シャアァァー…………

「やっぱり淫魔なんて男でも女でもたいしたことないわねー」

暖かなシャワーの湯気がバトルで火照った私の体を優しく包み込む。
先ほど生意気にも私に立ち向かってきたミッドジェネシスの皇子・リフェルを軽くひねってやった。
扱い方がわかんなくて、ちょっとやりすぎちゃったかも。
とりあえず気絶するまで射精させ、骨抜きにしてから地下の一室に放り込んでやった。
しばらくは目が覚めることはないだろう。

「でも意外……」

私が思っていたよりも純粋というか、皇子はなかなかいい男だった。
顔立ちや体つきのことではなく、絶対に諦めないという意思を秘めたまっすぐな瞳。

「ああいう生意気な男の子をメチャクチャにすると……充実するわ」

思い出すと少し濡れてしまう。
一緒にシャワーを浴びながら嫌がる彼に必殺の足コキ、ひざうらニーソコキ……亀頭マッサージなどを食らわせる。
アンアン喘ぐ彼を見ていたらなぜか無意識にけっこう奉仕しちゃった。
私ってやっぱりドSなんだろうなぁ……


「ラミーユ様、大変です! リフェル殿が消えました!」

風呂上り脱衣場でせっかく愉悦に浸っているのに……慌てて飛び込んできたのは彼の牢屋の見張り兵。
あの皇子さま、思ったよりも回復が早いのね。

「ちゃんと彼に言ってある? 『外に出たらラミーユがお仕置きよ♪』って」

「はい、間違いなく」

じゃあしょうがないわね。
想定の範囲内だけど逃げようとする子犬を拾いに行かなきゃ。
洗いたての服とニーソックスを履いてから、私は彼が行き着くであろうビーチへと向かった。


案の定、砂浜で赤い髪(リフェル)を見つけた。
しかし彼はうつぶせに寝そべったまま身動きをしない。
どうやら気絶しているようだ。

「まあいいや」

どすっ

かまわず私は彼の背中に腰をかけた。
それでも彼は目を覚まさない。

「あれ、私の体重が軽すぎるのかしら?」

先週の時点で身長161cm 体重45キロの私。

(いや〜ん、ダイエット成功かしら)

なんて喜んでいる場合じゃない。

「世話かけさせないでよ、馬鹿皇子!」

ごろんっ、パンパンパン

私は彼を仰向けにして、顔や体についた砂を払ってやる。
何で私がこんなことしなきゃいけないのよ。

「……」

「なんなの、この幸せそうな顔。ムッとくるわね」

相変わらずリフェルは気を失ったままだ。
あまりにもあっさり見つかったので拍子抜けだ。
どうせ逃げるならもっと遠くで、それで私につかまりそうになるところを抵抗して見せてほしかった。
これじゃあ何の張り合いもない。追いかけてみたらすでに倒れていたなんて。

「それにしても誰が彼を倒したんだろ?」

ひとつだけ気になるのはそのことだけ。
さっきはたいしたことないっていったけど彼もそれなりにバトルは強い。
なんといっても淫魔の皇子さまだからね。
それをここまでやっつけるなんて……

「少なくとも私と同じくらい強いやつとやったわけでしょ」

でもこの砦には現在そんな奴は居ない。
組織の中枢メンバーは別の場所で活動をしている。
そうこうしているうちに彼が動き始めた。

「んうっ……ぐるじぃ……!!」

「あら、ようやくお目覚め? リフェル皇子」

「うわっ、ラミーユッ! なっ、何で僕の上に乗っているんだ」

「ちょうどいいイスがあったから遠慮なく座ることにしたのよ」

バタバタと私の下でもがき始める皇子さま。
やっぱり獲物はこうでなくっちゃ張り合いがない。
私は腰を下ろしながら重心をずらして彼の体を少しずつ拘束していく。

「イスはじっとしてないとダメでしょ?」

「うぶぉっ!」

私の可愛いお尻をいったん持上げて、勢いをつけて皇子の顔に押し付ける。
さらに彼の両手を足で踏みつけて砂に沈めてやる。

「んぶ〜〜〜!!」

「息が私のアソコにかかってくすぐったいよ、変態皇子!」

徐々に弱らせてから顔面騎乗のまま彼の片足を持上げる。
その足を肩で担ぐようにしてロック。ほら、これでもう動けない。

「ぷはっ! ラミーユ、離せー!!」

「腕っぷしも女の子みたいだね、皇子様」

ぴしっ

「あぎゃっ」

私の目の前でゆれる皇子のペニスを指で弾いてやった。
このまま体をひねってフェラしてあげてもいいかな……ううん、それよりももっと恥ずかしい思いをさせてあげる!

「気持ちいいのと痛いのを順番でやってみる? 皇子様」

ふと浮かんだいい考えをそのままリフェルにぶつけてみると、彼の体がブルっと震えた。
今の私は思いっきりサディスティックな表情をしていることだろう。
あとはもう二度と脱獄なんて気を起こさないように調教してやるだけ。

さっき指で弾かれて縮んだペニスを舌先でペロリと舐めてやった。

「ああっ……」

射精による疲れを癒してやるように優しくねっとりと丁寧に舐る。
じわりと染み出したガマン汁も一気に吸い取ることをせず、あくまでも羽が舞うように舌を動かして全体に伸ばしてやる。
プルプルと彼の腰が震えている。
喘ぎ声こそ出さずにいるが、男の体は正直だ。

「まだまだお仕置きは始まったばかりなのに……このヘンタイ皇子が!」

「おっ、はぐっ……ううぅぅ……」

リフェル皇子が腰を動かそうとしても、私は彼の片足を完全にロックしている。
そのおかげで彼は快感をつむぐこの舌使いからまったく逃れられないでいる……

「はぅっ!……ラミーユ、ああぁぁ!!」

この上なく優しい天使の様な私の舌使いに悶えるリフェル皇子。
実は足コキよりも私はフェラや本番のほうが得意だったりする。
やらない理由はただひとつ。めんどくさいから。



「嬉しそうな顔しちゃって……本当にどうしようもないわね!」

私は彼の片足を解放した。

「うっく……」

支えを失った彼の足が砂浜でぐったりと伸びる。
このまま続けたら幸せ感いっぱいのまま射精できたのにね。

逃げるための体力は今の拘束フェラでもぎとってやった。

「今度は心をすりつぶしてあげる」

私は添い寝の体勢になると、彼に片足を絡ませた。
そして砂が少し付いたニーソックス越しにペニスをひざで押しつぶす。

キュニッ……! クリクリクリ

「あふっ、おああぁぁ!!」

「なにやっても感じちゃう変態皇子はフェラよりもニーソ足のほうがお好きみたいね」

たったそれだけで感じ始める皇子サマ。
あまりにもその様子が可愛くってこっちも笑いがこみ上げてきちゃう。
すでに彼を3度ほど絶頂させている私は彼の感じるポイントを大体把握している。
こういう風にペニスを足でこねれば例外なく射精する。
皇子だけあって気位は高いせいか、屈辱的な姿勢や言葉にはめっぽう弱い。ドMの資質は十分だ。
それ以外にも脇の下をくすぐりながらキスをしたり、私のすべすべの手で背中を撫でながら強く抱きしめたりすると彼は悶えるように感じ始める。

「まるで女の子みたいね」

「っ!……くそっ……」

心の中では彼をいたぶる喜びで満ち溢れている私。
どれくらい喜んでるかって?
そうね……ほっといても彼を見てるだけでイっちゃいそうなほど……

「何か言い返せることあるの?」

しかしその視線はあくまでも冷ややか。
だってそのほうが彼は感じてくれるんだもん。

「そんな 皇 女 さ ま に今日は特別にじっくりと教えてあげるわ」

私は指先に唾液を絡めてから、神経を集中させた。
そして彼の体と表情を見比べながら性感ポイントを念入りに探しはじめる。

「うああぁぁ……」

この指使いだけでも男を悶絶させることが出来るが、今は彼の弱点を探すことに専念する。
楽しみはあとに取っておかなきゃね。
感じやすいリフェルの体をさらに高みに導くためにこれから開発してやる。
私のテクニックでアナルやペニスをしつこく弄べばどんな男だって屈服させる自信はある。
でもそれでは心まで折ることはできない。
大きすぎる快感が目立ちすぎて相手の心を支配することができない。


(徹底的に支配してあげるよ、皇子様……)

無意識に私は微笑んでいた。
それと平行して私の指先はクネクネと彼の体を這い回っていた。
始めは苦しそうな顔で耐えていた皇子様も、だんだんうっとりとした表情になってきた。

リフェルの心の隅々まで私をしみこませて、私が触れただけで射精してしまうほどに。
私が直接触れずとも、彼が私を見ただけでイきたくなるように刷り込む。

乳首をコリコリとつまみあげる。ピクンと彼の体が震えるのは当たり前の反応。
しかしそのあと触れた肋骨とおへその間……何の変哲もないような筋肉。

「んあっ! ふぁ……」

もう一度指でなぞってみると、声を押し殺したまま彼の腹筋が波を打った。
ここが彼の最大の弱点かもしれない。

「へぇ、ここなの?」

「ち、がっ、ううぅぅ!」

意地悪な笑顔で私は彼を責め続ける。

「やっぱりアンタは変態ね。リフェル」

屈辱的な言葉も合わせてお見舞いする。ギュっと目を瞑って彼は恥辱に耐えている。
しかし体のほうはすでに抑えきれない歓喜の声を上げ始めていた。
ビクンビクン揺れながらガマン汁を撒き散らすペニス。
どうやらここが彼の性感帯らしい。

「こんなところを責められて喜ぶなんて、アンタたち男淫魔って本当にわけわかんない!」

嘲笑を浴びせながらさらに追い込む。
心にチクチクと刺さる小さな痛みがあったほうが体に快楽を刷り込みやすい。
そしてじっくりと刷り込まれた快感はやがて抜け出せない泥沼のように彼を絡み取るのだ。

「こんなにビンビンにさせちゃって、恥ずかしい皇子さまね」

物ほしそうに震える肉棒を私はやんわり掴んでやる。
そしてそのままツツツーと爪を立て、根元へと指先を置いた。

「こうやって少しだけタマタマを持上げてやると……」

「えっ、あぁ……な、なに……?」

重たそうに膨らんだ玉袋を少しだけ持上げてやる。
これをやると大抵の男は射精に近い感覚を味わうらしい。
その証拠にドクドクと亀頭の先から透明な涙があふれてくるのだ。

「フフッ、出てきたよ」

その雫を指先に絡めて、グリグリとカリ首を刺激してやる。
しかしこれだけではイクことは出来ない。
棹の部分を上下にこすってやれば瞬殺だけどね。
それをわかっていながら私はリフェルに対してタマタマ攻撃を繰り返す。

「イ、イくっ……」

「だめよ」

ぎゅい!

「あ、ああぁぁぁ」

彼がイきそうになると持上げていたタマタマを引っ張ってやる。
少し落ち着いたところで再開……

徹底的に繰り返す寸止めで彼の肉体を追い込み、抵抗できなくしてから精神をとろけさせる。


「くすっ……皇子、もっと気持ちよくなろーね♪」

今度は濡れまくった哀れなペニスを自慢の太ももに導く。
ニーソとミニスカートの境目の部分……絶対領域に彼を招待した。

「や、やめ……ひぃっ」

くちゃっ、という淫らな音を立てて太ももですりつぶしてやる。
このとき私の太ももに閉じ込められた男は例外なく喘ぎまくる。

「〜〜〜〜っ!!!!」

背筋をそらせて快感を耐えしのごうとする皇子。
そんなことしても無駄なのにご苦労様……私は内心笑いが止まらない。

くちゃっ、クチョッ、ずちゅ……

寄せては返す波のようにゆっくりと繰り返す太ももコキ。
私はしばらく太ももで彼の心をなぶりつくしてから、いきり立ったペニスをそっと指でつまんだ。



「じゃあ挿入しよっか。入れた瞬間もらしてもいいわよ」

私がこう言わなくても彼は間違いなく絶頂するだろう。
実はもう私もガマンできない、というのが本音。
さんざん好き放題リフェルを責め嬲ったせいで、すっかり私のあそこも準備万端。

「だめだ……やだ、ラミーユ……!」

哀願する皇子様の表情でまた一段と私の体の芯が熱くなる。
ここで入れられたら……このタイミングで私に犯されたらもう逆らえなくなるということをリフェルも本能的に気付いたのかもしれない。
もちろん私はそんなことは気にしない。
泣き喚いてもこのまま挿入して彼を犯しつくす。
膣に入れる前にすでに心がイかされていることに気づくだろう。

「ほら、よく見て……」

「あひっ……」

私は彼に騎乗したままキスが出来るほど近くまで顔を寄せる。
そして彼と視線を無理やり合わせる。

「私を見て、リフェル。目をそらしたら……ひどいわよ」

怯えるリフェルの顔を見ながらそっと股間に手を伸ばす。
すでにカチカチになったまま濡れまくっているペニスを射精させないようにそっと掴み、私のアソコへと導く。

くちょっ……


射精を許さずに散々いたぶったペニスを膣口で舐めまわし、ゆっくりと咥える。

「ほら、先っぽ入っちゃうわよ……」

「あっ、ああー!!」

皇子様はすでに爆発直前といった様子。
彼のパンパンに膨らんだ亀頭を味わいながら、私はゆるゆると腰を下ろした。

「で、でるっ!」

「だめよ! まだ、もう少し……アアァン!!」

「ラミーユっ、もうっ、ああああああ!!!!!」

熱く濡れてザラザラした私の膣壁を味わった彼は激しく痙攣し始めた。
こうなってはもう我慢のしようもないだろう。
彼に限らず私の膣に入れられた男は激しく震え、もがき、快感に悶えながら気を失うのだ。

「もうでるっ、でちゃうううう! イ、イくー!!」

予想通りあっという間に彼は絶頂した。



「まだこれからよ!」

彼が絶頂した瞬間、私は膣内を意識的にギュっと締めた。

「がっ!…………えっ……」

そのキツイ刺激で彼は気絶まぬがれた。
しかしそれは彼にとっては地獄の始まり。
快楽地獄という名の甘い罠。


「フフッ……逃がさないよ、リフェル。私だけの皇子様にしてあげる……」


萎えるなんて認めない。
私を本気にさせて……まだまだこんなもんじゃ許さない。

私から逃げようなんて10年早いのよ!
いいえ、どんなに時間がたっても私は彼を手放さないだろう。
だってこんなに可愛い奴隷はこの先見つからないかもしれないんだから。