たぬき学園文化祭

  <そのいち>

 年に一回開かれる『たぬき学園文化祭』!
 もっとも入場者数を獲得した展示やイベントを行ったクラス・クラブに与えられる
名誉ある『ゴールデンたぬき杯(謎)』を目指した戦いが繰り広げられる!(^_^;)>



『たぬき学園文化祭』第一の出し物は、美術部による<作品展示会>です。

 でもそんな展示をしただけじゃ、来場者数を稼ぐコトなんて出来ません。
そこで考え出されたのが<ボディペイント体験会>。
 女子美術部員の肌をキャンバスに、来場者が筆を振るって芸術作品を仕上げて
もらおう、というのが趣旨なのですが……


美術室で・・・「こちょこちょこちょ……」
「ぬりぬりぬり……」
「ぺたぺたぺた……」

「ん……んんっ……!」

「ちょっとモデルさん、もぞもぞ動かないでよ。
色が塗りにくいじゃないか〜」
「で、でも、さっきから同じ所ばかり
筆でくすぐるから……」

 そう。来場者の持つ筆先は、女子部員の乳首や
アソコの割れ目の上をすべるばかりなのです。

「くすぐるとは失礼な。ボクたちはあくまで
美術活動にいそしんでるだけなのに」
「ほら、モデルさんはじっとして!」
「……………(;_;)」
「ん〜、なんか変なお汁がたれてきて、股の
あたりの絵の具が流れちゃうぞ?
もっと塗り込まないとダメだなぁ……」
 ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた……
「なんか胸のてっぺんも固くとんがっちゃって、
色が載せにくいなぁ。もっと念入りに筆を……」
 ぬりぬりぬりぬりぬりぬりぬりぬり……

(も、もうだめ……ヘンになっちゃうよぉ……っ!)

 かくして美術部の出し物は、大盛況、されど
非ゲイジュツ的につづくのでした……。



 ここからしばらく「たぬき学園文化祭」が続きますッス。

 ちなみに今回の女の子は上坂ゆかりちゃん(2年6組)。
お肌のきれいさでキャンバス役に抜擢されたのでした。



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