『はじめてのうそ』
これは、ある平日の午後の出来事。
私、志茂田文香(しもだ ふみか)は会社に半日有給を申請して、ある人物と待ち合わせをしていた。
職場から少し離れた賑やかな街は、昼時ということもあってサラリーマンや学生さんでごった返していた。
今日の待ち合わせの相手はネットで知り合った男性。
正直、ドキドキする。
お互いに顔を見るのは初めてだけど、何故か私には不思議な安心感があった。
きっと相手も同じだろう。
しかし……、
「みかんさん、すみません!!」
マッチングアプリ「SNS」(セックス・ノー・スキンの略らしい)で知り合った彼は、出会って早々に深々と頭を下げた。
私のハンドルネームは「みかん」であり、本名の一部を少し変えてるだけだ。
ほんの十数秒前にスマホ画面を見せあってお互いを認識したばかりである。
彼が待ち合わせの相手であることは明白だった。
見た目、私よりかなり年下に見える。
背の高さや格好は申告通り、清潔感もあるし好青年といった風貌だ。
学生さんと言われればおそらく信じてしまうだろう。
確かプロフィールでは二十代前半の男性だったはず。
年の差は殆ど無いはずの相手が、笑顔と泣き顔が混じったような表情で私に謝罪してきたのだ。
理由がわからず、私のほうがパニックになりかけていた。
「ええっと、あのね……まずは顔、あげてくれないかな」
「でも……」
「はずかしいよ。みんな見てる」
通り過ぎる人たちがチラチラこちらを見ていくのを感じる。
実に不愉快。彼は気にならないのかな。
「ねっ、あっちで話そう?」
それでも顔を上げない相手の腕を引いて、私は近くにあった自販機の影へと移動する。
身長差がそれなりにあるせいで目立ってしまう。
物陰に隠れるようにして謝罪の意味を問いただす。
私の容姿が気に入らなかった?
もっと上品な大人の女性だと思いこんでいたのかな。
それとも、理由はないけどキャンセルさせてくださいとか。
出会い系特有の言い訳がとっさにいくつも頭に浮かび上がる。
この日のためにエステで散財したのにひどい展開だ。
しかもせっかくの半日有給が無駄になってしまう……などと考えていたら、謝罪理由はそうではなかった。
彼自身が年齢を詐称しており、申告年齢より低いことを気にしての謝罪だった。
私の容姿などによるドタキャンでないらしい。
なけなしのプライドが守られて、密かに胸をなでおろす。
「お話はわかったわ。素直に話してくれてありがとう」
そういいながら彼の手にふれると、ビクッと反応して握り返してきた。
小動物みたいでなんだかかわいい。
この時点で私は彼に対して精神的優位に立っていたのかも知れない。
「どうして年齢を偽ったの?」
「少し背伸びしてみたかったんです。
素敵な相手に出会えるかと思って……」
あのマッチングアプリの規約では年齢詐称はご法度のはず。
それでもリスクを犯してまで出会いを求めてくるなんてロマンチック。
「じゃあ素敵な相手に出会えなくてちょっと残念?」
「そっ、そんなことないです! みかんさんは、理想の……」
「ふふ、ありがとう。嘘でも嬉しいわ」
「嘘じゃないです……」
しょんぼりする彼を見て、胸の奥がジンジンしびれてくる。
健気で可愛い男の子って大好き!
「別にいいじゃない。私は気にしてないよ」
「えっ、でも……僕は!」
「だからー、別にいいって。年下だろうとかまわないよ」
ニッコリ笑って彼の目を覗き込むと、さっきまでの怯えた色は影を潜めていた。
「いいんですか?」
まだ半信半疑みたい。そんな彼に向かって私は首を縦に振る。
「いいよ。それより私は、キミがキミでいてくれたことが嬉しい」
「!? そ、それはどういう……」
「ネットのキミより現実のほうが素敵だとは思ってなかったし。ラッキーだよね」
私の言葉に彼は顔を真赤にしてうつむいた。
今のは半分本音。
少なくとも見た目は嫌いじゃない。
それに私の野生の勘が正しければ彼はきっと……
「あ、あのっ! みかんさん、お優しいんですね……」
「ふふふ、こう見えてもキミよりお姉さんだからね。色々経験してるんだよ」
「ぼ、僕はっ! あ、あの……はじめて、なんで……それも申し訳なくて……」
きっ、キタアアアアアアアアアアアア!!
美味しい一言いただいちゃいましたアアアアア!!!
なんとなくそんな気はしてたけど、童貞……初々しいの好き!
やった、この子の初めてはもう誰にも渡さない。
全部私のもんだ……じゅる……ッ!
大人の理性を総動員して、何とか淫らな欲望を抑え込む。
顔の筋肉を引き締めて、はしゃぐ気持ちを悟られないようにしつつ彼の手をもう一度強く握る。
「えっ……?」
「じゃあ行こう?」
「!!」
「ホテルでいろんな事、教えてあげる。早く行こう?」
私の言葉に釣られるようにして、彼は小さく頷いた。
一緒にシャワーを浴びて、彼をベッドに横たえる。
夢うつつのような表情のまま私の言葉に従ってくれるのが超かわいい!
バスルームではお互いに向かい合って、シャワーを浴びながら洗いっこをした。
彼は遠慮がちに私の肩や背中を触ってくるだけだったけど、私は違う。
ピッタリ身を寄せてバストを押し当てたまま、両手にボディソープを泡立てておちんちんを念入りに洗ってあげた。
とても気持ちよさそうにしている彼のトロ顔を見つめながら、これから味わう初々しいおちんちんを下ごしらえする。
童貞クンのおちんちんは元気が良かった。
私の手から逃れようとしてビクンビクンと跳ね回るけど、右手で根本とタマタマを抑え、左手で亀頭を包み込んであげるとおとなしくなった。
そのままゆっくり時間をかけて泡まみれにしてあげると、彼は熱に浮かされたように私にもたれかかり、全身をプルプルと震わせ始めた。
そこからはずっと夢見心地みたいで、私の名前を何度も呼んでくれた。
おかげで今は何もしてないのにすでに完全に勃起半勃している。
呼吸を乱してる彼の横顔が可愛い。
バスタオル越しに見るおちんちんを、そっとなでてみる。
さわさわさわさわ……
「あああぁぁっ!」
「クスッ、敏感だね」
私の一言に彼は表情を固くして、おちんちんもさらに硬さを増した。
本当に童貞なんだ……こんなに反応がいいなんて最高!
無意識に彼の股間だけでなくその周辺も撫で回していた。
どこを触っても身悶えする様子が可愛くて、色んな場所を触りまくる。
「くすぐったいの好き?」
「ひぃ、あっ、す、すき……です……ぅ」
軽く頬にキスをしてから、肩から手首までゆっくり手のひらで撫でる。
そしてまた肩までなで上げてから、そのまま脇の下からおへそまでを蹂躙する。
備え付けのローションを使って、私の両手で片足ずつ、彼の太ももをすべすべにしてあげた。
いつしか彼の口からは女の子みたいな喘ぎ声ばかりが溢れ出していた。
私の手のひらの感触に酔いしれて恍惚としていた。
「は、はぁ、はぁ、きもちいいです……女の人の手が、こんなに柔らかいなんて」
「じゃあ交代しよっか」
「え……」
戸惑う彼の上半身を起こしてから正面に座りこむ。
割り広げた彼の足の間に座ったので目の前にはビクビク震えているおちんちんが見え隠れしている。
(かわいいなぁ……うふふふ、もっと困らせてあげる)
私の視線に気づいて恥ずかしそうにしている彼に向かって、ゆっくりと脚を開きながら秘所を指した。
すぐさま彼の視線は私の体の一点に集中する。
「見て……」
人差し指と中指で、私自身への入り口をクニュっと開いてみせる。
彼の目がますます大きく見開かれた。
「……ッ!」
「これが女の子の、大切な場所だよ……」
人差し指が不意にクリトリスをかすめてしまったので声が震えた。
彼はゴクリと唾を呑んでオンナの中心に見入っている。
純粋な視線で射抜かれた私は、思わず体の奥が熱くなった。
「キミのおちんちん、このあとここに入ってきちゃうんだよ」
「ぼ、僕の……あああああああっ!!」
彼がおまんこに気を取られている隙に、私は空いていた手で寂しそうに震えているおちんちんを軽く撫でていた。
不意打ちで優しくされたら気持ちいいんじゃないかなと思って。
「このおちんちん、はやく入れたいよね」
「い、入れたいです……早く食べてほしい」
「くすっ、食べられちゃってもいいんだ?」
おまんこに、という部分をあえて省いて彼に妄想させる。
するとしばらく私にしがみついてから、彼は小さく頷いて膣口を凝視してきた。
「興味あるんだ?」
「は、はい! だって、こんな、ちっちゃいところに僕のが……」
「も、もう! そんなにじっくり見つめてくるなんてエッチね」
「ごめんなさい。でも……」
そういいながら彼の震える手が、指先が私の花弁に近づいてくる。
今までひたすら受け身だった童貞クンが、自分から私に触れようとしている。
ただそれだけなのに、どこか感動してしまう私がいる……
クチュ……
「あんっ!」
「痛かったですか!?」
「ちがぅよ……きゅ、急に触っちゃ駄目ぇ……」
「すみません! でも、すごく、きれいだったから……」
今度は私が赤面する番だった。
綺麗って言われた……自分の体の一部を、そこがたとえ恥ずかしい場所だったとしても嬉しい。
ううん、恥ずかしい場所だからこそ嬉しいのかも。
これは年上として、きちんとお返ししなきゃ駄目だよね。
「だからと言ってお姉さんの体に断りなく触るなんて」
「ごめんなさい……」
「謝っても駄目。キミには罰ゲームが必要ね」
「な、なにを……あ……ぁ!」
「今から触り方のお手本、見せてあげる……」
湧き上がる興奮をこらえつつ平静を装う。
伸び切った彼の指先を握りしめ、動きを封じた。
(我慢、私のほうが限界、かも……今すぐこのおちんちん、奥まで入れたい!)
体の中を駆け巡る衝動に抗いつつ、私は反対側の手で彼の男根に指を伸ばす。
中指、人差し指が触れた瞬間に彼の口から甘く上ずった声が出た。
「おちんちん、もう硬くなってるね。かわいい」
「そ、そんなっ! かわいい、とか、あ、ああああぁぁ!!」
ヌリュッ……
快楽にすっかり蕩けた粘液が私の指先を濡らす。
男の子の我慢汁、こんなにきれいなんだね。
指先を亀頭に絡めながら、他の指も滑らせる。
中指、薬指、小指、両方の手がゆっくり重なっていく。
やがて繭に包まれたみたいに彼のおちんちんは私の指で包まれてしまった。
ヌチュ、クチュッ……
「あ、あああぁぁっ、それ、すご……」
「やさしくやさしく、焦らずに温めてあげるの」
手のひらをこすり合わせるようにして私は彼のおちんちんを手の中に封じ込める。
人差し指から小指まではそれぞれ組み合わせるようにして、二本の親指は手のひらから飛び出した亀頭をクリクリと弄ぶ。
この刺激を我慢させるのは童貞くんにはちょっと酷かもしれないと思いながら。
「こんな、きもちいいの……で、でちゃう、でちゃうよ……」
「まだダメよ。こんなふうに時々、キュって握ったり揉んだりしながら」
「んあああああっ!!」
こちょこちょとくすぐるような指先の動きを混ぜてみる。
言葉に合わせて組み合わせた指に力を込めると、彼はギュッと目をつぶった。
手加減しながら棹を締め付け、亀頭を親指で磨いてあげる。
「きれいきれいしましょうね~」
「ふあっ、あああ、もう……ッ」
「私のおまんこの中もこんなかんじかも?」
「いっ、いわないで……」
「えー、ちゃんと我慢できたら入れてあげようと思ってるのになぁ」
「!!!」
ふふっ、想像してるんだ。
おちんちんが急にぷくって膨らんだよ?
「キミのおちんちん、今すぐにでも私のお手々に負けちゃいそうだね」
「ま……負け……」
「お手々まんこにおちんちんミルクをたっぷり注いで孕ませちゃう?」
「そんな、か、からかわないで、ください!!」
「ううん、私は本気だよ? ほら、しこしこシュッシュ……気持ちいい、気持ちいい……おちんちんどんどん弱くされちゃう」
「ぅあああ……」
「クスッ、また大きくなった。やっぱりかわいいね、キミ」
男の子の頭の中にあるおまんこって、すごく神聖で特別なものだって聞いたことある。
だから挿入してすぐにイっちゃう人もいるんだって。
気持ちよさそうで、なんだか羨ましいな……。
「見て。この柔らかお手々おまんこで、キミを優しくキュウウ~~~♪」
「うっ、あっ、きもち、いいよぉ……」
「ふふ、もっともっと感じさせてあげる。
こういう時はね、相手の顔を見て気持ちいいところを探っちゃうの」
今度は手首をゆっくりとローリング。
おちんちん全体をこね回すようにゆっくり捻っていくと、彼の体がゆらゆらと揺れ始める。
「これがいいの?」
「なっ、ああああ~~!!」
さらにだんだんと呼吸も荒くなって、このままだと射精しちゃうかしらと思った時、
「そのうごき、え、え、えっちです!!!」
まさかの抗議。でも彼の手のひらはシーツをギュウウって握りしめてる。
一生懸命我慢してるんだ。
それにその表情、本当にイっちゃう直前なんだね。
「んふ、エッチ? そうかなぁ」
軽く焦らしながら、じわじわと彼との距離を詰める。
そして鼻先が触れ合う距離になってから、ゆっくりと息を吹きかけてみた。
ふうううぅぅ~~~~
「あああああああああっ、やめてええええ!!」
ビクビクビクッ!!
まだ射精してないけど、おちんちんが手の中で激しく暴れだした。
女の子の熱い息を吹きかけられて興奮しちゃったの?
本当に想像力が豊かなんだね、キミって。
「本当にやめてほしい?」
「それはっ! うあ、は、はい……ぅうう……」
「嘘つき。だってキミ、喜んでるじゃない。ほらぁ」
こしゅこしゅこしゅこしゅっ……
「んひいいいいいいっ!!」
捻りを加える動きを止めて、前後に棹を出し入れするような動きに切り替えた。
まるで女の子の中に出し入れするような、卑猥で意地悪な愛撫。
そして彼にとっては刺激が強すぎたみたいで、情けなくて可愛い声で叫びながら上半身を逃がそうとしてる。
でも絶対に逃げられないんだけどね。
「かわいいなぁ。もっといじりたくなっちゃう」
「もうやめて、やめてくだ――」
「ここってさ、女の子のクリトリスと一緒だよね。亀さんのくぼんでるトコロ」
クニッ、クニュクニュクニュッ!
「ひぎいいいいいいいいいいっ! そ、それはだめ、だめですううう!!」
必死の懇願を無視して、親指の爪でカリ首の溝についた垢を落とすように優しく何度も往復させる。
パンパンに張り詰めたおちんちんに人差し指を当てて、ゆっくり上下させるとさらに硬くなった。
「またわかっちゃった」
「え……」
「そっとスジをなぞってあげたり、指のおなかでクニュクニュすると……」
ヌチュッ、ヌチッ、クニュ……
指の先にはたっぷりと粘液が付いているから、痛みはまったくないはず。
その証拠に彼はさらに悶えて、新しい我慢汁が私の指の動きはさらになめらかにしてくれた。
「あうっ、あああ! そんな、なんでわかるんですか……」
「だってお姉さんだもん。恥ずかしいお汁が溢れてきちゃうでしょう。
気持ちいいのがどんどん溢れて、私の指なんてもうニュルニュルだよぉ」
「ごめんなさい……僕のせいで、んあああああああ!!」
申し訳無さそうにする彼を戒めるように、私は指先で亀頭を軽く弾いた。
「あはっ、謝らせちゃった。じゃあもっと出してもらおうかな?」
「出すって……うああああっ、ま、またあああ!」
答える代わりに私は指先をうねうねと波打たせて、手の中にある童貞おちんちんをさらに刺激してみた。
コリコリした手触りを楽しみつつ、彼が可愛く悶える様子を目に焼き付ける。
これだけでもしばらく飽きずに思い出しエッチできそう……
きっと彼も同じくらい、私に快感を刻みつけられてるのかな。
もしそうなら嬉しいけど。
そのまま十分以上彼を弄んで、上体を支えられなくなるくらい力を奪い取る。
ベッドに大の字になった年下の童貞くんに覆いかぶさるようにして私は微笑む。
「これで準備はおしまい。ここからが本番だよ」
すっかり愛液で濡れた私の膣口に、暴発寸前まで敏感にされた彼の肉棒が少しだけ触れた。
覆いかぶさったまましばらく私は彼の瞳の奥を覗き込む。
私の姿が写ってるそのきれいな水面に、そっと唇を寄せる。
ちゅっ
「ぅあ……」
優しくまぶたにキスをすると彼は小さな声でうめいた。
そして数秒後に目を開いて、うっとりと私を見つめ返してきた。
今度は唇にキスをする。
彼の呼吸を奪いつつ、小刻みに角度を変えて舌先を突き刺してみる。
甘いキスに時間をかけて彼の体から抵抗力を全て奪い取る。
「いっぱいキスされて気持ちいい?」
「あ、ああぁぁ……」
「んふふ、もう体中が気持ちよくて動けないでしょ」
そう言われた彼の手足はピクピク動くだけだった。
私のキスが本当に麻酔代わりになったみたい。
「女の子に動けなくされちゃったけど、童貞クンだから仕方ないよ」
「くっ……」
「今からお姉さんがリードしてあげる。私が上になって、こうやって……」
私は体を起こして彼に背を向けた。
体中に駆け巡る快感に縛られ、身動きできない彼の顔の左右に膝をついて、そのまま座り込む。
顔面騎乗、シックスナインの体勢になった。
「あ、あ……!!」
「お互いに丸見えだね。うふふふふ……」
彼にしてみれば刺激が強すぎる光景かも知れない。
突然目の前に女性の性器を押し付けられた上に、おちんちんは私の目の前で隠せない状態なのだから。
しかも自分からはギリギリ触れられないであろう距離。
私は今から一方的に、このおちんちんを味わうつもりでいた。
「恥ずかしいからあんまり見ないで?」
「で、でもっ、見えちゃう……ああ、すごいきれいです……」
「えっち! キミの大切なトコロも、ぜ~んぶ見てあげるんだから♪」
そういいつつ、本当におちんちんを見つめる私。
「じいい~~~~~っ……パクッ」
思わず先端を唇で挟み込むと、彼の口から喘ぎ声が漏れた。
ピンク色の、まだ使い込まれてない童貞クンのおちんちんが目の前で揺れている。
見ているだけなんて無理。
ペロペロペロペロペロペロペロペロ♪
「ああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
叫びだす彼を無視して、唇で固定したカリの先端を口の中で弄ぶ。
柔らかくてピンク色のおちんちんの表面を舌先だけでいじめているみたい。
(うるさいなぁ、おおげさだよー……えいっ!)
私はシックスナインの体勢を少し変えた。
彼の顔の脇についていた膝を伸ばして、そのまま両足で顔を固定してしまう。
柔道の固め技みたいに彼の顔は無理やり私の太ももに挟まれ、お尻とおまんこを見つめることしかできなくなってしまう。
考えようによっては、さっきよりも淫らな体勢ね。
しかし不思議なことに、おちんちんはさっきよりも硬くなっているようだ。
興奮してくれたのかな。
(かわいい……ちゅっちゅっちゅっちゅ♪)
キスをまぶすたびにおちんちんは震え、新たな我慢汁を吐き出してくれる。
その粘液を舌先ですくい取り、おちんちんの表面に伸ばしていく。
「そ、それっ、うぷっ! き、きもちよすぎて、だめですうううう!」
「あはっ、恥ずかしそうにしてるのかわいい。じゃあ、もっとキスしてあげるね」
ちゅっちゅっちゅっちゅ♪ ちゅっちゅっちゅっちゅ♪ ちゅっちゅっちゅっちゅ♪
ちゅっちゅっちゅ♪ ちゅっちゅっちゅっちゅ♪ ちゅっちゅっちゅ♪
ちゅっちゅっちゅっちゅ♪ ちゅっちゅっちゅっちゅ♪ ちゅっちゅっちゅっちゅ♪
ちゅっちゅっちゅっ♪ ちゅっちゅっちゅ♪
不規則にキスをまぶし、彼を翻弄する。
その間はずっと太ももで彼の顔を拘束したままだ。
「おちんちん嬉しそう! じゃあもう一回……ちゅうううう~~」
「うああああああああああっ、み、み、みかんさああああん!!」
「んふっ、チュルルル、きもひい?」
彼が足を閉じられないように、私は下になっている彼のおしりの方から腕を回して、手のひらで太ももの内側をしっかり押さえつけていた。
強制的に開脚させられたせいで、私の目の前にはおちんちんとタマタマがよく見える。
このままでもいいけど、どうやっていじめてあげようかなぁ……。
(でも先っぽだけの刺激だとイけないんだよね。
男の子の事情はよく知ってるけど、せっかくだから弄んであげる♪)
唇での圧迫をなくしてノーハンドフェラ。
しかも舌先だけを踊らせて、敏感な亀頭とカリ首を交互に舐めあげる。
「もっと気持ちよくなろ? ほら、チュルル、クチュ、ぴちゅ♪」
次に裏筋をしゃくりあげるように刺激。ツンツンと舌先で突くようにしてから、時々広くなっている部分をネロリとなめあげると、彼は全身を硬直させて喜んでくれた。
いい反応をくれたご褒美に、尿道付近をいいこいいこしてあげる。
「~~~~~~~~!!!」
「舌先でもチロチロチロ……んふふ、ビクビクすごいねぇ」
さっきから彼の熱い吐息をおまんこに感じる。
できれば直接なめてほしい……そんな気持ちが膨らんで、私は思わず彼の鼻先に膣口を押し付けてしまう。
ヌチュリ……
「ッ!?」
「ちゃんと私のことも気持ちよくして?」
もしかしたら拒否られるかな、と一瞬戸惑う。
しかし彼は嫌がることなく、熱心に私を舐めはじめてくれた。
うまいか下手かで捉えるのは無意味だと思う。
童貞クンらしい、愚直な舌使い。体の芯が熱くなる。
「んふ、上手ね。じゃあごほうびあげる~」
しばらく彼からの愛撫を堪能してから、私は大きく口を開けた。
「あ~~~~~~~~ん……」
そして一気に喉の奥まで彼自身をくわえ込む。
ズリュッ、ズリュウッ、ズリュ!
「!!!!!!!!!!!」
突然のディープスロートに彼の舌使いが完全に止まり、太ももの間で小さくうめき出すのが感じ取れた。
このまま続けたら間違いなく射精してしまうでしょうね。
お口まんこで童貞喪失っていうのはちょっとかわいそうだから、このへんで許してあげる。
ねろぉ……
私のフェラから解放されたおちんちんは、すでに射精の準備をしていたのか今まで見たことないほどビクンビクンと激しく脈打っていた。
「あはっ、下半身ガクガクになっちゃうよね。でもまだよ……」
私はシックスナインの体勢をやめて、正常位になる。
もちろん私が上の正常位だ。
彼の顔はすでによだれや涙でグチャグチャになっていた。
「正面から見つめてあげる。どう? はずかしい?」
「あ、あああ、みないで、ください……」
「だ~め。キミのおちんちん、おなかで挟んであげる」
ピッタリと体を合わせるように上半身を彼に預ける。
灼熱と化しているおちんちんが私達の体の間で悲鳴を上げているようだった。
「こ、これ……みかんさんのおなかに押し潰されて」
「クスッ、そんなに気持ちいいんだ? モジモジしちゃってる!」
「んああっ、う、うごかさないで……!」
「ええ、なんでー?」
「……」
それ以上彼は何も言い返せない。
この刺激がどれほど気持ちいいものなのか、想像に難くない。
黙っていても本当にこのまま果ててしまいそうなのだろう。
(女の子のおなかにサンドイッチされてるだけでイっちゃうの?)
彼に首腕を回して、左の耳穴に男を挑発する言葉を注ぎ込む。
すると彼も悔しかったのか、私の腰に腕を回して抱きしめてきた。
そんなことをしても刺激が強くなるだけなのにと私はクスッと笑う。
「ふぅ~ん? うごいてほしいの?」
くいっくいっくい……
「うあっ、や、やめ……!」
「ふふっ、がんばれがんばれ♪」
私がイルカのように腰を波打たせると、彼は泣きそうな声で哀願してきた。
面白いからもう少し続ける。
「んあっ、ああ、も、もう、出ちゃう……!!!!」
「ねえ、おまんこの中に入りたい?」
その一言で、彼の体が固くなるのがわかった。
「もしかして、私に包み込まれたいかなぁ~って……キミの声が聞きたいな」
「そんな、い、いじわる……しないで、ください……」
今にも泣き出しそうな声。
彼は私にすがり強くように、腰に回した腕に力を込める。
「ふふっ、かわいいよキミ……本気で好きになっちゃいそう」
実はもう私のほうが限界だった。
こんなに寸止めされたのは初めて。
私が彼を寸止したのではなくて自分自身を戒めていたのだから。
「じゃあ入れてあげる。私の中で抱きしめて、クニュクニュ可愛がってあげるね」
おちんちんを刺激しないように、私は片膝をつく。
上半身を起こして彼を見下ろす。
ニュク……
人差し指と中指でVサインをするようにして、その間に震えるおちんちんを捕獲する。
ここでギュッと握ったらおそらく暴発してしまうから。
「キミのこと、美味しく食べてあげる」
静かに宣言すると、指の間でおちんちんが小さく跳ねた。喜んでるんだ……
クプ……ズリュ……
彼のおちんちんが、私の膣口に触れた。
パンパンに張り詰めている肉棒が私のヒダをめくりあげていく。
「あああっ!」
とろける膣肉に先端が触れると、彼は思わず声を上げてしまった。
もちろん私も声を殺すのに必死だった。
すでに愛液でたっぷり潤っている私の秘所は、今すぐにでも彼を全て呑み込みたいと訴えているのだから。
(童貞くんのおちんちん、最高……熱くて硬くて、可愛くて……)
こうして触れ合ってるだけでもたまらなく気持ちいいし、できればこのまま入り口に擦りつけてしゃぶり尽くしてあげたい。
そしてわざと暴発させて、えっちなミルクまみれになったおちんちんをそのまま膣内に挿入して閉じ込めてあげたい気もする。
しかしここで私は、彼の心を縛るとっておきの楔を打ち込むことにした。
「あっ、そうそう……いい忘れたけど、私も初めてだよ」
「え」
その一言で、今までにないほど彼の目が大きく見開かれた。
同時に私は見逃さなかった。
おちんちんが嬉しそうにビクンと跳ね上がったことを。
「はじめて、ぼ、僕が……みかんさんの?」
「うん。キミの童貞をもらっちゃう代わりに、私の処女をあげる」
「ま、まって! みかんさん、経験豊富って……」
「あー! ひどいなぁ……あれはヤリマンって意味じゃないよ」
そういいながら微笑むと、彼は恥ずかしそうに顔を赤くしながら私から目をそらした。
私の指の間で固定されてるおちんちんは相変わらず硬い。
「そんなに緊張しないでもいいと思うけど……
キミにとって初めての女の子なんだから、私のことを大切にしてほしいな」
ニコっと笑って語りかけると、恥ずかしそうにしつつも緊張した様子でこちらを向いてくれた。
お互いに目と目があった瞬間に私は彼の唇を奪う。
「ふっ……♪」
彼の両肩に手をかけて、目線を上にした女性上位のキス。
体より先に心を溶かしておけば、もっと気持ちよくなれるはずだから。
長めのキスが終わると、彼はもう恍惚感たっぷりに私を見上げるばかりだった。
「うふっ、じゃあそろそろ貰っちゃうね」
まるで彼の女神にでもなったような振る舞いで、私はゆらりと身を起こし、再び膣口でおちんちんの先端にキスをする。
「んっ……ああああああああああっ!」
すっかり潤っていたお互いの秘所は何の抵抗もなく異物を受け入れる。
最高に硬くなった肉棒が私の秘裂をなぞりながら舐め上げると、粘液がさらに増えた。
先端が差し込まれたあとで、私はわざと締め付けを強くして彼の侵入を拒む。
「うああっ!」
「ふふ……気持ちよさそうね」
「こ、これって、わざと……ですか」
「さぁね? ゆっくり食べてあげる」
それは敏感に成り果てたおちんちんには気持ちよすぎる刺激。
一瞬だけ身を固くして腰の動きを止めた彼自身を、私は時間をかけて呑み込んでいく。
ずぷ……ぅ……!
「はう、あぁ、きつい、で、でも」
「おちんちん全部入っちゃった。こんなに熱い、んだね……」
「あ、がああぁ……!」
「おちんちん喜んでくれてる……うん、わかるよ、初めてなのにわかっちゃう。かわいい♪」
深々と挿入してしまった今、私たちは本当に一つになっていた。
言葉を紡げない彼を見下ろしたまま、膣内でおちんちんを抱きしめる。
「ふあああああああっ!」
「私の膣内、気持ちいい?」
目の前で組み敷いた彼がジタバタしている。
可愛らしいので、左手でそっと乳首を撫でてみる。
「んあっ、駄目、他の刺激とか、無理!!」
「おまんこと私の指に可愛がられて嬉しいんだね。ふふふ……私も嬉しいよ」
「えっ」
「こんなに硬くなってるキミが、私の中でトロトロに溶けていっちゃうんだもの」
そして今度はゆっくりと腰を前後に振ってみる。
ワンテンポ遅れて快感のさざなみが打ち寄せてくる。
「だめです、ほ、ほんとうに溶けちゃう!」
「いいよ……♪」
クニュクニュクニュクニュ……
次に左右に、楕円を描くような腰使い。
おちんちんの先が色んな所に擦れて気持ちいい。
「みかんさん、こ、これ、きっ、きもちいい、きもちいいよおおおお!」
挿入されてるおちんちんと同じように全身を硬くして快感に耐えようとする彼。
こっちも膣内にいる子と同じで可愛い……
そんな思いで彼の顔や首筋、乳首や背中を撫で回す。
「あ、あああ、きもちいいいいいいいい!」
「キミの体、全部おちんちんみたいになっちゃった」
「っ!!」
「どこを触られても気持ちよくてたまらないって反応してる」
「そんな――」
「かわいがってあげる。私の手のひらで、全身手コキしてあげる♪」
とっさに出た卑猥な言葉が彼の心を揺さぶったみたいで、私の膣内でおちんちんがますます固くなる。
そしてゆるゆると手のひらで彼を撫でつつ、膣内も時々きゅっと締め上げる。
すると興奮した彼も無意識に腰を突き上げ、私を喜ばせにかかってきた。
「自分から、あんっ! 腰、振っちゃうのエッチ……んうっ、ああああぁ!」
下になってる彼にはこれ以上の快感が打ち寄せているようで、私も嬉しくなってしまう。
いつの間にか彼の胸に両方の手のひらを当てて腰を浮かせていた。
こうすれば自由に腰が振れるから。
「キミから急に突き上げちゃ駄目じゃない。えいっ!」
どちゅっ! どちゅっ、どちゅっ!!
おちんちんが抜けるギリギリまで腰を浮かせてから、一気にもとに戻す。
いわゆるピストン運動を数回繰り返すと、歯を食いしばっていた彼の我慢が崩れ始めた。
「んあっ、はあああああああああああああ!!」
「んふふ、そうそう。男の子は女の子に勝てないんだよ」
「うあっ、ぼ、ぼくだって、みかんさんを……ひぎいいいいっ!?」
きゅうううううううううっ!!
「ダ~メ。お姉さんの膣内でおとなしくしてなさい?」
戒めるように強烈に腟内を締め上げると、彼はその刺激に耐えることしかできなくなってしまう。
その後は彼の両脇に腕を通して、私から上半身を密着させた。
すっかり火照った彼の体と、蕩けきった顔を見ているだけでまたお腹の奥がうずいてきた。
「ほらほらどうしたの?」
「あううううっ、しめちゃ、だ、だめ……ッ」」
「気持ちよすぎて動けないの? じゃあ私が動くね」
抱きついたまま軽く腰を浮かせ、フリフリと左右に揺らしてみる。
すると快感に犯され、うわ言のように彼が私の名を呼び始めた。
「これ好き? 好きなの? へぇ~~」
「しゅき、きもちいいです、みかんさ、ああああ!」
ぱんぱんぱんぱんっ!
リズミカルにおちんちんを出し入れする。
そのたびに快感が膨らみ、彼のおちんちんも応えてくれる。
「あっ、あっ、あっ、ああああ!」
「私が腰を打ち付けるとキミも叫んじゃうんだね」
同じ動作を繰り返し、彼をさらに追い詰める。
「みかんさん、なんで、僕だけ……うあっ、ああああ!」
「わかんないけど、なんか余裕って感じ。
初めてだけど、キミとなら上手にセックスできちゃう気がする!」
私に翻弄されて喘ぐことしかできなくなりつつある彼を、無理やり私の方に向かせて目を合わせる。
「ほ~ら、ぐるぐるぐる~♪」
妖しく微笑みながら、腰のクビレから舌をクネクネと動かしてグラインド。
「うああっ、ああああああああ! それええええええ!!」
「エヘッ、気持ちいいんだ。じゃあ続けるね?」
くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪ くいっ♪
私はその言葉通り続けた。
彼の我慢が完全に溶け落ちるまで続く永久機関のように、前後左右に腰を振り立てることで徹底的に快感を彼に刻みつける。
そして数分も立たないうちに、彼は堕ちた。
「もう、ぼ、僕、いっ、イきます、イくっ、うあ、ああああああああああああああ!!!」
ビュルルッ、ビュルッ、ビュクウウウウウウウウウ!!!
私の中に彼が溶けていくのを感じる。
射精しながら身を預け、私に甘える彼の姿が可愛くて、何度も何度も彼を抱きしめた。
「もうおちんちん、すっかり私のものになっちゃったね。
どうやれば気持ちよくなるのかわかっちゃった♪」
呼吸が整わない彼を抱きしめたまま甘くささやく。
言葉という魔力を脳内に流し込み、定着させる。
そして膣内の一点に集中して、じんわりと締め付けを強めていく。
「奥のほうが締め付けられてるよね」
「ひいいっ!」
「ふふ、もう駄目かな? はい、またイっちゃえー!」
ビュルルル~~~~~~!!
「ああああああああああっ、な、なんで……?」
「ふふっ、まだ固いからいけるよ。このままもう一度出して」
きゅううっ♪
「ひぐっ!」
ビクンビクン、ビュルルル!!
わけもわからず私に射精させられて、彼は困惑しながら快感に打ち震えている。
でもここが大切。
この先も私に誘惑されたら逆らえないように心に刻みつけてあげるの。
「キミは本当にいい子だね。
じゃあアンコール♪ もう一度だけイっちゃお?」
きゅう~~~~~~~~♪
「無理っ、無理です! もう無理、なのに、あ、あっ、なにこれ、我慢できない! ま、またイくうううう!」
びくびくっ! ピュルッ……
念入りにおちんちんの急所を責められ、私に抱かれたまま彼は射精し続けた。
童貞クンを快楽という魅惑の沼で絡め取り、制圧する。
このシチュがたまらなく最高だったので、私も調子に乗ってその後十回以上彼に精を吐き出させてしまった。
――それから数十分後。
「ありがとう。キミのおかげで最高に気持ちよく処女喪失できちゃった」
ほとんど気絶している彼に添い寝しながら私は呟く。
腕にギュッとすがりつき、恋人同士のように甘えてみる。
彼の表情は熟睡しているようでもあり、未だ快感に悶えているような表情でもあった。
「みかんさん……」
「なぁに?」
「好き、です……」
うっとりと私を見つめる彼に微笑みを返す。
「私もね、ずっと探してたんだよ? 安心して初めてのエッチを楽しめる相手を」
「たのしめる、あいて……僕が、みかん、さんの……」
「うれしい?」
「はい……」
うわ言のように呟く彼を見ながら私はフッと笑う。
胸がチクリと痛むけど気にしないことにした。
たった一つの嘘、それは……厳密な意味で私が処女ではなかったということ。
これって彼にとっては大問題になるのかな。
それはまた別のお話ってことで。
「私とのエッチはすき?」
「すき……」
「じゃあ来週もエッチしよ? それと浮気なんかしないでよね。約束だよ」
手のひらをシーツに潜らせておちんちんに触れながらささやくと、ピクンと可愛らしく彼は反応してくれる。
せっかく捕まえた幸せだもの。絶対に離さない……私は心にそう誓うのだった。
(了)