「どうやってイかせちゃおうかなぁ」

楽しそうな元カノの声。

俺はこいつのテクニックのおかげで体に力が入らない状態。


「必殺技使っちゃお…………期待していいよ」

ベッドの脇においてあった自分のかばんから、元カノが取り出したものは……


大き目の羽!?いや、毛ばたきとでもいうのだろうか。

机の上の埃(ほこり)とかをササーっとはらうあれだ。

しかも2本……まさかこれで俺をくすぐるつもりじゃあないだろうな。


「もうわかっちゃった? ふふっ」

俺の背後に回り、脇の下から手を通す彼女。

年下の女の子に後ろから抱きかかえられている感覚だけでも屈辱的だが抵抗できない。


「まずは準備運動からいこうね」

俺に見えるように、羽をパタパタさせる。

乳首に向かってそろーっと近づいてくる……だんだんイヤな予感がしてきた。


シュッ、シュシュ……シュッ、シュシュ……

シュッ、シュシュ……シュッ、シュシュ……シュッ、シュシュ……


「はひゃぁ……!!!」

想像以上のくすぐったさに身もだえする俺をしっかりと背後から押さえ込む元カノ。

脇の下から突き出された右手が俺の乳首をさすり、左手はへその辺りを撫で回している。

しばらくしてその刺激に慣れようという時に左右の責めが逆転する……今度は反対の乳首がぁ!!!



シュッ、シュシュ……シュッ、シュシュシュッ、シュシュ……シュッ、シュシュ

シュッ、シュシュ……シュッ、シュシュシュッ、シュシュ……シュッ、シュシュシュッ、シュシュ……シュッ、シュシュ

シュッ、シュシュ……シュッ、シュシュ


幾度も繰り返されるくすぐり責め。

スタミナが切れかけていた俺にとってそれは拷問に近かった。


「最初はくすぐったいけど、もう少しすると変わってくるんだよぉ」

耳元で囁くと息もくすぐったい。

知らず知らずのうちに俺はどんどん性感を高められてしまっていた。


「ここも……ほらぁ」

背後から抱きつく元カノの脚が俺の両足を少しずつ開かせていた。

俺のペニスが天を仰ぎ、透明なしずくを流し始めていた。


「今からこの羽でサワサワしたげる」

二本の羽が下腹部に向けられる。

脇の下から伸びた彼女の両手がペニスを責めはじめた!


「うおぉ、うああああ!!!」

想像以上に感じさせられてしまう俺。

ただの羽がこんなに気持ちいいものなのか!?

それとも元カノのテクニックのせいなのか……とにかく下半身が震えてきた。


シュッ、シュルルッ……

ちょうど亀頭の根元、カリの張っている部分を二本の羽が責めたてた。

下から上に微妙なタッチを繰り返し、羽の先端で裏筋をコチョコチョされる。


「もっともっと良くしてあげるぅ」

長さ15センチ程度の羽が、まるでバイオリンを奏でるように俺のペニスを柔らかく擦り上げる。

もはやドクドク流れるかのように俺の我慢汁があふれ、元カノの手さばきのせいでシーツに飛び散っていた。


「やだぁ……お漏らししちゃってるよぉ。」

元カノの言葉に顔を赤く染める俺。

しかし羽愛撫と彼女の言葉責めに感じてしまっているのも事実だ。

歯を食いしばって黙ってうつむくしかない。


「ああっ!!!」

そんな俺の顔を無理やり跳ね上げさせる彼女のテクニック。

今度は羽を捨てて右手の3本の指先でペニスの先端を上品につまみあげた。

そしてヌルヌルした汁を指先にまぶし、何度も何度もネチョネチョと音を立てる。

「恥ずかしい音だねぇ……くすっ」

指先だけの亀頭責め。

男をイかせるための動きではなく、これは狂わせるための……焦らすための指使いだ。

こ、このままじゃ射精できない……!


「あれっ? イかされたいの??」

元カノの意地悪な質問で、おれはハッとした。

無意識に腰がカクカク動き出していて止められないのだ。

(なっ、くそっ……鎮まれ!!)

俺の精一杯の拒絶をあざ笑うかのように再開される彼女の指使い。

腰の辺りがだるくなり、甘くとろけさせられてしまう。

「もうそろそろイイ感じだね?」


元カノがゆっくり立ち上がって、俺の肩をトンと押して仰向けにさせた。


「ウチの中で負けさせてあげる……」


押し倒された俺の顔をはさむように膝をついて、右手でクチュクチュと秘所をかき混ぜる。

自らの指で感じ始めたのか、息を弾ませる元カノ。


「もう……こんなになっちゃったよぉ。さっきからウチの奥のほうがキュウンってなってるの。」

指先の動きを止め、俺のペニスのほうへ腰をずらしてくる。

騎乗位の状態で俺のペニスを柔らかく掴むと、先端の我慢汁と自分の愛液とを馴染ませた。

俺は優しく擦られるその刺激がたまらなく気持ちよくて、声も出せなかった。


「ふふっ、天国の入り口だよ? 今から全部飲み込んであげる。すぐに出しちゃダメだよぉ?」


元カノはそういうと、亀頭をゆっくりと包み込むように腰を沈めてきた。


(こ、こんなに……気持ちいい膣……うあああぁぁぁっ、ヤバイ!!)


脈打つ俺自身を感じながら、その熱を伝えてくる彼女の膣……やばいくらい気持ちいい。

俺にはもう耐える力は残されていなかった。

彼女の膣は不規則に震えていて、その度にジワジワと精力を搾り出されている気がした。

きっかけさえあれば漏らしてしまうだろう……


グプッ、クプクプクプ……

ヌリュ、プリュッ……


長い時間をかけて、彼女の膣にようやく全てが納まった。


「じゃあ……イかせてあげる!」


キュウウゥゥウゥゥゥゥゥゥ……


亀頭の先端が柔らかい手で握りつぶされたかのように感覚がなくなる。

軽く揺らすように彼女の腰がトントントンと上下する。


(あっ……)

ほんの少し射精しそうになり、何とか踏みとどまる。

また彼女の腰が揺れる。今度は左右に少しだけ振り子のように……


(あっ、ああっ!!)

さっきよりも長い時間をかけて射精を踏みとどまる俺。

こうなればとことん我慢してやろうと思っていると、今度は上下に動いて膣内でカリ首が……


(ああっ、ああああぁぁ!! くそっ、とまらな……)


もう限界だった。

元カノの膣内でほんの少しの時間揺らされ続けただけで降参するしかなかった。


「ドピュドピュさせたげる。えいっ!」

その言葉を聞いた俺は、ダムが決壊したかのように盛大に膣内射精してしまった。


「い、い、い……イくぅ!!!」


瞬間的にペニスを締め付けられ、俺が必死に我慢していた堤防が崩される。

じっくりと焦らされていた精液が我先にとばかりに外へ飛び出す。


俺の体が鉛のように重くなり、ベッドに沈みこむ様子を見て彼女はこういった。


「これでウチのリベンジ完了。これからもたまに遊んであげるから可愛い顔見せてね♪」


上機嫌でシャワールームに移る彼女を見ながら俺は静かに気を失った。



BAD END