1・上から



(あのおっぱいにまっすぐ突き刺してみたら……)

 思わずゴクリと息を呑む。
 目の前で揺れるバストが絶え間なく誘惑してくるのだ。
 何よりも彼女に見つめられながらジワジワと搾り取られたい。


「そうなんだ。うふふふ……」

 心を覗かれたのかと思って一瞬ドキッとしたけどそうではないようだ。
 架純ちゃんは僕の視線が谷間に集中していることで、なんとなく察してくれたように少しだけ身を沈めた。

ぷりゅんっ……

「うあああっ!」

 水着越しの乳首が亀頭をかすめ、僕を悶えさせる。

「じゃあベッドの上で膝立ちになって」

 言われた通りの姿勢になると、架純ちゃんのほうが少しだけ視線が上になる。
 まるで彼女におねだりしているようで恥ずかしい。

「さっきのボディ責めが効いちゃったみたいね?」

 こちらを見つめながら背中に手を回す彼女。

シュルルッ……

 水着のブラがフロアに落ちて少しだけ音を立てる。

 そして僕の目の前に現れたピンク色の乳首は既に先端が固くなっているように見えた。
 このお店は基本的にはノータッチルールなのだが、女の子の同意があれば許してくれるらしい。

 ちらりと彼女の目を見ると優しく微笑んでくれた。
 恐る恐る指先を伸ばして乳首に触れようとした瞬間、架純ちゃんが僕の手首をぐいっと引っ張った。

「うわっ、ん、ぅぷっ!」

 突然のことでびっくりしたまま視界が真っ暗になる。
 前のめりになった形で僕の顔が彼女の胸に包み込まれてしまった。

(ああああぁぁ、柔らかい……!)

 魅惑の谷間にペニスより先に思考が溶かされてしまいそうになる。

 数秒後、僕はその魅惑の園から解放された。


「おとなしくしてれば天国に連れて行ってあ・げ・る♪」

 フラフラしながら棒立ちになった僕の手を握りながら、ついにペニスの先端が彼女に迎え入れられる。


クニュッ……


「んひいいっ!!」

 背筋に駆け巡る甘い刺激。

 そっと視線を落としてみると、彼女が右手を左脇の方に回しながら両方のバストを支えていた。

 上向きになった乳首と乳首の間にペニスが包み込まれている様子がエロすぎる……


「ほらぁ、先っぽが飲み込まれちゃったね……」

 架純ちゃんはそう言いながらトロリと唾液を垂らす。

 ネットリした液体が谷間に注ぎ込まれ、ゆっくりとした前後運動が開始された。


クチュクチュ……

クチュ、チュプ、チュッ♪


「んあっ、あああああ! それええ!」

 痺れるような感覚に腰をよじって逃げようとする僕。
 それでもペニスを逃がさないようにパイズリが追いついてくる。

クチュクチュクチュクチュッ♪ クチュクチュクチュッ♪ 

クチュクチュクチュッ♪

クチュクチュクチュクチュクチュッ♪

クチュクチュッ♪


「手加減してあげるからいっぱい感じてね♪」

 亀頭が谷間に挟まれたままグニグニと揉みしだかれる。

 さっきとは全然比べ物にならないほど力強く。
 しかも前後の動きだけでなくペニス全体がこね回されているように感じる。

(こ、これはああああ~~~~~~~!)

 
 彼女の手のひらが豊乳を左右から挟み込んで、僕を締め付けていた。

「先っぽパンパンになってきたよ……このままゆっくり溶かしてあげる」

ぎゅうううううううっ

「あっ、イく、これだめ! あ、あっ、あああああああああ!!」

 抱きしめられてるッ! 架純ちゃんのおっぱいに体中が溶かされちゃう!!

 ブルブル震え出す僕を見上げながら彼女が笑う。


ドピュドピュドピュウウウウウウウウ!!

 窮屈な谷間に押し込められたまま、彼女のバストに僕は屈してしまう。

 その唇が「イっていいよ?」と囁いてくるのを聞き終える前に、僕は盛大に爆ぜた……










 制限時間いっぱいまで、何度目かの射精なのかわからなくなるほど徹底的に架純ちゃんの胸の中でイかされた。

 一時間以内でこんなに出せるなんて新記録だ……
 でも、イき過ぎた快楽で目の前が真っ白になってきた。

 体中がおっぱいに包まれたように熱で犯され、自分の体を支えられなくなった僕を彼女が優しく抱きしめてくれる。


(ああ、柔らかいよぉ……いい匂いがしてこのまま眠りた……ぃ……)

 そしてまたもう一度、あのおっぱいの中で溶かされてしまうのだ。

 もう手足に力が入らない。そしてついに僕はそのまま意識を手放してしまった。


「膝枕してあげる。少しだけお休みしよ?」

「う、うん……」


「クスッ、可愛いなぁ。やっぱりお客さんはMみたい」

「うぅ……」

 いい返す言葉もない。
 あれだけ恥ずかしく悶てしまったのだから。

 顔を横に向ける僕をそっと両手で自分の方へと向かせる架純ちゃん。
 穏やかでいて、淫らな美少女の瞳が僕を静かに見つめている。

「ごめんね。本当は最初からわかっていたのかも。だって……」

「えっ……ぁ」


ちゅううっ♪ レロ、チュルル……


 膝枕されたまま、不意に近づいてきた彼女の唇に呼吸を乱される。
 しかもこれ、ディープキスってやつだ……

 それから十数秒後、サービスの終わりを告げるチャイムとともに僕の唇が解放された。

「このお店を選んだ時点で、パイズリして欲しい男の子なんて皆同じだもん」

「ふああぁぁ……」


「クスッ、甘えん坊でMっ気の多い人しか常連さんにならないから。また来てくださいね?」

 ここはパイズリ専門店。
 おっぱいで体をトロトロにされた後、心までも蕩けさせてくれる優良店。

 彼女の言葉に僕は静かに頷いた。






(了)










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