柚子を抱きしめた日から3週間経ったある日、旅行好きな俺たちの両親が突然海外旅行にいってしまった。
おふくろがデパートの抽選で2等賞をゲットしたらしい。
我が親ながら大したものだと思う。

同じ屋根の下にいながら、今日まできちんと妹を抱いてやることが出来なかった。
ほんの数日間ではあるが二人きりになったチャンスを活かさない手はない。

柚子は毎晩のように俺の布団に潜り込んで来る。
だが、一階の両親のことを考えるとなかなか……セックスまではしてやれない。

「兄貴、あたしはこうしてくっついてるだけでも幸せヨ?」

実は俺もコイツと一緒に布団で寝てるだけで、だいぶ幸せだった。
やばい…このままではセックスレスカップルになってしまう!
そう思っていた矢先のハワイ旅行当選だった。




風呂あがり、俺は二階の自室で柚子を待っていた。
なんだかすごくドキドキする。俺のためにあいつが体をきれいにして、もうすぐここにやってくる。

毎日一緒にいるのに、とても新鮮な感覚。

カチャ…


「兄貴…」

「ぶっ!!」

珍しく遠慮がちにドアを開ける柚子。
濡れた髪を軽く分けて、タオルを一枚巻きつけただけの姿。

なにそのエロさ…

「兄貴、ふつつかものですけどっ」

タオル一枚の境界線を残したまま、そそくさとベッドに転がり込む柚子。
シャンプーの甘い香りが部屋中に広がる。
おやじやおふくろが俺の部屋に来たら柚子の匂いでバレそう…。

「柚子、お前まだ処女だよな?」

「ううん、破っといた!」

「何やってんだー、てめえええ!!!」

「冗談っす! ちゃんと処女だよ。だから…優しく奪って?」

ペロっと舌先を出す仕草にドキッとさせられる。

「このシーツ…兄貴の匂いがするぅ」

「あたりまえだろ」

この感じなら大丈夫、いつもの柚子だ。
でもなぜか急に緊張してきたぞ?


「よよよよろしくなっ!」

「きゃはっ、兄貴の今の顔いい! サイコー!!」

緊張した俺の様子を見て、柚子がキャハキャハ笑ってる。
こいつ、本番に強いタイプだ……


「はじめては痛いって言うぞ? 怖くないのか??」

「ああ、そうみたいねー。でも信じてる! 相手が兄貴だから、きっと最高の思い出にしてくれるって!」

一転して乙女モード。
うっとりしながら俺を見つめてくる。
その顔やめろ…ちょっとだけ可愛いから。


「そりゃあたしも怖いケド、それよりも今は嬉しいの」

「うれしいのか? エッチできるから?」

「ちがうっ! このエロ兄貴!!」

「むう…」

「好きな人とひとつになれるって、すごく嬉しいじゃない?」

柚子の一言で俺は真っ赤になる。
恥ずかしげもなく、よくもそんなことを言えるものだ…

「兄貴も……そう思ってくれるよね?」

後半は甘えるような声を出す柚子。
なんだかんだいって、こいつはムード作りがうまい…

「だからよろしくね……って、あー、そうだっ! あたしも兄貴の童貞、奪ってやるんだもんね!」

ニヤリと笑う妹。
生意気にも甘いムードと普通の雰囲気を交互に使い分けてきやがる。

「おいおい、俺が童貞とは限らないだろ?」

「い~や、アンタは絶対童貞だ! あたしの勘に狂いはないっ」

フフンと鼻を鳴らす柚子。
なんか、スゲーむかつくんですけど!!

まあ……正解だから言い返さないでやるか。

「入れた瞬間にドピュってしちゃうのナシね!」

「そっ、そんなことがあるわけ……ないだろ」

実際まったく自信なし。
挿入すると何も考えられなくなるほど気持ちいいって学校のやつらは言ってたからな…

「じゃあ意地悪しちゃうぞ? やさしく挿入させてから、中でキュッキュッキュ~~~って抱きしめちゃうもん」

なんてやつだ…思わず前かがみになりそうな発言しやがって!


「やめろ、ゆず! そういうハシタナイこと言うんじゃありません!」

「うひひ♪ 速攻でイかせて兄貴のことソーローくんとか呼んでやるから!」

なにはともあれ、これから結ばれる相手が精力旺盛なのはありがたい。
こいつがマグロだったら俺は何していいかわかんないからな。

「おまえ…実はすごくエッチだったんだな。ちょっと驚きだ」

「あたしエッチじゃないよ! 」

「いや、充分エロいぞっ」

「だって…どうせだったらいっぱい楽しみたいじゃない?」

布団の上で、くるんと身体を反転させる柚子。
スペースを空けて俺が動きやすいようにしているつもりか。

「あたしは幸せなのが好きなだけ♪」

布団の中で柚子を抱きしめると妹は小刻みに震えていた。
きっと寒さのせいじゃない。

「お前も震えてるじゃん…」

「お前『も』?? 今、『も』って言った? 兄貴、自信ないんだぁ…ふっふふーん♪」

「そうじゃないけどさ…」

「だいじょぶ…あたしが優しくしてあげるッ♪」

「ゆず…」

「だから兄貴、いっぱい気持ちよくなろ? あたしに任せて」」

「よろしくお願いします…」

どうやら今夜のこいつには勝てそうもない。
俺は肩の力を抜いて柚子の隣にもぐりこんだ。




「ハダカで抱き合うのってあの時以来だね?」

黙って頷く俺。
部屋の明かりは一番小さいのにした。

「あたしの身体ってどお?」

「……」

「ちゃんと答えたまえ!」

ぐにゅっ!

「うおっ!!」

照れて答えない俺のあそこを遠慮なく捕まえる柚子。
さらにクニクニと手の中でもてあそぶ。

「も、もむな! 胸も小さくないしお尻も大きくないし……ま、まあまあかなっ!」

「なにそれつまんない! 見ただけでイきそう、とか言えないの!?」

「そんなこと言えるか、幼児体型」

「あれれ~? おちんちんはこんなに喜んでますケド?」

手で触られる前から実はすでに硬くなっていたのだが…


「ゆずの身体はサイコーです…」

「最初からそういいなさいってば!」

うす暗い部屋の中で柚子が体を起こした。


「おっぱい…舐めてみる?」

黙ったままの俺の口元にふっくらした柚子のバストが押し当てられた。

「あのね、本当はすごく感じやすいから…ここだけはそ~っと触ってネ」

俺はヤツの細い身体を抱きながら、舌先をスベスベの肌に這わせ…乳首を探り当てた。

チュパ…

「んはあぁぁっ、兄貴!」

腕の中で飛び跳ねる柚子の身体。
抱きしめてみるとなかなかスタイルがいい…と感じた。
陸上で鍛えてるせいもあって、筋肉もいい感じだし腰のクビレも素晴らしい…

「やっぱダメ! 感じちゃう…感じすぎちゃう!!」

ジタバタする妹を押さえ込みながら、乳首やその周りを優しく愛撫する。
喘ぎ声はどんどん大きくなるばかりだ。

ついでに空いてる手を、そっと柚子の股間に忍ばせた。

ヌチュヌチュヌチュ…

「ひゃうっ! どこ触ってんの!!」

「ゆずのアソコも恥ずかしいことになってるなぁ」

「このやろぉ…あとで覚えてなさいよー!」

かぷっ

「ひいっ! んあ…ズルいよぉ…そんなの! 噛んじゃダメー!」

口の減らない柚子に対して、俺はどんどん愛撫を重ねた。
ぽよんとしたバストはとても心地よく指に吸い付く。
小さめの乳首も可愛くていい。
口に含むとちょうどいい感じで舌先に当たる。

「コリコリするのもダメっ、全部ダメ~~~~!!!」

とうとう柚子が降参の声を上げた。
兄としての威厳は保たれた気がする…


「兄貴ィ…そろそろ挿入してくれる?」

「あっ、ああ…」

こればかりは俺も初めてなので部屋の明かりを強くしようとしたが、柚子に遮られた。


「ここはあたしに任せて…」

ヌル…

「うくっ?!」

柚子の細い指が絡みついてきた。

「カチカチだよぉ…兄貴の…」

「だって、お前が…………」

お前が可愛いから、とは口に出せなかった。
やっぱり俺も恥ずかしい。

「…言わないでも伝わってくるヨ?」

妹はさらに俺の上にまたがってくる。

ピチャ…

「うあああぁぁ!」

ヌルヌルのぬかるみに亀頭が少しだけ沈んだ。
これが柚子の…オマ○コ?

「下のお口におちんちんを当てて、あとはあたしが…」

ずにゅんっ!

「い、一気にかよっ!? うわあああぁぁ!!!」

「きゃんっ♪」

少しの間も置かずに柚子は奥まで挿入した。
何も知らないとはいえ、思い切りが良すぎるだろ!!

暖かいヌルヌルの肉壷に埋められた俺のペニスは所在無げにわなないている。

「あれ? 痛くないや…」

柚子が不思議そうに言った。
しかし俺のほうは…不規則にやってくる締め付けに備えて身を固くするのみ。

「ぐううぅ…」

なんだよこれ…
学校のやつが言ってたとおりじゃないか!

「兄貴はなんだか苦しそうね? どしたの?」

実際に動けない。動いたらヤバイ…と本能的に感じる。
柚子に入れた瞬間からジワジワと股間がしびれだした。
それも心地よい、逃げたくなくなるようなしびれが…!

これが本番…なのか…!?

「もしかしてもうイっちゃう?」

「だれが……あうっ!!」

くいんっ♪

柚子が突然腰を捻ったおかげで喘いでしまった。

「気持ちいいんだぁ…あたしの中」

きゅんきゅんきゅ…!


「はぁぁ! ゆ、ゆずっ! やめろおおおお!」

「なんのコトかなぁ?」

「しめるな…ほんと、ヤバイ」

「しめてほしいんだね? 兄貴?」

「ちがっ、あああぁぁ!!!」

「かわいいんだぁ~♪」

こいつ絶対わざとやってる!
ペニスにまとわりついたままで、俺を何度も甘噛みしてくる!?

硬さを確かめるように感度もキュキュっと締め付けて、じわじわと俺に快感を与え続ける柚子。
凶悪な快楽責めに俺の身体が震える…

「あたしに降参する? 兄貴」

「する…まじでするっ…抜いていいか?」

「ダメ」

「いや、出るから! まじで!!」

「いっぱい出せばいいじゃん。そのぶん感じさせてあげる」

きゅ…きゅんっ!

のけぞる俺。
さらにまとわりつく感触が増えた。
ゾワゾワしたなにかが俺のペニスに絡み付いてる!

「ふああぁぁ…んあ…」

「兄貴♪ イイお顔になってきた」


チュッ♪

俺の意識をとろけさせる柚子の膣。
クタクタになりかけてる俺に抱きつきながら、さらに甘いキスでとろけさせる…

「相手はあたしなんだよ? かっこつける必要ないんだよ…」

「えっ…?」

「兄貴のこと全部知ってるんだよ? だから…もう…」

膣がきゅううっとうごめいて、再び俺を締め付ける。
同じように俺を強く抱きしめる柚子…

「もっとあたしに甘えて?」

「ゆずっ! ゆず…あ、ああああぁぁ!!」

柚子の顔や声で頭がいっぱいになる。
こいつのことしか考えられない…

「ほ~ら、最後のトドメだよっ♪」

くいんくいんっ♪

柚子が腰を捻ると、亀頭が膣の中でコリコリしてるところに当たって押しつぶされた。
その刺激はまるで直接神経をやさしく舐められたように強烈で…

「うあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

どぴゅどぴゅどぴゅぴゅ~~~~~~~~~~!!

腰が跳ね上がる。
無意識に妹の身体を抱きしめる。

「兄貴っ! あたしも気持ちいいのっ!!」

ちゅっ、ちゅ…ぷちゅうううぅぅ!!

キスをせがむ柚子に、俺は唇を重ねる。
何度も何度もキスをしながら、俺と柚子は絶頂を向かえた。



「兄貴のかわいいところ、見っけ♪」

余韻に身を震わせる俺を抱きしめながら、柚子はやさしく微笑み続けた。

やばい…いつもより可愛く見えるだけじゃなくて、こいつとのセックスがここまで気持ちいいとは…


射精後に呼吸を乱す俺に抱きつきながら妹は言う。

「ねえ、もっとしよ!」

「は、はいっ?」

「今のがセックスならあたし…もう病み付きかも」

久しぶりに気が合うじゃないか、ゆず。
俺はもうお前のアソコの締め付けに病み付きです。
しかし…


「いやまて、お前! もう少し間を置かないと俺の身体が…」

「待てない! だってイく時の兄貴ってば、すっごくかわいいんだもん♪」

きゅ…

「くああっ!」

「えへへ…隙ありっ」

しまった! まだ俺のアソコは柚子の中に入ったままだった。

むきゅ…きゅ…きゅっ♪

柚子のあそこが俺を締め付ける…

その刺激に俺は耐え切れずに、再び膣の中でペニスを膨らませてしまった。

「もう一度見せて? ねっ、ねっ、ねっ??」


可愛らしい妹が俺に抱きつきながら「おかわり」をねだってくる。
突き刺さったペニスが妖しく愛撫される。これでは逃げようがない。


「もっといっぱいしよ? 兄貴かあたしが動けなくなるまで♪」

こうして俺の初体験は、底なしの体力を持つ柚子の体に徹底的に搾り取られるものとなったのだ。





『あたしが応援してあげるッ おまけ ~ ゆずの名器 編 ~』 おしまい♪