない。 でもこのままも辛い。 考えて、でも答えは出ず。 しょうがない、と少したってから、僅かに口を開く。 「…も…き……」 「…聞こえねぇよ」 取りあえずシャワーを置いて、ザンザスがスクアーロを見やると、 スクアーロはもう一度、先ほどよりはっきりと声にした。 NEXT