【 は じ め に 】


・この作品は二次創作です。
 百合、オナニー、バイブなどがお好きな方向けです。

・画像等の使用についてはフルーツJAMさんに了解を得ております。

・バトルファック要素はありませんが、責められ要素はあります。

フルーツJAMさんを応援しましょう。
 ※ツイッターで春日部奈央ちゃんに絡みましょう。










『オナけん! 部長感謝デー』





 おっはよー!
 あたしの名前は春日部奈央(かすかべなお)。
 オナけんの部長よ。呼び方はナオでいいわ!



 うちの部を知らない?
 まあ、しょうがないわね。
 知名度が低いのは認めるわ。

 でも、不勉強なあんたに教えてあげる。
 まあ、なんとなく感じてるでしょうけど……オナけんとは、至高にして究極の快感を得られる遊び「オナニー」を徹底的に研究する場所なの。

 設立してから既に7日目を迎えてるわ。
 メンバーは現在あたしを含めて4人。

 幼馴染のキョウ、物知りオナニストのリカ、臆病だけど大胆なマ○コちゃ……間違えたわ、マコちゃん!

 メンバーの増員よりも、今はそれぞれのオナ意識を高めていくことが先決ね。
 人の上に立つって本当に大変……。







 今は水曜日の4時間目。
 授業なんて退屈だけど仕方ないわね。

(抜け出して部室に行っちゃおうかしら)

 出席日数はまだ余裕だけど、教師のメンツのためにじっとしててあげる。
 それでもあたし、オナニー研究の手は休めない。


「ぁん……く……ふぅ……」

 だ……駄目、やっぱり声が出ちゃう。
 自分で言うのもアレだけど、あたしやっぱり上手すぎる……。

 え? 何をしているのかですって? ふふふ……
 誰にも気づかれないように左手をスカートの中に入れて、ボールペンのお尻の部分で、自分のクリを刺激してるの。

 授業中のオナニーって昔からしてるけど、結構刺激的。
 露出オナニー大好きなキョウも、いつもやってるのかしら? 今度聞いてみようっと。

「くぅ……んふ…………」

 勉強なんてしてる場合じゃないわ。
 常に新しいオナニーを考えていないと気持ちが死んじゃう。


ブルルルルッ

「きゃふっ!?」

 思わず声をあげそうになっちゃった。
 急に左の乳首に快感が……やだ、胸ポケットに入れたケータイのバイブのせい……!?

(誰なの……こんな素敵なタイミングでメールしてきたのは!)

 クリを愛撫していた左手をいったん止めて、ケータイを開く。

『昼休み、部室で待つ』

 こんな果たし状みたいなメッセージをくれたのはリカだった。
 あの子、あたしがオナっているのを知っててメールしてきたのね。
 後でたっぷりお返ししてあげなきゃ。

キーンコーン……

 しばらくして退屈な授業も終わり、昼休みとなった。
 あたしは弾む足取りで部室へと向った。








 廊下を歩いて部室の前まで行くと、ドアが少し開いていた。
 すでにリカは部屋の中にいるみたい。
 彼女の研究熱心な姿勢は賞賛に値するわ!

「リカー、どうしたのー!」

 元気よく入室すると、いつもの席にリカが座っているのが見えた。
 しかし……

「今よ、冬頭さん!」

「は、はいっ!」

ガバッ

「きゃぁっ! えっ、ちょっとあんたたちっ!?」

 急にドアの影からキョウとマコちゃんが飛び出してきた。

 あたしは左右から挟みこまれて、動けなくなってしまった。

「どういうこと!? これって何か新しいプレイなのっ」

 あたしの質問に答えるように、リカがパタンと本を閉じる。



「とりあえず、春日部さんをイかせる」

「リカッ、どういうこと!?……って、なんで脱がせるのおぉぉ!!」

 キョウがあたしの制服に手をかける。そして手際よくボタンやリボンを外していく。

「あたし一人だけ脱ぐなんて許せない。あんたたちも脱ぎなさいよ!」

 あっという間に上半身を裸にされてしまった。

「おとなしくしなさい、ナオ……ほらぁ……んっ♪」

「キョ…………んううっ!」

 もっと暴れてやろうと思った瞬間、キョウがあたしの唇を奪ってきた。

 舌先があたしの唇を一周して、それからヘビのように忍び込んできた。

 す、すごい、キョウのキスって……!唇が甘くて……こんなの上手だったの……?

(力が入らなくなっちゃう。キョウのくせに……!)

 そして脱力したあたしを、マコちゃんが優しく抱きしめる。
 スカートのホックも外されて、パンティも脱がされた。

「あたしをこんな目に合わせて……覚えてなさいよ、あんたたち!」

 あっという間に靴下以外の衣類を全て脱がされてしまった。
 しかも机の上に大の字にされて、左右を押さえ込まれてる。

「今日はこれを使う」

 リカはポケットから何かを取り出した。

「何よそのチューブ……!」

「これ、95点の評価」

 表情はいつものままに、リカが恐ろしい事を口にした。

「!!」

「感じやすい春日部さんなら、きっとすぐにイってしまう」

 彼女が口にしたのは、オナニーグッズに関する採点結果だ。
 以前80点台前半の評価を受けたバイブレーターで、死ぬほど感じてしまったことがある。

 リカが手にしているチューブの中身は、おそらく媚薬。
 それも飛び切り強力なものに違いない。

ヌルリ……

 リカの指先に透明なジェルがひねり出される。
 その指がゆっくりと私のアソコに触れようとしてる。

「ちょ、ちょっと待ってよ! リカ!」

「……このまま塗る」

 あたしにはどんな効果なのか全くわからない薬を、リカは遠慮なくクリトリスに塗りつけてきた。

くちゅ……ちゅる……ぬちゅ……

「こんな事されたって……すぐに感じるわけが……」

「ふっ」

 リカが不敵な笑みを浮かべた。
 そんなに自信があるってことかしら?

「んあっ!」

 彼女の指が膣口の中に忍び込む。
 内部を優しく撫でられて、思わず喘いでしまう。

 その薬の効果は、すぐに現れた。

「あっ……あ、やだ……何……これぇ……!?」

 あたしの質問には答えず、淡々とした手つきでリカは薬を伸ばしていく。
 粘膜と溶け合った瞬間から、そのジェルの効果は現れ始めた。

「あ……ひい……」

 身体の震えが止まらない。
 膣の入り口と、敏感なクリにたっぷりとまぶされた半透明のジェル。
 そこを基点に、身体がどんどん火照ってくる……。

「もう触ってない」

 リカがあたしの目の前で両手を広げて見せた。
 それなのにずっと……ずっとアソコをいじられている感覚が消えない!

「あそこが熱くて、くすぐられて……なんで?……ううぅぅ、ああぁっ」

 快感をこらえきれず、身体がモジモジし始める。
 息を弾ませて悶えるあたしを見ながら、リカがさらにカバンから何かを取り出した。

「それと、このバイブ。小さいけど、効く」

ずぷうぅっ

「きゃうううっ、いきなり入れちゃ駄目ぇぇぇ!」

「心配ない。表面にローション塗ってある」

 リカは挿入したバイブを左右に揺らしながらあたしの感じる場所を探っている。
 柔らかな先端が膣内を優しく引っかくたびに、自然と腰が跳ね上がる。

「ああああぁぁっ、リカ! これすごいいいいぃぃぃ」

「今からスイッチを入れる」

「!」

 嘘ッ、まだ動いてなかったの!?
 リカは容赦なくバイブの電源を入れた。

カチッ

「あああああああぁぁぁ〜〜〜〜!」

 その喘ぎ声に反応して、リカがうっすらと頬を染める。


「このバイブ、普通の機能に加えて小さなツノがついてる」

 すでに挿入されてしまっているから、あたしからは何も見えない。
 だが、リカは一度バイブを半分くらい引き抜くと、角度を変えて今度は一気に奥まで差し込んできた。

ズブリュウウウゥゥ

「はああぁぁぁぁんっ!」

「これがクリにあたると……」

クニクニクニッ

「ひゃぅっ!」

 膣に挿入された刺激の他に、クリトリスに甘い痺れが加わる。
 リカが最初に塗りつけた妖しげな薬の効果で、その場所は極限まで敏感になっていた。

 そこへローターのおまけである「ツノ」が突き立てられた。

「あ……あ……はああぁぁぁっ!」

 身体の内側と外側の両面を、リカは同時に道具でなぶる。
 こちらが喚いても全く無視の状態で、淡々とバイブを動かし続ける。

 それは、今のあたしにトドメを刺すには充分すぎる刺激だった。

「そろそろおしまいにする」

カチカチッ

 さらにスイッチが入る音。
 バイブが今までの10倍くらい激しく暴れ出す!

ブブブブブブブブ!!

(こんな刺激、耐えられない!)

 膣内で暴れまわるバイブ本体と、クリを捕らえて離さないオマケ部分のツノがあたしを追い詰める。
 かきまぜられた内部から、あたしのジュースがドプドプ溢れてくる。

「気持ちいいよっ、お、あ、っ、ああぁぁぁん!」

 リカに言うつもりの言葉が快感で捻じ曲げられてしまった。

「耐えられる筈がない。我慢しなくていい」

「はああぁぁんっ、イくっ! イッくうう……うううぅぅぅ!!」


 口から泡を吐き出さんばかりに顔を跳ね上げ、身体をビクビクさせながら、あたしは絶頂を迎えた。
 悶え狂うあたしの身体を、キョウとマコちゃんがしっかりと抱きしめている。

 リカの責めが残酷なほどあたしを狂わせる。
 悔しいけど、こんなに気持ちよくされたらイくしかないじゃない……


「ほら、イった」

 呼吸が落ち着かないあたしを見つめながら彼女が言った。
 リカ、恐ろしい子……。
 クールなテクニックに思いきり溺れてしまったわ。

「でも、私の役目はここまで」

「えっ……どういうこと? リカ」

「ここからは冬頭さん」




 あたしを押さえ込んでいたマコちゃんが、リカと入れ替わった。

「春日部さん……あの、すみません……」

「マコちゃん……なんなの? 今度は何をするつもり?」

 あたしが尋ねると、マコちゃんは恥ずかしそうにスカートの中に手を伸ばした。


「私なりに新しいオナニーを考えたんですけど、試す相手がいなくて」

 シュルッ……という衣擦れの音がした。
 そしてマコちゃんが履いていたレースのパンティが床に落ちる。

「ちょっと恥ずかしいけど、春日部さんならいいかなって……」

「なっ、何をするつもりなの!? 答えて、マコちゃん」

 彼女は微笑みながらあたしの右手を優しく握った。


「右手、失礼しますね」

「えっ……!」

 そしてあらわになった自分の股間に、あたしの手を押し当てた。
 トロリとした液体があたしの指先を濡らす。

「なんでこんなに……グショグショじゃない!」

「さっきの春日部さんを見ていたら、私も感じちゃって……私のアソコ、触ってみてくれます?」

 申し訳無さそうにしてるけど、マコちゃんは太ももであたしの右手をしっかり固定している。
 少しでも指を動かせば、きっと彼女の秘所をえぐることになる。


「こ、こう……?」

ピチャ……

 恐る恐る右手の人差し指と中指を軽く動かすと、かすかな手ごたえと淫らな水音を感じた。
 トロトロになっているマコちゃん自身に触れることができた。

「あああぁぁっ!」

 目を細めて、背筋を奮わせるマコちゃんをみていたらサディスティックな感情がわきあがる。
 あたしは指先に力をこめて、自分でするように彼女のクリトリスを責めた。

 指先に感じるふっくらとしたつぼみを遠慮なく弄り回すと、マコちゃんは腰をよじらせ始めた。

「はああぁぁ、すごい……上手ですね、春日部さん……あひいいいぃぃ!」

「自分から挑んできて、みっともないわね!」

 あたしが勝ち誇ったように言うと、マコちゃんは歯を食いしばった。
 そして彼女の右手があたしの股間に伸びてきた。

「えっ……!?」

「ふふ、じゃあお返しです……」

クチュ……

 マコちゃんは上品に微笑みながら、右手であたしのクリトリスを愛撫し始めた。

「はあぁぁぁぁんっ!」

「感じちゃいますか? 春日部さん」

 彼女の指がすごく気持ちいい!
 さっきのリカのバイブよりも静かな動きなのに、ねっとりと絡みついてあたしを逃がさない。

「私の指を使ったオナニーで、いっぱい気持ちよくなってください」

 真っ白で長い指がグチュグチュにあたしをかき混ぜてる。
 そして溢れたジュースを丁寧にクリトリスにまぶして、指先で何度もこすり付けてくる。

(だ、だめ……この指づかいは、本当にだめえええぇぇ!)

 自分では絶対に出来ない不規則な動きに悶えさせられる。

チュプッ……

「んふぅ!……入ってきたぁ……」

 人差し指を「く」の字に折り曲げて、膣内まで侵入してくるマコちゃんの指先……

「春日部さん、いかが? 相手がしてくれたのと同じように愛撫し返すオナニー……すごいでしょう……」

「くぅ……ふ……ま、負けないわよ!」

「あっ!!」

 やられっぱなしじゃ悔しすぎる。今度は彼女が感じる番よ。
 あたしの指だって、マコちゃんのアソコに触れているんだから……!

グプッ、ジュル……クチュウウウ……

 さっきよりもトロみを増した彼女の膣に指先を突き刺す。
 それだけじゃなく、内部の壁を優しく撫でてあげるとマコちゃんの身体がガクガク震え出した。

「春日部さんの指、すごくエッチな動き……はうぅぅっ!」

 マコちゃんは本気であたしの指使いに感じているようだ。
 しかし、さっきと同じように再び彼女が歯を食いしばると……

キュウウゥゥ!

「きゃっ!」

 挿入した指先が、すごい力で締め付けられた。

「でも、全部私にお返しされちゃうんですよ…………えいっ」

ズップウウウウゥゥゥ

「はあぁぁぁぁぁんっ!」

 あたしの指の動きを止めたマコちゃんが反撃に出る。
 すでにあたしの中に侵入している指を、さらに奥まで差し込んできた。

「私を気持ちよくすると、春日部さんはもっと気持ちよくなっちゃうんですよ?」

 違う……! マコちゃんの指の方が攻撃力が高い。
 彼女のターンになると、あたしは一方的に受身にならざるを得ない。

 的確にクリトリスをつまんで、指先全体を振動させてくる。
 同じ動きだとしても、あたしの方が徹底的に感じちゃう。

クチュ……クチ……チュプウウゥゥ!

「んんっ、う、は、やぁ……あ、ああぁぁっ、マ、マコちゃん!」

 身長と同じで、彼女の方があたしより指が長い。
 しかも今度は手首を返して真っ直ぐに奥の方を探ってる。

「さっきはこうやって、私を責めてましたよね?」

 クチュクチュと音を立てながら、彼女があたしに問いかける。

「そんなの覚えてな……あああぁぁぁ!」

「あんなに熱心に私のクリばかりいじるということは……クリちゃんを責められるのが好きということですよね?」

 マコちゃんが親指をバイブのように動かした。
 甘い痺れがあたしの身体を包み込む。

(クリトリスよりも膣内のほうが……やばいよぉ……)

 普段は自分で触れることの出来ないポイントを、マコちゃんは柔らかく弄んでくる。
 爪先まで痺れるような快感に、あたしの反撃の手は完全に止まってしまう。

「はぅん! あ、あっ、は、あ、うぅ、んん…………」

「刺激が足りない? もっと激しくしたほうがいいですか?」

「あああぁぁ、らめぇ……あたし、そんなに激しくしてないでしょ……あっあ、あああぁ!」

「春日部さん……かわいい……おまけしちゃう……」


フニュ……ムニッ…………

「ふえっ!?」

 マコちゃんの左手があたしの左胸に添えられた。

「可愛いおっぱいですね……」

ムニュ……フニュ、ムニ……

 そして彼女は微笑みながら、手のひら全体を使ってあたしを揉みまわしてきた。

(なに、この……触り方……うまい……声がでちゃう!)

 マコちゃんは指先で乳首を弄んだり、わき腹をくすぐったりしてきた。
 その手首の動きがとても柔らかくて、あたしは必死で喘ぎ出すのを我慢する。

「〜〜〜ッ!」

「なかなか我慢強いんですね。では……」

ピシッ

「ひゃうっ!」

 真っ白な指先があたしの乳首を弾いた。
 その後、彼女は左手の人差し指をひと舐めした。

「今度は優しく…………ふふふっ」

 しっとりと塗れた指先が乳首をつまむ。
 そしてコリコリと転がしながら、右手と同じように丁寧に表面をなで上げる。

「あ、ああぁ……これ……もしかして……!」

「そう……春日部さんのアソコを撫でるのと同じ方法です」

 マコちゃんの右手と左手の動きがシンクロしてる。

 クリトリスや膣内を責められているときの事を思い出してしまう。

「い、いや……こんなの……感じすぎちゃ……う……」

 自分では止められない指の動きが快感を加速させる。
 身体中がとろけて、オナニーするときの何倍も感じてきちゃううぅ!!

(軽い痛みの後に、優しく撫で回されて……あたし……)

 悔しいけど気持ちよすぎる……。
 こんなに一方的なのに、マコちゃんに逆らえない。

「春日部さんの感じてる顔だけで、私もイっちゃいそうです」

 手を止めずに彼女は言う。
 しかもあたしは片手でしか彼女を責められないけど、彼女は両手であたしを責めてる。

(こっちがやってきた事をそのままお返ししてくるなんて……!)
 マコちゃんが考えたオナニー……人の身体を使うなんて、すごい威力だわ。
 そうだ、「カウンターオナニー」とでも名づけようかしら。

「指が完全に止まってますよ? うふふふ」

サワサワサワサワ…………

「あっ、あ、あ……そこ……ぉ……」

 巧みな指の動きに、おねだりまでしてしまった。
 マコちゃんの指があたしの身体を這い回る。
 バストだけではなくて、脇の下やおへそ、鎖骨や首筋まで丁寧に愛撫される。

(力が入らないよぉ……)

 息を弾ませるあたしに、彼女がそっと顔を近づけてきた。

「な、なに…………んむぅぅ……」

ちゅっ……

「んっ……♪」

 あまりの刺激に口をパクパクさせていたあたしに、マコちゃんは優しくキスをしてくれた。
 それは激しく吸引するようなディープキスではなく、そっと触れるようなキス……  適度な焦らされ具合が心地良い。

「ふふ……」

 軽い物足りなさに自分から舌先を伸ばしてしまった。
 彼女のテクニックの虜になりそうだった。

 特にバストを片手でこね回すテクニックは、あたしじゃなくても悶絶してしまうだろう。
 これは……さっきの媚薬と同じくらい気持ちいい。

「もっといっぱい触ってもらわないと、私も満足できません」

くちゅくちゅくちゅくちゅうううううう

 マコちゃんが二本の指先を使って、あたしの膣内を激しくかき混ぜた。

「んんんっ! あ、はぁぁぁ!」

「いつも強気な春日部さんの、弱々しい声……感じちゃう……」

 彼女はうっとりした表情で、私の身体を舐めるように見回す。
 あたしの身体はすっかり火照っていて、呼吸も乱れまくりになってる。

「こっちも揉んであげますね」

クニュ……

「きゃふうっ!」

 標的にされたのは右側の乳首だった。
 さっきよりも強めの力であたしを捻りあげてから、優しく指先で撫で回す。

(あ、あぁぁ……)

 緩急織り交ぜた甘い刺激に対応できない。
 マコちゃんの指先の動きに、あたしの身体はただ震えるだけ。

「私のオナニーが意外だって言ってましたよね? 胸を使わないのが意外だって」

 そんなこと言ったっけ?
 あたしは重要なこと以外はそんなに長く覚えていないの。

キュイッ

「んふっ!!」

 マコちゃんが右手を90度くらい返した。
 膣内にジワリと新鮮な快感が広がる。

「大好きなクリちゃんは親指で押さえちゃいます。うふふ……」

 今まで触れていなかった部分が広げられる。
 そして凶悪な刺激とともに、深々と指が突き刺さった。

「そろそろイきましょうね?」

 右手の指を総動員してあたしを感じさせながら、マコちゃんが微笑む。
 親指はしっかりとクリトリスを押さえたまま、人差し指と中指が膣内を暴れまわる。
 そして、おそらく彼女の小指が……私のお尻の穴を小刻みにくすぐってる!

「はあああぁぁんっ」

 身体を大きくのけぞらせて、あたしは快感に抗う。
 しかしそれでも一秒ごとに確実に身体は絶頂へと向っていく。

(マコちゃんにイかされちゃう……なんて屈辱的……ううん、これはすごい事……)

 頭の中で葛藤を繰り広げるあたしを見て、キョウが口を開いた。

「いい顔になってきたわね、奈央」

 その声を聞いてハッとする。
 あたしは今までキョウに……幼馴染の彼女にイくところを見せたことは無い。




「いや! キョウの前でイかされちゃうなんて!!」

 あまりの恥ずかしさに脚を閉じようとした。
 しかし開いた脚が閉じられない。

 マコちゃんのテクニックでたっぷりと体力を搾り取られて、下半身が言う事を聞かない!


「ナオの脚、もう抑えてないわよ?」

 ニヤニヤしながらキョウが言う。
 いつもと違って積極的にあたしを言葉で責めてくる。

「見ててあげるから早くイっちゃいなさいよ」

「キョウ……イヤ、見ないで……お願い……」

「これであんたも露出オナニー狂いになっちゃうわね?」

 その一言にドクン、と胸が高鳴る。

 キョウだけでなく、マコちゃんもリカもあたしをジッと見つめてる。

(これじゃあ公開オナニーじゃない!)

 今まで感じてこなかった羞恥心があたしの心に広がる。
 昨日まで散々他人のオナニーを観察してきたのに、自分がオナニーの材料にされるなんて……

「ハァ……あ……ふ……とまらない……!」

 それでも、すでにあたしの身体は快感に支配されていた。
 このままもうイくしかない。
 部員たちに見られたまま絶頂するしか……選択肢は残されていなかった。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………イク……イっちゃう……皆が見てるのにぃぃぃ……!」

 3人の目で見つめられる中、あたしはついに達してしまった。

(だめ……意識が保てない……気持ちよすぎて……魂が抜けちゃいそう……)


 あたしの目の前がゆっくりと白くなっていく……。







「あわわわわ……春日部さん、起きてくださーい!」

キーンーコーン……

 遠くでマコちゃんの声が聞こえたような気がする。

ユサユサユサッ

「ん……あ、あれ……あたし……」

 身体を激しく揺さぶられたのと、昼休み終了のチャイムで目が覚めた。

 周りで皆が心配そうな顔で見ている。

 どうやら軽く気を失ってたみたい。


「……ちょっとやりすぎた」

 リカが微妙に申し訳無さそうな声を出した。
 絶対許さないんだからね!
 今度お返しに極細バイブ突っ込んでコチョコチョしてあげる。


「へぇ、ナオでも失神することあるのね」

 その隣でキョウが呆れ顔で溜息をついた。
 あたしを一体何だと思ってるの?

 でも幼馴染のあんたのこと、ちょっと見直したわ。
 さっきのキスは、しばらく病み付きになっちゃいそう。


「チャイム鳴った。教室に戻る」

 リカが部室を出て行くと、マコちゃんとキョウも釣られて立ち上がる。

「そうですね。じゃあ私もそろそろ……」

「冬頭さん、お疲れ様でした。ナオも授業受けなさいよ〜」

 いそいそと教室に戻る部員たちを見て、あたしも立ち上がろうとした。
 でもまだ身体に力が入らない。

「あ、ちょっと待ってよー! あたし着替えないと……って、あれ?」

 よく見ると、ちゃんと元通りに制服を着せられていた。
 素っ裸のまま放置されていると思っていたのに……案外優しいのね、あの子たち。


「それにしてもあんたたち、一週間前よりもアグレッシブになってきたわね」

 誰もいなくなった部室で、あたしはつぶやく。
 まさか3人がかりであたしを感じさせてくれるなんて、予想してなかったわ。

「ちょっと恥ずかしくて悔しかったけど……」

 嬉しい不意打ちだから、部長としては喜ぶべきよね。

 あんなに研究熱心な部員たちが居るんだから、これからも「オナけん」は発展すること間違いなし。


 みんなも新しいオナニーを考え付いたらあたしに教えてちょーだい!

 女の子にとって、気持ちよくなる方法はいくらあっても足りないものだからね♪






(了)

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