すばらしきいただきものですよ〜☆
えと、かな〜りえろすなので読む環境にはお気を付けて。
下のお題を見れば…わかりますよね?
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即興お題『受から攻へのフェラ(スタルカ)』…from ウキ様
どうしてそんな話になったのかわからない。言ったのはスタンだけど、きっと本気じゃなかった。
はじめからできないと決め付けてるのが口調と表情からわかってカチンと来た。
さんざん口付けられて体中舐めまわされてイかされて、
熱のおさまらないぼんやりした頭でそうなったから僕の行動は早かった。
するりとスタンの腕から抜けだして、僕の腰より太い腿に手をかけて両足の間にうずくまる。
恥ずかしくて今までちゃんと見られなかったスタン自身が目の前にして、
やっぱり正視できなくて早くも挫折してしまいそうになった。
自分とは比べものにならない大人の男のそれ。近くにあるだけで熱を持っているのが伝わってくる。
ゆるく持ち上がっていた。
少しだけ興奮していてぬれているのは、さっきまでの自分の痴態のためなんだろうと思ったら恥ずかしくて、
でも嬉しくなった。
遠くで息を吐く音が聞こえた。スタンが小さなため息をついたようだ。
僕がやりやすいようにひざを立ててくれる。
そして上半身を起こして体勢を安定させると、腕を伸ばして僕の頭を優しくなでてくれた。
すかれる髪の束がはらりはらりとする柔らかい感触が、大きな恋人の手が甘やかしてくれてるようで嬉しくて
意を決してスタンに触れた。
そっと指で触ってこわごわと握りこむ。まだ少しやわらかい。
両手でぺたぺたとなでる、と、つかの間。どくどくと流れる血管の音も明らかにスタンが硬く大きくなった。
「わ」と思って顔をあげると、そこには(仕方ないだろう)とでも言いたげな表情のスタンがいた。
いつも僕のほうが振り回さればかりいるからスタンのそんな顔が珍しくて心がはやる。
もっと、と思って僕はスタンに集中することにした。
いつもスタンがしてくれるように、手順を脳裏に浮かべる。
一口に口に含もうとして、でもスタンのは片手に余るほど大きくて、
恥ずかしいやらなんやらでどうしてもうまく動くことができなかった。
この状況を面白がってるようにスタンはにやにやしている。
すぐ止まってしまう僕を楽しんでるようでいて、でも本当はツライんじゃないかなと思う。このままなのは‥‥
ぺろと舌で先端をなめればむっとする独特の味が口に広がった。
にがくて、変な感じがする。でも我慢できないほどじゃなかったらあむっと口の中に入れてみた。
めいいっぱいほおばっても僕では全部を飲み込めない。
先のくびれた部分までが限界で、それでも結構余裕がなかった。歯がやわらかい肉を傷付けてしまいそうで怖い。
上あごに直接あたっている箇所から青臭さが鼻孔をくすぐって、ふさがれた口内に逃げ場はなく、
そのあまりの濃厚さにえずきそうになる。
せまい中ちろちろと舌先をわずかに動かす。でも長くは続かない。
息も満足にできずに苦しくて目が熱くなった。
こくっと口にたまっていく唾液を飲み込む。
あごを開いたままの状態では普通のようにはいかない。
嚥下しようとノドを必死に動かすのに、下を向いている唇からもれでる分のほうが多いくらいだ。
まばたきをくり返せばほろりと涙が頬を伝うのを感じた。
「もういいぞ」
スタンの優しい声が息と一緒に耳に届く。
「わかったから無理するな」
小さな子供をさとすような言葉にふるふると首を振った。
まだ何もしてない。何もできてない。
スタンが僕にすると気持ちいいのに。
恥ずかしいけど、ほっぺたの内側の粘膜できゅーと吸われたり、ザラリとした舌で下から舐められたりすると、
お腹も腰も背中も全部が熱くなってぞくぞくしてたまらないのに。
それをスタンにも知ってほしいのにそうできない自分が悔しかった。
聞き分けのない僕の髪をスタンが強めにひっぱる。
力ずくで引き剥がそうとする、のに僕が痛くないようになんて考えるから拘束力なんて本当はない。
でも抗わずにスタンを口から出した。
ふはっと胸いっぱいに空気を吸って息を整える。開けっ放しのあごの関節が少しだけ痛かった。
上下する背中をそろりそろりとなでてくれる恋人はよくがんばったな、と僕を全部包み込んでくれるように優しいけど、
僕はスタンの中心を握ったまま離さない。離す気なんてなかった。
肩でスタンの身体を押して距離をとると、きつくスタンをにらみつけた。
丈夫のあるスタンに下からそうしたところで上目遣いになるからどれほど効力があるのかわからないけど、精一杯にらみつけた。
「横になって」
「なんだ?」
「いいから。スタン。横になって」
「なんだというのだ」
「ほら」
ぱちくりして反応のにぶいスタンにじれて上半身全部の体重をかける。
そうしたところで受け止められてしまうのがオチだったので、離したくなかったけどスタンから手を離して両手で肩を押した。
「も、少しだけやらせてよ」
弱くつぶやいた僕の言葉でベッドにぽすんとスタンの頭部が落ちる。
心配げな視線を向けてくるのに気にしないことにして、スタンの顔と上半身を背にしてスタンの身体に馬乗りになった。
腰の上に落ち着いてスタンを両手に持つ。
よしっと思って顔を近づけると、位置が近すぎて背中をぎゅっと丸めなければいけなくなってしまって少し息苦しかった。
できるだけ万全の体制で臨みたい、と僕はじりじりとお尻を後退させていい場所を探す。
スタンの上胸あたりでぺたんと落ち着いた。
「お、おいルカッ?!」
多分ずっと口に入れていたから苦しかったんだと思う。
今度はためらわずにスタンを口にむかえ入れてすぐ出した。またすぐ食べて吐きだす。ちゅるっと濡れた音がひびいた。
自分が何をして出ているのか自覚して身体が熱くなる。聞くに耐えない。それなのになぜかあおられるような気もした。
何度か出し入れをくり返して、唇がはなれる時を少しゆっくりにする。キスの名残を惜しむみたいに。
しばらく続けると頭を上下させるのに疲れて、あふれてきたスタンの液をアイスをなめるみたいに下から舐めあげてみた。
ねっとりとするスタンのそれは全然おいしくない。けど、嫌じゃない。そう思うのが不思議だった。
「‥う」
と、低いスタンのうめき声を聞く。感じてくれてるってわかる。それに妙な気持ちになった。
胸の底のほうから高ぶってくる感情があるのにそれが何かわからない。ただ巻き込まれる。僕が全部。
気持ちが「嬉しい」とか「悲しい」とか「苦しい」とか一口に言えるようなかわいいものじゃなくて、激しくて、叫びたくなる。
僕の中にあるなんて信じられない。それはスタンがくれたものでスタンにしか顔を出さない僕の知らない僕だ。
手持ち無沙汰なのかスタンの手が胴をまたいでいる僕のすねを幾度もさする。
僕のお腹まできてゆるくかすめとられるようになでたと思ったら腰骨へ。そのまま下へ降りてゆく。
僕に触りなれた指先は器用でやらしい。
くるぶしへ行ってひざ頭。かかとをゆるくなぜて足の指を一本一本丁寧に愛撫する。
性感があおられて思わずぴくりと身体が反応してしまって、そんなスタンをとがめるように片手を踏みつけた。
邪魔しないで、と主張する。
スタンがそんなことするから腰がゆらゆらと揺らめいてしまう。
そんな自分が恥ずかしくて口の中のものに歯を立ててしまおうかと一瞬ぶっそうなことを考える。
先端の液をあふれさせるくぼみにそういうことをするとどう感じるかはよく知っている。
熱が身体中からそこに集まって、イきたくて解放されたくてでも許してくれなくて、
苦しいのかいいのかわかんない時にされると頭が真っ白になる。
突き抜けるのは過ぎた痛みなんだと思うのに、それすら快感に変換されて脳の奥のほうがじんとしびれる。
気付くとイってしまった後だったりしてスタンが満足そうに脱力した自分を見ていたりするから本当にいたたまれないんだけど、
でも多分それは気持ちいいのだ。そういう時は。
だからまだ早い。今のスタンにやっても。
そう思ってスタン自身を愛することを続ける。もうずいぶん硬く興奮しているスタンは持ってる僕の手をぬらぬらとさせていた。
すべりがいい手を動かしてみる。慣れない、も何も僕からスタンにするのはじめてのことで、きっと下手だ。
そんなこと自分が一番よくわかっていて、
僕のつたない技術でどこまでスタンが気持ちよくなってくれるかわからなかったから本当に僕は必死だった。
モノを見れば感じてるかそうじゃないかはすぐわかって、
本格的に起ってくれたのも先走りが止まらないのも目に見えてわかるので嬉しかったけど、
イクにはいたらず、スタンにはまだまだ全然余裕があるに見えて困っていた。
口を動かす。手を動かす。それだけじゃ足りないのかもしれない。僕では。
口を先端からはなして舌の先で筋をつーとなめて、ふにふにっとした袋にも手を伸ばしてみた。できることなら何でもしたかった。
「ル、ルカッ!やめろ!!」
あせったようなスタンの制止の声が聞こえたけど顔が見えないのをいいことに無視を決め込む。
薄い皮に包まれた中身を強めに指でころがしてみる。
「ええぃもうはなせ!ルカ!これ以上は許さんぞ!」
胸をまたいでいる僕の腰にスタンの腕が回された。
もう片方の腕と手が僕の肩にかかってスタンが僕を引き離そうとしていることがわかった。
僕はあわてて再び先端を口の中に戻して、苦しいのにかまわずにノドの奥のほうまでスタンを飲み込んだ。
ぴちゃぴちゃとひどい音が聴覚をダイレクトに刺激して、
強引に開かれた咽喉の筋肉がひきつって何かがこみ上げてきそうになるのを必死で押さえ込む。
涙が止まらなかった。
ぬぐう余裕も気にする余裕もなくてスタンから見えないことが救いだと思った。
「ん‥むぅ」
思わずもれてしまった鼻にかかった僕の声は。
そんなことを感じさせず妙に甘そうで僕を安心させる。
「‥‥ッ。いいかげんに!!」
叫んだスタンが瞬間息を飲むのがわかって、僕もはじめての衝撃に同じように全身が硬直した。
あわててスタンが自分自身を僕の口から出す。
スタンのをイかせたいってそればっかり思っていたのにその瞬間を予期していなかったから思わず僕はむせてしまった。
スタンがしてくれるみたいに僕も飲むつもりだったのにうまくいかなかった。
熱いと思ったらノドがきゅっとしまって飲み込むのを拒否していた。ごぼごほと咳き込みながら口の中のものを唾液と一緒に飲み込む。
ぬるりとかたまりが胃に落ちて、その感覚は正直に不快としか言いようがなかった。
「バカ。だからやめろと言ったのに」
腕をつかまれてスタンの胸に引き寄せられた。甘やかされる。
「ルカ?」
僕が顔をふせたままあげないので、スタンがのぞきこんできた。
「ルカ」
優しい声。顔を見られたくなかった。
止まらない涙と、唾液とスタンのでだらしなくぬれた口元と、混乱した気持ちがぐちゃぐちゃしていて見られたものじゃないと思う。
している最中スタンに背中を向けていて本当によかった。
自分がされてるみたいにスタンに自分ができなくて、気持ち良くなって欲しいのにできなくて、はじめは悔しい。そんな涙だった。
でもスタンがイクまではやめられないて思って泣き言も言えずにしてたけど、
スタンが何も言ってくれないからどうなのかわからなくてもっともっと泣けてきた。
泣き出してしまうと、もう訳なんてないようなものだった。
自分の中が止まらなくなってしまった。スタンが好きでそればっかりで、それしか持ってないみたいで苦しかった。
泣いてる顔を見られたくなくてスタンの首にきゅーと抱きつく。
ひくひくっと上がるしゃっくりはどうしようもなかったけど、広い肩に顔を埋めれば少しだけ安心した。
「ど、どうしたのだ」
なんてオロオロするスタンがおかしいって、おかしいって笑おうとしたけどうまくいかなくてそのままぎゅーってしていたら
スタンがやっぱり優しく抱き返してくれるから。
なんかもう駄目だなって思った。
「気持ちよかった?」
と聞きたい気もしたけど、もういいかという気持ちになった。
またしたいって言ったらスタンは怒るかな。
僕もしたい気もしないけど、それでもスタンが気持ちよくなれるならしてあげたい。スタンのだからできる。
ちゃんとうまくなるから。まだ全然子供だけど、でも嫌だから。僕がんばるから。
いつまでも子供みたいに思わないで。
スタンにふさわしい大人になるからそれまで。
ずっと僕のそばにいてね。
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と、取ってつけたように終わってみる(笑。
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ぎゃーーーーーー。何度読んでもえ・ろ・すっ…!
いやもうほんと20禁にしたほうがいいんじゃってくらいに凄いです。
もちろんそれだけじゃなくって、年上の恋人のために必死でがんばるルカがもう、
胸が痛くなるくらいにかわいくっていじらしくって…!!!こっちまで涙しそうになっちゃいましたヨ!
魔王は魔王でもう優しいし!ルカを可愛がり過ぎだし!!
ウキ様!本当にすばらしいものを書いていただきまして、ありがとーございますっ!!
…いっそスタルカもはじめませんか?(^^;)
5.2 ちょいレイアウトをいじらせていただきました。
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