リクエスト作品 『ツインテールと白タイツ ~妖精の脚に包まれて~』
◆背徳 年の差 格闘M ロリ 一方的 女性上位 男性受け
【登場人物紹介】
ヒロイン 来藤アイリ【きとう あいり】
主人公が勤務する私立学園の高学年女子。
黒髪ツインテバレリーナ、外見と声は天使だが性格は小悪魔系。
主人公を自分の最初の彼氏にしたいと考えている。
主人公 羽根田 朱一郎【はねだ しゅいちろう】
アイリの担任。元格闘家だが現在は休業中。過去に格下の女性に倒されたことがトラウマとなっており、本人は無自覚のまま格闘マゾの素質が開花しつつある。
◆以下本編
僕のクラスに気になる子がいる。
こうして文字にすると普通っぽいけど好きになることが許されない相手だ。
社会的に許されない。なぜなら彼女は僕の教え子だから。
彼女の名前は来藤アイリ【きとう あいり】という。
長い黒髪をふたつに束ねたクラス一の美少女。いや学園一かもしれない。
ふわっとした美しい髪と同様に意思が強そうな真っ黒な瞳。
肌は人形のように真っ白で黒髪とのコントラストが目を引く。
上品な服装も他の女子と比べて彼女の見栄えの良さを引き立てていた。
成績は優秀で全科目不得意がない。
その中でも一番秀でているのが体育だった。
マット運動の時間で誰にも真似のできないバク転・バク宙などを披露していた。
あまりにも他の子とレベルが違うので詳しく聞いてみると親御さんのすすめで習い事としてバレエを何年もやっているらしい。
勢いをつけすぎずゆったりした動作で宙返りする彼女はまるで妖精のようだった。
教師である僕ですらその動きに見とれてしまった。
これらは時間をかけて鍛え上げた柔軟性によるものだろう。
そんな日常の中でこんな出来事があった。
国語の授業中、課題を与えたあとに机の列の間を巡回している時……
「羽根田先生、消しゴム落ちちゃった」
アイリに呼び止められた。
つま先で床をトントンつついていた先に彼女の消しゴムが転がっていた。
「自分で拾いなさい」
「ええー、しゃがむの面倒くさいから取ってよー」
他の生徒は机に向かって課題に取り組んでいる最中だ。
確かに席を立つのは良くないかも知れない。
「しょうがないな……」
消しゴムを取るためにしゃがみこむ。
すると彼女がスッと大きく足を広げてきた。
(うっ、これは……!)
黒いニーソックスを履いたアイリの足に目を向けてしまった。
やはり美脚だった。
ほっそりしているのに適度に筋肉がついており引き締まっている。
真っ白な太ももがチェックのスカートから見え隠れして、それが絶妙なチラリズムとなって僕を誘惑していた。
そしてアイリの脚の付根に白いコットンのパンツが見えた。
「……もう落とさないように」
「ふふふ、ありがと先生♪」
今考えるとあれはわざと見せてきたに違いない。
アイリは何故か僕に懐いていた。
授業中も放課後も隙を見ては絡んでくる。
さっきみたいな悪戯だけでなく本当に体を擦り寄せてくる時もある。
噂ではクラスメイトの女子に学園を卒業したら僕と結婚すると公言しているらしい。
教師として非常に対応に困る。
まあ、この時期の女の子の気持ちは秋の空よりも変わりやすいと言うから放っておけばそのうちそんな事も言わなくなし悪戯もしなくなるだろう。
その時の僕はまだそんなふうに楽観していた。
季節が夏から秋へ変わりしばらく経った頃、家庭訪問の時期が来た。
アイリの担任である僕は当然彼女の家にも訪問する。
家庭内でも学園のような噂が流れていないことを祈るばかりだ。
訪問のためにスケジューリングしながら僕はふと思い出した。
学生時代に知り合ったある女性とアイリがどこか似ていることを。
僕は学生時代に格闘技をやっていた。
古武術道場の師範代まで務めていた僕は客観的に見てかなり強いほうだと思う。
だがそんな僕を門下生の前で倒した女性が居た。
黒髪で意思の強そうな瞳を持つ美人大学生だった。
その女性と試合しているうちに華麗な技と動きに魅了されてしまったのだ。
途中から僕の動きが鈍くなったことを不審に思う門下生もいただろう。
不甲斐ない理由で女性に負けたということで僕は師範代を降りた。
それ以来、格闘技の世界からも身を引くことになった。
アイリはその美人大学生に顔立ちがよく似ていた。
今でも忘れられない美しさと敗北感を僕に刻みつけたあの人に。
(もしもアイリが格闘技を始めたらかなり手強い存在になるだろうな……)
ぼんやりと考えていると何故か僕の股間が張り詰めてきた。
自分でも戸惑いながら淫らな妄想を打ち消す。
だがそれでもアイリの整った顔が頭から離れなかった。
彼女の輪郭がかつての女子大生の顔と重なり、敗北した記憶を思い出しながら無意識に僕はペニスをしごき始めていた……。
やがて家庭訪問の日がやってきた。
今日だけで四件も訪問するのだがアイリの家へ行く順番は最後だった。
二件目で時間を取ってしまったので少し時間が押していた。
先日のことは自分の中にきっちり封印して、いち教師としてアイリの家のインターホンを鳴らす。
玄関のドアが開いて顔を出したのは彼女の母親だった。
丁寧に挨拶をされ、家の中へ通される。
アイリは習い事の時間らしくてまだ戻っていなかった。
出されたお茶を飲みながら彼女の母親と学校での出来事などを話す。
家庭内でなにか困りごとはないですかと尋ねると、
「あの子、格闘技をやりたいっていい出したんです。女の子なのにそんな事……」
「いや、それほど悪くないと思いますよ。物騒な世の中ですし」
「自衛手段ってことですね。護身術ならいいかしら?」
一瞬ドキッとした。成長したアイリがスムースな動きで相手に技を繰り出すところが想像できてしまったから。
「あとはアイリが時々言うんです。先生のことが大好きだって」
口につけたお茶を小さく吹き出してしまった。
「ブッ! す、すみません! せっかくのお茶を」
「あらあら、だいじょうぶですか?」
「ええ、教師として嬉しいです。娘さんから信頼されているのは何事にも代えられない財産ですから」
そんな話をしながら時が流れてゆく。アイリの母親はもうすぐ外出しなければならない時間だと言うので本人を抜きにして訪問を終えようとしたときだった。
「ただいまー! 先生もう帰っちゃった?」
「おかえりなさいアイリ。まだいらっしゃるわよ。よかったわね」
学校とは違う服装のアイリは少し大人びて見えた。
ツインテールはそのままに、薄化粧をして目元が普段よりもパッチリしていた。
スポーツバッグを持ち、薄手のパーカーを羽織り、黒のミニスカートを履いた下に白タイツという姿はおそらく以前話していたバレエの練習帰りなのだろう。
パーカーとスカートの下に彼女がレオタードを着ているのかと思うと何故かドキドキしてしまう。
「あっ! あのこと話してないよねっ ママ!?」
「ふふ、もちろんよ」
娘にそう告げながらアイリの母親がこちらを見てニコっと笑う。
その意味を正確に察した僕は小さく頷いた。
「じゃあママは出かけるから。アイリ、先生の見送りをよろしくね」
「はぁーい」
元気よく返事する彼女に見送られ、アイリの母親は時計を見ながらいそいそと玄関から出ていった。
ドアが完全にしまってからアイリはくるりとこちらを向く。
「先生ただいま!」
「おじゃましてます。来藤さん、習い事おつかれさま」
絶妙なタイミングで二人きりになってしまったことに多少緊張しつつなんとか教師らしい言葉を絞り出す。
「じゃあ僕もこれで」
親御さんとは一通りの話ができたので早々に立ち去ろうと考えていると……
「待ってよ先生。せっかくだから相談に乗って!」
「相談? なにか悩みがあるのかい」
「うん。急におかーさんが帰ってきて聞かれるのイヤだからあっちで話そ?」
答えるまもなくアイリは僕の手をグイグイ引っ張っていく。
「じゃーん、ここが私の部屋でーす!」
「綺麗に整頓されてますね」
「嬉しいな。先生に褒められちゃった」
彼女の部屋は緑が基調色であり子供らしさは控えめだった。大きめのベッドに本棚、それとおそらく冬はこたつになるであろう小型のテーブルというシンプル構成。
普段は自分が使っているであろう大きめのクッションを持ってきたアイリに勧められたので大人しくテーブル前に座る。
「私ね、前から先生に聞きたいことがあったんだ」
「何だろう?」
「先生はどんな人が好きなの?」
バッグを窓際に放り投げた彼女がベッドに腰を掛けながら尋ねてきた。
いかにも興味津々といった表情で彼女の悩みとはかけ離れているように思える。
「それは……」
普段のアイリの言動や母親からの話もあって望まれている回答は何となく分かる。だがそれを口にすることは流石に憚られる。どう答えたものかと思案していると、
「あ、着替えちゃうからそのまま考えてて!」
不意に彼女は立ち上がり、パーカーとスカートに手をかけ始めた。
「は? 着替え、こっ、ここで!?」
制止する間もなくパサリと床に落ちる少女の衣類。
続いて目の前に現れたのは紺色の長袖レオタードと白タイツに身を包んだアイリのシルエットだった。僕はゴクリとつばを飲む。パーカーとスカートの下が全裸でないのはもちろんわかっていたけれど、これはむしろ裸よりもヤバイ。
年頃の少女特有のなだらかな体のラインをくっきりと曝け出す凶悪な作りの服だ。
そして発展途上にも関わらず彼女の体のラインは男を刺激するのに充分だった。
「先生に見てほしかったの。バレエの練習服、かわいいでしょ?」
「そ、そうだね」
短く答えるのがやっとだ。
その他のことは自分の煩悩抑える役に回さねばならなかった。
アイリは僕を見つめ、右足を前に出し、その場でゆっくりターンしてみせた。
その時に見えた背中にドキッとする。
少女の白い柔肌が大きく露出するデザインだったからだ。
見ているだけでとんでもない背徳感に襲われる。
その感情から目を背けようと視線を落とすと今度はお尻の部分が……これはさらに目の毒だった。
鍛えられたアイリの腰から下はすでに少女の粋を超えていた。特に白タイツとレオタードの境界線部分が妙に色気があって目のやり場に困る。
紺色と白という清楚な出で立ちのプリマが目の前で無邪気に踊る様子は、いつか体育の授業でも感じたことのある「妖精」そのものだった。
トゥシューズこそ履いていないが左手を真上に伸ばし、右手を前に出しながらバランスを取るバレリーナ姿にしっかり見とれてしまう。
「先生~ なんだか目がエッチになってる」
「え……そんなことないと思うぞ!?」
「ふぅん、まあいいや」
慌てて弁解してみたものの、アイリは全てお見通しと言わんばかりにこちらを見てニヤニヤしていた。
彼女はつま先立ちをやめてベッドにストンと腰を下ろした。
両肘を膝の上に立てるように頬杖しながら僕を笑顔で見つめている。
「それでさっきの質問の答えは?」
「えっ、あ、ああ、あれね……」
「どんな人が好き?」
「それは……先生の個人的なことだから答えなくてもいいと思うけど」
冗談でもアイリのことが好きだなんて言えるはずもなく。
だが実際問題、年齢であるとか教師と生徒の関係であるとかそういったものがなければ充分彼女は魅力的だ。
頭脳明晰、スポーツ優秀、性格は未だ発展途上とはいえ美形だ。
将来間違いなく男性から引く手あまたになるタイプの女性だろう。
そんな彼女が不機嫌そうにこちらを見つめている。
明らかに僕の答えに納得していない顔つきで。
「先生にパンツ見られたこと……おかーさんに話しちゃおうかなぁ」
「えっ!!」
不意に彼女が言ったひとことに僕は焦る。
「消しゴム拾って欲しいってお願いしただけなのに随分時間かけてたよね」
まずい、それは絶対に知られてはならない事案だ。
特に親御さんからしてみたら速攻で学園に抗議するだろうし、その流れで僕は解雇されてしまうかもしれない。
しかしアイリの追求は容赦なかった。
「あの時じっと見てたでしょ。私のふとももとか……」
「あれはアイリさんがしゃがめって言ったから見えただけで」
「やっぱり見てたんだ? うふふふ」
しまった。誘導尋問だった。僕は覚悟を決めて頭を垂れた。
「ごめん、見ました……頼むから黙ってて欲しい」
ベッドに腰掛けたままのアイリの前に膝を付き、フロアに手をついての謝罪。
しばらく黙って僕を見つめていた彼女がフンと鼻を鳴らしてから言った。
「うんわかった。じゃあもう一度聞くね? 先生、私のこと好きでしょ」
有無を言わさぬストレートな尋問に顔を上げる。
すると目の前に彼女の小ぶりで端正な顔があった。
「う……」
「答えてくれるよね?」
鼻先にかかるアイリの吐息。至近距離で感じる美しい存在に胸が高鳴る。
「……どうして……そう思ったんだ……」
「だっていつもチラチラ見るし。毎日私の着てる服をチェックしてるよね」
思った以上の観察力に僕は何も言い返せなかった。
彼女が言うように密かな毎日の楽しみでもある。
アイリのファッションセンスは抜群で、小学生向けの雑誌モデルがそのまま飛び出してきたような印象を時々受けていた。
そして何より、僕はこの年代の女の子が大好きだ。
聖職者にあるまじき嗜好だがこればかりはどうしようもない。
ひた隠しにすればいいと思っていたが、事もあろうに一番タイプの女子生徒に暴かれてしまった。
「あとは私から目を合わせると先生いつも恥ずかしそうにするし」
「……それはアイリさんの思い込みでは」
「あっそ。じゃあ試してあげる。先生は動いちゃダメだよ」
するとベッドに腰掛けたアイリがゆっくりと足を開いてきた。
(え……な、なにをするんだアイリ……)
アイリは左足を床につけたまま、右足をまっすぐ持ち上げた。
そしてつま先を伸ばして僕の左肩にトンッと置く。
肩に感じるのは少女のぬくもりとわずかな重み。
「もっと見て……」
頬を赤らめ、かわいらしく囁いてくる誘惑の妖精。
白タイツに包まれた美脚が顔の脇にあり、しかも僕を試すようにスリスリと耳のあたりを撫で始める。
なめらかな感触の白タイツに愛撫され興奮してしまう自分が抑えられなかった。
気づけば僕は花の蜜に誘われた昆虫のように、体を前に押し出してアイリの足の付根に見える縦筋を凝視していた。
「ふふふ、ガン見してる。やっぱりそうなんだ?」
クスクスと笑うアイリの声で我に返る。
すでに僕は彼女の股間近くまで身を寄せていた。
慌てて顔を離そうとしても手遅れだった。
後頭部がぐいっと押された。左肩に乗っていた彼女の右足が折れ曲がって、さらに床にあったはずの左足も僕の右肩に乗せられていた。
「もっとおいでよ 先生♪」
小さな手のひらが僕の顔をはさみ、ぐいっと引き寄せた。
女の蜜の香りが強くなり頭の中が真っ白になりかける。
アイリの両手によって僕は彼女に捕獲されてしまった。
「先生ってロリコンなんだね。別に恥ずかしがらなくていいよ」
「違う、そんなことはない……」
「じゃあ私のことを女としてみてるんだ? あ、これも別に責めてないから」
彼女の口調はむしろ嬉しそうだった。
「私と手をつなごう? 先生」
ベッドに座ったアイリはさらに腰を浮かせ、両脚で僕の頭部を完全にロックした。
そして顔に添えていた手を離し、横へ伸ばして僕の手をギュッと握りしめてきた。
「先生~ これでもまだ言い訳できる?」
僕をからかいながらアイリは腰を軽く突き出しす。
鼻先がレオタードにわずかに埋まると、その感触の生々しさ以上に彼女の下腹部のぬくもりを感じてしまう。
(く、くるしい、けど、これって……アイリのオマンコの……!)
未だ陰毛すら生えていない美少女の秘裂を薄い布地一枚隔てた距離で味わう背徳感が僕の興奮をさらに高めていく。
股間はすでにパンパンに膨らみ切っており、少しでも触れられたら暴発してしまうのは間違いないだろう。
(こんな状態で、アイリの手でしごかれたら僕はおかしくなってしまう……)
湧き上がる淫らな妄想。白く細い指先が欲望まみれの肉棒に絡みつき、ゆっくり上下する様子を頭に思い浮かべてしまう。
きっとオナニーでは味わえない極上の快感だろう。
アイリにしごかれたら、たぶん秒でイく……
顔の両サイドから白タイツを履いた美少女の太ももに挟まれ、その内側の柔らかさと甘酸っぱい汗の匂いの中で僕は悶え狂う。
「先生の息が当たってくすぐったいよぉ」
「ハァ、ハァッ……はぁ、ア、アイリ……! ううぅぅっ……!」
不意に太ももの拘束が外れ、顎をくいっと持ち上げられた。
「先生、やっぱり私に誘惑されてドキドキしてるんだ!」
目をキラキラさせながら僕を見つめるアイリ。
僕の左手を握っていた右手の指が顎先から耳元までをゆっくりなぞる。
ツツゥゥゥ……
「うあっ、あ、はああぁぁぁぁっ……!」
そっと僕を撫でる指先が心地よすぎて思わず喘がされてしまう。
(こんな小さな女の子に、なぶられてるなんて……)
背筋を駆け上がる快感は紛れもなく彼女に欲情している証拠だった。
「かわいいお顔……こんなに蕩けちゃうんだね」
「ちっ、ちが、こ、これは! 違う、違うんだっ」
醜い言い訳をする僕を見てクスクス笑いながら、アイリは両腕を大きく開いて僕の顔を抱きしめてきた。
「先生だーいすき!」
「うわっ、あ、ああっ! あああああああっーーーー!」
ドピュウゥゥ……
頬に感じる美少女の体温と愛の囁きだけでペニスが暴発してしまった……手で触れることもなく年上の男を射精させてしまうアイリの魔性に僕は屈してしまったんだ。
これが初めて僕が男としてアイリに敗北感を味わわされた瞬間だった。
そんな気持ちにお構い無しで彼女は僕に頬ずりしてくる。
甘苦しい感情と鳴り止まない鼓動が僕の中で衝突していた。
「離れなさい……頼む、離れて……」
射精してしまったことを知られたくない一心での発言だったのに、それを簡単に上書きしてしまうようなことを彼女が言い出した。
「……今日はおかーさんも遅くなるって」
「えっ」
「おとーさんは遠くへ出張してるから帰ってこないってさ」
「えッ! じゃあ!」
まずい、この状況は本気でやばすぎる。まるで僕が女子と二人きりになるのを前提でこの家から立ち去らなかったことにされてしまうではないか。
だが、警鐘を鳴らしまくる僕の脳内を一瞬で鎮めたのは……やはり彼女だった。
ぐにゅっ
「はぅんっ!」
「ねえ、ここ……私に抱きつかれて硬くなってる。どうして?」
アイリにしてみれば軽い悪戯のつもりだったのだろう。
僕を抱きしめながら、そ~~~っと伸ばした足の先がペニスを踏み抜いていた。
「ダメッ、踏んじゃダメだからあああ!」
「ええー、どうしてー?」
ぐにぐにっ、ぐにゅううう!
「あああ~~~~~っ!」
ペニスを踏む足の数が増えた……
アイリは僕の肩に手を置いて視線を下ろしていた。
そしてじっとりと滲んだズボンのシミを見ながら顔を上げる。
「おねがい。私、先生のおちんちん見たいなぁ~」
「そんなこと、できるわけが……」
絶対にそれだけは避けないと! そう強く思いながら彼女から離れようとした時、またもやアイリはその可憐な脚で僕の動きを封じてきた。
クニュクニュクニュクニュ……
「ふぅん、じゃあこれはなに?」
「うあっ、あっ、それ、き……いや、だめだああああっ!」
左足で肉棒を押さえつけながら、右足で先端を優しくこね回していた。
こんなテクニックを誰かに教わるなんてありえない。
「気持ちいいくせに無理しちゃって。ダメな先生ね!」
左足でペニスを制圧したまま、右足をゆっくりと持ち上げるアイリ。
その小さな足が、不意に僕の頬を打った!
ペチンッ
「あうっ!」
痛みなんてほとんど無い。
しかし彼女のその行為が遠い日の僕のトラウマを呼び起こしてしまった。
「やだ……蹴られて喜んじゃうんだ……このヘンタイ!」
ぐにゅうううううッ
アイリの左足が強めにペニスを押しつぶす。
「うあああああっ、あ、ううぅぅっ……!」
痛みのあとで快感を与えられ、僕は困惑しながら彼女を見つめた。
(あ、あの目は……あの時と同じだ……)
薄っすらと笑みを浮かべながら目を細める美少女がそこにいた。
学生時代に僕を格闘技で打ち負かした女子大生と同じように、アイリの目には確実に喜悦の色が浮かんでいる。
そしてまた、ほっそりした右足が、白タイツをまとった妖精の美脚が僕の顔の脇をスーッと通り抜けた。
「このままゆっくりビンタしてあげる。大好きな私の脚も見られてちょうどいいよね」
アイリはその言葉通り、動けない僕の左頬につま先を当ててきた。
ピシッ!
軽い衝撃とともに僕は右側を向かされる。すると頬を打った足首がくねっと曲がり、今度は僕の右頬を撃ち抜いてきた。
ペシッ……
「がっ……!」
「蹴られてうっとりしてるの……本当にキモいね」
ピシッ、ペシッ、ピシッ、パシンッ!
だんだん蹴る速度が上がり痛みも増してくる。
だがそれと比例して暴発したペニスは先ほどよりも硬く張り詰めていた。
(こんなの、が、きもちいい、なんて……)
年下の美少女に手加減されて蹴られまくる現状が過去の自分と結びつくことで得られる快感なんて予想してなかった。
白く細い足が左右に振られるたびに美しい彼女のツインテールも同じように揺れる。
妖精みたいな美少女になぶられる快感に身を委ねているうちに、不意にアイリが僕を蹴るのをやめて問いかけてきた。
「何を思い出してるの? 先生」
まっすぐに大きな瞳で見つめられ、僕は彼女にすべてを話してしまった。
年下の女の子が好きなこと。
格闘技で女の子に負けたのが悔しかったこと。
それなのに今は痛みが気持ちよさに結びついていること。
何よりも、アイリみたいなかわいくてきれいな女の子に虐められるのが好きなこと。
最後の言葉を聞いたあとで彼女が僕を見る目があからさまに変化した。
「ふふ、そうなんだぁ。じゃあもっといっぱい蹴ってあげる♪」
右足だけで蹴っていたのが疲れたのか、アイリは左足をゆっくり持ち上げて僕の頬にピタリと当ててみせた。
白タイツの滑らかさと美少女のつま先を右頬に感じながら再び鼓動が早くなっていくのを感じる。
「今ならわかるよ。私を見ながらいつも思い出してたんだね」
アイリの左膝が軽く曲がり、勢いをつけて僕の顎先をかすめた!
ピシィッ……!
(あ……これ、は……)
顎先をかすめる打撃は軽く脳を揺らす。
一瞬でフラフラにされた僕の左頬にアイリの美脚がヒットした!
ビシィッ!
「あがっ!」
「女の子にボコられて興奮しちゃうなんて……」
パシッ、ビシッ、ベシッ、ピシィィッ!
右足と違って全く力加減がコントロールされていない。
アイリの強いキックのおかげで目の前がチカチカしてきた。
だが痛みに比例してペニスはさらに硬くなっていた。
もしもアイリの遊んでいる右足がペニスに添えられていたらそれだけで射精してしまうだろう。
「素敵……私ならいつでもシテあげるよ? 先生の好きなこと」
うっとりした目で僕を見ながら、左足を振り子のように動かすアイリ。
肩にかかったツインテールをかき上げる仕草が色っぽくて見つめてしまう。
紺色のレオタードに薄っすらと汗が滲み、ボディラインがより一層くっきり浮かび上がっている。
「今日から私がその人に代わりになってあげる」
ピシッ!
「かふっ!」
「先生のこといっぱい虐めてあげるから、もっとよく見て。感じて!」
さらに数回、左右に顔を弾かれてから僕はついに力尽きた。
すがりつくように彼女の脚の間に顔を沈ませる。
しかし休む間もなく白タイツの太ももが僕の顔を挟み込み――、
ギュウウウウウウウウ!!
「がふっ、ああっ、ぐがっ!」
今度はアイリの股間でうめき声を上げさせられることになった。
「はぁん、だんだん私もヘンな気持ちになってきちゃった……」
両膝で僕の顔をはさみ、グイグイ締め付けてくるアイリ。
やがてその行為に満足した彼女は、足の先を使って僕を自分から引き離す。
床に膝をついて放心する僕の鼻先にアイリが右足を伸ばしてきた。
「先生……ここにキスして……」
突き出された美少女の足はまるで宝物みたいだった。
僕はそれを震える手つきで支えながら……アイリのつま先に誓いのキスをした。
「あぁん、これでもう先生は私のモノだよ♪」
ブルっと身を震わせるアイリ。
その瞳には情欲の炎が浮かんでいるように見えた。
そして興奮をそのままに彼女は言う。
「ちゃんとキスできたから、ごほうびあげる」
近いのキスをした足がゆっくりとペニスを真上から踏みにじる。
グニュッ……
「あっ……」
優しい刺激に甘い声を漏らした刹那、
「えいっ!」
グチュ、グリュウウウウウウウウッ!!
「ああああああああああーーーーーーっ!」
ドピュドピュドピュドピュウウウウウウウウウウ~~~~~!!
さんざん焦らされ、たまりきった性欲が彼女の足の下で爆ぜた。
その脈動を感じながらアイリが冷ややかな目で僕に言い放つ。
「ビクビクしてる……やっぱキモいね先生!」
きつい言葉を受けて愕然としながらアイリの顔を見る。
その小さな目に年上の男性を弄ぶ快感に目覚めた輝きが宿っていた。
「ア、アイリ……」
名前を呼ぶとアイリは手を伸ばし、優しく僕の顔を撫で回してきた。
「こわくないよ。虐めてあとは優しくしてあげる」
「あああぁ……」
すりすりと顔だけでなく首筋や背中まで撫でられるうちに僕の体がだんだん重く感じてきた。
(アイリの手が、気持ち良すぎるぅ……)
やがて僕を抱きしめながら彼女が静かにささやく。
「キモいけど、私は先生が好き。誰かにバラして困らせるようなこともしないよ」
疲れ果てた僕を横たえ、覆いかぶさるようにしながらアイリが唇を重ねてきた。
ちゅう、ううぅぅ……
美少女の唇の柔らかさと体の重みを感じながら僕は静かに気を失った。
意識が途切れる寸前、遠くでカシャッ……という音が聞こえた気がした。
(こっそり撮っちゃお。先生は永遠に私のカレシさんだよ……♪)
『ツインテールと白タイツ ~妖精の脚に包まれて~』(了)