先日、体調を崩し会社を遅刻。自宅からまっすぐ訪問先に直行することになりました。
会社に電話でそのことを告げたところ、直属の上司がいなかったので、上司の携帯電話の番号を教えてもらいました。
電話をかけたところ、留守番電話サービスに接続。メッセージを残し、上司の電話番号を登録し、わたしも訪問先へ。
2件目の訪問が終わり、会社に電話を入れようとしたら、知らない携帯電話から着信が。でたら、先ほど登録したはずの上司でした。
「連絡がないから」
といわれ、前後の状況から上司の電話番号を間違って登録したのかと思い、通話後確認したら「７」と「１」を間違えていました。
今度は上しか着信履歴の電話番号を元に上司の電話番号を登録。先ほど登録した番号は消去。こういうミスはトラブルの元だから、今後気をつけなきゃと、気持ちを切り替えて次の訪問先へ。
一日すべての訪問が終わり、会社に戻る途中、またも知らない番号から着信が。なんだろうと電話を取ると、男性の声。
「もしもし、午前中そちらから電話が入っていて、留守録が残っていたのですが、どうやら番号を間違えているようで折り返しました」
自分の留守録に知らない番号から自分に向けてではないメッセージが入ってたら、わたしも重要な用件だったら相手が困ると思って、折り返しかけなおします。だからこの男性も気を使って折り返してくれたのかと思い、御礼を述べました。
「うん、別に困ってなきゃいいんですが、ところで○○さん、営業やってるんですか？」
○○さんはわたしの名字。メッセージを入れたときに名乗ったので相手の男性が知っているのは当然ですが、いちいち呼びかけるなんてちょっとなれなれしいなあ。
「何を売ってるの？保険？」
保険ではないのでそこは否定。はぐらかすのもめんどくさいので、一応こういう商品を扱っていると説明しました。
「そうなんだ、実はおれ東京駅の近くでお店開いてるんだけど、それ必要だなあって思ってたんだ、今から東京駅来れない？」
怪しい。でも、もしかしたら営業のチャンスかも。この人が本当にお店を開いているのなら、訪問をするのに関してまったく問題はないので、お店の名前と電話番号とお店の住所と事業内容を問いました。
「別にそれはあとでいいから、とにかく来てよ」
「店の電話番号？開いたばかりでまだ電話入れてないんだ」
「住所？ごめん、名刺なくてわかんない」
決定的に怪しい。
結局、今すぐ行くのは無理だということ、住所がわかり次第電話してといって、電話は切りました。
出会いはどこにでもあるものです。
求めていないものであるならば。