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無題
名前: the6000
[2022/06/28,05:31:27] No.3629
ぷるぷると震えながら将門公は両手と顔を窓ガラスにぺったりとつけた。それは壁に背からもたれかかるのに等しかった。 将門様(米、農具、馬。米、農具、馬。うま。ウマ。そう!鉄製農具にも力をいれたりしたが。さすがにあの頃の農業は今より低テクノロジーで。みんなけっこう、馬の生産で食っていた。変に火山灰が(地面下に)厚く積もってた土地とかあったりしたしな。 そんで馬生産を頑張って。やがて反乱者になった時には、騎馬武者軍団運用者になっていた。) クニコ、クミコの神楽踊りに関係無く回想にふける将門公である。が、そこへ視界のサイボーグ巫女やシスターサイボーグによって将門公の脳裏に思考が続く。 未来の騎馬 将門様(騎馬やってたんで。古今の騎兵なんかもぽちぽち見たりしている‥。まあ昔の方にも、なんと自分の千年前の紀元前200年にハンニバル・バルカなる名将が騎兵を陸戦会戦において包囲や敵撤退妨害に使い、まぁ移動力や機動力を生かしたワケだが。従来なら片方の1〜2割損害発生から1つの戦が終わっていたところを、しばしば敵方を9割殲滅させるという目を回しそうな戦果を上げていた。そんでわしん頃(920〜940年頃:目本)はけっこうシンプルに矢対策の鎧着て馬上から弓矢を打ってた。 わしが逝った後はズバリ、チンギスハーンのモンゴル帝国、これ。これがSF映画の地球外宇宙人軍がごときケタはずれ巨大戦力であり、ユーラシア大陸を大きく征服した。ただ、馬エサの無い土地がヤバく、当時のベトナムあたりでは高温多湿気候でどうもやる気をなくしたらしく、さらには渡洋ノウハウも不足していた。ヨーロッパ征服はイケそうだったがその時にモンゴル帝国は百年そこらで分裂して欧州制覇はならなかった。 15〜18世紀にはヨーロッパ…フランスやポーランドで騎馬がさらなる発展をとげ。ナポレオンボナパルトと側近らが信じられない軍事才覚を発揮したり、民衆革命にかこつけて徴兵制という制度を発明し、いくさを何段階以上も呪うべきものとした。 そしてもって第2次世界大戦では騎兵隊はあれどいくさ場から馬が消えていく。‥‥わしの生きてた平安時代でもな、カラカラ笑顔の子供やあんちゃんが川に浸かって素手でウナギや鯉とかすっぽんを獲り、晩ご飯を富ます。自分がおみやびな公家連中に関わってたせいもあるのか‥、そういうのを見かけて自分達から太古の血流や生命の息吹が失われている気分になったりしたもんだ。 さて、今では馬が車両に置き換わった。偵察や伝令の兵隊がバイクを使うのはなかなか騎馬の香りを残している。移動力の大きい兵士としてはトラックや装甲車に乗って移動・下車戦闘をする自動車化歩兵というものになった。ついでに、ガソリンウハウハなコメリカではヘリを大々的に用いた航空騎兵という贅沢ちゃんがある。 …にしても、馬が車両にどころか!身体が機械の巫女さんがいるなァ。) ここで将門公、メヴィに目を付ける。 将門公「むう、コメリカ切支丹の尼もいるか‥。」 将門公(最近、コメリカ軍の第1騎兵師団‥名前はそのままに(戦車を中心に戦力とする火力と重装甲を重視した)機甲師団に改編しちゃったんだよね‥がっかりだよ。ハァ‥。 それとアレ、19世紀のコメリカ開拓時代とかいいねェ〜とか思ってたけど。コメリカ人おねえたまはもう、開拓精神を忘れてしまってフリ−セックス!フリーセックス!とか言ってんだろうなァ。ケロッとしたフランクな処女喪失を見たるで〜。) 将門公は首塚敷地内地面へ速やかに移動。続いて‥。 ≪すぷっ≫ 指が、将門公の10本の手指がメヴィの頭に突っ込んだ。将門公は霊体であるから、全く波風立たせずに湖面に手足を入れた如くであった。 将門公( ウハハ!1000年も成仏していなければこんなこともできる。 ) なんと!まるで宇宙人じみたスキル!まさかシスターサイボーグ:メヴィの脳髄へと接続したというのか!!?
※
人の住む家々やみちもあるが。それに増して素敵な公園にあるような木々が、起伏が少なくかなり平坦に広がる大地に果てなく広がっている。ここは、コメリカ北東部‐ペンシルバニマ州‐ルリヌバーグ市‐北郊外。ああ、なんて空気が美味い土地だ。ここにメヴィの勤める教会があった。 実はここらは、かつての国内内戦・北南戦争激戦区のため亡霊が多く強力な聖職者が必要だったりする。 その土地は信心が薄いということはないがその昼は人がいなく、懺悔室で懺悔が行われていた。懺悔神や聖なる存在に罪を告白することである。2連結した木製の小部屋で壁を介して秘密が守られた中で行われるようだ。 盗み聞きしたら罰当たりなんだが。聞こえてくる声からすると初老の男性‥おそらく神父様と10才そこいら少年らしい。昼の日差しが教会壁のステンドガラスを神秘的で鮮やかにしているよ。 神父様「言いなさい。」 懺悔少年コリン君「ボクはこの教会に真剣な気持ちでちょくちょく来ていましたがシスターのメヴィ様と交わりたい気持ちで一杯なのです。」 神父様「おお。迷える御方。色欲と理性のバランスを保ち生きていく、それが誰もが歩む人の生き方です。それにしても一途な感じがいいですね。捨てられたエロ本でも手に入れて、メカ女に以外にもドキドキするようになるのですよ。」 懺悔少年コリン君「‥神父様、ボクはメカ女フェチというワケというか。普段身近で汚れなく清楚に聖職を行いつつ整備性のために露出の多い恰好のメヴィ様に魅かれているのです。しかも、持病で12才くらいまでしか生きそうになく。そういう焦りからもメヴィ様と交わりたい願望のおしつぶされそうなのです。」 懺悔室を隔てる摺りガラスが開く 「話はわかりました、エッチしましょう。」摺りガラスの小窓を開いたのはメカの指であ声はメヴィである、件のシスターであるメヴィ・メエズがそこに居た。「本物の神父様は今日デズニー物のミュージカルを見に行っていますので。今日は私が、機械的に神父様の声を出して懺悔を行っていました。」 「??!」「神父様へのなり替わりが上手くいっていた様ですね。懺悔の秘密はうまく守られているものと御理解下さイ。」 「ひょえええええぇ」「シスターとは、信者さまに乞われればエッチをするわけでは無いのですが。ゥフフ、私がいいと言えばいいでしょう。」 コリンくんの手を引くメヴィ、シスター個室へ直行。
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