『立ちはだかる壁・豪州の女神たち ~ 江之島VSエミリー 』





登場人物紹介 ※公式プロフィールより一部引用

【日本男子代表】

江之島(20)
身長195㎝90㎏ラフファイトによる謹慎を解かれたばかりの『暴君』。
1年間の謹慎により国内ランクこそ圏外に位置するがその実力は本物。
過剰な制圧、過剰な責め、過剰な種付け。
元々ラフファイトをせずとも国内ランカークラスの実力を持ちながら、
気性の荒さからくる激烈な責めに対戦相手がもたず反則負けを重ねる日本のジョーカーと呼ばれる男。
伊賀(16)
注目のホープ。多彩なテクで昨年の男子新人王になるなど輝かしい経歴を持つ。

御柱(20)
男子世界ランク22位を保持する日本最強のU-20。
若き英雄は日本の誇りを賭けて勝負に挑む。

宇垣(20)
『寝技師』の異名を持つ柔道四段保持者。
反撃を許さぬ体位での一方的な責め手による勝利を積み重ねてきた。


【豪州女子代表】



エミリー(17)
テニス出身、無尽蔵のスタミナと耐久力そして豪州女子最大のバストを持つ。

クロエ(19)
女子大将元水泳選手。全てにおいて高次元でバランスの取れたバトルファッカー。

ジェシカ(19)
元新体操選手。『シドニーの妖精』と呼ばれる。
持ち前の軟体を活かした性技で男子を翻弄する。






 ジェシカに完膚なきまでにノックアウトされ、幸せそうな顔を浮かべたまま気絶して退場する伊賀を見つめながら御柱は考える。
 ここまでの自分の采配に間違いがなかったのだろうかと。

 経験不足の新生日本代表チームにとって対戦形式の練習は必要不可欠だ。
 今回、その機会に恵まれたと言える。
 目の前にいる豪州代表女子は相手として不足はない。だが強すぎる。

(足りてないのは俺たちだけか……)

 事実として重くのしかかる2連敗。この結果に関係者の顔色もすぐれない。
 第3戦を迎える前に、ジェシカ戦の前に行われたエミリー戦についても彼は思いを馳せていた。







 試合開始直前、キャプテンの御柱は悩んでいた。
 チームをまとめる彼にとってこの親善試合に対する結果へのこだわりは薄い。
 その反面、何かをつかめるかどうかについては非常に執着していた。
 今回は小手調べ。言葉を変えるなら敵情視察だ。
 本番前に相手の弱点を知りたい。
 それと同時に自分たちの問題点も把握したかった。

「江ノ島さん。出番だ」
「ふっ、俺でいいのかい?」

 名前を呼ばれた問題児がニヒルな笑みを浮かべる。

「ああ……頼む。今はアンタの力が必要だ」

 相手の力量を測るためとは言え、御柱としては苦渋の決断だった。

 先ほどは「問題児」という表現をしたが、それは的確ではない。
 彼の言動を考慮すればかなり控えめな評価だった。

 江ノ島は不名誉な称号をいくつも持っている。
 サディスト、壊し屋、問題児、飽くなき餓狼、などなど。

 そして……一番定着している呼称が暴君。

 江ノ島はリング上で自らの快楽を追求すると公言している。
 試合の勝ち数は多くはない。
 常に反則負けと言ってもいいほどだが実力は本物。

 だがそのせいで少なくない女性選手からのクレームもあった。
 皮肉なことにそんな彼の人気は高い。
 容赦なく女体を征服するスタイルに共感するファンが居るということだ。

 意気揚々とウォーミングアップを始める江ノ島を見守る御柱。
 その背後から心配そうに声をかける者がいた。

「いいんですか? 本当にあいつで」

 チームの副キャプテンを務める宇垣だった。江ノ島に負けない筋肉量を持つ格闘家の彼でさえこのあと起こる試合について一抹の不安を抱いていた。

「こちらが優勢でも相手が危なくなったらタオルを投げる。それくらいの覚悟はある」

 憮然とした表情で御柱は答える。宇垣と同じ気持ちを隠しながら。


 男子側とは変わって華やいだ雰囲気でミーティングをしているのは豪州代表だ。
 各自入念にストレッチをしながら談笑している。
 キャプテンのクロエは対戦表を見つめ、自陣の先鋒を決定した。

「エミリー、最初を頼めますか」
「はいキャプテン」



 快諾したのは今年からバトルファックを始めた17歳。
 胸中には不安もあるだろう。
 だがエミリーはバトルファックをスポーツの一つと考えている。
 ラケットを握っていた右手がペニスを握るようになるだけ。
 彼女の表情に迷いはなさそうだった。

「あちらのエントリーは……オゥ、タイラント エノシマ!」
「たしかに体は大きいですね」

 江ノ島の経歴を見て表情を固くするエミリーにクロエは言う。
 緊張する必要はないと。
 そして敗北しても得るものはあると。

「でもねエミリー、あなたならきっとノープログレム!
 オージーのスピリッツをサムライたちに見せつけてあげなさい」

 エミリーは信頼の置けるキャプテンの言葉に肩の力を抜いて微笑みを浮かべた。



 ほどなくしてセコンドアウトの合図が鳴り響き両者がリングへ向かう。
 対戦開始まであとわずか。
 レフェリーがリング中央で向かい合うふたりに注意事項を言い渡している最中、江之島は下卑た笑みを浮かべながら舐めまわすようにエミリーを見つめていた。

(なんて乳してやがるんだ……こいつはやりがいがある!)

 彼女の大人びた顔立ちも江之島の嗜虐性を刺激していた。海外産の美少女を好き放題できると考えただけで普段以上の力が出せるように彼は感じていたのだ。

「ヨロシクオネガシマース」
「おう、日本語上手いなお嬢ちゃん」
「ハイ?」

 首を傾げるエミリーを見て江之島が嗤う。

「まあ言葉なんて必要ないよな。ファイトウィズミー」
「オーケイ!」

 無邪気にオッケーサインを出すエミリーを見ながら、その指の輪っかより狭い膣口に自分の肉棒を突っ込んでやるよと意気込む江之島。

 お互いに背を向けて自分のコーナーへと向かう。

 その一分後、開始のブザーが鳴り響き運命の第一戦が始まった。

「おらあああああああああああぁぁぁ!」

「キャアァッ!」

 開幕ダッシュ、そして荒々しいラリアートを仕掛ける江之島。
 殺意すら感じる彼の攻撃に慌てつつ、なんとか回避するエミリー。

「逃げんじゃねえっ」

 空振りした江之島は振り返り、蛮族のような笑みをエミリーに向ける。
 だがすでに彼女は決意していた。

「ハアッ!」

「くそっ、細かく動いてんじゃねえぞゴルアアアアア!」

 真摯にテニスに取り組んだ自分の誇りに誓ってタイラント(=暴君)に屈する訳にはいかないと。
 二度、三度、四度と蹴りや突きを仕掛けてくる江ノ島に対してリング中央でリズミカルにステップを刻んで回避するエミリー。
 決して後退することなく左右の動きを中心に江ノ島の動きをコントロールする姿はまるで熟練の闘牛士のよう。

 しかし――、

「オォウッ!」

「やっと捕まえたぜえええ!」

 度重なる空振りに上体が追いつかず足がもつれて前のめりに倒れる演技をしつつ、江ノ島は野犬が飛びかかるように下方からエミリーの腰に鋭いタックルをかます。
 細くくびれた腰に肩で体当りされてさすがによろめくエミリーだが、

(……なんだこいつ、動かねえ!? 倒せねえっ)

 組み付いた江ノ島が驚愕する。テニスで鍛え上げた体幹の強さが卑劣なタックルの威力をわずかに上回っていた。
 彼の変則的な動きはクレイコートのくぼみに引っかかったテニスボールのように不規則で油断を捨てたはずのエミリーでさえ一瞬反応が遅れた。

 しかし逆に、密着したことで彼女の得意技を披露することもできる。
 下半身に力を込めて踏ん張ったまま、エミリーは自慢のバストを両手で持ち上げ、谷間を開いて彼の頭をすっぽり包み込もうと考えた。

ぽにゅううんっ!

 豪州女子で一番の爆乳が江ノ島の頭上から爆弾のように投下された。

「ふんっ、やりようはいくらでもあるんだよ!」

 エミリーの腰をずらすことを断念した江ノ島の動きが一瞬速かった。
 ハンマーのように彼の頭部に叩きつけられるはずだったバストが空を切る。

(ジーザス……!)

 これがサムライの動き、回避本能のなせる技か。
 ほんの一瞬感心したエミリーの隙を見逃さず背後に回り込んだ江ノ島が、素早く彼女の右腕をひねりあげる。
 さらにエミリーをスリーパーホールドのように締め上げながら、背中でひねり上げた細い手首をガッチリと掴んでロック。

「がっ、うううぅぅ……!」

「エミリー!」

 豪州女子のベンチから悲鳴が上がる。

「どうだ、苦しいか? たっぷり痛めつけた後に気持ちよくしてやるぜ」

 太い腕に呼吸を塞がれ、美しいエミリーの顔が苦痛でゆがむ。
 リング中央で両膝をついて悶える豪州美少女の背中に覆いかぶさり、容赦なく弓なりに反らせて苦しませる江ノ島。
 エミリーは唯一自由に動かせる左手をロープへ伸ばそうとするのだがその距離はあまりにも遠すぎた。

「かはっ、はぁ、はぁっ!」

「このまま落とすのもいいが……自慢のおっぱいがガラ空きだな! それっ」

 野蛮な手付きで指先を白いビキニの縁から滑り込ませる江ノ島。

コリュコリュコリュッ!

「ノオオォォー!」

 天を衝くようにそびえ立つ無防備なバストを鷲掴みされ、苦痛に反応して敏感に凝り固まった乳首を突然いじられ絶叫するエミリー。
 身の危険を感じた彼女は咄嗟に左手を首元へ伸ばし、指先に触れた江ノ島の右腕を全力で握り潰した!

「なにするつも……りっ、ギャアアアアアアアアアッ!?」

 関節が破砕されたような激痛に顔を歪めて飛び退く江ノ島。
 怯えながら手首と肘の中間あたりを確認すると、ほんの一瞬しか触れ合っていないはずのエミリーの指跡がくっきり残っていた。

(こんなツラして馬鹿力かよ! ありえねえだろうがっ)

 テニスという競技はトッププレイヤーに近づくほど手首の耐久力が求められる。
 鍛え込みが足りなければ時速200キロメートルにも達する打球にラケットを落としてしまうからだ。
 必然的に足腰と同様に上半身も鍛え上げる必要があるのだ。
 頂点へはたどり着けなかったエミリーでさえ、握力は左右どちらも70kg以上だった。

「ハァ、ハァ、ハァッ……」

 窮地を脱したもののエミリーの呼吸は荒く、その場から動けない。
 江ノ島の反則ギリギリの行為のせいで酸素が圧倒的に足りないのだ。
 もちろんそのチャンスを逃すほど江ノ島は未熟ではない。
 再び背後へまわろうとする動きを見せ、エミリーが追従できないことを確認してから右足にローキックを叩き込んだ。

 あおむけに転がしたエミリーに襲いかかり、白いビキニショーツを太ももの真ん中辺りまで下ろしてしまった。

「丸見えだぜ、いいざまだな」

 彼の目の前で真っ白な桃尻が切なく揺れていた。
 力が入らず震える両手をマットについてエミリーが悔しそうに振り返る。

「クッ……オーマイガッ、アアアアーーーー!!」

ずちゅううううううううっ!

 江ノ島の判断は速い。
 バスト自慢の相手に対して容赦なく後ろから挿入し封殺する。
 抵抗できない状況でこそ彼の技量は光る。躊躇なく相手の弱点を貫き、弄び、服従させる手腕は日本男子の中でも突出していた。

「アアア……」

「もうイくのか? イくんだよな? ハハッ、たいしたことねえなっ」

 抵抗できないエミリーをバックでガンガン突きまくり、余裕たっぷりに嗤う。
 ろくに前戯すらしない挿入に対してエミリーは歯を食いしばり言葉を殺す。
 そんな態度を江ノ島は許さない。

「おらよっ!」

ズンッ!

 剛直を突き立て、豪州女子の忍耐力を打ち砕く一撃。
 さすがのエミリーもこの爆撃ピストンに耐えきれず顔を跳ね上げた。

「ンンッ、ンンンン~~~~アアアアアーー!!」

 マット上で屈辱的なポーズのまま彼女は達してしまう。
 豪州女子側の絶頂を示すレフェリーのフラッグが上がる。

 剛直による奇襲成功 1-0 日本男子にポイント。
 実際は相手がギブアップするまで試合は続くのだが、3ポイント先取でほぼ勝敗は決まるといっていい。

「ハッ! 膣内までビクビクしてやがるぜ。たまんねえな」

 絶頂させられたエミリーの頭上から江ノ島の言葉責め。
 言葉は完全に理解できずとも相手に嘲られていることは理解できる。
 エミリーは唇を噛み締めたが追撃が止むわけでもない。

「乳首も感じるんだよな? じゃあこっちはどうだ」

 真っ白な背中に覆いかぶさりながら江ノ島はエミリーの乳首……ではなく、股間へ手を伸ばした。薄っすらと生い茂る陰毛をかき分け、中指の先で乙女の急所を擦り上げる。

「アアアアアアアアァァァーーーー!!」

 再びエミリーの絶叫。
 クリトリスに命中した江ノ島の指先が彼女を深く狂わせる。

 言葉と裏腹に江ノ島の手付きは女性に喜びを与えるためなのか優しい。
 丁寧にエミリーの突起を撫で回し、時折優しく押しつぶしていた。

「ふん、胸さえ気をつければただのガキだな。すぐ終わらせてやるぜ」

 挿入したままゆっくり腰を前後に動かし、エミリーを感じさせながらクリトリスをコリコリと刺激し続ける江ノ島。

 一分もしないうちにレフェリーのフラッグが再度上がる。

 ポイント 2-0 日本男子が有利。

 だがここでエミリーから江ノ島へ提案があった。

「おねがいが、ありマス……」

「あ? 降参するのかよ」

「ノォ……きいて、くだサイ……」

 二度の絶頂を経て上気した顔で振り返るエミリー。その瞳は快感で潤みきっており、勝利間近の暴君の心を動かすには充分色気が満ちていた。

「まあいいだろ。言ってみな」

「サンクス、タイラント……アナタの顔を、前から見せてくだサイ」

「顔?」

「そうデス……どうせならラブセックス、したいデス」

「ふっ、かわいいところあるじゃねえか。いいぜ」

 恥じらうような表情を見て嗜虐心がそそられた江ノ島はペニスを引き抜き、エミリーを仰向けに転がす。天を仰いだ巨乳が重力で柔らかそうに潰れて形を変えた。

(念のために手首を封じておかねえとやべぇか……いや、もういいだろ!)

 相手に抵抗する気力なしと判断した彼はエミリーの膣に正常位で挿入した!

「アハアアアァァーーーーーッ!」

 先ほどまでと違う角度でペニスに貫かれたエミリーの口から歓喜の声が漏れる。

「どうよ、正常位でもオメーに勝ちはねえんだよ!」

 美しく健全な色気を振りまくエミリーの顔を観察しつつ、勝利へ突き進むかのように腰の動きを加速させる江ノ島。まるで処女を犯しているような倒錯感が彼の警戒心をより一層薄くする。
 喘ぎながらエミリーはゆっくりと長い脚を広げ、彼の腰に絡ませようとしていた。
 同時に両手を広げ彼を誘惑する。

「カモン……サムライボーイ……」

「はっ、うるせえ! このままおとなしく……な、なんだとっ!」

 不意に腰と背中に感じたすべすべの質感が江ノ島に警戒心を取り戻させた。
 しかしもう遅かった。
 エミリーの美脚が江ノ島を完全に捉える。女郎蜘蛛が獲物を掴むように、足首を腰の後ろで交差させて剛直の動きを封じる。
 彼が気を取られた隙を見て両腕を首へ回す。
 格闘技でいうところのガードポジションだ。ゆっくり力を加え、自慢の巨乳を江ノ島の顔面をフィットさせることに成功した。

(こ、こいつ、なんで動けるんだ!? 二度もイかせたのにッ)

 困惑する江ノ島。つい先ほどまで呼吸を乱していたエミリーはもういない。顔を埋め込まれたでかすぎるおっぱいから伝わってくる彼女の心臓の音はすっかり落ち着きを取り戻していた。

(ぐっ、この乳はやべぇ……なんとか避けながら深く突くしかねえか)

 頭を切り替える江ノ島。こうなれば先手必勝、イかされる前に相手をイかせるしかないと判断したのと同時に大人しかったエミリーが体を揺らし始めたのだ。

「ぐあああああああっ!?」

 今までなすがままだった膣内が肉棒をキュウキュウと締め付けてきた。
 我慢出来ないほどではないが単純だが心地よい。
 普段の彼なら押し返せつはずなのに力が湧いてこなかった。

「め、名器ってわけでもないのに……押し返せねえ!」

 わけがわからず混乱する。だが抜け出せない。力が入らないのだ。
 江ノ島がその理由に気付くまでに数秒を要した。

(こ、これかあああ! この乳が厄介すぎる!!)

 顔全体を包み込む勢いで自分を拘束している爆乳。エミリーの手はしっかりと彼の顔を抱きしめ、後頭部で組まれていた。この状態で相手の脇腹を殴るなどして脱出すれば反則負けは確定だがやるしかないと決めた江ノ島が拳を握る、握るのだが……

ぺし、ぺちっ

「ンフッ、なんデスカ?」

 巨漢と言って差し支えない江ノ島の打撃にエミリーは揺るがない。
 知らないうちに普段の1%くらいしか力が入らなくされていたのだ。

すっ……

「がはぁっ! はぁ、はぁ、はぁあっ!?」

 突然江ノ島の視界が開けた。
 ここぞとばかりに呼吸を整えようとする彼の前でエミリーが微笑んでいた。

 その美しさに江ノ島は息を止めて見とれてしまった!

「ワタシ、負けるのイヤですけれど、怖いのはもっとイヤです……」

 見つめ合いながらツツツ……と指先で暴君の輪郭をなぞるエミリー。
 しっとりした指先が自分の顔を這い回る感覚に江ノ島は震えた。

「だから、アナタのお顔を優しくしてあげマス」

 そう告げてからエミリーは彼の両手首を掴み、ぐいっと横に引っ張る。

「ぐはあああっ!」

 支えを失い自分から魅惑の爆乳へダイブする江ノ島。

 圧倒的な柔らかさ顔を包まれたまま身動きができなかった。
 しっかりと手首を決められ、下半身はだいしゅきホールド状態。

 さらにまずいことにエミリーのかかとで無理やりお尻をこづかれるようにしてヘコヘコと腰をふらされてしまう。
 よく締まる膣内で強制的にピストンさせられ、首から上はおっぱいで魅了され続けている今の江ノ島には込み上げてくる射精感を我慢することなどできなかった。

(こいつ、つええし、きもちいいし、きれいだし、イッ、イクううう!!)

ドピュウウウウウウウウウウウウッーーー!

 暴君が膝から崩れ落ちた。
 荒れた呼吸を吐き出し、自分を打ち倒したおっぱいに突っ伏してしまう。

(く、そおぉぉ、まだ締め付けてきやがる……疲れないのかこいつ)

 だがこの醜態も、大量の射精も無理のないことだった。肌を合わせるうちにエミリーの色気にほだされ、耐久力をゼロにされてしまった結果なのだから。

「今のは、エエット、早い、ですカ?」



 悪意のかけらもないエミリーの言葉に江ノ島は顔を上げて睨むのだが、

「……て、てめえっ! あひゃああああああっ!?」

「フフフ、隙ありデース」

 その次の瞬間にはペニスが甘く揉みしだかれ、目の前で揺れる美巨乳に魅了されてしまう。
 一見すると単純な耐久セックスだが、それはエミリーの驚異的なタフネスと爆乳の破壊力が前提の戦略。
 故に一度でも彼女にペースを握られてしまったら取り返しがつかない。

「元気をだしてくだサイ……マイボーイ。んちゅううっ」

 もはや目が虚ろになりつつある彼を抱き寄せ唇を重ねるエミリー。
 その優しさと甘さが江ノ島の思考を乱し、狂わせていく。

(かはっ……俺のっ、ほうが……歳上、だぞ……)

 反抗心は少しだけ残っているが逆らえなかった。この束縛と彼女の美貌、それに胸の中に生まれた甘酸っぱい感情に抗うには体力を消耗しすぎているのだ。

 慈愛に満ちたエミリーの抱擁に対して、日本の「暴君」は気絶することでプライドを保つことしかできなかった。



『立ちはだかる壁・豪州の女神たち ~ 江之島VSエミリー 』(了)










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