きゃんぱすアルバム

  <そのにじゅうろく>



 今日は5月5日のこどもの日。とある幼稚園で毎年恒例の『こどもの日パーティ』が
開かれていました。
 みんなでお遊戯したりかしわ餅を食べたり……とっても楽しそうです。

 そのパーティーも終わりに近付いた頃、ぱんぱんと手を鳴らして保母さんが明るい声で園児たちに
話しかけました。

「はーいみなさーん、注目〜〜〜!」

 好き勝手に話したり遊んでいた園児たちが、一斉に保母さんに注目します。

「今年はたぬき学園のお兄さんやお姉さんたちが、みんなのために劇を見せてくれますよ〜〜〜!」
「わ〜〜〜〜い♪」
「それじゃみんな、拍手でおむかえしましょうね〜〜〜。おはなしはみんなもよ〜く知っている
『きんたろう』で〜〜〜す!」
「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」

 園児たちの歓声と拍手がわき起こる中、たぬき学園・児童教育研究会の有志からなる
演劇団が登場してきました。
 ところが、彼らが登場したとたん……

「……あれ〜?」
「へんだよ、あのきんたろう……」

 園児たちからは驚きと疑問の声が挙がり始めたのです。



きんたろうちゃんとクマ太郎くん♪
「おんなだー!あのきんたろう、  おんなだー!(・0・)」
「へんなのー、はだかんぼみたい(−△−)」
「わー、えろいえろいーーー(^▽^)」

 その園児たちの反応に、1年2組の坂田杏子
さんは不安げにクマの着ぐるみの中にいる
児教研会長の3年1組・F先輩にこっそり話し
かけずにはいられませんでした。

「……あ、あの、ホントにこれでいいんですか?」
「うん、これは我が児教研の大事な研究テーマの
 ひとつだからね。新入部員の君には特に
 がんばってもらわないと」
「でもなんで……『金太郎』なんです?」
「子供にものを教えるときには、彼らの興味の
 あるものを使ってきっかけにする……わかり
 やすいだろう?」
「はぁ……」

 でも当の杏子さんにすれば、やっぱり今の
自分の格好は恥ずかしくてなりません。

「すごいね、あのきんたろう」
「おっぱいでけーーー!」
「うちのママよりでっかいかもーー」
「しってるよー、あれ『はだかえぷろん』って
 いうんだよー。パパのえっち本にのってたヨ」
「おっぱい出ちゃいそう……」
「ヘンタイっぽいー」
「わー、えろいえろいーーー(^▽^)」

 園児たちが遠慮なく並べ立てる感想も、一層
羞恥心をあおり立ててしまうのです。

「子供たちもいい感じに興味を引いてるじゃ
 ないか。それじゃはじめようか」
「は、はい……」

*   *   *   *   *

『……あしがら山のきんたろうは、りっぱな
 お侍になるためにがんばっています。
 今日は刀のおけいこです。
 重たい斧を両手でつかんで、力いっぱい
 ぶんぶんとふりまわして身体をきたえます♪』

 児教研会員女子によるナレーションに合わせて
ぶんぶん斧を振り回す杏子さん。

『ちょっと……やだ……こんなことしてたら
 胸が……あっ!




『わぁぁぁっ!』

 室内に園児たちの歓声が沸き上がります。

「おっぱいでたっ!」
「おっきぃ〜〜〜っ!」
「ぶるんぶるんだぁ〜〜〜!」
「まるだしだぁ、えっちぃ〜〜」
「わー、えろいえろいーーー(^▽^)」

 あわててこぼれ出たおっぱいを隠そうと
する杏子さんを、後ろからクマ太郎(先輩)が
押しとどめます。

「だめだよ坂田さん、もっとおっぱいを
園児たちにみせるんだ!」
「そ、そんなぁ〜〜〜」
「隠しちゃったら、教育にならないだろ!?」

 つい、とクマ太郎が指さす先に杏子さんが
目を向けると、そこには園児たちの中に入って
説明をする児教研会員女生徒の姿がありました。

「おっきいでしょ、きんたろうのおっぱい」
「うん、おっきぃ〜」
「すっごいエロい〜〜〜」
「こら!エロいなんて言っちゃダメ。……女の
子はね、みんな成長するとおっぱいがおっきく
なるの。なんのためかわかる?」
「はーい、赤ちゃんにミルクあげるのー」
「はい正解。それでね……」

 女生徒は舞台の上の杏子さんを使って、女性の
乳房について説明してあげているのです。

「君は園児たちにとって『教材』なんだから!」
「……教材って、もしかして……」
「そう。性教育の
「(ガーーーーーーー(゜Д゜;)ーーーーーーン!)」
「ストレートに教科書を開くより、園児たちは遙かに
 熱心に説明を聞き入っているよ……成功だね」

 愕然とする杏子さんは、肩にぽん、と置かれた
クマ太郎の手で我に帰りました。

「さて……女子の第二次性徴に関する説明も
終わったみたいだから、いよいよ性教育の核心部分に
ついての説明に移ろうか」
「せ、せんぱい、まさか……」

 引きつった笑顔を浮かべながら後じさる杏子さんに
クマ太郎は大きく両手を開いて迫っていきました……
まさかりかついだきんたろう、ポロリン♪の図 



『みんなー、きんたろうが今度はお馬のけいこを始めたよ!
 森の仲間のクマ太郎にまたがって、ぱっかぱっかしているよーーーー!』
「……あっ、ああっ……ああん!」
『大きな声を上げてたのしそうだねーーー! さぁ、みんなもっと近寄っていっしょに見てあげよう!』
「いっ、いやぁ、こないでぇ……!!」
く〜まにまたがりおうまのけいこ♪

 舞台の上では杏子さん演じるきんたろうが
クマ太郎にまたがって「お馬の稽古」の真っ最中です。
……ただし背中ではなくておなかの上にまたがって。
杏子さんの腰がぱっかぱっかと上下するのに合わせて
着ぐるみの中から突き出たF先輩のいきり立った
おチンチンがばっこばっことアソコの中に突き立て
られています。

「ほら、ほら、坂田さん……もっと足を開いて……ッ!」
「やっ……いやです先輩、先輩ぃ……!」
「子供たちのためだよ……ほら!」

 恥ずかしさで眩みそうになる杏子さんの視界に、2人の
行為を文字通り食い入るように見つめる園児たちの姿が
飛び込んできました。

「うわぁ〜、きんたろうのワレメのなかに、クマたろうの
 おチンチンがつきささってるぅ……(◎□◎)」
「い、いたくないのかなぁ?(;△;)」
「だいじょうぶ。いたくなんかないんだよ〜?」

 半べそをかいている女の子に、児教研生徒が優しく
教えてあげます。

「ほら、きんたろうのワレメからお汁がいっぱい
 出てるでしょう? あれは、おチンチンがはいって
 きもちいいー、って言ってる証拠なの」
「すごーい、あんなのできもちいいんだぁ」
「はい質問です。これって一体なんでしょう?」
「はーい。『せっくす』でーす♪」
「よく知ってるねー! それじゃ、セックスって
 なんのためにすると思う?……」
『や、やめて……もう見ないでぇ……』

 自分たちのセックスを園児たちに見られていると
思うだけで、杏子さんは恥ずかしさで気絶しそうです。

「……ふーん、せっくすって赤ちゃんつくるために
 するんだー」
「でもそれじゃー、こんなふうにみんなのまえで
 するのって、ヘンじゃないー?」
「へん……『ヘンタイ』だぁ!」
「ヘンタイ!」「ヘンタイ!」「ヘンタイ!」

 一人が叫んだのをきっかけにして、あっという
間に「ヘンタイ」コールが部屋中にこだましました。

『ち……ちがう……ちがう……モンっ!』

 心でそう叫んでいるのに、杏子さんのアソコは
ますます大量の雫をあふれさせ、クマ太郎のおチンチンを
ぐいぐいと締め上げてしまうのです。

「さぁ〜、そろそろきんたろうとクマ太郎の
『セックス』がおわるよー!よっくみててね!」

 クマ太郎が杏子さんの太股に両手を当てて、ぐっと両足を
押し開きました。太股に引っ張られてより大きく開かれた
アソコの中に、おチンチンが一気に深く突き立てられます。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

 声にならない悲鳴を上げて杏子さんが達した瞬間、クマ太郎のおチンチンも大きくふるえ、2人の繋がった
部分から白く濁った粘液があふれ出し始めました。

「うわぁ……なんかでてきたぁ」
「あれが『せいえき』……赤ちゃんの素、ってとこかな。お父さんがお母さんのワレメの中であれを出す
 ことで、赤ちゃんができるんだよ」
「じゃ、ボクたちもああしてできたの?」
「そうだよー」
「へぇー、にんげんってふしぎだねー」

 ……異常な環境で迎えた絶頂の中で気絶しそうになりながら、一応「教育」にはなったのかなー……
などと思ってしまう杏子さんなのでした……



今回ちょっとテキストに頼りすぎっス。反省。
それにしても偏った性教育っスね。(^▽^;)

ブルマ穿いてるのは、うちの学校ネタサイトとしての「あいでんてぃてぃ」っス。



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