稲嶺智晴
「ハルちゃん！酒飲もか！」
・・・って、いきなりヒロ兄ィがうちに駆け込んで来たら
確実に同棲してる年上の彼女と喧嘩や。
付き合ってもう１０年になるのに、つまらんことで
しょっちゅう喧嘩してて、その会話をじっくり聞いてると、
まるで夫婦漫才の世界や。メチャメチャ息合ってておもろいし！
ヒロ兄ィがボケで彼女がツッコミ。
（兄貴、なんやかんや偉そうなこと言うても完全に尻敷かれてるからなぁ）
でもあの二人は喧嘩するたびに絆が強まってると思う。
黄色い傘とハルちゃん
没絵の一部
稲嶺
有働は今でこそ友達いっぱいのクラスの中心やけど
幼い頃は大人しくて泣き虫で友達がおらんかったらしい。
いつも幼稚園の部屋の隅で折り紙したり塗り絵したり
一人でゴソゴソ遊んでたっていうけど、
あの脳ミソ筋肉のそんな姿、ちょっと想像できひんなぁ。
有働
いっつも焦らして誤魔化してオアズケされるから
スクラム組むように腰を掴んで力ずくで引き寄せた。
ビックリした先生は足をジタバタさせて抵抗するけど、
今日は許しません！
高橋妄想劇場
「高橋先生・・・・・」
稲嶺先生は震えながら首にしがみついた。
「大丈夫です・・・・オレの動きにあわせてください」
白く細い腰を引き寄せると、稲嶺先生のカラダは緊張し
オレの背中に爪をたて・・・・
「あ〜〜〜〜！お兄ちゃん、また枕抱いてキスしてる！！スケベッ」
・・・・妹にスリッパを顔面に投げられ起こされた・・・・。
