『はじめては幼馴染 セカンドシーズン』第一幕

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【はじめに】

※このページは体験版を公開中の「はじめては幼馴染 -2nd Season- pretty sisters」と
 内容がほとんど一緒です。html版の体験版だと思ってください。
 ただし、選択肢は設けておりません。




【前回までのあらすじ】

 主人公のタカヒロは、年下の幼馴染である広瀬奈緒と付き合うことになった。

 しかし付き合い始めて一年後、仕事の都合で遠くへ旅立つことになる。

 お互いに心と身体を重ねることもできず、二年間の月日が流れた。

 そんな二人がようやく再会する。

 恋心を募らせる二人を邪魔するものは無いように思えたが……





















「……あれから二年も経つのか」

 仕事の関係で離れていたこの街へ、久しぶりに帰ってきた。

 見慣れた景色を眺めていると心が和む。俺の実家は見晴らしの良い高台にある。



「……みんな元気かなぁ」

 色々考え事をしながら歩いていたら、あっという間に家の前にたどり着いた。







「あら、タカヒロ! お帰りなさい」

「ただいま。母さん」

 俺に気づいたおふくろがこちらを向く。
 まだ早い時間だというのに掃除機を片手に、忙しそうに家の中を駈けずり回っている。

 相変わらずの元気そうな姿にひと安心する。

 俺は仕事の関係でかなり遠く……他所の国まで出かけていたのだが、その仕事が先週で終わった。

 今時ケータイも繋がらないような場所での業務は精神的に厳しかったが、仕事に集中できたおかげで良い結果が残せた。

 その業務も無事に終わり、こちらに戻ってきた。しばらくはのんびりできそうだ。








 両親と顔を合わせ、仕事のことや海外での生活など他愛ない会話を交わす。

 おふくろの話を聞く限り、不在の間に特別変わった事はなかったみたいだが……。


「そうそう! 奈緒ちゃんには会った?」

「えっ、奈緒? な……なんだよ急に」

 なぜおふくろがあいつのことを?

 奈緒というのは、俺の幼馴染・広瀬奈緒のことだ。


「あのさ、俺は親孝行のつもりで真っ先にこの家に帰ってきたんだけど?」

「じゃあ早く行ってきなさい。あの子ね、最近すごく綺麗になったわよ~」


「そ、そう……」

 感動的な俺のセリフは、完全に母親の耳を素通りしていったみたいだ。

 微妙に落ち着かない俺の様子に気付いたのか、親父も俺の顔を見てニヤニヤしている。

 なんとも言えず、居心地が悪い……。










 気持ちを落ち着けるため、いったん自分の部屋に向う。


「奈緒、か……」

 本当のことを言えば、彼女のことがずっと気になっていた。

 二年前に別れたきり、ろくに連絡も取っていない。

(もしかして俺がいない間に……)

 同じ学校に通う男子を彼氏にしてしまったとか、充分あり得る。もしそういった状況だとしても、彼女を責める気は全くない。

 会えない間、奈緒が俺の事だけをジッと待っていてくれるなんて都合の良すぎる話だと思う。

「……」

 とにかく奈緒の家に行ってみよう……といっても、徒歩一分。道路を挟んだ向かい側なんだけど。








 広瀬家のチャイムを鳴らして、勝手にドアを開ける。


「あら、タカヒロくんじゃない! ひさしぶりね!!」

「おばさん、こんにちは」


「えっ……今、おば……おばさんって……」

「あ、いや……その、すみません……」

 奈緒のおばさん……いや、奈緒のお母さんの表情が一瞬で真っ黒になった。

 幼馴染の母親って、どう呼べばいいんだろう? 奈緒のお母さん、広瀬さん……それ以外にまともな呼び名が思いつかないんだけど。


「…………」

「もう、お義母さんでいいのに……!」


「えっ」

 奈緒のお母さんはニコニコしながら俺を見つめている。


「それはさすがに恐れ多いというか……言い難いというか……」

「うふっ♪」

(俺にウインクしないで下さい……)

 でもこういう無邪気さというか、明るい性格は奈緒にも引き継がれているのだろうな。



「ところで……その、奈緒はいますか?」

「ああ、今ちょっとお出かけしてるわ?」

「そうですか……」

 いきなり出鼻をくじかれた。

 じつは奈緒には事前に手紙を出していた。俺が戻ってくる日をちゃんと覚えていてくれなかったのだろうか……。


「タカヒロ君が来るって、朝からはしゃいでたわ」

「え……!!」

 思わず嬉しくなる一言に、顔がほころびそうになる……いや、なんとか抑えこんだ。

 しかし奈緒のお母さんは、ほんの一瞬の俺の表情変化を見逃さなかった。


「奈緒のこと、よろしくね?」

「あ、は、はいッ!」


 穏やかな表情で見つめられ、俺は妙に元気よく返事をしてしまった。

(なんだかものすごく恥ずかしいな……)

 とにかく奈緒は不在のようだ。しばらく待たせてもらうことにしよう……。










 奈緒のお母さんの後について、彼女の部屋に通された。しばらくここで待つことになった。

 広瀬家のリビングは掃除中だということで、いきなりこの部屋に通されたわけだが――。


「全然落ち着かねえ……」

 そもそも俺はここに居ていいのだろうか……女の子の部屋に一人きりなんて、初体験だ。

 当たり前だけど、ここは奈緒の部屋だ。漫画でもあればいいなと思って、部屋の中を隅々まで見る……。


「ない……」

 しかし真面目な奈緒の部屋らしく、俺の暇つぶしになりそうなものは影ひとつ見えない。

 ましてやエロ本などあるはずもない。


「奈緒が帰ってくるまで下手に動けないしな……んっ、なんだあれは……?」



 それは見ての通り熊のぬいぐるみだった。ただ、なんとなく見覚えがあるような気はする……



「あっ」


 そうだ! 思い出した。あれはたしか、俺が奈緒の誕生日にプレゼントしたものだ。
 かなりの月日が経つけど、まだ大事にしてくれていたんだな。
 こういうのって、素直に嬉しく思う。





 そういえば、この部屋の中って良い香りがする。これって……なんの匂いだっけ?

 鼻をヒクヒクさせてみる……。


(オレンジとか、柚子・かりん系かな?)

 柑橘系の香りって爽やかでいいな。

 そういえばあいつ、部活とかやってるのかな?運動神経はそれなりに良さそうな気がする。

 テニス部のユニフォームとか着せたら、きっと似合うんだろうな……。


(溜まってるのか、俺?)

 女の子の部屋をジロジロ見るのって、結構楽しいかも。

 ん? あの机の上にあるアクセサリーは……


「イルカの指輪……!」

 あれも覚えてる。3年前の夏休みに水族館の売店で買ってあげたやつだ。

 けっこう高かったのに、無造作にこんなところに置きやがって……。

 あとで奈緒が慌てるように、机の隅にこっそり寄せておこう。



「早く奈緒に会いたいなぁ……」

 なにげなく呟いた瞬間、ノックと同時にドアが開いた!








「あっ、タカヒロ!」

「うわっ、奈緒!!」

 奈緒が現れた。しかもメガネをかけてるじゃないか!


「ひさしぶり~♪」

 俺の顔を見て彼女が微笑む。心なしか、声も弾んでいるように感じる。



「来てくれたんだ……嬉しい……」

「な、奈緒……お前、いつからメガネをかけ始めたんだ……?」

 幼馴染がメガネっ娘になっているだなんて……俺のデータにない重要なスペックが追加されているぞ!


「そうなの……去年から急に視力が落ちちゃって。やっぱりヘン? 似合わない……かなぁ?」

「い、いやっ!! そんなことない、というか悪くない……」

 奈緒には言えないけど、俺はメガネをかけてる女の子を見るとドキドキしてしまうんだ。


「あはっ、お世辞でもそう言ってもらえると嬉しいな。やっぱり優しいんだね……」

 奈緒はメガネのことを気にしているみたいだけど、本人が思うほどおかしくもない。

 というか、むしろ知性的な感じがしてこっちのほうがドキドキする。


(しばらく眺めていたい……)



 それから少しの間、奈緒と雑談をした。







「ねえ、私……少し背が高くなったと思わない?」

「ん……ああ、そうかもな?」

 メガネ姿に見とれていて気づかなかったが、奈緒が変わったのは身長だけじゃない。
 全てがアップグレードされてる。

 昔から長かった手足は女性らしく丸みを帯びているし、フワフワしてた髪も今ではしっとりと落ち着いて女の子らしさを感じさせる。

 そして背が伸びたのはもちろんだが、服の上からでもわかるほどバストが成長して……。



「うふっ♪ 今ちょっと見惚れてたでしょう」

「なっ! なにを証拠に……!」


 自分の心を見透かされたようで、ひやりとした……いや、もうバレてるのかもしれない。


「別に……。だって奈緒だからな」

「ぶー! そういう時は嘘でも『可愛くなったね』とか言うべきでしょう!?」


「そ、そういうもんですか……」

 怒らせると面倒なので、適当に話を合わせる。キレやすいところは二年前とあまり変わってないみたいだ。


「ああ、そうだ。おば……いや、奈緒のお母さんに許可を頂いたとはいえ、俺が勝手に部屋で待ってたから驚いただろ」


「ごめんねっ、もしかして……いっぱい待たせちゃった?」

「へ? いや、それはかまわないんだけど……」


 留守中に部屋の物をいじってないぞというアピールのつもりだったんだが……奈緒は申し訳無さそうな顔でこちらを見つめている。


(逆にこちらのほうが申し訳無くなってくるよ……)


「すぐに着替えるからね」

「……ここで、ですか?」


「……」

ぴしゃっ

 俺の小さな叫びも虚しく、奈緒はウォークインクローゼットに身体を滑り込ませた。











「覗かないでよね……えっち!」

「お、おう」

 ちょっと残念……いや、実に残念だが仕方ない。



シュル……パサッ……

 衣擦れの音が聞こえる……壁越しとはいえ、自分の彼女が着替えている姿というのは興奮する。



(ヘンタイ丸出しでごめんなさい……)

 心の中で何度か自分を戒めていると、クローゼットから奈緒が飛び出してきた!




「じゃんっ! この服、可愛いと思わない?」


(ああぁ……メガネまで取っちゃったよ……)


 若干しょんぼりしつつ、できるだけ平静を装って奈緒に言葉を返す。

「う、うん。いいんじゃないかな?」


 本当は制服のほうが……なんて贅沢を言うのはやめて、目の前の奈緒を見る。

 ベージュのセーターというか、ゆるふわというか、ゆったりした服装だ。


(妙に胸が張り出して見えるんだが、気のせいだろうか……いや、余計なことは考えないようにしよう)


 肩を出しているのもセクシーだし、黒いブラの紐というか……いいのか、見えてるぞ? あれはわざと見せてるのか……よくわからないけど。

 チェックのミニスカートと、それに……さっきの白ハイソとか! 俺の好みにストライクすぎてヤバすぎる。

 つまり、総合すると抜群に可愛い!










「じ~~~~~~~…………」

「はっ!?」

 突然、ジト目で奈緒が見つめてきた。


「な、なんですかその目は……」

 その質問には答えず、奈緒が俺の左肩に顔を寄せてきた。



「んん……くんくんくん……ねえ、タカヒロ? もしかして、浮気してなぁい?」


 こ、こいつ……久しぶりに会いに来てやった彼氏様に向かってなんてことを……








 しかし……だ……

 潔癖症の奈緒のことだから、オナニーも浮気に入るんだろうな……。



「んと…………」



「ちょっ……なに黙り込んでるわけ??」


(ひいいいっ、怖えええええ~~!!)


「あ、いや……ちょっとだけ……な……」

 失言。怯えながら浮気を肯定してしまった。


「それ……本当なの!?」

「えっ、違うぞ! 俺はただ……」


 慎重に言葉を選んで回答してみたのだが、裏目に出てしまったようだ。



 奈緒が俺との距離をさらに詰めてきた!



「呪ってやる……タカヒロ……」


「ひいいいぃぃ…………」


 やばい……奈緒の口から怨嗟の声が確かに聞こえた。


「言っとくけどね……私は全然してないよ!」



「そ、そうだよ……な……」

 生気を失った目というか……すごく病んだ目つきで俺を見上げる奈緒。
 誰だよ、「沈黙は金」とか言ってたやつ! 見事に彼女がブチ切れてしまった。


「浮気もエッチもずっと我慢してきたんだからね……」


「じゃあひとりエッチも……?」


「えっ……?」


 俺がさらに突っ込むと、奈緒は恥ずかしそうに目を伏せた。












「ホントに久しぶりだねぇ♪」




(あっ、こいつ……急に話題を変えようとしている!)




 しかしまあ、黙って頷く。奈緒が嬉しそうにしているからそれでいいや。


「タカヒロも、少しカッコよくなったね?」


「……俺を褒めても何も出ないけど?」


 そう言ってみたものの、実際かなり照れくさい。

 二年前に感じていた歳の差が、確実に少なくなってきているのを感じる。

 目の前の奈緒を見ていると、この時期の女の子はどんどん大人になっていくのだなと感じる。




「私と離れてる時、元気だった?」


 急に奈緒が尋ねてきた。そういえば全然連絡してなかったもんな。

 さて、どう答えたものか……。


「そうだなぁ……」

 大事な彼女を心配させちゃいけない。そんな気持ちで元気よく笑顔で答えてみる……。


「ああ、全然寂しくなかったよ!」



「な、なんか……そこまで元気良く言い切られると、複雑ね……」



「あ、あれええええぇぇ?」



「私がいなくても平気なんだ……ショボン……」


 奈緒が寂しそうに溜息を吐いた。なんでだ!?

「あ、ち、違うよ……そういう意味では……」

 なんてことだ。逆効果になってしまった。日本語って難しいな……




「私は結構大変だったんだよ」

「ほう……?」



「男子からデートに誘われたり、ラブレター貰ったり」

「な! なんだと……」


 やっぱり人気者なんだな。当然といえば当然ではあるけど……なんかすごく悔しいぞ。


「中にはちょっとイケてる人もいたりして……」

「まさかそいつと……!」

 俺が問いかけると、奈緒は静かに頷いた。



「おいっ、奈緒おおおぉぉぉぉ!!」

「う・そ・だ・よっ! えへへっ、焦った?」

 俺の顔色が変わったのを見て、奈緒が吹き出した。



「くそっ、なんだか嬉しそうだな……」

 ヒヤヒヤさせやがって…………だが俺の反応に奈緒は満足しているみたいだ。











「あ、あのさ……こういうこと聞くのって、恥ずかしいけど……」

 突然、奈緒が神妙な面持ちで俺を見上げてきた。


「急になんだよ……」

 聞かれてるこちらのほうが緊張してくる。


「一人の時って寂しい……じゃない?」

「ん、あ、ああ……そうだな……」

 何が言いたいんだ、お前は……!


「う……んっとね! タカヒロ、一人エッチしてたの?」

「はいいいいぃぃぃ!?」


「してたの……?」

「あの、答えないとダメですかそれ……」


「ぅん」

 問い返すと、奈緒は小さく頷いた。


(そりゃ俺だって健全な男子に変わりないわけだし……)

 普通に毎日してるけど、それを奈緒に聞かれるとは思わなかった。

 逆にこちらが尋ねたら、お前は答えてくれるのか?

 そんな疑問を感じつつ回答する。





「そりゃ俺だって……しますよ。健康な男子なら誰だって朝飯前にオナニーですよ!」

「うわぁ…………」


「うっ……しまった……素直に言い過ぎたか」

 あきれ果てた奈緒の冷たい視線が痛い。まるで収集前の生ゴミを見るような目をしている。


「信じられない。ケダモノだよ……タカヒロ……」

「自分から振っといて……フツー、そこまで言うかああぁぁ!?」



「その頭の中で、私はきっと大変なことになっていたんだよね?」

「お、おい……勝手に妄想するなよ。しかもそれ、きっと間違ってる……」


「胸をこんな風に揉まれたり……はふん……」

 奈緒は右手で自分の胸をキュッと掴んでみせた。

 その仕草をされると、健全な男子ならみんな自然に胸元にフォーカスが合ってしまいます……。



ふよんっ♪


(あの胸、すごく……柔らかそうだ!)



「もうお嫁にいけないよぉぉ……ううぅ……」

「はっ、待て! とりあえずその淫らな妄想をストップしろ奈緒!!」

 なんてことだ。相変わらず奈緒は潔癖症で思い込みが激しいというか……これからは発言に気をつけよう。












「ふぅ……」

 久しぶりに過ごす奈緒との時間が楽しい。でもこいつの質問に答えるのは結構疲れる。

 好奇心いっぱいというか、俺に話したいことがたくさんあるんだろうけど。

 そんなに緊張しあう間柄でもないけど、やはり二年ぶりだとお互いの変化をリアルに感じてしまう。

 でも、今までの反応からして俺が危惧していた奈緒の心変わりという最悪の事態だけは無さそうだ。



「ねえねえ、タカヒロ? このお部屋……少し暑くない?」

「そ、そうか……?」


 確かに奈緒の顔は赤くなっている。少し室温が高いのかも。


「じゃあ窓を開けてやるよ」

 俺が立ち上がろうとした瞬間、奈緒が抱きついてきた!


ぽにゅんっ

「こ、こらっ! 胸があたってるぞ!!」

「暑いって言って!」

「なっ……」

 なんという迫力……思わず怯んでしまった。


「何が何でも言わせようっていうんだな。むぅ、この部屋は暑いなぁ……」

 我ながらとんでもない棒読みである。



「じゃあ、もっとアツくなろうよ♪」

「へ……?」

 こいついきなり何を……意味がわからない! 混乱気味の俺をたたみかけるように奈緒がスッと離れた。




 そして――


パサッ……

「ちょ、なんで……!」


脱衣? なんで? そこまで暑いのか!?



「タカヒロのこと、熱くしてあげる♪」

「!!」

 甘くとろけるような奈緒の声よりも、目の前に現れた真っ白な素肌と、ピンク色の可愛らしい下着に、俺の視線は釘付けになってしまった。










 下着姿になった奈緒は、何も言わずに抱きついて背中に腕を回してきた。

 服越しに感じる少女の柔らかな肢体と、甘く切ない息使いを感じて、俺も次第に興奮してくる……。



「ねえ、タカヒロ……」

「ととととりあえず服を着ろ! な? 奈緒ッ」

 無理やり上半身だけは服を着せようとするけど、奈緒は俺にしがみついたまま離れてくれない。


(こ、こいつ……なんでこんなに大胆になってるんだ!?)


 早くしないと理性があっという間に崩壊してしまいそうで……!

 だが奈緒は俺に身を任せつつ、ポツリとつぶやいた。


「私ね、すごく不安だった……」

 奈緒の声が少し震えている。

「それは、その……俺のせいなのかな……?」

 小さな声で尋ねると、奈緒は恨めしそうに見つめ返してきた。


「ずっと離れていたけど、気持ちだけはそばにあると思ってた……」

 なぜ過去形なんだ……

 この短い言葉で、奈緒の気持ちが不安定になっているのは手に取るように判るけど……。


「奈緒、お前……」

 抱きしめた腕に力を込めると、奈緒の身体が小刻みに震えだした。


「なんでもっと電話してくれなかったのよ! ……いじわる…………」

「それは別に俺が意地悪したわけじゃ…………」

「…………」

「……」


「……ごめんな」

 どんな理由付けをしたところで、奈緒の前から長い間姿を消していたのは事実だ。

 寂しい思いをさせたのも間違いない。その点は責められても仕方ないと思ってる。


「だからってさ、お前……急に脱ぎだすとか」

「あのね、タカヒロ! この奈緒ちゃんは、学校では結構人気あるんだよ?」


「自分で言うかね、フツー……」

 そうは言ってみたものの、冷静に考えればそうだろう。客観的に見て、奈緒の可愛さはレベル高いほうだと思う。


「学校の男子から告白されても全部断ってきたんだからね?」

「告白を全部……それは……俺のために?」

 恐る恐る尋ねてみる。残念ながら俺は自分に対してそんなに自信がない。

 そんな俺に対して奈緒は、そっと目をとじて小さく首を縦に振ってくれた。


(見た目は大人っぽくなったけど、中身はあの頃の奈緒と変わりないというか……やっぱり可愛いな……こいつ……)

ぽんっ

 その頭を軽く撫でてやると、奈緒は嬉しそうに身体を寄せてきた。


「ば、馬鹿……やめろ、胸が……擦れる!!」

「責任……とってよね……」


「ひっ……」

 奈緒のお母さんが聞いてたら卒倒しそうなセリフだが、今は茶化す気にもなれない。



「んと……俺はどうすればいいんでしょう?」

 こういう時、何をすればいいのかわからなくなるので素直に奈緒に聞いてみる。



「ずっと我慢し続けてきた分、いっぱい甘えさせて?」

 奈緒は遠慮がちに笑いかけてきた。
 ここは男として、リクエストに応えなければならない……と思う。








「奈緒……こっちにおいで」

 できるだけ優しく奈緒の手を引いて、俺はベッドの上に彼女を四つん這いにさせた。


「いきなりこんな格好!?」

 奈緒は恥ずかしそうに、そしてちょっと不満そうな顔で抗議してきた。

 俺の理性を保つために、無理矢理彼女の上半身に服を着せたのだが、これが全くの逆効果だった。

 下半身はスカートをおろしてしまってるので、背後から丸見えの体勢。


 形の良いお尻と、スラリと伸びた脚が眩しい。さらにしっとりと汗ばんだ肌が手のひらに吸い付いてくる。

 こうなると余計に上半身が気になって……いわゆる着エロ状態になってしまった。


(ううっ、早めに決着を付けないと……奈緒を満足させてあげなきゃ……!)

 はやる気持ちを抑えつつ、柔らかい服をめくりあげる。豊かなバストがフルンと揺れながらこぼれる。真っ白な肌を惜しげなく露出させる。


ぷにょんぷにょんっ♪


(この胸が……すごい! 奈緒の身体、予想以上だ……見ているだけで俺のほうがヤバくなってきそう……)


 実際にため息しか出ない。こんなに綺麗な彼女が、俺のことを思っていてくれたなんて……。



「うううぅ、恥ずかしいよ……タカヒロォ……」

「奈緒、すごく綺麗だ……」

 顔を真っ赤にする奈緒に向かって俺は言った。

 考えるより先に、言葉が口からこぼれた。それがこの美少女に対する最大の褒め言葉だと信じて。




「本当に? ふふ……嬉しい……」

 恥ずかしそうにしていた奈緒の表情が緩む。

 ゆっくりと腰を左右に振りながら、形の良い尻を見せつけるように彼女は俺を誘惑する。


「あの日からずっと、他の男の子には触れさせてないんだからね?」

「じゃあご褒美をあげないといけないね……」

 俺の指先がなめらかな曲線に触れると、奈緒は身体中をピクッと小さく震わせて反応した。

 感度も凄くいいみたいだ。そこは二年前と変わっていないところかな……。



「私のこと、いっぱい抱きしめて」

 そのリクエストに俺は小さく頷いた。

 ズボンを下ろし、すでにしっとりと潤み始めてる奈緒のワレメにペニスをゆっくりとあてがう。




「これは……!」

 トロリとした奈緒の粘液が俺をネットリと包み、挿入をねだるようにピチャピチャという声を上げる。



「じらさないで……早く入れて欲しいな……」

「で、でも……!」

 ただこれだけでもかなり心地よい。

 ヌルヌルの奈緒自身に先端を擦りつけて、一度放出したい……そんな欲求を無理矢理抑えつける。


「いくぞ……奈緒ッ!」

 このまま擦りつけて俺だけ満足する訳にはいかない。

 柔らかな奈緒のお尻を掴んで、先端をゆっくりと秘所に埋め込んでゆく……。


ずぷううううぅぅぅ!


「あああぁぁぁぁ~~~!!」

「あっ……痛かったか? ごめんな……」



「大丈夫……でも、久しぶりだから……おなかが苦しいっ」

 奈緒をいたわるように、俺はゆっくりとピストンをする。



「ぐっ……!!」

 奈緒が俺に絡みついてくる……!

 引き抜こうとする時に名残惜しげにペニスを抱きしめてくるみたいで……気持ち良すぎる。




「タカヒロのおちんちん、すごくおっきいよおおお!」

 奈緒が叫ぶと、膣内もほぼ同時に変化する。



クニュクニュッ……!


「んはああぁぁぁっ!!」

 奈緒のあそこが柔らかく俺に絡みついて、抜け出せない!

 ヌルヌルした突起が、内部でペニスを揉みくちゃにしながら、どんどん快感を植えつけながら我慢汁を搾りとっていくみたいで……

 不用意にピストンを繰り返したら、絶対に先に果ててしまう。



「あん……なんで動きを止めちゃうのぉ?」

「ば、馬鹿……中を動かすな!!」

 俺が身体を硬直させると、奈緒はさらに不思議そうな表情を浮かべる。



「もしかして、じらしてる?」

「違う……違うんだ……ああぁぁ……」

 俺に問いかけている間も、奈緒の膣内は貪欲にペニスにまとわりついて、早く射精しろとせがんでくる……。










「ふ~ん……じゃあ、気持ちよすぎて動けないんだ?」

「うく……ううっ……違う、ああぁぁ……」

 奈緒の膣内がさらに蠢いて、亀頭を締め付けながらザワザワとくすぐってきたぁ!!


「そ、それ……はぁぁ……」

 今の締め付けで危うく骨抜きにされそうになった。こいつ……わざときつく締めて俺を試したな……。

 その証拠に奈緒がニヤリと微笑む。



「久しぶりにいじめてあげるね、タカヒロ♪」

「待て! ちょっとだけ待……っ!」

 奈緒がゆらゆらと左右に腰を振り始める。その動きにつられて俺も身体を揺らされてしまう!


「だ、だから奈緒っ……お、おああぁっ!?」

 奈緒の妖しいゆらめきが俺を翻弄する。

 腰回りを優しく舐めまわされたように、俺は身体中に広がる快感に身を委ねてしまう。


「クスッ、私から腰を使ってあげる……」

「くふぅ……ふあああぁぁぁ……」

 すっかり主導権を握った奈緒が、今度は腰を揺らさずにペニスを優しく締め付けてきた。

 イタズラな表情を浮かべた彼女に見つめられると、下半身の制御がますます効かなくなってしまう。

 このまま欲望を吐き出したい……射精して楽になりたい……けど、まだ奈緒を満足させていない。




「優~しくペロペロしちゃうからね」

 奈緒の言葉通り、膣内でカリ首がめくられていく。

 むき出しにされた神経を舐めるように、ジワジワとくすぐられて登り詰めていく……


「やめ……しびれ……があぁ!」

 素晴らしいラインを描く奈緒のクビレが、目の前で揺れる度に興奮が加算されてゆく……。


 しかも今度は膣内で……根本が締め付けられてるッ!?


「ふああああぁぁっ、それは!!」

 間違いない……奈緒のやつ、わざと膣の奥や入り口を交互に締め付けて俺を追い詰めようとしてる。



「あはっ、また硬くなったよ?」

「はぁ、はぁ、はぁ……くそっ……」


 嬉しそうに笑いやがって……でも奈緒の身体は本当に気持ち良すぎる。これに溺れるなという方が無理なほどに!

 優しい笑顔も、柔らかそうな髪も、吸い付くような美肌も、全てが俺の身体を溶かすように魅了してくる。



「タカヒロの弱いところ、段々思い出してきた。 ……ここだよね?」

クチュウウウゥゥッ!!


「あひいいいっ!!」

 はっきりと感じる……膣内でペニスが、亀頭が握りつぶされてる!!

 握りつぶされていると言うよりも、しっかりと固定されて、逃げられない状態で先端をくすぐられているみたいに……!



「おちんちんの先っぽ、すり潰してあげる」

グリュッ、グニュニュニュ~~~!!


「あっ、ああぁぁ……そこだけそんなに締めたら駄目だ……!!」

 自分でも驚くほど背筋が震えてる……あっという間に射精寸前だ。


(だめだ、もう気持ち良すぎて……こんなの絶対我慢できないぞ!)


「年下の私でもタカヒロを喜ばせてあげられるんだね」


 勝ち誇った顔をする奈緒を見て、わずかに気力が蘇る。

「ふざけるな。俺はまだ全然……んんんううぅぅ!!」


きゅううぅぅ……


 奈緒にしてみれば軽く締め付けただけだろうが、また我慢汁を搾られてしまった……。

 情けないほどに感じまくってるのが自分でもわかる。


「クスッ、なに余裕ぶってるの?」

クキュッ!


「くはああぁっ!」

 膣内でペニスが折り曲げられたようにしなる……。


「うっ、ああぁ……腰がぁ……」


 容赦無い奈緒の追撃に情けないほど悶えさせられてしまう。


「ま、待ってくれ! そうだ、ちょっと休憩しよう、な? な?」





「もっとトロトロにされたいみたいね……えいっ♪」

ジュル、グチュウウゥ!!


「んうっ、はうぅぅぅぅ!!」

 奈緒が内部をきつく締め付けたまま腰を素早く左右に振った。亀頭がロックされた状態でしごかれ、思わずイきそうになる……!


「あはっ♪ タカヒロ気持ち良さそう~」

「はぁ、はぁ、はぁっ……お前、なんでそんなに」



「おちんちんもピクピクしてて、可愛いね」

「可愛いとか言ってんじゃねえ……今反撃してやるからな」


 強がりを言ってみたものの、奈緒に翻弄されまくったおかげで体がもう限界に近い。

 だがここは男の意地を見せないといけない。
 俺はほんのりと赤く染まった奈緒の尻を掴んで、激しく突き上げた!








 一心不乱に腰をふる。


(くそっ、こんなに突いてるのに……余裕の顔してる!)

 全力で腰を突き上げる。

 突き刺しながら奈緒の中をかき混ぜている。

 奈緒が感じやすい、かなり深いところを刺激している……それなのに……


(こっちのほうが先にイカされそうだ……)

 責めているはずのペニスが、奈緒の中で楽になりたいと俺に訴えかけてくる。

 熱く濡れた蜜壺に、一滴残らずミルクを注ぎたいと身体中が叫んでいるようだった。



「そろそろトドメ刺してあげる」

スッ……


「うおおおぉぉっ!?」

 突然、背中をそっと撫でられたかのような刺激に包まれる。



(なんだこれ……腰がとろけていくみたいで……力が抜けてく!)


「こんな風にされたら、もう限界でしょ? うふふふふ」


「おま、お前なんでそんなところを…………おおおぉ、ああぁ!!」

 なんと、奈緒は俺に見えない角度で左手を伸ばして、睾丸をヤワヤワと弄んできた。

 白くしなやかな指先が、俺の抵抗力を静かに奪い去っていく……。

 このままイきたい……でも奈緒を先にイかせたい気持ちも強い。

「俺が、俺だけが先にイクわけには……」


 歯を食いしばって誘惑を断ち切ろうとする俺に向かって、奈緒が甘く囁いてきた。



「……中で出しちゃってもいいんだよ?」


「え!?」


 優しい声に我に返ると、奈緒は慈愛に満ちた表情で俺を見つめていた。





「奈緒のオマンコの中、タカヒロでいっぱいにして~~~!」


 奈緒がそう言い切った瞬間、膣内が今までで一番の締め付けを見せる。



「あああぁ、漏れる……い、い、イクッ!!」



ドピュッドピュピュピュウウウウウウ~~~!!


 魂が吸い取られるほど気持ちいい……俺の体力が全部、奈緒に搾られていく……



「腰が……止まらないッ」

 奈緒の締め付けに降参してしまったペニスが、盛大に膣内で弾けた。俺の意思では射精を止められない。

 男が主導権を確実に握れる体位なのに、奈緒に導かれるようにこの身体に溺れてしまった……。








「すごい……まだ続いてる……!」

クチュッ♪


「うああぁ、また吸い取られる……ぅぅっ!」

 具合の良すぎる名器に、強制的に連続射精させられ、ぐったりする俺に向かって奈緒がにっこりと微笑む。

 そしてまだ白い涙を流す俺自身を、何度もヌルヌルと締め付けてくる。


「あっ、動かすな……頼む……」

 射精直後に弄ばれ、俺は身体を震わせながら奈緒に懇願した。




「浮気はしてなかったみたいね?」

「お前がいるのに……するわけないだろ……」


 その言葉を聞いた奈緒は、満足そうに小さく笑った。


「信じてあげてもいいけど…………どうしよっかなぁ~?」

「まだ信じられないのか?」


「もう一回味わってから、考えてあげる」

「えっ……」








 奈緒は顔を赤くしたまま力の入らない俺をベッドに押し倒そうとしてる!

 久しぶりに身体を重ねて、なにかやばいスイッチが入ってしまったのかもしれない。


「今度は私が上だからね……覚悟しなさい」

「い、いや! もう無理だろ!! 今はどう考えても無理だからッ……」

 だが、奈緒は両手を俺の肩に乗せると、じんわりと体重をかけてきた。


「くそっ、このままじゃまた……!」

 内心、奈緒に犯されることを覚悟した瞬間――



がちゃっ


「おねーちゃーん?」


 突然ドアが開いた!


「うわああっ!!」



 だ、誰だあああぁぁぁっ!? このタイミング、奈緒の友達とかなら大ピンチだぞこれ!!



「うそっ! ちょっと待って、美緒!!」

 奈緒が慌ててスカートを履き直す。パンティはきっと履いてない……。




「あーっ! タカヒロにいちゃんだ!!」

「え、まさか……!?」


 えっ、これが……美緒ちゃん? 奈緒の妹の……
 二年前はまだ全然幼いイメージだったのに!!



「ねーねーねー、おにいちゃん! 抱きついてもいい?」

 美緒ちゃんが微笑みながら身構えてる……な、なんだか飛び掛ってきそうだ!


「抱きついていいって聞かれても、それは……ちょ、ちょっと……」


 無意識に奈緒の方を見ると……



「そんなのだめっ!!」




「お姉ちゃんのケチー!!」


 奈緒がすかさず制止した。美緒ちゃんは不満全開といった表情だ。

 そうか……美緒ちゃんもあれから成長してるんだ。この髪型じゃなかったら、彼女だとわからなかったかもしれない。



「ぅん? くんくんくん……んん~? なんかイイニオイしない!?」


 美緒ちゃんの言葉に固まる俺と奈緒。

(マジかよ……!)

 どんだけ鼻が効くんだ、この子は。


「そ、そうかなぁ……って、美緒っ!ダメじゃない、勝手に入ってきたら!!」

「あははは、ごめんね? お姉ちゃん。でもぉ……何してたのかなぁ~~~?」


「思い出話とかおみやげ話とか世界情勢とか少子化問題とか色々ね……な、なあ、奈緒?」

 ……って、こんな子供だましの対応でごまかしきれるか? たしかに美緒ちゃんは子供っぽいけど。




「ちょっと、美緒! 変な想像しないでよっ」

 奈緒のやつもアホだ……そんなに馬鹿正直に返さなくてもいいのに。

 勘の鋭い美緒ちゃんに対して自ら墓穴を掘るような発言をしやがって!




「あたしは何も言ってないよ。でもお姉ちゃん……エッチだもんね~?」

 なんというストレートな……妹ならではのダイレクトアタック。

 俺には恐ろしくて絶対真似出来ない。



「なななな何て事いうのよ、美緒ぉぉ!?」

「おおぅ、こわいこわい……! いひひっ♪ 今日はおとなしく撤退してあげる」

 美緒ちゃんが疾風のように部屋の外へ出て行った。


(……結局何をしにきたんだろう?)


がちゃっ


 俺が首を傾げた瞬間、再び部屋のドアが開いた。

「おわっ!?」

 いなくなったはずの美緒ちゃんが、ドアの隙間からヒョイッと顔を出す。


「タカヒロおにいちゃん! また今度お話しよーねー?」

「う、うん……また今度ね」


 意味深な言葉を残して美緒ちゃんは今度こそ姿を消した。








 それにしても美緒ちゃん、ずいぶん可愛くなってたなぁ……本当にびっくりした。

 まるで三年前の奈緒を見ているようで、それでいて自由奔放な魅力というか……。

 やばいな、美緒ちゃん……3年前の奈緒の可愛さに、小悪魔的な要素がプラスされてる。




「はっ!」

 背筋に悪寒が走る。振り返ると、そこには鬼の形相の奈緒が……




「なにニヤけてるのよぉ……タカヒロ!?」


 奈緒の冷ややかな視線が俺にグサグサ突き刺さって、痛いのを通り越してすごく恐ろしい……。

 こいつまさか、妹にまでヤキモチを焼くつもりか……!?


「まっ、待て、奈緒! 俺はただ美緒ちゃんのことを――」




「許さない……!」

パンパンパン! ドカッ!!

「ぎゃあああああ!! い、痛えぇっ! 俺は何も……して……ねえっ……ぐふっ!」


 鋭いパンチを脇腹に受けて悶える俺に向かって、奈緒のお説教は三十分ほど続いた……。








(第一幕 了)
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【キャスト】

メイン原画、彩色:
みかみ沙更 (http://skeletonscape.blog24.fc2.com/)

アクセサリ、小物の原画、彩色:
じゃんぽ~る (http://jeanpaul.ko-me.com/)

声の出演:

広瀬奈緒……月宮怜 (http://www.tukinomiya.halfmoon.jp/)
広瀬美緒……霜月優 (http://shimotsukiyuu.blog44.fc2.com/ )
奈緒の母……長月あいり (http://airi-utatane.sakura.ne.jp/)
主人公母……西浦のどか (http://www.voiceblog.jp/nishiura_ndk/)

(敬称略 順不同)