『その4・あ〜しんぐしてみませう、の巻』 |
眞楠はバイクに乗るのは得意でも、自分ではあまり 整備をしたことがないって言うので、僕がちょくちょく 簡単なところから教えてあげている。 今日は眞楠のバイク(ワインレッドにペイントされた V−MAXだ)に<アーシング>なんかしてみる ことにした。 「ほら、だからワイヤーはフレームのここの下を くぐらせて……」 「こ、こう?」 「あ〜、だめだよ、そんなに曲げたら……ワイヤには 負荷をかけすぎないようにしないと〜」 「んもぉ……いちいちうるさいなぁ〜〜」 眞楠はどうも細かいことは苦手らしく、顔をしかめ ながらワイヤを引っ張ったりこねくり回したり。 「でもホントにこんなワイヤ張るだけで、性能アップ するの?」 「それなりにね。……バイクの電気回路のマイナス アースは元々テキトーにされちゃってるんだ。それを きちんと整えてきれいな電流の流れを作ってやれば、 ロスが減ってその分効率が上がるってわけ」 「あ、なるほどね」 意を得たり、といった感じで眞楠がにこっと笑う。 「人間でも体内の『気』の流れとか整えてやると 健康になるっていうもんね。……今度あたしも自分に <アーシング>してみよっかな〜」 「あはは、なにバカなこと言ってんの」 とか顔では笑いながらも僕は頭の中で別のことも 考えていた。 (……眞楠に<アーシング>する、っていったら こんなかんじかな〜) |
「どーだい眞楠、<アーシング>された感想は?」 「あ、ああっ………はぁ、はぁ……あんっ、あ………!」 |
「うふふ。声も出ないぐらい気持ちイイのかい?……そーだろうなぁ。だって眞楠の感じるところを きれいにラインでつないで、同時に刺激するようにしてあげてるんだから」 「はぁつ、はぁっ……あ、うっ……!」 「アソコにはおっきいバイブ。おしりにはアナルローター。おへそにも忘れずパールローターを 接続してあげたよ。……そして乳首とクリトリスには、ぴりぴりってくすぐるみたいに電気の刺激が 走るようになってるんだよ」 「だっ、だめ、だめ……きちゃう……もうきちゃう……!」 「おいおい……まだつないでほんの数分しか経ってないのに、もうイっちゃうのかい? はしたない子だなぁ、眞楠は……♪」 「あ、あたし、あたし……はしたないの……はしたないのぉ! おっぱいと、おへそと、アソコと、あっ、おしりといっしょに刺激されて…… しげきされて、イっちゃうのぉ〜〜〜〜〜〜ツ!!」 びくん! びくん! びくんっ! 「ああ……そんなに身体をふるわせて……いっぱいおつゆをこぼして……いつもに増して感じやすく なっちゃってるんだね」 「あ、あ……あふぅ……」 「さ、それじゃ暖機運転はおしまい。今度は僕のピストンで眞楠のシリンダーをこすり上げてあげるよ♪」 「うん……きて……きて、はやくぅ……!」 ・ ・ ・ |
「……なに考えてるの?キミ」 微妙にさめた眞楠の一言で、僕はふと我に返った。 「どうせエッチなことでしょ」 「な、なにを言うんだキミは〜。はっはっはっ」 図星を指されてごまかし笑いする僕。でも、 「………それ」 眞楠が視線で指し示す先で……僕のツナギの股間は 『ご立派』になってしまっていたのだった。 「あんまりえっちなことばっか 考えてるとバカになるよ」 ……今回ばかりは、どうにも返しようのない 僕なのだった…… |
アーシングと言うより「ホットワイヤー」向きのネタだったかな〜(^▽^;) |