これだけ読めば、サイトの小説が大体理解出来る登場人物解説

原作は講談社、青い鳥文庫。はやみねかおる著。
怪盗クイーンシリーズとして刊行。「いつも心に好奇心(ミステリー)(共著)」「怪盗クイーンはサーカスがお好き」「怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)」「怪盗クイーンと魔窟王の対決」「オリエント急行とパンドラの函」「おもしろい話が読みたい! 白虎編(アンソロジー)」以下続刊(多分)。
原作は私の書くものの何百倍もおもろいです。

クイーン
年齢・経歴不詳、性別不明の「蜃気楼」という異名を合わせ持つ怪盗。
巨大飛行船トルバドゥールを駆り、文字通り世界中を飛び回る。狙った獲物は必ず盗むとの評判が高い。
長い銀髪に白い肌。中性的な美貌から、初対面時に「天使」と形容する人間も多いが、本人の奇矯な性質と振る舞いにより、その大抵は幻滅して終わる結果となる。経歴は明らかでないものの、少なくともここ十数年の間、容貌に加齢が見られないらしい。
性格はつかみ所がないが、基本的に陽性かつポジティブなオプティミスト。
あらゆる知識と格闘術などを身につけているものの、普段は「怪盗の美学」を満たせる獲物がないと嘆きつつ、日がな一日ワインを飲んだり犬ネコのノミ取りをしたりバランサーで遊んだりしている。
嫌がらせでなく素の行動で、よくジョーカーとRDを怒らせている。本人に悪意がない分、余計質が悪い。

ジョーカー
黒い短髪に青い目。東洋系の風貌をした青年。無表情、沈着冷静。外見年齢は、二十才前後。怪盗クイーンの仕事上のパートナー(クイーンに言わせると「友人」)。左耳にピアスを飾る。
クイーンが「神の手による造形としか思えないほどの美形」ならば、こちらは「美形だけれど人の範疇」らしい。それでも「雑誌の表紙を飾れる」ほどの素材だとか。
元々は孤児。幼い頃、クイーンに拾われ「ジョーカー」の名前と「怪盗クイーンのパートナー」という仕事を与えられた。その後10年近く、格闘術などをみっちり仕込まれる。
クイーンに育てられる以前の経緯から、自然に笑うことが出来ない。本人もそれを疎ましく思っている。
育て親に似ず真面目かつ勤勉で、クイーンの怠惰な生活やいい加減な振る舞いに、ぶちきれる毎日が続いている。

RD(アールディー)
巨大飛行船トルバドゥールに搭載された人工知能。
一風も二風も変わった怪盗と暮らすという特異な環境からか、ツッコミスキルに磨きがかかりつつある。
本人曰く「歌って踊れる人工知能」。







 




2005年冬コミでの無料配付本より。
怪盗クイーンの布教ということで、原作を知らなくても内容が判るよう人物紹介も付けていました

06.01.29