2005年度たぬき学園体育祭では『借り物競走』が始まっていました。 競技者が手渡されたメモに記入されている品物をゲットしてゴールする、というおなじみの競技なのですが、そこはたぬき学園。借りてくるものもひと味違うというわけでして…… 「お、お兄ちゃん……そんな、困るよぉ〜〜」 紅組・1年8組の川崎こだまちゃんは、競技開始とともに自分のもとに走り込んできたお兄さん・3年7組の川崎羽郁くんを目の前に途方に暮れていました。 「困るって言われても……仕方ないだろ?これがいるんだからっ」 こちらも途方に暮れたように言うお兄ちゃんの手元にあるメモに書かれていたものは…… 『オンナノコのラブジュース(本気汁じゃないとダ・メ♪)』 だったのです。 |
「そ、そんなの……クラスの女友達からでももらってきたらいいでしょ〜〜〜?」 「それができたらおまえのトコに来ないっての!」 真っ赤な顔で怒ったように言われても、こだまちゃんはますます途方に暮れるしかありません。……彼女のそばに同じく紅組に属しているクラスメイトの女子数人が集まってきて、こそっと話しかけたのはそんなときでした。 「いいじゃんこだま。お兄ちゃんにあんたのおつゆ、分けてあげなよ♪(小声)」 「そーそー。むしろこれって、チャンスじゃん?(小声)」 「ちゃ、チャンスって……(小声)」 「わかってるんだからね、あたしたち(小声)」 「あんたがお兄ちゃんのこと、どう想ってるか……♪(小声)」 ぎょっとするこだまちゃん。と同時に、その頬が見る見る赤く染まっていってしまいます。 「ことあるごとにお兄ちゃんを見つめるあんたの視線の熱さったら、もぉ♪(小声)」 「隠してるつもりだったんかも知れないけど、バレバレなんだからね?(小声)」 「あ、あうあうあう……」 顔を真っ赤にしたまま、酸素の足りない金魚のように口をぱくぱくさせるばかりのこだまちゃん。 「だからさ……思い切ってここでお兄ちゃんにいじらせてあげたら、お兄ちゃんの方もあんたのこと意識するようになるかもしれないしぃ?(小声)」 「で、でもぉ……」 ためらうこだまちゃん。無理もありません。『借り物競走』でものを借りるときには、不正行為がないようにみんなの目の前で行わないといけないからです。 (みんなの目の前で、お兄ちゃんにアソコいじられて、こぼれたおつゆとられるなんて……) その想像の恥ずかしさに、思わず太股をもじもじすりあわせてしまうこだまちゃん。けれど、 「……だったら、いいの? こだま。お兄ちゃんがあんたの目の前で、ほかの女の子のおマンコいじったりしても」 「!」 クラスメイト女子のその一言が、彼女に決心をもたらしたのでした……♪ |
「それは周りはあたしたちがガードしてますから……って、そこの男子! 覗かないッ!……思う存分やっちゃって下さいお兄さん♪」 「こだまのこと、ちゃんと気持ちよくしてあげてくださいね?」 円を描くようにクラスメイトの女子たちに周りを囲まれたその中で、こだまちゃんは背中からお兄ちゃんに抱きかかえられるような格好のまま一緒にグラウンドに座り込みました……正面から面と向かって股間をいじられるのはいくら何でも恥ずかしくって、こういう体勢にしてもらったのです。 「そ、それじゃはじめるぞ」 うん、とこだまちゃんが頷くよりも早く、背中から回されたお兄ちゃんの指先は彼女が穿いている紺色のぶるまの裾をつまみ上げ、淡いピンクのショーツごとめくり上げてしまったのです。 (きゃっ!?) きゃぁあ、と周りの女子から妙に楽しげな黄色い声が上がりました。 |
(え……?) はっとして自分の股間に目をやると、ついさっきまで乾いたままだったアソコからつぅっと一筋、エッチなおつゆがこぼれだしているではありませんか。 (えっ、ええっ!? そ、そんな、なんで急に……!?) 自分の身体に起きた突然の変化にとまどうこだまちゃん。けれどそんな彼女のとまどいなど無視するようにエッチなおつゆは次から次へと身体の奥からわき上がってきては、大きく開かれた股間からあふれ出していったのです。 |
しゅこ、しゅこ、しゅこ…… お兄ちゃんの指先が、包皮の上からこだまちゃんのクリトリスの上で行ったり来たりを繰り返します。 「んっ!……んんっ!!」 そのたびに生まれる気持ちよさ。それは以前恐る恐る自分で触れてみたときとは全く比べものにならない強さ、そして熱さでこだまちゃんの体中に広がっていきます。 しゅ、しゅ、しゅ、しゅ、しゅ、しゅ…… お兄ちゃんの指のピッチは次第に早く細かいものに変わり、それに等しいピッチで生まれる心地よさに、こだまちゃんの息は荒くなっていく一方でした。 「んふ、んふっ……ふう、ふぅ……んふぅっ!」 |
「おに……いちゃん、むね……胸も、触って……」 「……え?」 「むね……おっぱいも、おっぱいも……さわってぇ……」 「こ、こだま?」 「おねがい……もっと、もっときもちよく、なりたい……の。おにい、ちゃん……もっと、もっとわたしを……こだまを、きもちよく、してぇ!」 「……………こだま……………」 「おねがい……おねがぁい……」 「…………………………………」 お兄ちゃんは生唾を飲んで無言で頷くと、もう片方の手をこだまちゃんのまだささやかな、けれど一生懸命自分がオンナノコであることを自己主張しているようなおっぱいの膨らみに重ねていったのです。 |
「あ、あっ、は……ぁっ! お、おにい、ちゃん……こだま、こだま……へんに、なっちゃうっ!」 「こっ……こだま……こだまっ……」 「だめ、だめっ! ……はっ、あ、あ……やっ、やぁっ! おにい、ちゃ……ああっ!」 「うっ……くぅっ……はっ、はぁっ……こだま……こだま……っ!」 「あ、は、ああ、あっ、あっ! ふぁ、あ、あんっ! だめっ! きちゃうっ!」 「はぁ、はっ、はっ、ぁ、こだまっ、はぁ、はぁはぁ、こだま、こだまぁ……!」 「きちゃう、きちゃう、きちゃ……あ、あっ、ああっ!」 「お、おにい、ひゃ、あぁぁぁぁぁぁぁあんっ!」 ……そしてついに、ユニゾンを奏でるように兄妹がほぼ同時に感極まった声を上げた瞬間でした。 |
体育祭『借り物競走』でした。 ……川崎こだま・羽郁兄妹は前回の体育祭2003でも同じ借り物競走で登場していますが、今回はそれの続きというわけではなかったりします(ネクストではなく、イフもしくはアナザーってことで)。 ……近親ネタカップル2つ目誕生か?(笑) 借り物競走関連のアイディアは殺ちゃんさんから戴いておりました(シチュエーションは180度?ちがったりしますが(^_^;))。 ありがとうございます〜 |