きゃんぱすアルバム

  <そのじゅうよん>



 夏になって大好きな水泳の授業が始まったので、毎日がウキウキ気分の
茂手木みちるさん(2年5組)。
 その日もプールの授業をたっぷり楽しんでから更衣室に向かっていると、
不意に生徒指導の不破センセイに止められたのでした。
 たぬき学園に似合わぬカタブツで有名な不破センセイの突然の登場に
緊張するみちるさん。
「茂手木くん、ぜひ手伝ってもらいたいことがあるんだけど、いいかな?」
「……? なにをするんです?」
「いやなに、新しい学校指定水着の選定に協力して欲しいんだ」
「え、な、なんであたしが?」
「キミが校内で一番水着が似合うと評判だから、モデルにふさわしいと思ってね」
「…………」
 そう言われると悪い気がするわけもなく、つい引き受けてしまったみちるさん
だったのですが……
プールにて・・・ 「………あの〜・・・・(・・;)」
「さ、茂手木君。早く泳いでみて
くれたまえ」
「マジで、コレで泳ぐんですか?」
「そうだよ。実は一年生から、今までの
紺色スクール水着はイヤだ、って意見が
多くてね。ならば今風に白色に変えて
おしゃれにしてみたというわけだ」
『おしゃれって……(・・;)』
 50前のカタブツ教師の、そのあまりに
外したセンスに思わずめまいを覚えて
しまうみちるさん。
「……でもこれ、濡れたら透けますよ、
きっと……(ーー;)」
「そうならない素材を選んで作って
もらったから大丈夫だよ。それを確かめる
ためのテストでもあるわけだから、さ、
はやく。お願いするよ。さぁ」

……一方的にせき立てる不破センセイの
勢いに、いまさらイヤだとも言えず、仕方
なくみちるさんは思い切ってプールの
中に飛び込んだのですが……

プールにて・・・ 「・・・・・・・・・・・・・・」
「あ、あの、センセイ……」
「……ふ〜む」
「透けないっていったじゃないですかぁ……(;_;)」
「ふむ、透けているね。困ったな……」
 腕組みをしながらしかめっ面をして、みちるさんのカラダに
視線を走らせる不破センセイ。
「濡れて肌に密着した部分がほとんど透けてしまっている……」
「そ、そんなジロジロ見ないで下さい……」
「コラ、隠したら判定が出来ないでしょう」
 身を縮めようとするみちるさんを制止して、さらに視線を
走らせる不破センセイ。
「特に胸など、乳輪のピンク色まではっきりと浮かび上がって
しまっている。生地が薄いのかな……こんなに乳首がツンと
突き出していては男子生徒の余計な劣情をあおってしまう……」
 ハッとしてみちるさんが自分の胸に目をやると、いつの間にか
勃起した乳首が、高々と水着の生地を押し上げているではありませんか。
『うそ……こんなに勃っちゃうこと、今まで無かったのに……』
……えっち経験のないみちるさん、男性に間近でジロジロ自分のカラダを
見られるなんて初めての経験に、気づかぬ内に感じ始めていたのです。
「……股間も問題だな。こんなに食い込んで……」
 それは生地の問題ではなく、実はちょっとサイズが小さめだったために
泳いでいるうちにどんどん食い込んでしまったのです。
 今も恥ずかしさに身をよじるたびに、食い込みはどんどん激しく
なっていき、大事なところをこすりあげ続けるばかりなのです。
「これではこの下に大陰唇があるということがはっきりと判ってしまう」
「やっ、やん……」
 いやがるみちるさんを無視して、股間に顔を近づける不破センセイ。
「しかも、股間の食い込みにうっすらと小陰唇の色まで浮き出ている。
いかんな、コレではほとんどハダカ同然だ……(−−;)」
『やだ……あたし、不破センセイにあたしのイヤらしいカッコ、
みんなジロジロ見られてる……!』
 不意にみちるさんは、内股をなま暖かい物が伝っていくのを感じました。
「あ……っ」
 自分の恥ずかしい姿を事細かに説明されているという異常なシチュ
エーションは、次第にみちるさんの中の妖しい炎をより大きくしていたのです。
「む?」
『いや、センセイ……気づかないでぇ……!』
「何か股布のあたりから……?」
 みちるさんの内股を伝い始めた雫を指先にすくい取ってみる
不破センセイ。
『いや、いや……あたしの……ソレ……調べないでぇ……!』
「これは……いわゆる『愛液』というものか……」
 頬を紅潮させて興奮に耐えるみちるさんを一瞥した不破センセイは
表情一つ変えず、冷静な一言を付け加えたのでした。
「ふ〜む、この水着は着用する女子にも不要な劣情を催させてしまう
らしいな」
『も……もうダメぇ……っ…………!』
 自分が教師の前でいやらしく興奮していることをはっきりと指摘された瞬間、
みちるさんはとうとう達してしまいました。
「……いかんいかん、こんな水着は不採用だ」
 指先をティッシュで拭うと、不破センセイはへたり込んでしまった
みちるさんを後目にすたすたと立ち去ってしまったのでした。
「……茂手木君、キミのおかげでこの水着の問題点が明らかに出来たよ。
ありがとう。また新しい試作水着が出来たら、テストにつきあって
くれたまえ」

『……今度は、どんな水着かなぁ……』

 幾ばくかの不安と、そして期待をこっそり胸に抱いてしまう
みちるさんなのでした。



 豪快な使い回しですみませんっス。(^_^;)>
白水着透けネタをちょっとやってみたかったんで……

 久しぶりにエロ文書いたら、ちょっとくどくなっちゃったっスね。反省。



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