【ご注意】
※挿絵は 霊耀 さんにお借りしております!
・駆逐艦白露の擬人化SSです。
・基本的には「艦これ」を元ネタとしております。
・実際のゲームはR18ではありますが、エロシーンは皆無です。
・セリフの大半はwikiから引用しております。
・ラブイチャ成分多め
二次創作(艦これ)SS
『あたしが一番!』
ここは舞鶴鎮守府。今日も提督の朝は慌ただしい。
任務の達成状況確認、帰還した遠征組の補給指示、各種資材の在庫確認、入渠状況の把握などをこなしつつ一日のスケジュールを立てる。
いかに熟達しているとはいえ、彼がひと通りの作業をこなすには毎日一時間程度はかかってしまう。
難しげな表情で数字とにらめっこしている提督の後ろで、勢い良く部屋の扉が開いた。
「提督、お手紙だよー」
突然の気配に彼が振り返ると、大切そうに書類の束を抱えている少女がこちらを覗きこんでいた。
元気よく声をかけてきた彼女の名前は白露(しらつゆ)と言う。
提督は先週から秘書艦としてこの艦娘を傍に置いている。
仲間内からはスペックで勝る時雨や夕立など他の艦娘を推薦されたり、ストレートに白露の器量の悪さを指摘されたりもすることもあるが、それでも提督はいつも元気な彼女が好きだった。
『提督ぅ……んー、もうちょっと頑張ろうよ。一番目指すよ!』
少しでも白露から目を離して放置すると、必ずこの言葉を口にする。
常に一番を目指す姿勢が足りない彼にとって、彼女の叱咤激励はありがたかった。
その想いはおそらく白露にも伝わっているだろう。
「なになにー? あたしの出番ー?」
出撃指令を待ちわびて、渡した書類を覗きこもうとする白露の頭を提督がやんわりと押し戻す。
手のひらが髪に触れたせいなのか、甘いシャンプーの香りが漂ってきた。
そして白露の髪はサラサラとした心地よい手触りだった。
提督が熱心に見つめていたそれは「ケッコンカッコカリ」の書類一式だった。
封筒の中には濃紺の指輪ケースも見え隠れしている。
彼は白露に気付かれぬようにしながら、机の引き出しに書類一式をしまいこんだ。
それからしばらくして、提督が静かに立ち上がった。
すると空いた椅子に白露がチョコンと座り込む。
これが通常の流れだった。
お互いに顔を見合わせながら小さく微笑む。
しかし、今日の彼女は心なしかいつもよりおとなしかった。
その様子を見た提督は、白露が負傷してることに気がついてしまった。
左頬と、左膝に小さな傷跡がある。
「あ、これ? んー、ちょっと前に五月雨と衝突しちゃって……でも大丈夫!」
問い詰められた彼女が恥ずかしそうにペロッと舌を出してみせた。
元気がよいのが取り柄の彼女だけど、常に生傷の絶えない娘だと提督は苦笑いした。
先月はタンカーと衝突して前髪を少し切ることになった。
敵艦からの被弾は少ないのに、無駄に動きまわるせいで余計な怪我をしてしまうのだ。
提督は白露を椅子から立たせると、優しく抱きかかえるようにして簡易ベッドへと連れて行った。
「あっ、ありがとう……」
ベッドの上にふわりと降ろされた白露が申し訳なさそうに言う。
健気な表情を浮かべる少女を、提督の大きな手のひらが優しくなで上げる。
ホッとしたような表情で白露が体の力を抜いた。
挿絵: 霊耀さん
「しっかり治してね……」
不安そうにつぶやく彼女の声を聞きつつ、傷の具合を確かめる。
そして提督は近くの戸棚から消毒液と絆創膏を取り出した。
これなら比較的早く回復するだろう。
左足の傷に絆創膏を貼った後、彼の手がそっと白露の左頬に触れた。
すると彼女の体がビクンと大きく震えた。
「ぁんっ……提督ぅ……」
何か痛みがあるのかと心配しながら提督が問いただす。
しかし彼女は無言で何度も首を横に振り続けるだけ。
白露の肩に手を置くと、小刻みに震えていた。
いつの間にか耳まで真っ赤になっている。
白い袖のセーラー服から見え隠れする彼女の素肌が、ほんのりと桃色に染まっている。
細い首筋と、制服の隙間から覗く柔らかそうな双丘……以前、中破した時に図らずも知ってしまった豊かなバスト。
そして彼女がブラを着用していないことに気付いたのは最近の事だった。
もしかしたら提督が先ほど左足に触れてしまったのがいけなかったのかもしれない。
彼女の感じやすい部分を刺激してしまったのかもしれない。
だとしても――普段は見せない恥じらいや、飾りっけのない可愛らしさは提督の自制心を打ち砕くには十分なものであった。
彼はもう片方の手を彼女の肩に置いて体重をかける。
そしてそのまま覆いかぶさるようにして白露を押し倒した。
「きゃっ! あ、ぁ、んっ、んん~~~~~っ!!」
突然の行為に驚いた彼女の声を遮るように口付ける。
小さく乱れた吐息を感じながら、提督は呼吸を奪うようにキスを重ねていく。
「んっ、あ、てい……とく、ッ! あ、ああぁぁ~~!」
その可憐な唇を奪いながら、ゆっくりとリボンをほどく。
制服の裾から手を忍ばせ、右手を泳がせると柔らかなかたまりが指先に触れた。
「そ、そこ……触っちゃダメなんだよぉ……」
軽く拒絶する彼女の声には、それほど力が込められていなかった。
提督はふっくらとした白露の胸を揉みしだきながら、先端の硬い突起を弄んだ。
「あうっ、痛……でも、あ、、ああぁぁ~~! ダメェェ!!」
少女の桃色の蕾が提督の指で転がされる度に赤く色づいてゆく。
嗜虐心も加わって、腕の中ですっかり脱力した少女を提督は容赦なく半裸にしてしまう。
すると恨めしそうに彼を睨みながら、白露が口を開いた。
「寒いし、痛いし、恥ずかしいし……んもぉー、今に見てなさいよぉーっ!」
半泣き状態で抗議する彼女にもう一度キスをすると、小さな喘ぎ声とともに自ら舌先を差し出してきた。
真っ赤に色づいた少女の舌先を味わうようにキスを繰り返す。
唇が触れ合う度に小さく震える彼女の体を抱きしめる。
「んっ……」
提督がキスに夢中になり始めた頃、白露はおそるおそる彼の股間に手を伸ばした。
すっかり張り詰めた男性自身を指先でなぞってみると、彼の下半身が小動物のように震えた。
(こんなに感じやすくなってる……!)
ピチャピチャと唾液をむさぼるようにキスを繰り返す提督の脇の下から腕を伸ばして、白露は彼の背中をそ~っと撫でてみた。
少し汗ばんだ背中に彼女の指先が滑るだけで、心地よさそうで切ないため息がキスの合間に混じるようになった。
(提督も気持ちいいんだ……あたしの体で感じてるんだ……)
気を良くした白露が腰を軽く突き上げる。
提督自身を彼女の下腹部がこすりあげると、先程よりも良い反応が返ってきた。
さらにゆっくりと腕を伸ばして、窮屈そうになったズボンのベルトを緩めてしまう。
トランクスの隙間に手のひらを滑りこませると、硬くて熱くなった彼自身を指先で感じた。
(こんなにしちゃダメだよ、提督……!)
彼女の指先に絡みついたそれは、ネットリとした男性特有の液体だった。
白露はヌルヌルになった指先でさらに彼をもてあそぶ。
とろみのついた液体が何度も局部でこね回され、淫らな水音が徐々に高まってゆく……
その頃には彼女に覆いかぶさっている提督の体からも力が抜けきって、白露の指の動きに合わせて小さく吐息を漏らすだけになりかけていた。
(白露の手、そんなに気持ちいいの? 提督のお顔が可愛くなってるよぉ……)
添い寝をするような姿勢で提督を愛撫し続ける白露。
唇を舐めるようにキスを続けると、提督は恥ずかしそうに目をそらす。
(本当に可愛い……提督とのキス、あたしも嬉しくなっちゃうよ……でも、逃げちゃダメなんだからね?)
白露は左腕をグイッと彼の首に回して、逃げられないようにしながら熱いキスを重ねた。
甘い唾液を彼の口に流し込んで身動きを取れなくする。
同時に下半身に伸ばした手のひらで亀頭をこね回す。
体をビクビクさせる提督を押さえ込みながら、容赦ない手コキで彼を追い詰める。
いつしか彼女の手のひらは我慢汁でトロトロになっていた。
「準備万端!」
巧みなキス手コキのおかげで、あっという間に射精寸前まで追い詰められてしまった提督。
はじめは提督に抱かれ、ベッドに横たわっていたはずの白露。
しかし今では立場が逆転していた。
提督に馬乗りになった白露がいきり立ったペニスの根本を掴んで、狙いを定めている。
ピチャピチャピチャ……という小さな音が、静かな室内に響いた。
白露は、すっかり蕩けた膣口でペニスを何度かしゃぶるように腰を振ってみた。
その妖しげな刺激に提督は思わず腰を突き上げてしまう。
熱くなったペニスの先が彼女の秘所にくちづけをされた。
これから自分を包み込むであろう少女の膣内を想像するだけで反射的に腰が動いてしまったのだ。
おそらく白露の内部は心地良く彼を喜ばせてくれるだろう。いや、むしろ気持ちよすぎて自分がおかしくなってしまうかもしれない。
「えへへ、そんなに期待してくれてるんだ……提督……♪」
白露に見下された状態で自分がおねだりしてしまったことに気付いた彼は、恥ずかしさのあまり腕で顔を覆ってしまう。
その瞬間――、
「一番に突っ込むよ! ついて来てー!」
ずにゅ、ずりゅうううううぅぅぅぅっ!
提督のペニスが白露の膣内に強制的に封じ込められた。
パンパンと音を立てて、少女の小ぶりなお尻が何度も彼に打ち付けられる。
その度にねっとりとしたオンナの感触が提督自身を包み込む。
容赦無い白露のピストン運動。
ヌルヌルの蜜壺に自らの意志とは関係なく何度も抜き差しさせられる……。
「はぁっ、あ、あんっ!」
そしてひときわ深く彼女が腰を沈めた時、提督は下半身全体が包み込まれたような感覚に襲われた。
白露の膣内では硬く反り返ったペニスを喜ばせようと、幾重にも快感の波状攻撃を仕掛けていた。
亀頭部分をキュウキュウに締め付けながら、左右の腰振りで全体を何度も舐め回す。
こらえきれそうにない凶悪な刺激に思わず彼女の胸に手を伸ばす提督。
「うふっ……♪」
その手首を、白露はしっかりと掴んだ。
さらに彼の手の自由を奪いながら、前後にゆっくりと腰を振り始める。
「さぁー、はりきっていきましょー!」
左右の動きにプラスして、前後のグラインドまで加わった白露の腰使いに翻弄される提督。
膣内で搾られた我慢汁が潤滑剤となり、彼女の腰振りがますます激しくなっていく。
上下にトントンと腰を打ち付けられる度にイキそうになる。
左右に腰を振られると漏らしそうになる。
前後にクネクネと腰を揺らされると、見ているだけで叫びそうになる……。
快感に悶える彼の様子を見ながら、白露は腰の動きを緩やかにした。
「一番先に、敵艦発見!」
クキュウゥゥ……♪
彼女が下腹部に力を込めた瞬間、提督は先程以上に悶絶させられてしまった。
文字通り、一番先……白露が今までで一番強く膣奥を締め付けたのだ。
柔らかなペニスの先端が膣内でキュッと握りつぶされる。
その締め付けは、彼の射精を遮るには充分な強さだった。
「ふっふー、強くなっちゃったー♪」
彼の手を握ったままで白露は腰振りを再開する。
今度は先端だけでなく根本まで同じ強さで締めあげてきた。
快感に縛られ、逃げられない状態での責めに提督は何度も首を横に振る。
「もぉ、しょうがないなぁ~」
イヤイヤをする彼をしつけるように白露が上体を倒してきた。そして彼の目を覗き込みながら、舌を伸ばして優しく唇をなぞった。
少女の淫らな舌先で唇をくすぐられた提督の体がビクビクと痙攣し始める。
そして再び提督に唇を重ねる白露。
いよいよ射精間近となった彼を気遣って、白露は膣内を少しだけゆるめた。
彼を抑えこんだままで左右に円を描くような腰使いを始める。
亀頭への締め付けがゆるみ、快感だけが上乗せされてゆく……。
既に我慢の限界を迎えている提督に対して、白露は優しく微笑む。
そして彼の耳元に口を寄せ、妖しく腰をくねらせながら囁いた。
(イっちゃえー♪)
射精する間際のペニスをくすぐるように、彼女は一度だけ膣内をざわめかせた。
すっかり敏感になったペニスにとどめを刺すように、肉襞が裏筋部分をぺろりと舐めあげる。
その刺激がさらにトロトロの我慢汁を生み出し、提督の忍耐力を快楽で溶かしてしまう。
ドピュッ、ビュクッ、ビュルル、ドピュウウウウウウウウウウウウウウッ!
「ふふっ、まいどありー♪」
胎内に熱い刺激を感じとった白露は、提督を抱きしめながら何度もキスをした。
唇が触れ合う度に提督の体から精力が搾り取られてゆく……。
彼女からほんの少しきっかけを与えられただけで、提督はあっさりと白旗を挙げさせられてしまった。
白露の可愛い微笑や、淫らな腰使い、そして耳朶をくすぐる甘い誘惑に逆らうことなど到底出来なかった……。
――数分後。
提督は衣服を整えてから、先ほど机の引き出しにしまった書類一式を取り出した。
その内容について彼女に全てを話し、まずは自分が署名欄にサインをして渡す。
彼女も大人しくそれに従う。
お互いの署名が終わり、書類を完成させてから銀色に輝くリングを取り出して白露の薬指にはめた。
執務室の窓を大きく開き、キラキラと輝く指輪を太陽にかざしながら彼女が言う。
「えへ、提督、いい風ね。あたしが一番好きなものって? ……なーいしょ!」
曖昧な回答に対して提督は不満気な表情で問いただそうとした。
白露は何も言わずに彼に寄り添うと、静かにまぶたを閉じた。
ゆっくりと唇を重ね合い、二人の時間が流れる。
しばらくしてから、白露は提督の目を見つめながら恥ずかしそうにつぶやく。
「提督には……みんなの一番になってほしいな!」
はみかみながら俯く彼女を見つめながら提督は考える。
そうなると彼女以外にも他に好きな子ができてしまうかもしれない……と言いかけた提督の頬を、白露が思いきりつねった。
「もっちろん! あたしが一番に決まってるじゃない! ねぇ?」
ヒリヒリと赤く腫れ上がる彼の頬を優しく撫でながら、彼女はいたずらっぽく片方の目を瞑ってみせた。
(了)