外国人風俗店。表向きはメンズエステということになっている。

今日の俺は運がいい。
とびきりかわいいのと巡り会えた。

俺は目の前にいる美女とBF取引をした。

「OK! 20分我慢できたら入れてあげるね」

時間は少し長めだが、手コキとフェラだけなら耐えきる自信はある。
そしてサービスが始まった。

クチュ……

くっ、上手い! 何だこの手つきは……しかも俺の顔色をうかがいながら手の動きは止めない。それどころかどんどんなめらかさを増してきてる!!

「はやくイっちゃいなよぉ」

だれがイくものか!! 俺は全身をこわばらせて防御のみに専念した。

………………

…………

……

「ん~、がんばるなぁ」

15分経過した時点で彼女が焦りだす。

情けないほどのフルボッキ状態ではあるが、俺は何とか耐えきれそうだと確信していた。

防御に徹しているのだから当然だが、責めている彼女のプライドがそれを許さないのだろう。

時間は17分を回ったところだ。

「予定変更。ちょっとだけ食べてあげる」

そこで突然彼女が腰を上げた。

ま、まさか!!

「でも、きっと10秒も我慢できないわよ?」

Mの字に脚を開き、誘うような表情を浮かべながら腰の位置を調整する。

チュ……ルゥ……

(ぅあ、ぐあああああああああっ!!)

局部同士のキスに思わず声を上げそうになってしまう。
ねっとりとした蜜が亀頭を濡らす。

クプ……

さらに間髪入れず亀頭が彼女に包み込まれる。

暖かで、トロリとした魔性の壺の中で泳がされる俺自身がビクビク震えだす。

(な、なんだこれえええええええええええ!!)

その瞬間、俺は全力で歯を食いしばった。
ヌルついた肉襞がうごめく快楽の坩堝に、何の前触れもなく招かれたペニスが歓喜の涙を流す。

だめだ、気持ち良すぎる! さっきまでの手コキなど比べ物にならない。
こんなの無理ッ、反則的だ。ふざけ――

(うあああああああっ!!)

もはや我慢が追いつかない俺を見下すような表情の彼女。

「ほらネ? ふふふふふ……」

細い腰がひねりこまれ、そっとペニスが弾かれる。

射精する直前に俺はリリースされた。


ビュルルルル!!

それは我慢など無意味な行為だと思い知らされる一撃だった。
こちらの意思を無視した一方的な暴力。

たしかに十五分以上焦らされたという悪条件はある。
それを差し引いても強力すぎる膣内の波状攻撃に俺は完敗するしかなかった。

俺でなくても耐え切れる男などおそらくいないだろう……

ニチュ……

しなやかな指先が追撃を加えてきた。
我慢する力などどこにもない。

「まだ出るよ。ほらぁ」

ピュウッ!

快楽が意識を真っ白に塗りつぶす。
優越感に満ちた表情の彼女が見つめる中、俺は無様に何度も精を吹き上げてしまうのだった……




(了)










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