「あ、あの……歯ぁ、立てないでくださいよ?」
「わ、わかってるわよぉ」
「そ、それじゃ、どうぞ……」
「い……いただき、ます」

 はむっ♪

まるしゃぶり……♪

 たぬき学園では、節分の日に女子生徒が男子の『太巻き』を、恵方を向いてくわえ込む
<まるしゃぶり>の行事が行われます。
 これを行うとその後一年、幸運に恵まれるという御利益付きです。
 校内では同級生同士、先輩後輩同士、そして教師同士に教師生徒同士と様々なカップルが
溢れかえります。……その日、3年8組 豆藤 節さんがお相手に選んだのはクラブの後輩の
1年1組・那梨野くんでした。

「あっ、ん、んあっ、せ、せんぱい……」
「んっ、んっ、んっ、んっんっ……」

『太巻き』をしゃぶられる快感に思わずあえぎ声を上げてしまう那梨野君に対して、節さんは
あくまで無言です……男子が射精するまで、女子は一言も発してはいけないからです。
 
(やだ、この子の本当に『太巻き』じゃない。お口いっぱいになっちゃって……)
(それにこんなに元気で、固くて熱くって……)
 今まで知らなかった後輩クンの新たな一面に、節さんは無言のままときめいてしまいます。
(……これ、お口じゃなくて、アソコで……くわえてみたい、かも……♪)
 自然と、節さんの<まるしゃぶり>は熱のこもったものへと変わっていってしまいます。

「せっ、せんぱいっ! お、俺、もう、出ますっ!」
「んっ!んっ!んっ!んっ!んっんっんっんっんっんっんっんっ!!」
「あ、ああ、ああああ、ああああああああああっ!」

『びゅくんっ!』


最後の一滴まで……♪

 那梨野くんの『太巻き』が大きくしゃくれ上がり、その太さに見合う量のセイエキが
節さんのお口の中に溢れかえります。
「んーん! んっ、ん………んんっ!!」
 息苦しさに耐えながらも、節さんは一生懸命お口の中のセイエキを飲み下していきます。
『太巻き』からあふれた物は、残してはいけないのがしきたりなのです。

「んっ、んっ、ん…………………はぁ……」
 口の周りに飛び散ったものまで舌ですくい取りすべて飲み干して、節さんは大きく息を
吐き出しました。
「あ、ありがとうございます先輩……きもちよかったっス……」
 真っ赤になって照れながら、お辞儀する那梨野くんに、節さんはうふふと微笑みます。

「ね、放課後……今度はキミがわたしを<まるしゃぶり>してみない……?」





 ちゃんちゃん♪



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