たぬき学園★臨海学校2003
<ビーチそばの岩場にて>



 燦々と降り注ぐ太陽の下、たぬき学園の生徒たちが保養施設専用ビーチでそれぞれ泳いだり遊んだり
イベントに参加したりしていたころ……
 それらの生徒たちから離れ、人目をはばかるように一人ビーチそばの岩場に向かっていく女子生徒の
姿がありました。
 その女子生徒……1年3組の堀内奈奈子さんは大きな岩と岩との隙間に潜り込むと、いそいそと
その場にしゃがみ込んだのです。

ぱっくりしゃがみ♪「も、もう……なんであたしってば、
トイレに縁がないんだろう……」
 情けない気分でつぶやく奈奈子さん。
……そう、彼女はいつぞや学校でそう
だったように、混雑する女子トイレの
順番待ちをガマンしきれずに「緊急避難」
しなければならない状況に陥っていたの
です。
「こ、ここなら……誰にも見えないよね?」
 せわしなくあたりを見回して安全を確認
する奈奈子さん。でも、実際におシッコを
しようとして、ハタと困ってしまいました。
(……水着をおろすのはヤだなぁ……)
 いくら周りから見えなさそうでも、トイレ
の中で用を足すように大きく水着をおろして
肌をさらしてしまうのには抵抗がありました。
 それなら、と股布の部分だけ横にずらそう
とも思ったのですが……なさけないことに
ぴちぴちに身体にフィットしてしまっている
水着がうまくずれないのです。
 そうしている間にもどんどん尿意は押し寄せ
……ついに奈奈子さんは最後の決断?を下し
ました。
「……こ、このまま、やっちゃえ……」
 どうせ水着だし、泳いだらきれいになっ
ちゃうからいいや。そう思ったのです。
 ひたひたと足下に海水が小さく寄せては
かえすのを感じながら、しゃがんだ奈奈子
さんは大きく足を広げます。
 しゅっと小さな音を立てて、スクール水着の
生地が、ぽっこりふくらんだおなかに密着し、
そしてその下……アソコのワレメに食い込んで
いきます。
(そ、それじゃ………し、しちゃおうっと……)
 これから自分がしてしまうことへの羞恥と、
不安とがない交ぜになった複雑な感情に頬を
染めながら、奈奈子さんは下腹にくっ、と力を
込めたのでした。

「んっ……」
 うめきを漏らしながら力を込める奈奈子さん。
 でも彼女が望むものはなかなか出てきてはくれませんでした。
(やっぱり……『着たまま』っていうのに、カラダのどこかが
拒否反応おこしてるのかなぁ……?)
「ううっ……んっ、んっ!」
んっ……
 そんなことを考えながらも、奈奈子さんは下腹に力を込め続けます。
「で、出てぇ………っ!」
たっぷり取った水分のおかげで、下腹はもうぱんぱんなのです。それを
放出してしまいたいのにすることが出来ないもどかしさにじれ始めたそのとき、
やっと下腹から股間に向かって、熱いものが刺激を伴ってほとばしりはじめた
のを奈奈子さんは感じることが出来ました。
(ああ……きて、来て……!)
 それでも「拒否反応」の最後の抵抗か、出口ぎりぎりでとどまるそれに
いたたまれなくなって、
「も……もれちゃう……っ!」
 奈奈子さんが小さな声でせっぱ詰まった声を上げた瞬間でした。

じわっ……
(じわっ………)

 きっちりとワレメに食い込んでいるスクール水着の
股布の部分に、黒々としたシミが滲み出し始めたのです。

あっ……
「あ………」
 それを感じた奈奈子さんの顔に、安堵にも歓喜にも似た表情が浮かびます。

じわじわっ……
(じわっじわっ………)

 一旦出始めると、それはもう何の抵抗もなく
奈奈子さんの下腹からあふれ出て、スクール水着の
股布にシミを広げていくのです。

ああっ……
「なんだか……あったかぁい……♪」
 思わずうっとりとした声を漏らしてしまう奈奈子さん。
 衣服の中に温かい水の感触が広がっていく……それはどこか
懐かしい記憶を呼び覚まさせるものでした。

じわじわじわっ……
(じわじわじわっ………)

 そうしている間にも股間からほとばしっていくものは
大きくシミを広げながらスクール水着の股布と奈奈子さんの
あそことの間にあるわずかな空間にどんどんとたまっていく
のです。
 そう、まるで風船が膨らんでいくように。

ああああっ……
「あっ……あふれちゃうっ♪」
 奈奈子さんがつい、心地よさげな声を上げてしまった瞬間でした。

じょばっ!
(じょばっ!)

 股布の中にたまりにたまっていたものは、まるで
ダムが決壊するように一気に外に向かってあふれ出して
しまったのでした。
はぁ……♪「はぁ……あ……♪」
 満足げな吐息を漏らす奈奈子さん。
それは必ずしもお腹にたまりに
たまっていたおシッコを放出できた
安堵感からくるものばかりでは
なかったのです。

(……服着たままおシッコする
のって、こんな感じだったんだ……)

 じゃわじゃわと音を立てそうな
勢いであふれ出続けるおシッコ。
それはスク水の股布の部分にます
ますシミを広げつつ、ぽたぽたと
足下の水面にこぼれ落ちていきます。

(あたし……『おもらし』
しちゃってる……)

 まだ幼かった頃に、せっぱ
詰まってどうしようもなくてそれを
してしまった記憶が奈奈子さんの
脳裏によみがえります。
 それは切なくて、恥ずかしい記憶。
してはいけない行為。
 その『おもらし』を自分の意志で
してしまったという事実に、奈奈子
さんはしばし倒錯した興奮を覚え
つつ、スク水の布地をべとべとに
濡らしながら最後の一滴まで
おシッコをほとばしらせてしまった
のでした……

*     *     *

……よく考えたら、海の中でこっそり
してしまってもよかったんじゃないか、
ということに奈奈子さんが気づいた
のは、おもらしの後、おシッコまみれに
なった股布の部分を海水で洗っている
ときでした。……よっぽどせっぱ詰まって
焦っていたんでしょうか。
「あたしってば、なにやってるかな〜〜」
 今度は純粋に恥ずかしさで頬を染めて
しまう奈奈子さん。
 けれど、

(……なんか変にきもちよかったなぁ……)

 臨海学校にいる間にもう一回してみようか、
などどいうキケンな考えがついつい心に
浮かんでしまうのも止められない奈奈子さん
なのでした……




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