『召喚2 禁断の少女』
「はっ!!」
気が付くと時計の針は正午を回っていた。太陽が眩しい。
ネットで見かけた方法でメイド姿のサキュバスを召喚してみたものの、その健気な姿にだまされて主従逆転してしまった。
最後の方では彼女の甘い吐息に包まれ、幸せな気持ちのまま何度も絶頂、噴水のような射精を繰り返していた。
そして彼女が突然霧のように消えたところまでは覚えてる。
おそらく僕の召喚術が不完全で助かったのだ。怪我の功名というやつだ。
まだ生きてる。手足が動く。
指先の感覚もある。
むくりとベッドの上で、ゆっくりと体を起こしながら僕は回想する。
昨日の夜、僕は搾り殺される直前だった。
それなのに僕は……
またもや召喚してしまった。
これは完全に誤算だった。
ほんの少しだけ淫らな妄想をしただけで前回よりもあっさりと具現化されてしまったのだ。
淡い光を放ちつつ、僕の隣に現れたサキュバス。
しかも今回出てきたのは――
「おにいちゃん……痛いことしない?」
見ただけで感じ取れるほど手触りが良さそうな、金色の髪をツインテールにした美少女が不安そうにこちらを見つめている。
少しツリ目で青い瞳を持つ彼女は一見すると気が強そうに見えるのだが、微妙に怯えていた。
その表情が逆に男心をくすぐってくる。
今回現れたのはくロリサキュバスだった。
メイド姿のサキュバスも小柄で可愛らしかったけど、今度はさらに体の線が細い。
強く抱きしめたら壊れてしまいそうなのに、胸の膨らみだけは服の上からでもはっきりと感じられた。
(ロリ巨乳とは……罪深い)
呼び出してしまったことに軽い罪悪感を覚える。
でもあの胸を揉んでみたい。自分がすでに魅了されかけているのがわかるけど、淫らな行為に及びたい衝動が止まらない。
視線を落とせば、ほっそりとしたサキュバスの美脚が目に入る。
見た目はロリでも中身はしっかりと女性的で魅力的。
下から舐めるようにサキュバスを観察する。
しましまのニーソとミニスカート、そして可愛らしいウサギのイラストが描かれたシャツを着ている。
悪魔っぽい角もない。羽もない。
でも背中でゆらゆらと揺れている薄紫色の尻尾が、彼女が異形であることを主張していた。
僕が危害を加えない意思を示すと、ホッとしたような表情で彼女は肩の力を抜いた。
「抱っこしてほしいの……」
ほんの一瞬だけサキュバスの目がピンク色に光る。
「ッ!!」
僕は何の迷いもなく彼女を抱きしめる。
「ありがと。えへへ♪」
いちごのように甘い髪の香り。
抱きしめられた彼女はスリスリと頬ずりしながら僕に甘えてきた。
さらに――、
「ふうぅぅ~~」
ビクンッ!!
僕の首に腕を回しながら、耳に息を吹きかけてきた。
この時点で僕の股間は完全にカチカチにされてしまった。
しかも彼女の小さくて柔らかなお尻が怒張したペニスをグリグリと押しつぶしている。
スカートの下、ショーツ越しの誘惑とロリサキュの体温を感じながら僕は高められてゆく……
「んぅっ!? おにいちゃ……」
たまらなくなった僕は、思わず彼女の首筋を舐め上げた。
「あんっ、あんっ! 駄目だよ、そんなところ舐めちゃ……」
感じてる……確実に効いてる。
そう思うとますます愛撫に熱がこもる。
更に激しく彼女のことをペロペロと舐めまわそうとした瞬間、
キュイッ!!
「ふあああああああっ!?」
ペニスを中心に、甘い痺れが全身に広がった。
「だから言ったでしょ? 駄目だよって」
恐る恐る視線を落としてみると、いつの間にか僕の下半身が露出していた。
しましまニーソの片足が、ふわふわの太ももの内側がペニスを優しくすり下ろしていた。
「聞いてる? おにいちゃん」
クチュクチュクチュ……
太ももの内側で擦られた先端から透明な我慢汁が壊れたみたいに溢れだしてる。
その粘液を器用に絡めとって、少女はさらに僕を責めなぶっているのだ。
「うあっ、あああぁぁ!」
しかも金縛りにあったように僕の体が動かせない!?
「あんなに熱心に舐めるんだもん……仕方ないよね。もう動けなくなっちゃった?」
サキュバスの体液、それは人間にとっては強力な媚薬。
たとえ体の表面に薄っすらと汗のように浮かんでいるものですら猛毒に等しいのだ。
それを僕はさらに促すようにペロペロと愛撫し続けたのだ。しかも粘膜である舌先で!
「じゃあ慰めてあげるね」
完全に動けなくなった僕を彼女はベッドに横たえる。
そしてスカートの裾を軽くつまんで、少しだけ中を僕に見せてくれた。
(ピンク色だ……しかもあんなに綺麗な……!!)
少女のうっすらとしたワレメを見ながらさらに興奮させられてしまう。
彼女の秘所がゆっくり近づいてくる。
もう少しでビクビク震えっぱなしのペニスに触れるほど近くに……
「さっきのお返しに、今度は私からチューしてあげるぅ♪」
僕の上で、スカートを少しだけめくったままサキュバスの腰を下ろす。
クチュリ……
しっとりとして、暖かな粘膜同士が触れあう。それだけで思わず果ててしまいそうになったが、サキュバスは少しだけ腰を浮かせる。
「ただし、こっちのお口で……だけどね? うふふふふふ」
ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪
ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪
ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪
ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪
ちゅっ♪ ちゅっ♪
ほんの数センチだけ腰を浮かせたまま、サキュバスが細く腰を振動させる!
「あがあ、あああああああああああ~~~~!!!」
淫らな上下運動のせいで、意思を持ったサキュバスの膣口が亀頭や裏筋、浮き出た血管やカリ首をランダムになめ尽くしてくる。
それはキスそのものと同じで、ペニスの表面で名残惜しそうに吸着を繰り返す。
ドピュドピュドピュウウウウ~~~~~~~~~~~!!
射精の瞬間、彼女の尻尾が大きく広がってペニスの先端を包み込んだ。
その感触もまた素晴らしく官能的で、膣口キスによってとどめを刺された僕に更なる追い打ちをかけてくる。
挿入するまでもなく、僕はイかされてしまった。
しかもこんな可愛らしいロリサキュに……
急に目の前にピンク色の膜がかかり始める……これも昨日と同じ展開だ。
「おいし♪ ……いっぱい飲ませてね。おにいちゃん♪」
快感で激しく悶える僕を小さなお尻で押さえつけながら、サキュバスはゆっくりと体を前に倒して僕の唇を塞いだ。
(了)