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「…声、押さえろ。他の奴に聞こえる…そんな声聞かせんじゃねぇ」
「あんっ…は、ぁあっ…む、り…声がまん…できなっ…」
「しょうがねぇ奴だなてめぇは」

体制を変えて突くと、スクアーロは激しく声を上げる。
ふと目線を上げると、目についたのはシャワー。
ザンザスはシャワーを取ると、繋がったままの状態で水を出した。

「ぅあっ!?…な…!?…あつ、っあ…なん…?」
「シャワーだけで感じるのか?とんだ淫乱だな、発情期か?」
「ちがっ…てめっ…あぁあっ」

突然のことに目を丸くし、見上げる目線。
そんなこともかわいらしく見えるのは重症だろうか。
ザンザスは思いながらも水圧を一番強くし、スクアーロに当てる。

「ぁ、ザンザスっ……シャワーも、やめ……」

中で動くのをやめられ、自らのモノに水を当てられると
もどかしくて仕方がない。
強請るような声で言いザンザスを見るが、はっと笑われた。

「感じてるくせしてよく言えるな…どうしてほしいか言えよ」
「い、えるかぁ…っ…!くそ、…は、ぁっ……」

水に耐えながら、スクアーロは黙る。
直球に強請ることなんて、恥ずかしくて出来やしない。
でもこのままも辛い。

考えて、でも答えは出ず。
しょうがない、と少したってから、僅かに口を開く。


「…も…き……」
「…聞こえねぇよ」

取りあえずシャワーを置いて、ザンザスがスクアーロを見やると、
スクアーロはもう一度、先ほどよりはっきりと声にした。













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