マルククとか(健全にとりとめなく)

以下、オフライン用の本を書きながら「こんなんだったらな〜」と思った妄想。思うがままに書いたので、むちゃくちゃとりとめないです。

マルチェロはともかく弟嫌い。生理的に駄目。側に居るとムカツク。「のび●の癖に!」 という勢いで嫌い。
院長とか周囲の大人が嗜めにかかったけれど、改善出来なかった。肉親以前に、人格を認めることすら困難。
ククールと比べると、マルチェロの方が圧倒的に病んでいるのではないかと思ってます。ずっと弟と対峙出来ずにいる。

過去や境遇に関して、兄はウェットだけど、弟はドライ。ククールも屈折したものの、兄に比べると大分健全。
兄に対しては、初対面時の期待を引き摺ったまま、でも裏切られ続け。結果、年(と外見)に似合わない醒めた目で、周囲や自分たちを眺めてるのかも。
いっそ関係を断てば楽になれるかも……まで思いつめても、結局修道院を離れられない。しかも、どんな疎んじられても兄を追い掛けるかたちで、聖堂騎士団にまでなる。どんどんこじれてくる間柄に、修道院を出た方がいいかもしれないと考えながらも、追い出される寸前にまで、決断出来ずにうじうじモラトリアムを続けてた。
旅に出てからも、好きか嫌い(腐った意味でなく)か、どちらかに割り切れば楽だと知ってるけれど、ゴルドのアレまでずっともやもやしたままだったんじゃないかな〜と思います。
で、最終的に「兄大好き!」な方向に振れる訳です(笑)。

後、何となく考えているのは、兄は幸せな家庭の味を知ってしまってるんじゃないかと。
問題の多い父であっても自分を認めてくれてて、母も一緒にお屋敷で暮らしている。
だからこそ、手のひらを返されるよう追い出された落差に衝撃を受け、歪んじゃったんじゃないかと考えています。
逆にククールは、肉親の暖かさを知らないからこそ、兄の優しさにしがみつこうとしたんじゃないかな〜〜と思ったり。妄想ですか。


気になるED後。
兄にはあまり変わってて欲しくないかも。
真面目で頭が切れて口が悪くて、しかも一連の出来事で一段とニヒリスティックになって、そんなでも野心は持ったままなら最高。人里離れた場所で、虎視眈々と機を狙ってるの(勿論、おくびにも出さなくとも、反省してて欲しいですが)。
弟に対しては……相変わらず嫌い! だけれども、ちょっとは向き合う努力をしているといい。虫が嫌いなのは変わらないけれど、どうにかこうにか手でつかめるようにはなったみたいな(弟は虫ですか……)。
沸々と今後のことに思いを馳せながらも、以前のククールと同じように、相手との距離を計りかねている。しかし、かつての弟と同様と言うても、マルチェロの場合好き嫌い以前の問題なのでスタートラインは大分後ろの方(笑)。
自らの未来のためにも、山奥に籠ってリハビリいうか、鼻つまんで食わず嫌いな食い物を飲み込もうとする練習の最中いうか。

すったもんだの末に、兄大好き! に傾いた弟も、面と向かっては以前と同じようにしか振る舞えず。かっこつけなので、表立って「兄をたずねて三千里」な旅に出るのには、対面を気にしすぎてしまう。
ふらふらと遊び歩く振りしつつ、それらしいとこを探すような自堕落な旅か、誰かに兄を探すよう命じられての捜索か(ニノかトロデかちら)。一年以上立ってからようやく対面。

見つかってもお互い距離を置いたまま。以前と同じように、やはり自分に対して冷たい兄。
ああ、やっぱダメか〜っつーことで、諦めたククールが帰る直前発した何気ない言葉に、嫌味でも何でもないありふれた応答があって、愕然とするのがいいです。あれ以来はじめて出来た穏やかな会話に、思いっきり取り乱すといいと思います。
「兄貴、今なんつった!?」とかって、でも兄は無自覚で「……なんだ?(つくづく騒々しいヤツだ)」くらいに、悠然と構えてる(いじめっ子の方が、いじめられっ子よりも、自覚が無い法則)。
で、調子を良くしたククールが更に距離を縮めようとしたら、途端に蹴り飛ばされる。そこらの渓谷よりも深い溝は、そう簡単に埋まらんです。

でも、そんなのを繰り返して、そのうちに肩を並べて立てるようになればいいですねー。
んで、二人とも聖職者が似合わないのは明らかなので、揃って傭兵にでもなるとか、兄がどっかの国の宰相にでも抜てきされて、弟はそれにひっついて遊び人(……)とか城付きの騎士とかやってればいいかなあ……果たしてそこまで何年かかるのやらですけれども……。






 




不健全なのはまた後日。

05.04.20