『あたしが応援してあげるッ』番外編

~かりんといっしょ~

『あたしが応援してあげるッ』  ~かりんと一緒~
ジャケットイラスト:まやち様  声の出演:沢野ぽぷら様
まやちさん! 沢野ぽぷらさんのサイト。




【はじめに】
このページはボイスドラマ「かりんと一緒」の台本を脚色したものです。
一方的に年下の彼女に責められる内容となっております。
元ネタである『あたしが応援してあげるッ』をお読みになると、ますます楽しいかも。
※ここより下の挿絵は製品版
「あたしが応援してあげるッ-7days Lovelesson-」(あかべ楸氏)によるものです。
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今日は休日。午前中からガールフレンドの家にお呼ばれしている。
彼女の名前は木村花鈴(きむらかりん)。俺より1つ年下で、妹である柚子の親友。

ポニーテールが似合う彼女はとても魅力的で、テニス部に所属していることもあって隠れファンも多い。
そんなかりんではあるが、ずっと前から俺のことを知っていて……しかも思いを寄せてくれていた。

そのことに気づかせてくれたのは俺の妹だった。
あの日……妹の柚子に背中を押される形で、俺は彼女に告白をした。

かりんは涙を浮かべながら、俺の気持ちに応えてくれた。

そう、俺達は相思相愛のカップルになったはず……だった。



「あれ、ここは……」

気づけば俺は天井を眺めていた。
淡いオレンジ色をしたクロスは俺の部屋のものではない。

(俺はかりんとお茶を飲んでいて、それから……それから? 駄目だ、まだなんだかボンヤリするぞ……)

軽いめまいを覚えながら頭を振ろうとしたその時、ひょいっと視界の端で柔らかそうな髪が揺れた。

「お目覚めですか、センパイ。元気すぎるのも困りものですね?」

「花鈴ちゃん!? なぜ……」

かりんは俺の質問には答えず、微笑みを浮かべているだけだった。

「ところで、どこまで覚えてます? 」


さっき彼女と出会って……それから……記憶が無い。


「うん、そうですね。すぐに眠くなっちゃいましたね? ホントに……うふっ、不思議ですよね?」

かりんは意味ありげな笑みを浮かべたまま、指先を伸ばして俺の唇をなぞった。

「ま、まさかキミが……あ、あれ!? 体がッ」

布団はかけられているものの、大の字になったまま身動きができないことに気づく。
力を入れると手首がヒリヒリと痛む。麻縄のようなもので縛られているようだ。

「何故こんな風にベッドに括りつけられているのかわからない……ですか?」

「あ、ああ……」

嫌な予感がする。かりんの瞳がどことなく闇を映しているようで、しかも話し方が妙に落ち着いてる。

「私だってこんな形でセンパイを縛るなんて、昨日までは考えていませんでした。でも仕方なかったんです。センパイの妹・柚子ちゃんからあの話を聞いてしまったので……」

「柚子が!?」

彼女の口から妹の名前が出たことで俺の疑惑が確信にかわる。
なんらかの話を聞かされたせいで、かりんは俺をいたぶろうとしているのだ。
しかも完全に証拠を押さえ、俺に反論を許す気配すらない。

(でも一体何を……?)

思い当たる節はいくつかあるが、柚子が自分自身のことを話すわけがないし……夏蜜さんとのことは知っているわけもないし。

告白してからはもちろん浮気などしていない。とにかく俺は潔白の身であるはずだ!

ただ、かりんの様子を見ているとその自信が揺らいでくる……。

彼女はポケットから、小さな包み紙を取り出した。

「それは……?」


「眠り薬です。私の中で膨らんでいく何かが抑えきれなくなって……気がついたらセンパイの紅茶に入れてしまいました」

「かりんちゃん、なんてことを……!」


「柚子ちゃんから何の話を聞いたのか知りたいですか?」

「うん……」

俺が頷くと、彼女は手のひらでその包み紙を握りつぶしてみせた。


「センパイ……私に何か隠し事がありますよね? 早めに自分から切り出してくれたほうが私も嬉しいなぁ……」

「いっ!?」

握りつぶされた紙の隙間から、パラパラと薬の欠片がこぼれて俺の顔に落ちてきた。

うっすらと微笑んだまま彼女がゆっくりと顔を寄せてきた。

「以前、お互いに告白してお付き合いすることになった時に約束しましたよね? 私には絶対嘘をつかないって」

「嘘なんてついてないよっ……!」


「私の目を見て言えますか、それ……」

ヤバい……既に彼女の目がすっかり闇に沈んでる。
俺が何を言ってもおそらく聞き入れてくれないような威圧感が全身に充ちている。

普段のかりんは俺の腕に自分の腕をそっと絡めて、目が合うと優しく微笑んでくれるような理想的な年下の彼女。
しかし今の彼女は――

「クスッ、どうしたの? そんなに怯えちゃって……そんなに可愛いリアクションされたら困ります」

「待って、かりんちゃ……」


「私、センパイのこと……壊したい……」

「ひっ!!」

もう完全にヤンデレモードに突入している。
彼女が口にした「壊したい」は冗談でも何でもない。

こちらの出方次第で、かりんは容赦なく俺を苦しめたり絞め落としたりするだろう。

真っ白な手のひらが俺の頬を撫でる……

「やましいところがないならそう言えばいいのに、何故言わないの?このままじゃ私、センパイのこと……メチャメチャにしたくなっちゃうじゃないですか」

「だから俺は全然ッ――」

「もっとみじめな言い訳する所、見せてください。……全部潰してあげますから」

その冷たく浴びせられた言葉に思わずギュッと目をつむってしまう。


「ふ~ん、そう。あくまでも黙秘するつもり……ですか?」

「だ、だって……!」

身に覚えのないことについて弁解も何もできない。


「他の女の子ならともかく、私に対してその態度はお勧めできませんよ、センパイ。あくまでも嘘を突き通す気なら、仕方ないですね。私、センパイを……全力で責めます」

かりんの指先が俺のシャツのボタンを掴み、一気に引きちぎる。

「うわああああっ!」

ブチブチっという糸が切れる音と同時にいくつかボタンが吹っ飛んだ。

それでもお構いなしに彼女は俺の顔を覗きこんでいる。



「まだ黙り込んでる……本当にいいんですね? ふふふ……じゃあ、行きますよ?」

ひんやりとした手のひらが俺の首筋に添えられる。
かりんの両手が俺の首を優しく締め付ける。

「あ、うああぁぁ……!」

「ねえ、センパイ……私の目を見て下さい……はじめに何をされちゃうんでしょうね……もう覚悟はできてますか?」

「できてないっ、できてないからっ!!」

俺を見つめながら、かりんがジワジワと指先に力を入れる。
さらに上体をゆっくりと倒して、鼻と鼻が触れ合う程度の距離まで顔を寄せてきた。

「これ、センパイの大好きなかりんの唇、拒めませんよね」

「ううっ……!」


「知ってます? 私からそっと唇を重ねるとき、センパイの顔って情けないくらい緩んじゃうんですよ?」

俺に説明しながら、彼女は微笑みを絶やさない。

かりんちゃん、そんなところまで観察してたんだ……。


「今日もたっぷり見届けてあげますからね…………チュッ♪」

かりんちゃん!

「あぅ……」

次の瞬間、俺の呼吸が――奪われた。

かりんの柔らかい唇がそっと重ねられ、揺らされる。

軽くバイブレーションをかけられただけで、ただのキスが愛撫へと昇華される……唇が離れる瞬間、彼女は小さく笑った。


「んふ、これはご挨拶のキス。たまらないでしょう? ほんの少し触れただけでもセンパイはかりんに熱くされちゃうんですよ?」

「……ぁ」

「今度は今よりももっと甘くて長いキス……してほしいでしょ?」

その言葉に小さく頷くしかなかった。

「ちゃんとしてあげます。ほら……目を閉じて……」

言われるがままに目を閉じる。
あんな不完全燃焼なキスをされたら、誰だって――!

「ンチュッ、ピチュッ……♪」

「んあああぁっ!」

ほんのり暖かな脈動。唇から伝わるかりんの熱に俺は歓喜する。

「ふふ、思わず唇が開いちゃいますね? このままゆっくりと舌先を滑りこませてあげる……」

「!!」

その言葉通り、彼女はゆっくりと俺を愛撫漬けにしてきた。

ふわふわした髪に頬を撫でられながら、甘酸っぱい唇を何度も重ねられる。

時々滑りこんでくる彼女の舌先を捉えることは不可能で、淫らな音だけが俺を絡めとってゆく……

「プチュッ、クチュ……んふ、すごい……センパイの顔、カワイイ……」

「かり……ん、んっ!」

名前を呼ぶことすら許されないタイミングで呼吸が乱される。
軟体動物のように滑り込んできた舌先に、コクコクと唾液を流し込まれると意識が朦朧としてきて――

「そんなに美味しいですか? 私の唾液……センパイが素直になってくれるなら、もっと濃密なキスをしてあげますよ……」

「も、っと……って?」


「おちんちんからミルクが飛び出しちゃうくらい刺激的で、やさしいキス……されてみたくないですか?」

妖しくささやきながら、かりんは俺の首を両腕で抱きしめてきた。

彼女の香りが強くなってますます意識が蕩けそうになる。


「ほらぁ……もっと口を開けて下さい……」

「う、あぁ……っ!」


「ンチュ、チュルルッ、ピチャ、チュピ……くすっ、逃がしませんよ……」

言われるがままにキスを求め、彼女の思うままに責められる。

ペニスへの接触は一切ないというのに、既に俺の体は彼女から与えられる刺激すべてをダイレクトに股間へと伝え始めていた。








「ふふふ……もうすっかり素直……それに股間も膨らませてエッチ……」

かりんの指先がテントの先端をさらりとなであげる。
思わず体がビクンと跳ねる。

「でもね、センパイ? まだ始まったばかりです」

「えっ……」」


「嘘つきでエッチなセンパイは、そう簡単に楽になれないことを教えてあげますからね……」

そう言いながら彼女は俺の両腕を縛り上げていた縄をスルスルと外し始めた。

続いて両足の拘束も解かれる。しかし俺の体はもうさっきのキスだけでクタクタにされてしまっていた。

脱力したままの俺を抱きしめるように、かりんは体を密着させてきた。


「さあ、ちょっと腕を上げてみて下さい……クスッ、いい子でしゅね~」

「ううぅっ!」


「こういう言葉遣いされると恥ずかしいですか? ……でも嫌いじゃないですよね」

「なっ!!」

ふと見上げると、彼女の目は完全に俺を見下していた。


「……だってセンパイは年下にいじめられるのが大好きなんですから。ここからは頭の中をゆっくり溶かしてあげますね……クスクスッ♪」

かりんはそう言いながら、唇を重ねてきた。その優しい感触に屈辱感が薄められてゆく。
彼女に服を脱がされながらのキスは途方もなくエロチックで、舌先で唾液をすすられる度にペニスがズキズキと痛むのを感じた。


「かりんの指先でたっぷりいじめてあげる……う~ん? 今からお姉さんに何をされちゃうかわかるかなぁ~? うふふふ」

すっかり裸にされた上半身に彼女の指先が這い回る。


「それはね、このカワイイ乳首さんをこねまわされちゃうんでしゅよ~?」

かりんは俺を年下扱いしながら、魅せつけるようにゆっくりと人差指と中指の間に乳首を挟み込む。

「いくよ、ほらぁ……こりこりこり♪」

「っう、あ、うぅ!」


「ふふっ、くすぐったい? でもそれも最初だけ。つづけるよぉ…………」

一定のリズムで乳首がキュッと締め付けられる度に、背中から腰にかけてが甘くしびれる。


「身体がよじれちゃうね? 男の子ならもっと我慢してごらんなさいそれとも、もう……我慢できないほど感じてきちゃったのかな?」

かりんは俺の反応に合わせて愛撫を変化させる。

体が跳ねた瞬間さらに指先に力を込めたり、俺が小さく呻いた瞬間に会いている指を俺の口に突っ込んできたり――


「乳首って感じちゃうでしょ? ここは男の子にとっては弱点の一つなの」

まるで催眠でもかけるような口調で彼女が囁く。


「そのうち先輩はかりんにここを責められると、我慢できなくなって、エッチな声をいっぱい漏らすようになっちゃいます」

「がああぁぁっ!」


それは反論しようと弱々しく首を振る俺を戒めるような愛撫だった。

中指と一緒に乳首を挟み込んでいた人差し指を解放して、彼女は爪を立てるようにして俺の胸に指を食い込ませた。

「そうなるようにきっちり調教してあげる……」

「い、いやだ……こんなの! ああぁぁ~!!」


「ほら、もうたまらないでしょう? 今度は乳首だけじゃなくて、体中を愛撫してあげますからね……」

今の一撃で体をビクビクさせている俺の腰に彼女が手を回してきた。

(ああ、全部脱がされちゃううううぅぅぅ!)

巧みに蠢く指先が俺を丸裸にしてゆく。

あっという間に彼女の手によって俺は……


「さあ、これでもう先輩は生まれたままの姿……私はお洋服を着たままなのに恥ずかしいですね?」

「見ないで……!」

咄嗟に恥ずかしくなり体を隠そうとしたけど無駄だった。

薄手の掛け布団に手を伸ばした瞬間、かりんが俺の手首を掴んだからだ……。

「力が入らない……!」


「今の乳首責めとさっきのキスで、もうセンパイの身体は骨抜きになりかけてますけど、念には念を入れて今から指先でいじめてあげます。いきますよ……」

「待って、かりんちゃ……んぐっ!?」

そして今度は抱き寄せられる。
手首をぐいっと引っ張られたまま、流れるような動作で再び俺の唇が彼女に吸い寄せられた。

「ふふっ、体を捻っても無駄ですよ? 私の指からは逃れられません……感じちゃうところを今から全部突き止めてあげます」

かりんは俺を捕まえたまま上体を倒してベッドに抑えこむ。
そして強制的にバンザイをさせられ、無防備な状態で俺は彼女に身を任せるしかなかった。

(センパイは私の指で壊されちゃうんですよ?)

フッと耳に吐息を吹きかけられながら彼女は言う。

「たしかここ……弱かったですよね? 脇の下から腕を通して私に抱きしめられると、センパイの身体は嬉しくなっちゃうんですよね? 」

「ち、ちが……」

「そんなに私を感じたいんだ……?」

ベッドに磔にされた状態でぎゅっと強く抱きしめられる。
それはまるで鼓動までも彼女に支配されたような感覚だった。

「ぁ、あああ……」

抵抗する力が徐々に薄くなってゆく。


「かりんに抱かれながら、甘やかされたいんだ? うふふふ、本当に甘えん坊さん♪ じゃあ抱きしめながら感じさせてあげます」

彼女がクスクス笑いながら更に強く俺を抱きしめる。
甘い髪の香りと、惜しげなく擦りつけられる彼女のバストの感触を味わいながら恍惚感に身を委ねる。
いつの間にか、かりんがさっきまで着ていた服が俺の顔の脇にあった。

「センパイのおちんちんには触れないようにして、背中やおしり、それに太ももまでゆっくり触って焦らしちゃう……」

俺に抱きついたまま彼女が体をひねる。
ころん、と半分だけ背中が浮いたところへ細い指先が這い回る。

「気持ちよくても声を出しちゃダメですよ、センパイ♪」

(む、無理っ!)

ジタバタしようにも力が入らない。完全に押さえ込まれた上での愛撫をこらえることなんてできるはずがない。


「男の子は我慢我慢……女の子の指でアンアンいっちゃう彼氏さんなんて、恥ずかしくて情けなくて……もうヘンタイ確定ですからね?」

「かっ、はあぁ、かり……んふぅぅ!」

まるで俺の全身をペニスに見立てたかのように、かりんは感じやすい場所を探すような手つきで背中を撫でまわしてくる。

擦りつけられている細くしなやかな腕の感触だけでもヤバイのに、手のひらの感触はそれ以上に心地よい。

特に腰のくびれやお尻の表面を撫でられると我慢のしようがなかった。

「センパイは我慢強いですよね? かりんの彼氏ですもんね?」

「ぐ……ぎひぃぃ!」


「ふふふ……そうそう、一生懸命我慢して下さい。もっともっと体中をピクピクさせてあげますから……」

繰り返される愛撫に対して、情けないほど素直に応えてしまう俺の体。

かりんは俺の表情を覗き込みながら、何度も同じ場所をそっと刺激してくる。

それはやがて感じやすい場所だけをあぶりだし、集中的に責めなぶるような動きへと変化してきた。

「あ、はぅぅ、そ、それ……っ!」

ついにたまらず口を開いてしまう。
それはあまりにも従順な快楽への服従だった。

「あら、どうしたのですか? そんなに自分から腰を振ってしまうなんて……ちゃんとおっしゃっていただかないと私には伝わらないですよ、センパイ」

「ぐっ……!」

服従の言葉を口に仕掛けた俺を涼しげに見つめる彼女の目……。

すべてを見透かしているくせに、かりんは感じやすい部分を避けてじれったい愛撫を繰り返している。


「でも私、やさしいですから。ちゃんと察してあげます。おちんちん、触ってほしいのですよね?」

彼女の手が静かに股間へと割り込んできた。

かりんちゃん!

「ああああぁぁ~~~!」

待ちに待った感触はあまりにも心地よく、俺の全身を心地よく痺れさせてゆく。

指と指の間に亀頭を挟み込み、かりんは小さく円を描きながら自らの柔肌に先端を押し当ててきたのだ。

「くすっ、おねだりしちゃってる。はっずかしい~~~!」

「だ、ぁ、ああ、だってえええぇぇ!」


「かりんに体中を愛撫されたみたいに、おちんちんを優しく弄んで欲しいのですかぁ?」

彼女の手が蠢く度に、張り詰めきったペニスが彼女の体ですりおろされていくようだった。

熱を帯びた亀頭が白く艶かしい肌に擦りつけられると、大量の我慢汁があっけなく搾り出されてゆくのを感じる。

そのヌルヌル感がさらなる快感を引き出し、俺の体が意識と切り離されていく……。


「……じれったくなるほど優しく指先でサワサワされたいんですね? そのうえで、私のテクニックで悶えさせられたいのですよね……それくらいわかりますよ、センパイ♪」

「ぅあっ、ああぁぁ……」

「でもね、今日の私はいつもより少しいじわるしちゃうかもしれません。だってセンパイが嘘つきなんですもの。私の彼氏さんは、私に対して嘘なんてついちゃいけないんですよ…………」


もはや体の感覚は彼女に完全に支配されているようだった。
その上でむき出しになった心まで逃さぬように、かりんは俺を優しく包み込む。

彼女の微笑みを見ているだけで体まで溶かされてゆくような気がする。

「こんなに大きくしちゃって……ここだけは本当に素直ですね。キスしちゃお……チュッ♪」

「ふああああっ!」

「んふふ~、おちんちんにキスしちゃいました。センパイ、喜びすぎです」

喜びすぎと彼女は表現したがそれは違う。
今のは声を上げずにいられないほどの快感だった。

すっかり性感を高められたペニスに対して無慈悲な女神のフェラ……男なら誰でも悲鳴を上げてしまうことだろう。


「軽いキスでも感じちゃうでしょう……体中を敏感にした上でのやさしいキスだから、かわせないですよね?」

かりんはさらにチュッチュと音を立ててキスを重ねてきた。

「あああっ、うおぉぉ!」


「センパイの敏感な部分は全部把握してます。このカリ首の部分に舌先を……」

「ひっ!」

今度はペニスが柔らかい何かに貫かれて――


「クチュ……レル、チュルルル……這わせてぇ……クチュ……」

「あああぁぁ、うああっ、ダメエエエエ!!」」


「んふっ、まだ咥えてあげない……チュク、ピチャ、プチュッ……」

しつこく繰り返されているのは舌先だけでの愛撫。そうわかっているのにその刺激は絶大だった。
裏筋からカリ首をチロチロとしゃくりあげる舌使いが気持ちよすぎて頭がボーっとしてくる……。

「ふふ、なんだか味が濃くなってきましたね、センパイかりんのお口、そんなに気持ちいいですか?」

俺は何も言わずに首を振るのがやっとだった。


「いつもみたいにあつ~いミルクをピュッピュしちゃうの? 本当にヘンタイ……女の子の顔に精液をかけるなんて許されないんですよ?」

「ち、違……そんなつもりは――!」


「それなのにイク気まんまんじゃないですか。サイテー……しかもこんなにたっぷりと……タマタマが膨らんじゃってるし」

かりんは人差し指でパンパンになった玉袋をずぷずぷと刺激してきた。
体の芯を揺らされ、無意識に下半身に力がこもってしまう……。

「あああっ、そこをツンツンしちゃダメエエエエ!!」


「もうすぐイっちゃいそうですね、これ。かりんにペロペロされてるだけで、降参しちゃうんですか?」

彼女は見せつけるように舌先を伸ばす。その真っ赤な先端がヘビのようにチロチロと蠢くのを見るだけで、官能的な妄想が頭の中に広がってしまう……。


「これからまだ亀さんをチュウウ~ってしたり、透明なおつゆをチュルチュルしたり、センパイの小さなお口をチロチロしてあげたいのに……もうイっちゃうの?」

甘く絡みつくような声でかりんは言う。
それは彼女の舌先を見つめながら俺が妄想したシチュそのものだった。

先端を優しくくわえられたまま、何度もかりんに精液を吸い尽くされる……そんな淫らなリクエストがあっという間に脳内で膨れ上がってゆく。

「ぁ、あううううっ!」


「クスクスッ、足の指がピーンとなってますよ? 必死に我慢してるんだ……えらいえらい……でもね、私の唇で奪ってあげます。センパイが我慢しててもあっさり崩してあげる」

彼女が一度だけ乱れた髪をかきあげた。
甘いシャンプーの香りが広がり、かりんはさらに妖しげな笑みを浮かべた。

「その忍耐力も、柔らかくして溶かしちゃいますから。ほらぁ、いきますよ…………」

小さな顔が俺の股間へと沈んでゆく……





「はむっ、ちゅるるる……ジュルッ、ピチュルッ……!」

「ひ、いあっ、ああああ~~~~!!」

下半身全体を舐め取られたような暖かな刺激に、俺は身を硬くすることしかできなかった。

かりんの口の中にペニスが飲み込まれた、ただそれだけ……それだけなのにいいい!


「んふふ、咥えちゃいました……どうです? 暖かくて我慢できないでしょ」

彼女に言われるまでもなく、俺は一気に射精寸前まで追い込まれてしまった。

ゆるやかに上下する彼女の頭を見ながら、一秒ごとに射精する瞬間へと近づいてゆくのを感じる。


「センパイの好きなかりんのフェラ……もうイキそう? イキたい? ふふっ、うふふふふ♪」

「あ、ああああぁぁ出ちゃうっ、こんなのすぐに出ちゃうよおおぉぉ!」

チュポチュポという音自体は小さくても、かりんの舌先の動きは巧妙すぎた。

口の中で亀頭を転がしながら、舌先を先端に突き刺してくる。

しかも軽く歯を立ててカリ首に引っ掛けながら、顔全体をゆっくりと回してくる……。


「この亀頭責めがたまらないですか? お口でされるのと手でされるの、どちらがいい?」

その一言が射精間際となった俺に理性を呼び覚ます。

(手……コキ?)

たしかに彼女のフェラは最高だが、このまま口の中に出すなんて申し訳ない気もする……でもそれが手の中ならどうだろうか。

気がつけば俺は彼女の指を見つめていた。


「ふふっ、今わたしの手を見ましたね……指コキされたいんだ?」

「ぁ、いや……」


「敏感に膨れた部分を、指先でクニュクニュされたいんだ? 私の指でシコシコピュッピュしたいんだ……」

「か、かりんちゃ……ふあああぁぁっ!?」

彼女は素早く身を起こした。
同時に口の中に囚えていたペニスを、そのまま手のひらで優しく包み込む。

「センパイ、いつもどおりエッチですね。彼女の唾液まみれにされたおちんちんを、手のひらで射精させたいなんて」

「ぃひっ、ああ、ち、違うよおおぉっ!」

ジュプジュプという音をわざと聞こえるように立てながら、彼女が俺を尋問する。


「くすっ、ちがう? じゃあ本当は中に入れたいの? 私のオマンコにおちんちんをねじ込みたいのですか?」

「はぁ、あああ、そ、それは……!」


「それはダ~メ!」

「えええええぇっ!?」


「だって、このまま入れたらすぐに暴発しちゃいますもの。センパイの早漏ちんぽなんて、かりんの中にお招きする前に入り口で瞬殺しちゃいますよ?」

「ぅくっ……」

無慈悲な寸止め宣言に思わず声を上げてしまったが、彼女の口から出た次の言葉に押しつぶされた。
かりんの言う通り俺は射精寸前なのだ。
このまま挿入したら数秒で果ててしまうのは目に見えてる。


「柔らかいおまんこのお口で何度もクチュクチュこすったら、それだけでこの子はドッピュンしちゃいますから」

「そ、そんなこと……やってみなけりゃ……」


「じゃあ試してみましょうか……?」

悔しそうな表情の俺を見て、かりんがクスッと笑う。



「くすっ、本当に身の程知らず……いいですよ。たっぷりいじめてあげます」

かりんがゆらりと身を起こす。
そして俺に背中を向け、振り返りながら軽く腰をくねらせる。

腰のクビレと引き締まったヒップラインに目を奪われる。
これから俺はあの中に飲み込まれるんだ……そう思った瞬間だった。

クチュッ……

かりんちゃん!

彼女の腰が少しだけスライドしてから、ほんの少しの時間差で訪れた卑猥な粘着音。
ヌルついた粘膜が俺のペニスに快感を激しくこすりつけてきた。

目の前でかりんの腰から下だけがくねくねとうごめく。
8の字を描くような腰振りと、微妙に上下する腰使いの連動。
その一方でペニスの芯がこね回され、先端だけが時折膣内に招かれる。

「ああああっ、すご、いひいぃぃぃっ!」

「ほらぁ、シコシコシコシコ……うふふふどうですか? まだ耐えられる? 私の花びらが、センパイの先っぽにまとわりついてますよ……見て下さい……」

かりんは二本指で自らの秘所を開く。
少し前かがみになって、俺に見せつけながら膣口だけで俺を責め立てる。

ヌルヌルの粘液が交じり合い、お互いの性器で小さく泡立つその光景は卑猥で魅力的だった。

「トロトロになったおちんちんがオマンコにキスされてもがいてる……」

(あああぁぁ、焦らさないで……!)

彼女の容赦無い言葉責めに耐え切れなくなった俺は、思わず腰を突き上げる。
しかし、かりんはそれを許さない。
俺の突き上げに合わせて巧みに位置を変え、自分勝手な挿入を許可してくれない。

「きもちいいよ~~って、ほら……あはっ、なにか滲んでますね? センパイ」

「ふあ、あああぁぁっ、かり……」

「エッチですよね? たまらないですよね? このまま中に潜り込みたいですよね?」

かりんの寸止めは残酷なほど的確だった。
亀頭の半分程度までしか挿入を許されず、俺は身悶えしてしまう。

「入れたらすぐに果てちゃうくせに、かりんを征服したいんですよね? そんなの絶対無理なのに……うふふっ」

「うううぅぅ、たの……む、早く……ぅあっ!」


「やだ、センパイ……可愛いお顔してる……そんな目で見られたら断れないじゃないですか」

トントントンと上下に腰を打ち付けるかりん。
ペニスの先だけがそのテクニックで連続して膣口に捕獲され、まるでキャンディーを舐めるように亀頭だけ愛液まみれにされてしまった。

「ここに入れたい? かりんに食べられたいのですか……」

「ぁ……」

不意に彼女の顔が近づいて、耳元で優しくささやかれる。

(おちんちんの中身を吸い尽くされたい? おまんこにモグモグされて瞬殺されたいの?)

チュプチュプと亀頭を噛み砕かれ、耳の中からも抵抗力を奪い取られる。

早く彼女の膣内に入れたい……入りたい、そして締め付けられて……

頭の中で広がるのはそんな妄想ばかり。

気がつけば俺は首を縦に振っていた。


「くすっ、もう負けを認めちゃうんですね、センパイ。身動きできない状態で、かりんのなすがままに犯されちゃうのが希望なんですね?」

「ずるいよ……」

俺の言葉にいじわるな微笑を浮かべるかりん。
しっかりと俺の両肩を抑えつけながら、彼女は淫らな挑発を続ける。


「男の子の意地を見せることもなく、女の子に負けちゃうんだ……」

「う、ぁうぅぅ……」

かりんの腰が少しだけ沈んで、チュプ……という音が聞こえた。同時にじわりと広がる彼女の暖かさ……。


「おちんちんの中にある白いミルクを全部かりんに捧げてくれるんですね?」

そしてもう一度軽く腰を捻られると、ついに俺の我慢は限界を迎えた。

「な、なんでもいいから早くしてええええ!」

恥も外聞もなく、泣き叫ぶように彼女にお願いした。
一秒でも早く彼女を……いや、彼女に――!

「わかりました。じゃあ……犯してあげます」

かりんが静かにつぶやいた。





体を翻した彼女は後ろ手に、俺の両膝に手をついた。

「んふふ……ゆっくり入れましょうね、センパイ」

彼女の長い脚が大きく開かれた。

ペニスが飲み込まれてゆくところを俺に見せつけながら、余裕たっぷりに微笑んでいる。

先端がクプクプと音を立てながら、ゆっくりと確実に飲み込まれてゆく……。

「……ぅぁあ!」

「挿入してる最中が一番気持ちいいのでしょう……? それで思わずイッちゃいそうになるんですよね? クスッ、知ってますよぉ……だって、いつもセンパイ必死なお顔してますから」

俺が悶える様子を見ながら、小さな声で彼女は続ける。

(かりんの入り口、狭いでしょ? だから大変ですよね、我慢するのが)

その瞬間、亀頭がキュッと握りつぶされた!

「ぎ、いいぃぃ……!」

これは彼女が意図的に加えた刺激……きっとそうに違いない。

かりんの秘所は、入り口と奥が特によく締まる。


かりんちゃん!

(少しでも気を抜いたら、全部入る前にドピュッ……ですもんね? だから私もできるだけ協力してあげます……センパイが悩まずに済むようにね?)

「えっ……」

言葉の意味がよくわからず彼女の顔を見る。


「あはっ、手加減なんてしませんよ。むしろその逆です。センパイのこと、すぐにイかせてアゲル♪」

そして彼女の膣が今度はキュンキュンと亀頭を締めあげた。

「ひあっ、そ、そんなあああっ!」

ヌルンと外に弾かれるペニス。
かりんの膣内に入ることを許されず、快感だけを与えられて排出されたことに屈辱感をおぼえる。

「ほら、おちんちんがなかなか入れずに震えてる……ふふふ、かわいい……」

続いてかりんが再び腰を沈めようとするが、ペニスは入り口から先に進めない。
硬さは充分挿入レベルに達しているというのに……!

「思い切り入り口を閉めてますから、入ってこれないでもがいてる……クスッ♪ ヌルヌルなのに中には入れないから、このままだとイっちゃう?」

かりんが意地悪く腰をくねらせる。
閉ざされた膣口に阻まれ、そのまま刺激を受け続ける。

「ああああああぁぁぁっ!」

「イっちゃいますよね? 入り口でお漏らし……それはそれでエッチですね」

クチュクチュクチュウウウ!

情けないことにこれが素晴らしく心地よかった。
直接的な刺激よりも、粘液まみれの亀頭が年下の彼女の膣口で弄ばれている現実……

「ほらほら、しっかり耐えないとこのままイっちゃいますよ? センパイ。膣内に入ることも出来ずに射精……男の子としては恥ずかしさでいっぱいですよね。だから、もう少し強くこすってあげます」

「あ、あああああ~~~!」

腰のひねりに加えて、この言葉責め……もはや気が狂いそうだった。

「ほら、少しずつ入ってきた……センパイのかたいところが私の中に……ふふふふ……」

「!!」

彼女に促されて接続部分に目をやると、たしかに先端が飲み込まれようとしていた。

とろけきった肉棒が徐々に飲み込まれていく。

「は、入……るぅ!」

チュプ……ッ

「んっ、ふぅ……先っぽ……全部入りましたね。食べられちゃいましたね、センパイ」

「あああぁぁ……!」

カリ首まですっぽりと飲み込まれた。
それだけなのに、これはもう――!


「どうですか? かりんの膣内は」

「締め付けが……すごすぎて!」

歯を食いしばりながら答えるのが精一杯だった。
まるで手で握られているかのような圧力で、かりんの膣口がカリをめくり上げてくる!

「キツイ? ふふっ、そうですよね。でも緩めてあげません。このままセンパイを飲み込んで、柔らかく腰を振ってあげます」

彼女はゆっくりと息を吸い込んでから、再び腰をゆらゆらと振り始めた。

「あっ……」

小ぶりなかりんの尻が揺れる度に、数ミリずつペニスが出し入れされてゆく。

愛液をなじませるように深く浅く繰り返される彼女のピストン運動……

「あああぁぁ、それすごい……!」


「ほら、あと半分……そろそろイっちゃう? うふふふふ……」

じわじわと挿入されているだけなのに、もうこのまま果ててしまいたいと願っている自分がいる。

柔らかなかりんの膣内でペニスの皮がめくられ、敏感にされてゆく。

腰を浮かせながら微妙に円を描く彼女のテクニックに、どんどん夢中になってしまう。


「そろそろ全部入りますね……ふふふ、気持よすぎる?」

「い、いいよぉ……ああぁ……!」


「さっきからそればかり。でも、きっと本音ですよね? センパイは女の子に負けちゃうだらしない男の子なんですから」

「そんな……ぁ、ぅあっ、ああ!」

俺が反論する兆しを見せると、かりんは戒めるように膣内を締め上げる。

キュッと締め付けられるとそれだけで抵抗する力が奪い取られる。

まだ本格的に腰を振っていないのに、既に俺はかりんに屈服させられていた。


「じゃあそろそろ引導を渡してあげます。たっぷり焦らしたから、きっとすごい量が飛び出してくるのでしょうね……ふふ」

かりんは少しだけ腰を上げた。
ちょうどペニスの中央部分を締めやすいように腰の高さを調整している。

そして両手は俺の胸について、前傾姿勢のまま微笑みかけてきた。

「センパイのミルク、ゆ~~~っくり搾り取ってあげます。いきますよ……きゅっ♪」

「があっ!?」

包丁でバナナを輪切りにするように、瞬間的に彼女は膣内を締めあげた。
ペニスから我慢汁がドバッとしぼり取られたのを感じる。

かりんが自ら腰の高さを調整していなければ、そのまま膣外へ弾かれていたかもしれない。


「くすっ、今のは耐えましたか。では今度はもう少し強く……きゅうっ♪」

「ひいいいいっ!」

今度は深く加えこんでからの締め付けだった。
根元の部分が強く握られたように圧迫され、そのままさざ波のように先端まで刺激が広がってゆく。

(こ、これは気持ちいいいぃぃぃ!)

腰を落としたままじっくりと彼女は俺を眺めている。


「ふふふっ、少し漏らしちゃいましたね? まだまだ強くなりますよぉ……今度は奥の方を……きゅっきゅっきゅ♪」

「んっ、あ! ああ、また締まって……るッ……ぅあっ!」

根本を締めあげたままで、今度は膣奥がペニスを抱きしめてきた。
まるで先端をキスで溶かされていくような快感に包まれる。

「あはは、すごい反応です~! これが好きなんですね、センパイ。弱点丸見えです♪」

好反応を見つけたかりんが何度も同じように内部を蠢かせる。
ある程度自由に内部を動かせると言っていた彼女だったが、まさかここまでとは……。

「オマンコの奥でくすぐられるみたいにイタズラされたいんですね?」

「ち、ちが……ああぁぁ、何これぇぇぇ!?」


「ちがう? ふふ~ん、ほんとにそうかなぁ? じゃあ行きますよ……さっきと同じ刺激、奥の方をきゅっきゅっきゅううううううう~~~!!」

連続してペニスを締め上げ、撫で上げ、精を搾り取ろうとするかりんの名器。
さっきと同じ刺激と言っておきながら、今度は腰のひねりまで加わっている。

精一杯耐えるために、俺は手足を硬く突っ張らせてしのごうとするが……無駄だった。

(かりんのアソコ、すごすぎる……!)

彼女の攻撃力が完全にこちらの防御力を上回っている。
どんなに我慢しても、その上から媚薬漬けにされて悶えさせられてしまう!

「あはっ、もう無理ですよね! こんなに締めあげられたら我慢なんて無理でしょ?」

優越感に満ちた目で彼女は言う。
そしてさらに体を倒し、陥落寸前の俺の目を覗き込みながらつぶやいた。

「ほら、イっちゃいなよ……年下の彼女の責めに負けちゃいなよ、センパイ……」

そのたった一言が俺の羞恥心を呼び戻す。
年下の彼女に一方的にやられるなんて、男として許されるはずがない。

「い、いやだ……あっ、あっ、ああぁ!」

抵抗しようとした瞬間、じわりと俺を痺れさせる甘い締め付け……
もう逃げられない。早くイキたい……その欲望のほうが圧倒的に強い!

「恥ずかしいお顔、みててあげる……」


そして彼女の唇が俺の呼吸を奪う。

今日何度めのキスであるかも忘れて、かりんの唇に酔いしれる。

甘い唾液を飲まされ、ペニスは愛液をまぶされ、火照った体は彼女に抱きしめられ……俺はとうとう完全に脱力してしまった。


「はい、これでおしまい……このままかりんの中で、思いっきりだしちゃえええ~~~~!!」

そして最後に彼女の膣内で、亀頭が優しく噛み砕かれた瞬間――

ビュルッ! ドクッ、ドププゥゥ……


「あっ……で、出……」


ビュルルルルッ、ドピュウウウウウウウウウウッ!



「ひっ、あ、ぁ、まだ、まだ出るううううぅぅぅ~~!?」



ドプッ、ドプッ、ピュルルルル~~~!!



ガクガクと背中を反らせながら俺は爆ぜた。

過ぎた刺激によってとろけきったペニスから大量の精液が撒き散らされた。
一回では出しきれなかった精液が、何度かに分けて放出させられる。

「あはっ、すごい量です~! かりんをはらませて、お母さんにする気ですか、センパイ?」

軽く嘲笑する彼女の声もろくに耳に入らない。
さんざん焦らされたおかげで体が言う事を聞かない。

かりんは満足そうにお腹を撫でながら続ける。

「ぁんっ、こんなに勢い良く中に出されたら、本当に妊娠しちゃうかも……そうなったらセンパイの人生、台無しですね? うふっ、ふふふ……」

その後、結合したままで何度か彼女に搾り取られた。

膣で4回、手で2回、口で3回……そのあと、俺は少しの時間だけ休憩を許された。






ベッドに上で俺に寄り添いながら彼女は言う。

「でもホント、ここまで強情だとは思っていませんでしたよ。意外とタフというか……余計なところで根性あるのですね、センパイ。ある意味、見直しました」

「かりんちゃん、信じてくれ……俺は何も……」


「でも証拠は全部揃ってるんですからね。ホントですよ!?」

「証拠って……」



「言い逃れなんてさせませんし、拒否したところで体中を骨抜きにしてまた聞きなおすだけです」

さらりと恐ろしいことを口に出す彼女。
もう一度今と同じことをされたら本当に立てなくなってしまうかも……。

「その証拠見せて……本当に俺には何のことだか」

やっと絞り出した俺の言葉に応えて、彼女が枕元から何かを取り出した。


「ではこれを見て下さい」

「っ! それって……」

かりんちゃんの手のひらに乗せられたもの、それは――



「この髪飾りは柚子ちゃんから提供された証拠です。顔色が変わりましたね?」

得意気に彼女が続ける。

「最近センパイの部屋で見つけたそうです。浮気相手の彼女が落としていったんじゃないかって教えてくれました。これでもまだセンパイは――」

「確かに見覚えがあるけど……ちょっと待ってよ」


「ふふっ、ついに自白し始めるとは!」

「それ、ゆずの……髪飾りだよ。間違いない。子供の頃に俺があげたやつ……」


「なっ! これは柚子ちゃんのものですって? センパイ、こんな時に見苦しい言い訳をしてもしょうがないですよ。もう素直に認めちゃいましょうよ……」


その時、不意に電子音が鳴り響いた。


「あっ、メール着信……ゆうこちゃんから!? 『昨日の話は冗談だから本気にしないでね? あれはあたしの髪飾りだからアニキに話すとバレちゃうからね~』って、嘘でしょ……なにこれ……やだ……」

そのメールを見て青ざめる彼女。
逆に俺は安堵の溜息をはいた。

「ほらね、言ったとおり……だろ…………ぁうっ!」

どさっ!


やっと無罪を主張できたという充実感とともに、俺は――



「あ、ああああ! センパイ、大丈夫ですか!? やだ、起きてよぉ……私、その、やり過ぎちゃったかもしれません……」

ずいぶん遠くでかりんの声が聞こえる……。


「もう手遅れかもしれませんけどしっかりしてください!! センパイ? センパイ、起きて~~~~~~!!」

なんとなく泣き声に聞こえないこともない……誰だ? 彼女を泣かせたのは……。


「もういじめませんから、目を覚ましてくださーい!!」


最後に何か叫び声が聞こえたけど、俺の記憶はそこで途切れてしまった。



(了)

※このページ内、文章中の挿絵は製品版「あたしが応援してあげるッ-7days Lovelesson-」(あかべ楸氏)によるものです






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