Q.01 あなたの名前は? その由来は?
コナン。僕達ロトの王族には苗字というものがない。
この名をつけて下さった母上は既に鬼籍の方だ。永遠に由来を知ることはないだろうな。
Q.02 あなたの一人称は?
普段は僕。公的な場所では私。
Q.03 年齢は?
十七歳。
Q.04 外見の特徴を教えてください。
髪は艶のある亜麻色、瞳は透き通った空の色を映す二課の宝石。唇は薄い花弁を二つ閉じ合わせたよう(以下略
Q.05 あなたの家族について教えてください。
家族、か……。国王陛下と六歳年下の妹。あと……。
……いや、何でもない。
Q.06 あなたの王位継承順位は?
一位。面倒なことに一位だ。
この旅で僕に何かあれば、王位継承権はそのまま妹のニーナに移ることになる。
前はそれでもいいと思っていたが……。サマルトリアに帰って、向き合わねばならぬ問題だろうな。
Q.07 お国自慢をどうぞ。
サマルトリアは美しい国だよ。澄み切った青空、厳かな王城、花咲き乱れる城下町、穏やかな人々。
そして何より洗練されたレディ達の美しさときたら筆舌に尽くし難い。一度遊びにきたまえ。
Q.08 ローレシアの王子について語ってください。
信じ難い頑丈さとありえない運動神経を持った男だね。
よく言えば純粋、悪く言えば単純、こんなに分かり易い人間に会ったのは初めてだ。何を考えているか、顔を見れば手に取るように分かる。ある意味とても扱い易い。
Q.09 ムーンブルクの王女について語ってください。
その微笑みの美しさには、花々も恥らって顔を伏せると謳われたローラ姫に良く似ている。黙っていれば文句なしの美少女なので、喋らないことをお薦めする。
先日、懸命に生成していたイオナズンの発動に遂に成功した。心からおめでとうと言いたい。
Q.10 ハーゴンについて語ってください。
嘗て最も近く、今は最も遠い人だ。
Q.11 ご先祖様(勇者ロト、ローラ姫の夫、ローラ姫)について何かコメントがあればどうぞ。
伝説として今も語り継がれるご先祖様達を僕は誇りに思っているよ。願わくは僕もそのように美しく歴史に名を刻みたいものだ。
Q.12 精霊ルビス、竜王のひ孫、ラダトーム王について何かコメントがあればどうぞ。
麗しき精霊神ルビス様にお会い出来る日を、僕は楽しみにしていた、のだが……。一生思い出したくない最悪の出来事となった。
百年の因縁を経て見えた竜王は、僕の想像とはまるで違った人物だった。良くも悪くも偉大なる先代に比較されてしまうのは、僕達と一緒だね。
王はゆっくり静養なさった後、今後のことを熟考されれば良い。王位を放棄されるのも一つの生き方だと僕は思う。
Q.13 旅で一番印象に残った人は?
リリザの町のユマ。ムーンペタのリーザ。ルプガナのカタリーナ。ラダトームのフィオナ。二度目のムーンペタのカティーナ。ベラヌールのエレン。デルコンダルのディアナ。そしてペルポイのアンナ。どのレディもそれぞれに愛らしく美しい。
男? 男はあまり記憶にないな。
Q.14 ベラヌールで呪いを受けましたか? 受けた人はその時の感想をどうぞ。
呪いではない。僕の中で二つの意思が激しくぶつかり合っただけのこと。
色々なことに気づかされた数日間だったよ。
Q.15 宿で一つしか空き部屋がなかったらどうしますか?
生まれながらのナイトたるもの、それがどんなに跳ね返りのお転婆娘でちょっとやそっとじゃ壊れなさそうでも、レディたるナナにベッドを譲るのは当然。
ナイトの自覚がないアレンも、これには大人しく従って床で寝る。
Q.16 自分が世間知らずだと思ったことはありますか?どうしてですか?
十六年間隔離された世界で育ってきたのだから、世間知らずといえば世間知らずだろうね。まあ僕の場合、よく城を抜けてリリザの酒場まで足を伸ばしていたので、他の二人よりは世慣れしていると思う。
Q.17 剣と魔法どちらが得意ですか?
どちらかといえば魔法。
Q.18 よく死にますか?
バカを言いたまえ、僕が死んだらレディ達がどんなに嘆くことか!
Q.19 あなたの趣味は?
詩と刺繍。
先日出版された僕の詩集「煌く日々の宝石〜綴られる珠玉の言葉〜」はサマルトリアの乙女達の間で話題沸騰だ。
今度は刺繍の個展を開こうかと思っている。
Q.20 ボケ役ですか? ツッコミ役ですか?
生まれながらのナイトであると同時に俳優でもある僕は、人生という壮大な舞台で、ぼけとつっこみの二役を美しくこなしているとも。
Q.21 パーティの財布の紐を握っていますか? 経済状態は?
パーティの財政管理は僕が担当している。大食らい二人を抱えて財政は非常〜に厳しい。
だがアレンとナナが無邪気に料理を頬張る姿を見ると、自然僕の心も和む……わけないだろう!
Q.22 あなたのモットーは?
常に美しくあれ。
Q.23 あなたの長所と短所は?
僕から長所を取り除いたら、服がぱさりと落ちてしまうことだろう。
短所? そんな言葉は僕の辞書にはないね。
Q.24 これだけは絶対に許せないということは?
醜いもの。
Q.25 苦手なものは?
野蛮なこと。
Q.26 恋人、または好きな人はいますか?
僕の青い小鳥は何処にいるのだろう。たくさんの愛らしい小鳥達と戯れる日々も悪くはないが。
Q.27 装備にこだわりはありますか? 最強装備は?
美しい形であること。出立の時、棍棒を差し出された時は卒倒するかと思った。
ペルポイでは光の剣という、僕に相応しい美しい剣を見つけた。ここだけの話、アレンが使っていたロトの剣よりも強い。二本も買う予算がないので彼には秘密にしていた。
Q.28 こだわりのアイテムは?
魔除けの鈴。鈴と精霊石を200Gで購入して、魔除けの鈴にすると480Gで売れる。これはそこらでアルバイトするよりもずっといい稼ぎになるんだ。
ああ、こんな所帯じみたことを言わせないでくれたまえ。
Q.29 今まで行った中で一番お気に入りの場所は?
勇者の泉の美しさは今も強く印象に残っているよ。
アレンに足を取られ、水に引き込まれ、あまつさえ指差し爆笑されたのは最悪の思い出だが。
Q.30 これだけは絶対人に負けないと思うものは?
この僕が人に負けることがあるとでも?
Q.31 生きてて良かったと思うことはありますか? どうしてですか?
旅の途中、町や村に立ち寄ってほっと一息ついた時。勿論、そこにはレディ達の笑顔があるからだ。
Q.32 旅が終わったらしたいことは? 一つだけ教えてください。
何はともあれ、サマルトリアに帰ろうと思う。この目で見なければならぬこと、この耳で聞かねばならぬことがたくさんある。
Q.33 ズバリ、パーティメンバーの中で最強なのは?
勿論僕だとも。
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