■きゃんぱすアルバム

  <新入生身体測定にて>



 本日たぬき学園では2006年度男子新入生の身体測定の日です。……が、それが行われている教室には、当の新入生男子達の他に数名の女子生徒の姿がありました。
 彼女たちはこの春に2年生以上に進級したクラスの保健委員で、身体測定のお手伝い要員なのですが……なぜか全員体操服にぶるまを着用しているのです。

 一見身体測定とは何の関係もなさそうな彼女たちの格好ですが、それにはたぬき学園ならではの理由があるのでした。

*     *     *     *     *

 お手伝い要員の一人・江藤さとみさん(2年9組)の前に、最初の新入生男子・Bくんがやってきました。身体測定らしく上はシャツ、下はパンツの下着姿です。
「えと……だめだったの?」
「は、はい。どうしても。緊張しちゃったみたいで……」
 さとみさんの問いに、申し訳なさそうな小声で答えるBくん。その顔が見る見る真っ赤に染まっていきます。それにつられるように自分の頬も赤くなっていくのを感じながら、さとみさんは側に置いてあるイスを指さして促します。
「……そ、そこに座って。処置してあげるから」
「すみません…………………お、おねがいします!」
 そしてBくんは一瞬の躊躇の後……思いきったようにはいていたパンツを、さとみさんの目の前で一気に脱ぎ捨てました。
『ぽろん♪』
 なんて効果音が似合いそうな勢いでこぼれだした、Bくんの縮こまったペニスと陰嚢。……目の前で見も知らぬ男子が性器を丸出しにしているその光景にひるみながらも、さとみさんは『処置』の支度を始めます。
「そ、それじゃ……始めるわよ」
 さとみさんは両手に手術用の極薄ゴム手袋をはめ、そこにたっぷりとジェル状のローションをまぶすと……椅子に脚を開いて腰掛けているBくんの股間にぶら下がっているモノへ手を差し伸べていったのです。
ぬるぬるマッサージ開始〜♪

「うっ、うわっ」
 思わず声を漏らすBくんに構わずに、さとみさんは掌の中に収まっているペニスや陰嚢にローションをたっぷりと塗りつけ、マッサージを開始しました。
 にゅるり。にゅぷり。にゅちゅり。ぷちゅり。ちゅぷり。くちゃり。……さとみさんが両方の手のひらを動かせるたびに、粘っこい音を立ててローションまみれのペニスと陰嚢がうねうねと形を変え、こね合わされていきます。
「う……ふっ……」
 Bくんの頬に、恥ずかしさとは別の理由で赤みが増し始め、吐息が乱れていきます。
 そしてぐんにゃりとするばかりだったペニスが、さとみさんの掌の中でムクムクと、その体積を増し始めました。

……たぬき学園の身体測定において、男子生徒は身長や体重の他に性器の大きさまでも測定されるのです。もちろん平常時と勃起時の両方です。
 けれど人前で性器をさらすどころか、そのサイズを測られるなんて経験したことがない新入生たちの中には、やはり恥ずかしさや緊張のせいで性器を勃起させられない生徒もいたりします。
 そんな生徒達を補助してあげるのが、彼女たちの仕事なのです。

(う、うわ。おっきくなってきた。こ……これで、いいのかな?)
 平静を装いながら、内心おっかなびっくりでBくんのペニスをこねくり回しているさとみさん。……実はこれが、男子の性器に触れる初めての経験だったのです。
 むろん事前にレクチャーは受けていたのですが、目の前で実際に男子の性器が自分の掌の中でムクムクと鎌首をもたげる蛇のように形を変えていく様は、驚異以外のなにものでもありませんでした。
 ちゅぷちゅぷくにゅくにゅ♪
(なんか、ウソみたい……ちんまり縮こまってたのが、こんなに形を変えておっきくなるなんて……)
「うっ……ううっ」
 くちゃくちゃぷちゅぷちゃ♪
(あ……どんどん先っちょの皮が剥けてく! 下から出てくる、この赤黒い、パンパンに張りつめてるのが『亀頭』ってやつ? ……なぁるほど、ホントにカメの頭に似てるんだ……)
「あ、ああっ……」
 くにゅくにゃぴちゃぴちゅ♪
(うわ、なんかすごく固いよ茎んとこ……それに熱い……『亀頭』んとこは……へぇ、こっちは柔らかいままなんだ……)
「う、あ、ああ、っ!」
(す、すごいなぁ、男子のおチンチンって。こんなの、あたしのアソコにはいるのかなぁ……)
 紅潮していく頬に、熱くなっていく吐息に、汗ばんでいく身体に気付かないまま、さとみさんは掌の中でBくんのペニスを触り続けました。その指の動きは次第にマッサージというよりも、弄ぶとという表現が似合うモノへと変化していって……

「あっ、あの……も、もう……!」

「………えっ?……あっ!!」

もうすっかりご立派〜♪

 切羽詰まったモノを含んだBくんの声にさとみさんが我に返ったとき、彼女の掌の中でBくんのペニスは大きく反り返り、表面のあちこちに青筋を浮き上がらせて、これ以上ないって位パンパンに張りつめていました。
「あ、あっ!? ごめん!!」
 しまったぁ、と慌てるさとみさん。Bくんのペニスいじりに夢中になって、元々の目的を見失っていたのです。
(お、大きさ、勃起時の大きさ計らないと!……ええと、記録用紙! って、それより先にメジャー!……ああもぉ、メジャーどこに置いたっけ!?)
 やり過ぎには注意するようにと保健医の帆村先生から聞かされていたのに、しかも最初の一人から失敗するなんて! ……焦ってパニクってしまうさとみさん。そうしている間に、掌の中に握ったままだったBくんの勃起ペニスの表面にはぴくんぴくんと細かい痙攣が走り始めていました。
(う、うわ、やばっ!)
 事前のレクチャーでそれが射精の前兆だと教えられていたさとみさんは、ますます慌ててしまいます。……さとみさんの仕事はあくまで『男性器を勃起させてそのサイズを測ること』。射精させてはいけないのです。なぜならこのあと別に『精液採集』が行われるというのに、ここで射精させてしまったら……
 そうしてる間にも、勃起ペニスに走るひくつきはどんどん大きく、間隔は短くなっていきます。
「だ、だめよきみ! 出しちゃダメ! もうちょっとガマンして!!」
 精液を出させまいとして、さとみさんは思わず勃起ペニスを握りしめて
 ……結局その強烈な刺激が、引き金となってしまいました。

「うっ、う………出るっ!!」

『どぴゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!!!!!』

発射〜〜〜♪

「きゃあっ!」
 目の前のペニスから噴き出す精液の勢いに思わず目をとしてしまうさとみさん。

(う、うわぁ……出てる……射精してるぅ……!)

 閉じられた視界の中、手のひらからは大きく何度も何度もしゃくり上げる勃起ペニスの律動が、肌の上からはぴちゃぴちゃと降りかかってくる液体の感触が、耳からはペニスの律動に合わせるようにBくんの唇から短く漏れるうめき声が伝わってきて……

(…………………………………………………………………………………………)

……掌の中の律動がようやく治まってから、さとみさんはおそるおそる固く閉じていた眼を開きました。

あじゃぱ〜……

 手のひらも、腕も、身体も、顔も、髪の毛までも、さとみさんの全身にはBくんの射精した精液がふりかかっていました。Bくんの下半身も同じように自分自身の精液でベトベトで、二人を中心にむわっと青臭い精臭が立ちこめています。

「あ……………………」
「あ……………………」

 その精臭の中で思わず目が合ってしまったさとみさんとBくん。

「あ、あの、その…………………………………ごめん」
「い、いえ……………こちらこそ…………すみません」

 お互いに気まずい思いを抱きながら、謝りあうしかない二人でした。

*     *     *     *     *

……さとみさんを初めとするお手伝い要員の体操服姿はこんな事態を予測して、そしてこんな事態に陥ったあとの着替えや洗濯を少しでも楽にするためのモノなのでした〜〜〜(笑)



 あと、少しでも勃起させやすいように視覚的にせくしーあっぴーるを行うためのモノでもあります(ちなみに全員ノーブラノーパンで着用していますからあちこち浮き出たり食い込んだり)。
 スク水を着用する場合もあるようです。なんてね。

……Bくんのちんこ、でかすぎちゃった(笑)



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