第一章 ガイアの剣
ターン1 砂漠の魔女イシーヌ
魔王バラモスという名前が出てくる前の時代
イシス大陸南部にテドンという国があった
魔法の発展したこの国にとあるものが封印されていた
”ガイアの剣”
それは”ラーの鏡”、”七色のオーブ”と共に異世界をつなぐ鍵
そして3つがそろえば
魔物と人間、そして精霊が生きるアレフガルドと呼ばれる地へ行けるという
−世界大戦
アリアハンをはじめとした軍備を強化した国々が始めようとしていた
この世界を荒野にさせてはいけないと
テドンの長は
オルテガとポカパマズに”ガイアの剣”を託した
そしてオルテガとポカパマズの二人は
広い世界の中からラーの鏡と七色のオーブを探すため
テドンを出発したのであった
ドラゴンクエスト2次創作シリーズ
オルテガ戦記〜魔王物語〜
ターン1 砂漠の魔女イシーヌ
砂漠・・・
あたり一面砂漠
ほかには何も見えない
何でこんなトコにいるのだろう・・・
僕の名前はポカパマズ
長の息子のオルテガのパートナー
っていっても戦闘はオルテガに任せて荷物もちだけどね
それはさておき
なんでこんな砂漠にいるのかというと
ラーの鏡を探すため
大陸の中心都市である
イシスにむかったのですが
イシスの町を発見したといったオルテガが突然走り出し
それに追いつこうと僕が走っていくうちに
いつの間にか砂漠の真ん中に来てしまった
まったくこの俺様気質のオルテガという男は何を考えているのだか・・・
まぁついていく僕も僕だけどね
そうこうして砂漠を歩いているうちに
人影が見えた
「おーい」
オルテガは手を振ろうとした
「ちょっと待った」
僕はオルテガを制した
「どうした、せっかく人がいるんだぞ」
「砂漠の魔女イシーヌかもしれない、
イシスの女王自らイシス領の男を
牢屋に閉じ込め、奴隷にするか
殺されるかのどちらかにするらしい
そんな話きいたことない?」
「ああ、知らん」
そういうと今度はオルテガは”おーい”と大声を上げ再び
目標に叫んだ
するとそれに気づいたかのように
人影がこちらへ向かってきた
僕は頭を抱えたがパートナーのオルテガについて行くことにした
予想通り
人影は全てが女性の集団で
武装をしていたのであった
「怪しい者め! 牢へ閉じ込めておけ」
こちらが話し掛ける暇も与えられず
僕とオルテガは捕まり手にロープを巻かれ
馬車の後ろに引きずられる形となりながら
砂漠を再び移動始めた
ターン1 終り