【はじめに】
・このお話は二次創作です
・原作者であるクール教信者さんのご了解を得ております
・画像、文章等については転載などなさらぬようお願いします
・みんなでクール教信者さんのマンガを読みましょう
・∩ ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
『月夜の晩に』 イラスト・原作:クール教信者 文章:イイヨナ
急に身体を強く揺さぶられて、俺は目が覚めた。
「ホーソン、起きていますか?」
「なんだよ、キャロット…………こんな時間に」
窓の外には月が高く昇っていた。
その白い光を映すキャロットの瞳が光っていた。
(なんとなくいつもと雰囲気が違う……?)
俺がそんな事を考え始めたとき、彼女が口を開いた。
「ちょっと、ご相談がありまして」
「?」
「フラウやサリーには聞かせたくないのです」
だったら何故俺に、という言葉が喉から出かかったのだが……
「私の部屋に来ませんか?」
キャロットの思いつめた表情を見た俺は全てを飲み込んだ。
普段はクールな表情を崩さない彼女が震えている。
少し切れ長の赤い瞳がわずかに潤んでいる。
これはよほどの事情に違いない。
「……いいのか?」
「はい」
俺の言葉にキャロットは小さく頷いた。
――そしてキャロットの部屋。
普段ならフラウと一緒の筈だが、今日に限って彼は外出しているという。
秘密の相談ごとには好都合ではあるが、早めに済ませてしまいたい。
(妙に緊張する……)
基本的に俺はキャロットと一対一で話したことが無い。
話しにくい相手というわけでもないが、やはり相手が女性だと思うと気を使う。
「いったいどうしたんだ?」
「実は申し上げにくいのですが……」
俺が尋ねると、キャロットは右手で前髪をかき上げた。
「その眼は……!?」
彼女が普段隠している右目を見るのは初めてだった。
それは左目よりも大きくて、ドクドクと脈を打っていた。
だからといって俺が彼女を差別する理由にはならない。
それよりも、右目が痛々しく腫れ上がっているように見える。
「このままだと私は鬼に戻ってしまうでしょう。そうなるとあなたたちと旅を続けることが出来なくなってしまう」
彼女は再び前髪を下ろした。
「一体どうすれば……」
「そこでホーソンに相談なのです。あなたの精をください」
「なっ!?」
俺の精というのは…………命?
「人間であるあなたの精でしか、鬼力を中和できないのです」
「しかし俺にどうしろと?」
さすがに自分の命を掛ける気はない。
もっとほかに方法は無いものか……思案を巡らせ始めたとき、ふいにキャロットが俺に身体を預けてきた。
「お、おいっ!」
「お願い……あなたしかいないの……」
少し涙声で俺を見上げるキャロットと目が合った瞬間、俺の心臓がドクンと大きく弾けた。
キャロットは静かに俺の身体をベッドに横たえた。
「な、なぜ……動けない!?」
「少しだけ力を使わせてもらいました」
彼女の目がさっきよりも赤く光っている。
これは鬼の力……
「キャロ……ッ……ぉ!」
ぷちゅっ♪
「お口も封じさせてもらいますね」
名前を呼ぼうとした時、彼女の唇が優しく言葉を遮った。
そして舌先を尖らせ、ヌルリと俺の口の中を舐めまわす。
(キャロ……)
彼女の細い舌先が俺を絡めとり、小さな唇が何度もチュッチュと重なり合った。
頭がボンヤリして、思考が曖昧になってくる。
「さっき聞かせられないといった理由ですが……」
「ふぁ……?」
「皆に聞かれると困るのです」
右手で唇を拭いながら、キャロットは頬を赤くした。
「ホーソンの……かわいらしい喘ぎ声を皆に聞かせるわけにはいかないでしょう?」
「!?」
彼女が一体何を言っているのかわからない。
俺の精が欲しいのに、何故俺が喘ぐことになるんだ……?
戸惑う俺を見つめながら、彼女がクスッと笑った。
「それにしても意外ですね。足でされるのが好きだなんて」
(なんでそれを……!)
俺が驚く様子を見せると、キャロットは妖しく微笑んだ。
「私の目の力です。あなたがさっき見つめていたでしょう?」
「あ……」
さっき彼女が前髪を上げたとき、俺は確かに右眼を見つめていた。
だがそれはほんの一瞬だった筈だ!
「ホーソンはいつも私の胸を見ていませんでしたよね? その理由がやっとわかりました」
そこまで喋ってから、彼女は着ていたシャツの裾を少しだけ持ち上げた。
「チラッ?」
「!!」
長めのシャツの裾から、真っ白な彼女の素肌が覗いた。
少し離れていても、しっとりとした滑らかさが手に取るようにわかる。
それはキャロットが指摘したとおり、俺の大好きな美脚だった。
「ふふ、素直な反応ですね……楽しみです」
彼女は満足げな表情で、俺に向って一歩近づいてきた。
(や、やめろ……!)
ふだんは異性として意識しないように心がけているが、この状況では話が別だ。
はっきり言って理性を保つ自信が無い。
「今からこの足で、ホーソンの大事なところを可愛がってあげるのですから」
彼女の目がキラリと光った。
すると俺が身につけていた衣類が、音も無く全て剥ぎ取られてしまった!
「ほら、もう裸ですよ」
「ぁ……ぅぁ……!」
「それともう一つプレゼントです。私の眼を見て下さい」
言われるがままに彼女の眼を見る。
(ああぁ……!)
すると俺の視界が朱に染まり、身体の芯が熱くなってきた。
そして言葉が口から完全に出せなくなった。
「ふふふ……いかがですか? 性感を高められ、言葉を封じられて」
ビクビクと身体を震わせる俺を見下しながら、キャロットが微笑む。
「ではそろそろ……」
(や、やめろっ! 足はダメだ……!)
俺が必死で首を横に振る姿を見つめながら、キャロットはその小さな足を俺の股間に乗せた。
キュウウウウッ!
「~~~!!!」
その瞬間、俺の身体が大きく跳ね上がった。
声を出せずにいる分、身体が敏感になっているようだ。
俺を見下す勝ち誇った表情と、ふるふると揺れるバスト、それにひんやりとした彼女の足の裏……その全てが一瞬で俺を虜にした。
「少し皮を被ってるのですね。優しく剥いてあげます」
彼女は冷ややかに言い放つと、左足の指だけで切なく震える俺のペニスを弄り始めた。
クチュ……ニュクッ、プリュン……
(あ、ああぁぁ……気持ちいい……すごい、キャロットの足……ぃ)
身悶えしようにも身体の動きが封じられている。
そして声を張り上げることもできず、俺はひたすらこの身に快感を蓄積させていった。
「こんなにプルプルして可愛い……」
その様子に、キャロットも満足そうだ。
足の指にまとわりついた我慢汁を、再び亀頭に塗りこめながらシャツの裾をめくって見せた。
「ほらぁ……お待ちかねの私の足ですよ」
月明かりを反射する彼女の素肌を見て、すでに快感で魅了されていた俺の身体が大きく震えた。
(あの足に……射精したい……)
少し青白い光沢を放つキャロットの美脚に、身体中の精液を浴びせたい。
普段はクールな彼女の身体を俺の体液で穢したい……しかし言葉は封じられている。
「太ももでスリスリされたい? それともキュウキュウに挟まれたい?」
(ちがうっ!)
小悪魔のように問いかけてくるキャロットに、俺は首を横に振る。
「贅沢ですね……では、踏んであげるとしましょう」
グニュッ……
「ッ!!」
「こんなに我慢汁を溢れさせてる」
玉袋と根元を踏みつけられた……そのせいで亀頭から新たな我慢汁が吹き出してしまった。
そして身体中の力が一気に抜け落ちた。
キャロットの足責めが、いきなり俺の急所にヒットしたようだ。
「クスッ、今のだけでも気持ちよかったですか?」
過ぎた快感にガクガクと震えながら、俺は弱々しく首を縦に振った。
「じゃあ、指で挟みこんであげます」
くぱぁ……
キャロットの足の指が大きく開いた。
(あの隙間で亀頭や棹を握られたら……)
俺の視線の先にはツヤツヤした彼女の爪が光っている。
そして俺をいざなうように指先がクイッと開いた。
「お望みどおり、シテあげます」
焦らすようにゆっくりと、キャロットの足指が俺を捉えた……。
「少しだけ喋れるようにしてあげましょうか」
彼女の目が赤く光ると、呼吸が少し楽になった。
「はぁ、はぁ、はぁ……あああぁぁぁっ!」
俺が声を出し始めた途端に、キャロットはゆっくりと足を動かし始めた。
「ほら、シコシコシコシコ♪ 悶えても逃げられませんよね? 私の鬼力を解放してますから」
亀頭だけを柔らかく指先でつかんだまま、クニュクニュと円を描く。
快感に耐えようとして俺が歯を食いしばると、あざ笑うかのように優しく上下に棹をしごく。
そして指先で皮を剥きながら、敏感な部分を露出させて責め弄る……。
(気持ちよすぎる……キャロット、ああ、ああぁぁ~~!!)
たまらなくなって彼女を見上げると、相変わらず冷ややかに俺を見下していた。
「ホーソン、こんなにヘンタイだったんですね……」
「ちが……!」
「いいんですよ。このままゆっくりしごかれて、ピュッピュしちゃいましょう?」
すっかりヌルヌルになった足指が俺の裏筋をくすぐった。
キャロットの足を掴もうとした俺の腕がベッドに沈んだ。
(力が……入らない……)
俺が脱力したのを感じ取ったのか、彼女の足の動きが変化する。
「私にいい顔を見せてくださいね」
それは亀頭から根元までを全体的に愛撫するような、男を悶えさせるための足コキだった。
身体をよじってもこの足からは逃れられない。
一秒ごとに確実に射精へと追い詰められていくのがわかる……。
「私の足にたっぷりと注いでください。ホーソンの命の雫を」
キャロットが小さく微笑む。
その笑顔がとても魅力的で、思わず見惚れてしまう。
(あぁ……で、で、出る……我慢が……あああぁぁ!)
俺の身体が、下半身のみならず全身に震えが広がっていく。
こらえようとしても快感の波が俺を包み込んで……!
「ほら、もうおしまいですね? 亀頭がこんなにプクッとして……かわいいです……」
棹を掴んでいた指先がそっと離れた。
そして小さな親指が俺の亀頭を優しく撫で回した。
「ああぁぁっ、キャロット! も、もう……」
「優しくしてあげますから、もう果てなさい」
彼女の穏やかな言葉を聞いて、俺の身体の中で何かが崩れ落ちた。
「うあっ、ああ! あぁぁぁ~~~~~~!!!」
ドピュピュウウウゥゥ~~!!
さんざん焦らされて、熱く煮えたぎった精液が彼女の脚に飛び散る。
真っ白な肌に触れた瞬間、それは淡雪のようにほのかに光を放った。
身体中の力が、全部彼女に吸い取られていく。
(このまま……死んでもいい……)
その時の俺は本気でそう思った。
彼女に精を全て捧げる。それで彼女が救われるのなら……。
呼吸を乱しながら、俺はキャロットの顔を見つめ続けていた。
俺が動けるようになるまでの間、彼女はベッドで膝枕をしてくれた。
熱に浮かされたように頭を駆け巡ったキャロットへの愛情も、次第に落ち着いてきた。
「こ、これで……良かったんだよな? キャロット」
体力の消耗が激しかったが、キャロットが元に戻るなら安いもんだ。
「……うん、充たされた」
突然、彼女の口調が変わった。
「この声、この喋り方……お、お前は!!」
「身持ちの固いあなたでも、仲間には気を許すのね」
「ウィニー!!」
「童貞君がアンアン言っちゃう姿って最高……」
キャロットの姿がボンヤリと霞んで、次第に変化していく。
そして現れたのは、暗い色のローブを纏い、メガネをかけた地上最強の魔女だった。
(変身前と同じなのは胸の大きさだけじゃねえか!)
言葉を失ったままの俺に、ウィニーが顔を寄せてきた。
「ねえ、せっかくだからこのまま朝まで続けてみない? この先の事を考えて、もっと鍛えたほうがいいと思う」
「近寄るな! 淫乱魔女!!」
俺が手で追い払おうとしても、ウィニーは怯まず近づいてきた。
「エッチについて、もっと訓練したほうがいい」
「どういう意味だ?」
しつこく訓練を勧めるウィニーに、俺は聞き返した。
ただ単にこいつがエッチしたいだけだとしたら、迷わずひっぱたいてやるのだが……
ウィニーがそっと右手を差し出した。
「これ」
「げっ……!」
彼女の手元の水晶玉には、見覚えのある少女…………ジュセリノと俺がベッドで抱き合う姿が映っていた。
To Be Continued…
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