■瞬間、体、重ねて■ |
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「ただいま」 アスカはそう言うと、マンションの扉を開けた。 「もう・・・加持さん、どこにいったのかしら。これだけ探してもいないんだから」 ぶつぶつと呟きながら、靴を脱ぐ。学校帰りの制服が揺れた。 「シンジ?いないの?」 同居人の名前を呼ぶ。倶楽部にも何にも入っていない同居人は、先に帰っているはずだ。アスカは冷蔵庫を空け、所狭しと缶ビールがつめてあるのを見て、(まったくミサトは・・・)と思いながら、よく冷えたアクエリアスを取りだすと口にした。 のどの奥に冷たい液体が流し込まれる。 「シンジ?」 半分ほどになったアクエリアスを手にしたまま、同居人の部屋の前にいった。 「まったく・・・せっかくこのアタシが帰って来たのに、出迎えもしないなんて!?」 そう自分勝手なことを言いながら、ノックもせずに扉を開ける。 部屋の中は薄暗かった。電気を落とし、窓も閉めたままのようだ。 「・・・ははーん」 アスカは意地の悪そうな微笑を浮かべた。 自分の呼びかけに気づかなかったのも無理はない。シンジはヘッドホンをつけたまま、ちょうどアスカに背中を向ける形で椅子の上に座っていたのだ。その前には、パソコンのディスプレイがある。なにやら、動画が映し出されている。 アスカの視線にも気づかず、シンジの背中が小刻みに揺れていた。 よく見てみると、シンジはズボンをはいていなかった。ズボンどころか、パンツも何も履いていない。下半身は丸出しだったのだ。 右手はマウスをつかみ、左手は自分のものをつかんでいる。 ディスプレイには、白人の女性と黒人の男性が絡んでいる動画が流されていた。無修正の動画であり、男と女の結合部分もはっきりと見える。 シンジは、オナニーをしていたのだ。 アスカは足音をたてないように注意深く歩くと、シンジの真後ろに立った。ここまで近づいているのに、シンジはアスカに気がつかない。 どうやら、音量を大きくしているようだ。性能のいいヘッドホンなので音は漏れてこない。ただ、シンジが自らのものをこすり、その都度ギシギシなる椅子の音と荒くなるシンジの呼吸音だけが聞こえてくる。 アスカは、後ろから覗き込むように、シンジのものを見た。 (けっこうでかいじゃない) 同居人のものを見るのは初めてだった。しんしんと見つめる。少しきつい匂いがただよってくる。アスカは、ニヤリと笑った。 「シ・ン・ジ」 ぽんと、肩に手をやる。 「わぁっ!」 びくっと体を震わすと、シンジは下半身丸出しのままで振り向いた。あまりにも急に振り向いたので、シンジのしていたヘッドホンも外れた。 「AH!AH!」 外人のあえぎ声がヘッドホンから漏れてくる。かなりの音量だ。これならアスカの気配に気づかなかったとしても無理はない。 肩越しにアスカを見て、バツの悪そうな表情を浮かべる。左手は自分のものを握り締めたままだが、先程まであれほどたけり狂っていたものも、みるみるうちにしぼんで小さくなっていくのが分かった。 がまん汁を先にたらしたまま、シンジはいった。 「アスカ・・・なんでこんなに早く帰ってきてるんだよ」 「なんでって。加持さんいなかったんだもの」 アスカはそういうと、シンジの部屋のベッドの端に腰掛けた。ちょうど、視線がシンジのものと同じ高さになる。どうしても、ちらちらとそちらを見てしまう。 「ヒカリも今日は、なんか明日のお弁当つくるとかでいなかったし、ほかによるところもなかったからまっすぐ帰って来たのよ。悪い?」 「悪くはないけど・・・」 まだ、下半身は丸出しのままだ。シンジはなんともいえない表情をした。 「もう少し遅く帰ってきてくれたら・・・」 「ちゃんとイケたのに?」 アスカは意地の悪そうな微笑を浮かべる。視線はシンジのものに向けたままだ。 「まさか、帰宅早々、無敵のシンジさまのオナニーショウを見れるとは思わなかったわ」 「・・・」 「全然気づかずにオナニーしてるんだものね。いったい何見てたの?」 そういうとアスカは腰をあげ、シンジの側によった。右手をシンジの右手の上にのせ、そのままマウスをクリックする。シンジは抵抗しなかった。左手はまだものを握り締めたままだ。 「へー。アンタ、こういうのが趣味なんだ」 「別にいいだろ」 「悪いなんていってないでしょ。でもねぇ、へぇ」 マウスをクリックするたび、画面が入れ替わる。どれも外人の絡みであり、俗に言う「SM」というものらしかった。 「こんなの見て興奮してたんだ」 近づいているので、シンジの匂いがアスカの鼻腔に触れる。なんともいえない気持ちになってくる。 「そういえば、ミサトは?」 興味深そうにパソコンの画面をみながら、アスカは何の気なしにそう尋ねてみた。シンジはやれやれといったふうな口調で、 「今日は遅くなるって連絡があったよ」 と答えた。それからアスカには聞こえないような小声で、 「・・・だから、今日はアスカも遅くなると思ったから、ゆっくりオナニーしていたのに」 ともいった。 「へぇ」 アスカは、少し怪訝そうな顔をした。 「・・・加持さんもいなかったし、まさかあの二人、会っているんじゃないでしょうね?」 「知らないよ」 ふてくされた顔でシンジが言う。 「どっちにしても遅くなるらしいから、今夜は適当に冷蔵庫のもの食べてて、だって」 「冷蔵庫っていっても、ミサト、ビールしか入れてないじゃない」 「奥にちょっと惣菜とかあるから、後でなにか適当に作るよ」 「アンタ、いい旦那になるわよ」 「どういたしまして」 やれやれ、とシンジが首を振る。 「それでアスカ、そろそろどけてくれないかな?重いんだけど」 「いいじゃない」 どけるどころか、アスカはシンジの太ももの上に腰掛けた。顔をシンジに近づける。 「ミサトも帰ってこないんでしょ。なら、しばらくアンタとアタシで二人っきりなんだから」 「どういうこと?」 「もう、にぶいわね」 アスカは、むき出しになったままのシンジのペニスをぎゅっとつかんだ。 「さっき、イケなかったんでしょ?」 ガマン汁でぬるぬるしているペニスを、意地悪くつまみあげる。アスカの手のひらの中で、みるみるうちにそれは大きくなっていった。 「アンタと加持さんと比べたら月とミジンコだけど・・・まぁいいわ」 親指の先で、シンジの尿道をこすりあげる。アスカの指が動くにつれて、シンジの体がびくびく動くのが分かった。 「アタシがイカせてあげるわ」 「はぁ・・・あん」 アスカはゆっくりと舌を伸ばすと、シンジのペニスの裏筋を舐め上げた。唾液がつぅっと糸をひき、なんともいえない甘美な匂いがあたりに充満する。 シンジがびくっと動いたのを見て、アスカは意地悪そうにいった。 「どう?バカシンジ・・・このアタシがフェラしてあげてるんだからね・・・イカないと許さないから!」 言葉と同時に、口をすぼめると、シンジのペニスの先に軽くキスをする。優しいバードキスだ。 「アスカ・・・」 まるで全ての神経がペニスに集中しているかのようだった。アスカの柔らかい唇の感触が心地いい。 アスカはわざと唾液をだらだらとこぼし、ぬるぬるになったペニスを左手でしごきながら、シンジのペニスを舐め上げる。下から上へ。上から下へ。何度も何度も舐めあげられたペニスは、アスカの唾液とシンジのがまん汁とでミックスされた匂いでいっぱいになっていた。 「エッチな匂い」 そう言うと、アスカは大きく口を開け、シンジのペニスを口内奥深くにまで差し込んだ。そのままディープスロートを始める。 「すごい・・・アスカ、すごく気持ちいいいよ」 アスカは答えない。いや、答えられないのだ。まるで喉が膣になったかのように、シンジのペニスを喉奥深くにまで差し込んでいるのだから。 「・・おぇ」 アスカは涙目になってえづいた。それでも、ディープスロートは止まらない。むしろ、更に激しく頭を振り、シンジのペニスを吸い込んでいく。 普段あれほど高飛車なアスカが、今は必死になって自分のペニスをしごいてくれている。その事実にまた、シンジは興奮していた。 「アスカの喉、ぎゅっと締め付けてきて気持ちいいよ」 そういい、アスカの茶色い髪を握り締めると、シンジも自ら腰を降り始める。もはや、だらだらこぼれる唾液を潤滑油代わりとしたアスカの口は、たんなる穴と化していた。 「アスカ、アスカ」 「ひゃぅ」 アスカはいとおしそうにシンジのペニスを自らの口内にズボズボと入れ込み、そして必死にバキュームを加えながらゆっくりと吐き出していた。口から抜けそうになる瞬間、また今度は一気に吸い込んでいくということを繰り返す。 端正なアスカの顔が、歪んでいる。口だけが丸くすぼまり、普段のアスカからは想像もできないような表情になっている。 「・・・きた」 もはや、シンジはガマンの限界にきていた。尿道が熱い。奥からこみ上げてくる。 「アスカ・・・このままイクよ・・・」 返事はなかった。 が、アスカは両手を座り込んでいるシンジのお尻にまわし、先程までよりもいっそう強く激しくシンジのペニスを吸い上げていく。 それが、アスカの答えだった。 「すごい・・・すごいよ、アスカ。吸い取られそう」 (吸い取ってあげる) その瞬間、アスカの喉奥深くに、熱い液体がほとばしった。 シンジのペニスがびくびく震えている。 (今・・・女の子の・・・アスカの口内に) 襲い掛かる快感に痺れながら、シンジは自らのペニスに食いついているアスカの顔を見た。 (射精、してるんだ) まるで悪い事をしているような気分になる。本来なら食物を入れるための場所にペニスを入れただけでなく、そこに一番汚い液体を放出しているのだから。 しかしそんな考えも、想像以上の快感と、一生懸命ザーメンを飲み込もうとしているアスカを見ていると吹き飛んでしまう。 アスカの口元から大量のよだれは零れ落ちているが、シンジのザーメンは一滴たりともこぼれおちてはいなかった。 ごくん。 わざと音をたてて、アスカはシンジのペニスが吐き出した大量のザーメンを、全て飲み込んでいた。 飲み込んだ後も、しばらくシンジのペニスを加えている。射精したばかりに敏感になっているシンジのペニスは、アスカが喉を動かすたびに、びくびく震える。 「アスカ、それ以上されると変になるよ」 (変になればいいじゃない) シンジの言葉は、かえってアスカの挑発したようなものだった。さらに強く、バキュームをする。 喉の奥から、まるで栗の花のような匂いがしてくる。なんともいえない匂いだった。アスカは喉の奥で感じながら、また、自らの秘壷が濡れほそぼっているのも感じ取っていた。 どれぐらいシンジのペニスをくわえていたのだろうか? やがてゆっくりとシンジのペニスを口内から引き抜いた。アスカの唾液がつぅっと糸を引き、ペニスと唇が糸でつながれている。 口元から唾液をこぼしたままで、アスカは誇らしそうに笑った。 「どう?バカシンジ、気持ちよかったでしょ?」 「・・・うん。最高だった。最高の射精だったよ」 「あったりまえじゃない!」 床にぺたんと座り込んでいるアスカは、もう一度シンジのペニスの先にそっとキスをすると、いった。 「このアタシがしてあげたんだから」 「美味しかった?」 シンジの問いに、アスカは怪訝そうな表情を浮かべる。 「美味しいわけないじゃない。あんたのザーメンなんか」 「・・・」 「でもまぁ、全部飲み込んであげたわよ」 そう言って、アスカは口を開けた。 「ほら」 中には、アスカの濡れほそぼった口内が見えた。白いザーメンは一滴たりとも残っていない。 「ありがとう、アスカ」 「お礼なんていいわよ」 アスカは、再び意地悪そうに笑う。 「次は、あんたが私を気持ちよくしてくれる番なんだからね」 ベッドの上にいった二人は、しばらくお互いの裸を見つめあっていた。 シンジは同年代の標準的な男性と比べると少しひょろっとしているが、股間の間から伸びているペニスだけは標準異常のサイズだった。先程、あれほど大量に射精したにも関わらず、まるで何事も無かったかのようにそそり立っている。 「何興奮しているの?いやらしい」 そういうと、アスカはシンジのペニスを指でパチンとはじいた。 「痛いなぁ。何するんだよ」 「いいじゃない。さっきあれだけしてあげたんだから」 そう言って、今度はシンジのペニスの先をつまむ。 「それに、これからたくさんするんだし」 「・・・アスカ!」 飛び掛ろうとするシンジを、アスカは止めた。 「シンジ、がっつかないでよ」 「でも」 「でもじゃない」 アスカの裸体は綺麗だった。まるで完璧な一枚の芸術作品を見ているかのようだ。ほっそりとした体なのにも関わらず、胸は大きく、また形もいい。ほのかにピンク色に染まった乳首がツンと上を向いている。 おあずけをくらったシンジは、視線をアスカの股間へと向けた。 アスカの髪の毛と同じ、栗色のヘアがもうしわけ程度にそこには生えていた。 「ここはダメ」 シンジの視線に気づいたアスカは、両手で自らの陰毛を隠した。 「なんで?」 (ここまできて) と、シンジは思った。ペニスが痛い。痛くなるほど勃起している。早く、アスカの柔らかい体に包み込まれたかった。 そのシンジの様子を見て、また、アスカは意地悪く笑った。 指を、くちゅくちゅと動かし始める。 細い綺麗な指が、一本茂みの奥底に消えていった。 「あん」 吐息が漏れる。 「あ」 くちゅ・・・くちゅ。アスカが指を動かすたび、淫靡な音が部屋に響き渡る。 シンジが黙ってみていると、アスカは上目遣いでシンジを見返した。 「ここはね」 アスカはゆっくりと指を引き抜いた。濡れている。透明な液体にデコレーションされた指を、こんどは唇に塗りこめた。 すぅっと、アスカの愛液が口元に残る。 「シンジにはあげない」 「どうしてだよ、アスカ」 「言わなくても分かるでしょ」 愛液で濡れほそぼった唇と開くと、アスカは当然のようにいった。 「アタシのここは、加持さんのものなんだから」 「そんな」 「文句言わないの」 アスカは顔を近づけてきた。 濡れた唇がはっきりと見える。 「アタシの処女は、加持さんにささげるって決めてるんだから」 「じゃぁ」 シンジは泣きそうな表情を浮かべた。痛いほどそそりたったペニスの硬さを感じる。この興奮を、ならばどうすればいいのだろう? 「そんな顔しないの」 そう言って、アスカはそっとシンジにキスをした。 普段のアスカからは想像できない、優しいキスだった。 シンジは、そっと自らの唇に手を触れた。そこには、アスカの愛液が少し付着していた。 「一番大事な私の処女は加持さんにあげるけど、シンジには別のものをあげるから」 「別のものって?」 「アタシの、もう一つの処女」 「・・・」 「感謝しなさいよ」 まだアスカの真意をつかみかねているシンジの顔を見て、アスカは少し膨れた。そんな表情もまた、可愛らしい。 「分からないの?」 そういって、シンジのペニスをぎゅっと握り締める。 「うっ」 突然の事に目を閉じたシンジの耳元で、アスカはそっとささやいた。 「アタシの、お尻の処女、アンタにあげるわ」 アスカは四つんばいの姿勢になると、お尻をシンジの方へと向けた。 全てが、丸見えになっている。 「アスカ・・・」 手を伸ばそうとしたシンジに向かって、アスカは肩越しに振り返ると、 「だめ」 といって、自らの女性器を手で隠した。 「ここはダメよ」 そういって、少し、クチュっと手を動かす。濡れほそぼったアスカの女性器から、透明な液体がたらりとこぼれ落ちた。 アスカはゆっくりと足を開いた。四つんばいの姿勢のまま足を開いたおかげで、お尻も左右に開かれ、中に隠されていたアスカの肛門がはっきりと見えるようになる。 「シンジが触っていいのは、こっち」 少し、力を入れる。 アスカの菊門が、ぴくりと動いた。 「アスカ・・・」 「こっちなら、触ってもいいわよ・・・けれど」 アスカは、ゆっくりと、一番大事なところを隠していた手を外した。 濡れたあわびのようなアスカの女性器が、シンジの目の前に現れた。端正な顔立ちのアスカに似合わず、そこは卑猥に歪んでいた。 びらびらの形も、左右で非対称だ。その全てが濡れほそぼっており、白い湯気が立ち込めていた。 愛液で濡れほそぼった女性器を、アスカはもう一度、くちゅっと触った。そして、女性器の上にある、小さな小さな突起に、少しだけ、ほんの少しだけ、触れる。 「はぁん!」 思わず、大きなあえぎ声がこぼれる。 アスカはびくっと体を震わせると、絶え絶えな声でいった。 「こっちはダメよ。舐めるのも、触るのも、息を吹きかけるのも禁止」 クリトリスの先を、指でくりくりとこねまわす。そのたび毎に体を震わせながら、アスカはいった。 「そうね。見るだけは許してあげる」 アスカは指を使って、自らの女性器を左右に開いた。 アスカの体の奥底まで見える。 「・・・アスカ」 「はぁ・・・」 気持ちよさそうなあえぎ声がこぼれる。 「この中に入れるのは、加持さんだけなんだから」 シンジは、自らのペニスをこすりはじめていた。あまりに興奮していたからだ。 「アスカ・・・」 「だから、そんな泣きそうな声ださないの」 アスカは秘壷から指を引き抜くと、その愛液にまみれた指で、ゆっくりと、自らの肛門を触った。 ぬる・・・ぬる・・・ 円を描くように、愛液を肛門に塗りつける。 「はぁ」 アスカは先程までとは質の違うあえぎ声をあげた。 「さっきも言ったでしょ。アンタにはこっちの処女をあげるって」 シンジは、ごくんと唾を飲み込んだ。視線がアスカの女性器から、肛門へと移り変わる。 「こっちだって、処女なんだからね」 愛液を塗りこめた肛門を、今度はゆっくりと開き始める。 「アスカ・・・触っていい?」 そのシンジの声をきき、アスカは視線を前に戻し、シンジの顔を見ないでいった。 「さっきも言ったでしょう・・・こっちなら・・・好きにしていいよ」 そして、肛門を動かした。 (生まれて、初めて見る) シンジは、自らが興奮しているのが分かった。突き出されたアスカのお尻に近づいていく。 (これが) ゆっくりと手を伸ばし、アスカのお尻に触れた。柔らかい。なんともいえない感触だ。手のひらから、アスカの体温がじわり、じわりと伝わってくる。少し、アスカが汗ばんでいるのが分かった。 (女の子の・・・アスカの・・・) どくん、どくん。血液の流れる音が響いてくる。 (お尻の・・・穴) アスカは四つんばいになったまま、こちらを振り向こうとしない。が、シンジが肛門に触れるたび、びくんびくんと体を動かしているので、意識を肛門に集中しているのが分かる。 「アスカの肛門、ひくくひしているよ」 「仕方ないでしょ」 息をあらげながら、アスカはいった。 「・・・悔しいけど、気持ちいいんだから」 アスカの秘壷から、愛液がとめどなくこぼれ落ちている。股をつたって、透明な液体がベッドに染みをつくっている。 シンジは自らの指を舐めると、唾液をつけてどろどろにした。そしてしゃがみこみ、顔をアスカの肛門へと近づける。 (うわぁ) 近づくと、アスカの菊座の皺の一本一本まではっきりと見えた。限りなく淫靡なその形にシンジも興奮してくる。 「そんなに広げないでよ」 アスカの抗議を無視すると、シンジは両手でゆっくりとアスカの肛門を左右に開いた。皺が伸び、アスカの弾力のある肛門がぱっくりと開かれる。 「アスカ・・・」 唾液をつぅっとアスカの肛門に流し込むと、指先でうっすらと塗りこみ始めた。皺の一本一本まで念入りに触る。シンジの指が触れるたび、その動きにあわすようにアスカの体も動く。くるくると円を描くようにアスカの肛門を触り続ける。 「なんか、変。変な感じ」 「どんなふうに?」 「頭の奥が、痺れちゃいそう・・・」 体の中でもっとも汚い部分を念入りにいじられて、普段勝気なアスカからは想像もつかないような弱弱しい声がこぼれてくる。 そんな姿を見ていると、シンジの心の奥底に、ほんわりとした暖かい感情が芽生えてくる。 (アスカ、可愛い) 「アスカ」 「なによ」 「ここに・・・キスしていい?」 「もう、何回も言っているでしょう」 肛門をもてあそばれながら、アスカは向こうを向いたままで、いった。 「こっちの穴なら、アンタの好きにしていいって・・・ひゃぅ!」 その言葉が終わらないうちに、シンジはアスカの肛門にそっとキスをした。とたんに、びくんとアスカの体が震える。 (匂い。アスカの匂い) 舌をすぼめると、ゆっくりとアスカの肛門に差し込んでいく。すでに濡れほそぼり、だらしなく開ききったアスカの肛門は、なんの抵抗もなくシンジの舌を飲み込んでいった。 (アスカの、味) きゅっと、アスカが肛門をしめるたび、シンジの舌も強く締め付けられる。アスカの肛門の中は、余計なヒダヒダもなく、つるつるしていた。 ほんのりとした苦味が舌先を刺激する。それが、アスカの味だった。 「・・・そんなに、吸わないで・・・」 お尻の奥まで吸い取られたアスカが、四つんばいの姿勢のままでそう言った。シンジからは表情をうかがい知ることはできないが、おそらくは頬を真っ赤に染めていることであろう。 ひとしきりアスカの肛門を堪能した後、シンジは舌を引き抜いた。唾液がつぅっと糸を引き、シンジの舌とアスカの肛門をつないでいる。 「すごく、開いているよ」 「アンタがしたんでしょ」 桜色の肛門の中身を出したまま、アスカはいった。 「そろそろ・・・入れて」 アスカのその言葉を聞き、シンジは少しごそごそと動いたかと思うと、部屋の片隅からローションのつまった瓶を持ってきた。 「シンジ、あんたどうして、そんなの持ってるのよ」 「いつもオナニーする時に」 言いながら、ローションを大量に自らのペニスに塗りこめていく。 「使っているんだ」 「変態」 「その変態のおかげで」 どろどろになったペニスから、ローションがしたたりおちてベッドにたくさんの染みを作っていっている。シンジはまた、アスカの肛門にも念入りにローションをつけ始めた。 「こうやって、アスカと、つながることができるんじゃないか」 「そうね」 冷たいローションの感触を肛門に感じ、アスカはうっとりと目を閉じた。先程からずっと四つんばいの姿勢なのは、このほうが楽だということもあるが、それ以上にシンジの顔を正面から見るのが恥ずかしかったからでもあった。 感じている自分の顔を、出来るだけ見せたくなかった。 なぜか負けた気になるからだ。 「いいわ」 ちゅぽん、と音がして、ローションまみれの指をアスカの肛門から抜き取った。よくほぐされたそこは、シンジのものを受け入れる準備が出来ていた。 ぽっかりとだらしなく開き、シンジが欲しいと蠢いている。 「入れて」 「アスカ」 シンジはアスカのお尻に手をやると、まるで犬の交尾のような姿勢で、ペニスの先をアスカの肛門に触れさせた。 「ひゃぅ」 まだ入れてもいないのに、アスカが声をあげた。先程からずっと、肛門だけしかいじられていない。全ての感覚が肛門だけに集中しているのだ。 シンジは、すぐには挿入しなかった。 まるでじらすかのように、ローションまみれのペニスを、ローションまみれのアスカの肛門周りになすりつけていたのだ。 「入れて・・・入れて・・・」 アスカの懇願が、だんだんとかぼそい声になっていく。 「シンジのおちんちん・・・アタシの肛門に・・・」 アスカが、自らお尻をシンジへと突き出した。 「入れて」 「入れるよ」 その言葉と同時に、亀頭が、ゆっくりと、アスカのアナルへと吸い込まれていった。 開ききった肛門は、何の抵抗もなくシンジのペニスを吸い込んでいく。 「あぁぁぁぁぁぁ」 アスカが歓喜の声をあげた。 「はぁっ・・・あ・・・シンジのおちんちん・・・アタシの肛門に・・・入って・・・くるぅっ!」 この瞬間、シンジの童貞と、アスカの後ろの処女が失われた。 「すごい・・・締め付けてくる」 本来なら排泄にしか使われない器官が、今は別の目的で使われていた。「出す」だけしかできないアスカのアナルが、今は逆に、シンジのペニスを「入れて」いる。 「頭の奥が・・・痺れてくる」 アスカは肛門でシンジを受け入れ、自らの奥の奥にまでまねきいれていた。シンジが動くたび、直腸の奥深くにまでペニスが入り込んでいく。 「アスカの入り口がすごいんだね」 シンジはそういうと、自らのペニスとアスカのアナルとの結合部分に目をやった。 アスカの肛門はシンジのペニスの形に合わせて丸く変形しており、皺も引き伸ばされている。大量のローションをつけていたおかげで、何の抵抗もなく滑っている。 「アスカの肛門は締め付けてくるんだけど、中は広いね」 シンジは自らの意識をペニスへと集中させた。確かに、入り口の肛門は痛いほど締め付けてくるのだが、一度中に入ると、今度は逆に驚くほど抵抗というものがなかった。 アスカの直腸の中はがらんとした空洞であり、快感を感じるためには入り口付近を何度も往復させるのが一番なのだと分かる。 「シンジ、シンジ、アタシ、なんか変な感じ」 「どんな感じなの?」 「なんか、なんかね、うんち、してるみたい」 「そうなの?」 「うん」 アスカは可愛らしい声をあげる。 「シンジがおちんちん引き抜くたび・・・」 「こう?」 アスカの言葉どおり、奥深くまで差し込んでいたペニスをゆっくりと引き抜こうとする。 「ひゃぁぁぁぁ、そ、そう。なんか、とまらないうんちをしているみたい」 「気持ち悪い?」 「ううん。気持ち悪くなんてない。けれど、けれど、なんか変。変なの」 シンジの亀頭が、アスカの肛門から抜き出されそうになる。そのギリギリのところで、またシンジは逆にペニスを押し込んだ。 めくりあがりそうだったアスカの肛門が、じゅぶじゅぶと音をたててシンジのペニスを吸い込みはじめる。 「あぁぁぁぁぁ、また、入ってくる!入ってくるぅ!」 アスカは顔を壁に押し付け、だらしなく唾液を撒き散らしながら、シンジを肛門で受け入れていた。 抜いて、入れて、出して、刺して。 シンジとアスカのアナルセックスは、いつ果てることもなく続いていた。 アスカのあえぎ声がとまらなくなってきた時、シンジはとある変化に気づいた。 ローションの色が変わっている。 本来なら透明であるはずのローションが、今では、少し茶色く泡立っているのだ。 「アスカ」 「あっ、あっ、あっ」 シンジの声に、アスカはこたえることが出来ない。普段のオナニーとはまったく違う快感に、すでに我を無くしそうになっているのだ。 「アスカ」 そういって、アスカの奥深くにまでペニスを差し込む。そのペニスが受ける感触も、アナルセックスを始めた最初の時とはまた違ったものになっているのだと、シンジはわかった。 最初、アナルセックスを始めたときには、アスカの直腸中は空洞だったのだが、今では、とあるものの存在で、ペニスが包まれているのだった。 柔らかいそれはアスカの体の中で、シンジのペニスを包み込んでいた。 ペニスが動くたび、それもくちゅくちゅと動き出し、結合部分である肛門から、少し漏れ始めていた。 「アスカ、出てるよ」 「・・・な、なにがぁ・・・」 快感にのたうちながら、アスカは力なく答えた。 シンジは一瞬、答えるべきか答えざるべきか悩んだのだが、すぐに思いを変えると、少し意地悪そうに・・・先程までの反撃もかねて・・・いった。 「アスカのうんち、漏れ出してるよ」 「・・・嘘」 「嘘じゃない」 シンジはアスカのアナルからもれ始めていた茶色い液体・・・ローションと混じったそれを指先で救い上げると、ペニスをアスカのアナル奥深くへと差込み、そのままアスカの背中に覆いかぶさるようにして肌を合わせ、先程掬い取った液体をアスカの頬先から横目で見える位置へと差し出した。 「これ、見てみて」 「・・・」 アスカは何も答えなかった。答えはしなかったが、じっとそれを見ていた。その瞬間、シンジのペニスの締め付けが再び強くなった。興奮が止まらない。 「だって・・・」 アスカは否定しなかった。 「アンタの・・・すごく・・・気持ちいいから・・・」 シンジの指先をぺろりと舐めると、アスカは今まで以上に肛門を締め付ける。 「力が抜けちゃって・・・こんなアタシは嫌い?」 「嫌いなもんか」 シンジは、嬉しくなり、アスカの背中から手を回し、年のわりには豊かな二つの乳房を両手で包み込んだ。手のひらの真ん中で、アスカの勃起した乳首が当たるのを感じる。 シンジはアスカの乳首をつまんで伸ばしつつ、いった。 「もっと、好きになったよ」 そういって、腰のピストン運動を更に激しくする。アスカが興奮と快感で噴出した汗がシンジの汗と混ざり合い、お互いの肌が密着する。 「アスカ、アスカ」 「あぁぁぁぁぁ、シンジ・・・」 「この、からみつくうんちに、射精していい?」 「いいよ、出して、全部出して」 髪を振り乱しながら、アスカは言う。 「アタシの体の中のうんちに、アンタのザーメン、たくさんかけて!」 「もう、我慢できない・・・」 「我慢しないで!たくさん出して!」 アスカは自らの両手で尻を開くと、シンジを今までで一番奥まで引き入れ、そして叫んだ。 「シンジが・・・シンジのが欲しい!」 そして、シンジは、射精した。 最後の一滴まで射精した後、シンジはゆっくりと、アスカのアナルからペニスを引き出した。ザーメンを全て出し終えたペニスは、みるみるうちにしぼみはじめている。 それでも芯には硬さを残したまま、肛門から抜き出した。 シンジのペニスは、アスカのうんちで茶色くデコレーションされていた。 「あ」 その時、四つんばいになったままのアスカがいった。 「出る」 お尻を突き出したまま、アスカの肛門がまるで別の生き物のようにひくひくと動き始めたかと思うと、大きく開き始めた。 ちょうどシンジのザーメンで浣腸された形になったアスカのお尻は、限界点に達していたのだ。 ぷすぅ・・・ という音と共に、アスカの肛門が開ききり、中からザーメンまじりのうんちが出てき始めた。 可愛らしいアスカの顔立ちからは想像もつかないようなグロテスクな茶色の塊が、白いザーメンを交えてぬるぬるとひりだされていく。 シンジは、その光景をじっと見ていた。 それに気づいたアスカが、恥ずかしそうに言う。 「もぅ・・・バカァ・・・何見てるのよ・・・」 それでも、アスカの排泄は止まらない。 ひとしきりザーメンまじりのうんちを排泄した後は、こんどはどろどろの軟便が湧き出てきたのだ。 「アスカ、すごい光景だよ」 「見ないでよ」 「見て欲しくないなら、出さなければいいのに」 「・・・それは・・・無理・・・はぁ」 アスカは気持ちよさそうなあえぎ声をあげて、排泄を続ける。 「アンタのおかげで、アタシのお腹の中、ぐちゃぐちゃにかき回されたんだからね・・・」 最初の排泄では音らしい音はしなかったのだが、今度はぶりっという大きな音と共に、アスカのうんちがベッドの上に撒き散らされた。 「責任・・・とってよね」 アスカの体の中で温められていたうんちが、外気に触れることによって白い湯気を立ち上らせていた。 「責任?」 「このアタシを・・・うんちもらさせるぐらい、気持ちよくさせた責任」 最後にどろどろの軟便を全て排泄した後、アスカはいった。 「シンジ、テッシュとって」 「あ、待ってて」 シンジはベッド脇のテッシュを何枚から取った。 「なにぼうっとしてるのよ。ちゃんと拭いてよ」 四つんばいのまま、排泄を終えた肛門をシンジの方に向ける。シンジは、うんちで汚れたアスカの肛門を、ゆっくりとテッシュでふき取った。 白いテッシュが茶色く染まり、そのテッシュはベッドの上に排泄された大量のアスカのうんちの上に置かれた。 全てが終わり、ようやくアスカは四つんばいの体勢をやめ、ベッドのうえにちょこんと座った。 シンジも座っている。 二人の間には、アスカのうんちだけが横たわっていた。 「アタシ・・・」 そうアスカが言いかけた時、ふいに、部屋の外でガタンと音がした。 とたんに、二人ともびくっとする。 「まさか、ミサトがもう帰って来たの?」 「今日は遅くなるって言っていたのに」 「どうしよう」 「・・・」 二人は黙って、ベッドの上に排泄されたうんちを見つめた。 二人とも裸なのは、すぐに服を着ればいいから大丈夫だとしても、このうんちだけはどうしようもない。 隠したところで、匂いでばれてしまうだろう。 どうしよう、どうしよう、と焦っているうちに。 ドアが開いた。 「ミ、ミサトさん、これは・・・」 言い訳をしようとしたシンジが、言葉をやめた。 ドアを開けて入ってきたのは、ミサトではなく、一匹のペンギンであったからだ。 温泉ペンギンのペンペン。 シンジ、アスカ、ミサトにつぐ、もう一人の同居人。 「っぷ・・・」 「はははははは」 二人とも、同時に笑う。 「そういえば昔」 「似たような光景、あったね」 裸で、ベッドの上で、うんちと一緒に笑っている二人の男女を見て、ペンペンはやれやれとも言いたそうに首をかしげると、入ってきたときと同じように部屋から出て行った。 ひとしきり笑った後、アスカがいった。 「じゃぁ、今度こそミサトが帰ってくる前に、片付けときましょ」 アスカはそういうと、大きく背伸びをした。 「こんな光景、言い訳できないしね」 ベッドのうんちからは、まだ白い湯気が立ち上っている。 「ほら、立って立って。まったく、使えない男ねぇ」 シンジをせかして立たせる。 そして、ちらりとベッドの上にある、先程自らが排泄したうんちに目をやると、 「毎回これじゃ体がもたないから、今度する時は最初から浣腸しておくことにするわ」 といった。 「そ、それじゃ・・・」 何か言いかけたシンジの口をふさぐように、アスカはそっとシンジにキスをした。 「今日、何回言ったか分からないけど・・・アタシの前は加持さんのものだけど、後ろは・・・シンジにあげるからね」 そして、笑った。
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おわり |