■支援者様からリクエストを頂きました
「バトルファック物で、格上の相手にくすぐり責めであしらわれて敗北する話をお願いします。
主人公の対戦相手はパイズリを得意としていますが、両者の実力差が大きいので彼女は本領を発揮せずにお遊びめいたくすぐり責めのみで主人公を打ち負かします。おっぱいに触れるどころか谷間すら拝めない屈辱感、くすぐられていいように笑わされる惨めな敗北感を描いてくださると幸いです。」
上記をもとに作成した本作品はこちらのお話の番外編になります。
『バトルファックスタジアム ~キックボクサーVS翻弄闘技の女』
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12303751
公式戦に不慣れな主人公がベテランのサリアに翻弄されるお話です。
激しい格闘Mではなく、ソフトな色仕掛けや屈辱感を意識しました。
■以下本文
ここはバトルファックスタジアム。
とある有名な大型展示場の地下にある秘密の施設。
月に数回、淫らで凄惨なバトルが繰り広げられる欲望の聖地である。
参加する女は男を圧倒する喜びを味わい、男は打ち倒した女を蹂躙することを望み命を削りあう。
通常は実力が近い者同士をマッチングさせてオッズを決定するのだが、今夜の趣向は普段と違っていた。
電子掲示板に表示されたのは完全なランダムマッチング。その結果、メインイベントでリングに上がる男女の実力に差がつきすぎてしまう事態となった。
・・・
・・
・
「さっきからどこを見てるの?」
「え……」
レフェリーからルール説明を受けている最中に相手の女性から声をかけられた男性、早見ユキト【はやみ ゆきと】は困惑した。
「ふふっ、わかりやすい人ね。あなた」
余裕たっぷりに彼を見つめる女性は貴嶋サリア【たかしま さりあ】、女子のトップランカーである。
対する早見はデビュー後に連勝を飾ってはいるが、まだ新人の域を脱していない。
総合格闘家を目指してレスリングや空手などで鍛え上げた肉体は見事だがバトルファッカーとしては性技がまだ未熟であった。
ゆえに通常のオッズが成立せず、「サリア相手にユキトが何分戦えるか」という代替案が採用されている。
今夜の対戦は一方的にサリアがユキトを蹂躙する展開になるだろうと観客たちも予想しているのだ。
(こんな屈辱……思い通りになんて絶対にさせないぞ!)
そう意気込んでリングに上ったユキトだが、実際にサリアを目の前にするとその気持が急激に冷めていった。
彼女が身にまとうオーラはすでに王者の風格であり、新人の彼が見つめ返すことすらままならない状況。
仕方なく視線を落とすと細身の体には不似合いな巨乳が誇らしげに揺れていた。
(ううぅっ……あれは、やばい……)
目の前でプルンと揺れるおっぱいを見て彼は考える。
リングを照らす照明に負けない輝きはどこまでも妖しく、そして魅力的だった。
サリアとの対戦記録を事前にチェックしていた彼は、この危険な武器が男の理性を狂わせ、彼女を勝利へ導いていることをよく理解しているつもりだった。
「これなら今夜は楽勝かな? なーんて。まあ、お手柔らかにね。ルーキーくん」
サリアがそう告げると同時に、レフェリーからの説明が終わった。
カァン!
試合は開始を告げる高らかなゴングの音が響いた瞬間、ユキトは猛ダッシュでサリアとの距離を詰める。
「うらああああっ!」
鋭い踏み込みからのジャブ、アッパー、フックがサリアに襲いかかる。
さらにローキックなども織り交ぜてユキトが開幕ラッシュを掛けるのだが……
「やだ、本当に楽勝じゃない」
サリアは涼しげな顔でそれらをさばいてゆく。
はじめのうちこそガードやパーリングで受けに回っていた彼女だが、やがて両腕を下げたまま踊るように彼の攻撃を回避し始めた。
「くっ! 当たら、ない、だとぉっ!」
コーナーに追い詰めたはずの相手に手が届かない屈辱にユキトは震え、さらに攻撃が単調になってゆく。サリアは口角を上げながら彼に問う。
「もしかして油断させようとしてる?」
決してそんなつもりは彼にはなかった。
自分が持てる全力をこのラウンドに注いでいた。
それなのにサリアとの距離が遠すぎる……
「ほぉら、触ってご覧なさいよ」
両手を下げたままサリアが胸を前に突き出す。
上下に大きく弾むおっぱいがユキトを嘲笑っているかのようだった。
「くそっ、このぉ!」
「あはっ、おそ~い。遅すぎ!」
ひらりひらりとステップを踏むたびにサリアの胸が躍動する。
逆にユキトは空振りさせられて消耗してゆく……
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
「うぅ~ん? もうおわりかな?」
「ぐ、くっ、くそおおおおおぉぉぉ!!」
ブォンッ
頭に血が上ったユキトが大ぶりの右ストレートを放った瞬間、文字通りサリアの体が彼の目の前から消えた!
「な……!」
たっぷり消耗した彼の目には少なくともそう見えた。
その時彼は気づく。
いつの間にか自分がコーナーから離されていたことを。
踊るように彼のラッシュを避けながら、サリアのステップが二人をリング中央へ誘導していたことを。
どむんっ
「うっ、うわああああ!?」
突然背後から衝撃を受けたユキトが前のめりに倒れる。
「スリップ!」
レフェリーが高らかに宣言する。それでも彼は状況を把握できなかった。
「どう? おっぱいに『触られた』感想は。さぞかし悔しいのでしょうね~」
その声にユキトが振り返ると、自分を見下ろしながら腰に手を当てて笑うサリアの姿があった。
(い、今の一瞬で俺の背後に回ったのか……)
絶望と屈辱が一気に彼を包み込む。サリアは圧倒的なスピードで彼の腕をくぐり抜け、こともあろうにおっぱいでユキトの背中を押したのだ。ただそれだけなのに下半身の踏ん張りが効かなくなるほど消耗させられていたのだ。
「攻撃もワンパターンだし、動きも鈍いなんて本当に哀れ……弄んであげる」
ようやく立ち上がった彼がファイティングポーズを取ると、サリアはすぐにローキックを放つ。
それをなんとか回避したユキトがパンチを返そうとして足を前に出すと、サリアは蹴り足を振り子のように戻し、かかとで彼の足を払った。
「ぐっ!」
「また転がされちゃったね。きゃははっ、芋虫みたい」
お腹に手を当てて笑い出すサリアを見ながらユキトが立ち上がる。
彼の表情はすでに怒りで満ち溢れていた。
「うおおおおおおおおおおっ!」
めちゃくちゃに腕を振り回してサリアの顔に拳を当てようとするユキト。
だがそんな雑な攻撃が彼女を捉えることはなかった。
「ほらっ、ぎゅううう~~~~~」
「ああああああああああああああーーーーーーっ!!」
数回の空振りで疲れが見え始めた彼を突然抱きしめるサリア。
だがその両手には女子とは思えない力が込められている。
ギチッ、ギリリリリリリ
(あがああああああっ、ああ、い、息が……)
密着するおっぱいの感触よりも肺から奪われていく酸素がユキトを苦しめている。
必死でもがく彼の姿が大型スクリーンに映し出され、観客がサリアコールを始めた。
(は、はずれないっ、こんな、細い腕なのにいいぃぃぃ!)
自分を見上げるサリアの端正な顔に拳を叩き込めば外せるはずなのに、ことごとくパンチが空を切るのはユキトの反撃に合わせてサリアが腕の力を調節しているからだった。
彼の背骨をへし折らんとするサリアのベアハッグは強烈で、スタミナが切れかかった彼には苦痛以外の何物でもない。だが彼女はお構いなしに締め続け、同時に大きくて柔らかな胸を彼に振る舞い続ける。
ドサッ……
彼の抵抗が弱々しくなった頃、遊び飽きたおもちゃを投げ捨てるようにサリアが技を解いた。
「喜んじゃって馬鹿みたい。早く立ちなさい」
「ぐっ、あぁ、この……
「なぁに? もう動けないんだ。あなた、鍛え方が足りないんじゃない?」
解放されて膝から崩れ落ちた彼を侮蔑の目で見下しながら、サリアはゆったりした足取りで彼の背後に回る。
ぐいっ!
「あああああぁぁっ!」
無理やり体を起こされ、おっぱいを背中に当てられたユキトが呻いた。
「じゃあ回復するまで少し付き合ってあげる。いい声で鳴きなさい」
膝立ちにされ、背中から抱かれて両腕を折り畳まれた彼の目の前にサリアの美しい指が見える。そして指先がハープをかき鳴らすような動きを見せながら迫ってくる……
「やめろっ、やめてくれれえええ!」
「こちょこちょこちょこちょ~~~」
「あっ、あはぁっ、あうっ、ああああああああああああーーーーーっ!」
首筋から胸元へ指先がうごめく感覚にユキトが叫ぶ。
くすぐられたせいで呼吸が整わなくなり笑い声の代わりに苦悶の声が溢れ出す。
(こんなっ、くすぐりで、攻めて来るなんて!)
白く美しいサリアの指が痛みを与える代わりに屈辱と不本意な笑い声を彼の心に刻みつけていく。ユキトはくすぐられるたびに呼吸不全になり、ベアハッグをされていた時よりも酷い苦しみを味わわされていた。
「たまらないわその声。少しは良いところがあるじゃないの」
「ば、ばかに、する、なああぁぁっ、あああ、あはっ、あひっ、ひいいいいい!」
「そうね。馬鹿にしてるし侮ってるけど、それで喜んでるのは誰かしら? ほらほら、もっと駄目にしてあげる」
公開処刑のようなサリアのくすぐりに悶えながらユキトは観客たちが喜んでいる姿を見て、自分が晒し者にされている悔しさを噛み締めた。
(はやく、ぬけださないと、ほんとうに……)
笑いすぎて酸素が足りなかった。
反撃しようにも腕に力が入らず、足も動かせない。
だがなぜか股間だけが硬く張り詰めている。
サリアのくすぐりのせいだ。
それに気づいたユキトは急に恥ずかしさがこみ上げてきた。
「もうヘトヘトって感じ? くすぐられると一気にスタミナが奪われちゃうから当然かもね」
ドサリ……
そしてまたユキトは解放される。だがもう立ち上がれそうになかった。
両膝をついたままマットを顔につけ、祈るような格好で息を弾ませる彼を見ながらサリアはニヤニヤと笑っていた。
「ダウン! ワーン、ツー……」
レフェリーがカウントを始めるが、彼の耳にはそれがずいぶん遠くに感じる。
このまま試合が終わる。
「えいっ」
ドカッ
「ぐぅっ!」
しかし、ユキトの心が折れかけた瞬間……脇腹の痛みとともに視界が明るくなった。
気づけば彼は大の字に転がされ、天井を見上げていた。
動かせない両手をサリアに掴まれ、マットからユキトの背中が離れる。
「なに、を……」
「弱いあなたを見てくれてるお客さんにサービスしないといけないわ。」
ぷにゅん……
「あうっ!」
再びユキトの背中におっぱいが押し付けられる。サリアを倒してあの胸を鷲掴みにしてやるつもりだったのに、自分の好きにできない悔しさにユキトは顔を歪ませる。
「お姉さんが抱っこしてあげるから――さあ、いい声で鳴きなさい」
彼女はそのまま腕を伸ばしユキトを強制的にM字開脚させる。
さらに膝に足首を挿し込んでロックした。ちんぐり返しの一歩手前だった。
さわ……
「うあぁ……っ」
「感度は良好ね」
客席に向けて脚を広げたユキトを嫐るようにサリアの指が動き出す。鍛え上げた男の体に触れるか触れないかのソフトなタッチで確実に性感帯をあぶり出してゆく。
(こ、こんな、生殺しみたいなこと、されたら……おかしくなるっ)
体中を這い回るサリアの指の動きが彼を魅了してゆく。無意識に腰をヘコヘコと動かし始めたユキトを見て彼女は笑い、膝裏に差し込んでいたつま先をそっと抜き、乱暴にペニスを押しつぶした。
ぐちゅううっ!
「あああっ、あああああああああーーーーーー!」
ビクンと大きく跳ね上がる様子を確認して、再び彼の脚をロック。
快感の余韻にユキトは全身を震わせながら顔を左右に振っていた。
「駄目よ。これ以上は触ってあげない。そんなことしたらキミはイっちゃうわ。賭けてもいい」
そう言いながらサリアは体を揺さぶり、彼の背中に押し当てたおっぱいをより深く味わわせてきた。
(全身を私のくすぐりで犯されて気持ちいいでしょう? 今はおっぱいの感触が気持ちよくて動けない……キミはこのまま堕ちるの、くすぐりと私の体の魅力で溺れちゃうのよ)
彼の肩に顎を乗せ妖しく囁き続けるサリア。
その声に反応したユキトのペニスが動かせない脚の間でビクビク震えていた。
(か、からだ、じゅうが、サリアの指で触られてジンジンしてる……それに、う、ううぅぅぅ!)
刺激を求めて全身をばたつかせようとするユキトだが、しっかりとスタミナを絞り尽くされていることもあってサリアの拘束から抜け出せない!
「あはっ、そんなにしごいてほしい? このおっぱいに触りたい? でも残念。全部却下よ。弱い弱いボウヤには私のおっぱいなんて刺激的すぎるから」
囁かれるたびにおっぱいへの欲求が高まるが決して触れることはできない。その悔しさを塗りつぶすようにサリアの指先が彼の体に快感を埋め込んでゆく。
「でも挟まれたいよねぇ? ふわふわの谷間でおちんちんを踊らされたいよね? でもキミじゃあ無理。出直してきなさい」
むにゅっ、ふにゅううぅぅぅ
背中に押し付けられた魅惑のバストが形を変えながら彼を誘惑する。
(ああぁぁぁ、勝てない……勝てないよぉ……)
そして厳し目の言葉とは裏腹なサリアの指技が甘く優しく男のプライドをとろけさせてゆく。
乳首や脇腹などを丁寧にくすぐられると笑い声の代わりにユキトの口からはうわ言のように次の快感を求める声がこぼれ落ちる。
「そろそろフィニッシュといきましょうか。恥ずかし固めで鳴かせてあげる」
サリアはくすぐりの手を一旦止めて、脱力した彼の足首を掴んでちんぐり返しの体勢にしてしまう。体を折り曲げられた苦しさでユキトは悶えるがしっかりホールドされているので抵抗できない。
同時にサリアは彼の下半身を丸裸にした。
「ふふっ、何秒持つかしら?」
チュッ……ペロッ、ニュルルル……
我慢汁でドロドロになった肉棒の先にキスをまぶし、サリアが舌先を絡めてゆくと、甘い刺激に反応した彼が喘ぎだす。
「んうっ、あああっ、そ、それはああああ!」
カプッ
「い、痛っ!」
戒めるように先端に軽く歯を立てるサリア。そしてまた優しく包み込み、口内で肉棒を味わうように舐め尽くしてゆく……
「きもちいっ、きもちいいよおおぉぉぉ……」
カプッ
「あひいいいっ!」
一瞬の痛みとその後の天国のような優しさを味わっているうちに、ユキトの口からサリアへの懇願が溢れ出す。
「いたくしないで、おねがいだからああぁぁ……いたくしないでぇぇ!」
「あむッ、クチュクチュ……ふふ、痛いのと気持ちいいのを交互に織り交ぜて」
カプッ……チロチロチロ
「ああああーーーーーっ! あ、ああぁ、いたく、ない……」
先端を咥えこまれてユキトは喘ぎ、安心する。いつしか彼は歯を立てず痛みをほとんど感じさせない刺激にも敏感に反応する体にされてしまったのだ。
「このままイけばキミはもう快楽奴隷。私のことしか考えられなくなるわ」
じゅるううううぅぅう、じゅぷっ、じゅぷっ
サリアはパンパンに膨れ上がったペニスを喉の奥まで深く飲み込み、ゆったりしたストロークで顔を前後に振り始める。この刺激によってユキトはペニスが彼女の膣内に招かれたような感覚に捕らわれてしまった!
「んああぁぁっ、そ、それっ、きもちいいいいぃぃ! イくっ、イくよおぉぉ!!」
「じゅる、じゅるる、ふふふふ、今夜のことをオカズにして私の顔を思い浮かべながら毎晩自分でしごきなさい。気持ちいいわよ?」
そしてサリアはペニスを解放して、射精寸前の彼にとどめを刺すように裏筋をネロォ~~っとひと舐めし、最後に舌先をしならせてカリをすくい上げた!
「ほぉら、イ・け」
ピ……チュッ……!!
「あ、ああっ、あ、でる、でるっ、イくうううううぅぅぅぅ~~~!!」
ドピュッ、ビュルッ、ビュルルルルルル~~~~!!
激しく上下に首を振るようにしながらペニスが爆ぜる。
大量の精液が撒き散らされ、サリアの頬にもその滴が付着した。
「はぁっ……はぁっ……」
抑え込みを解かれた後もユキトは動けず、ただ自分を見下ろすサリアの美しい顔に見とれていた。
「負けたくせにうっとりしちゃって情けないわね」
「もっと、もっといじめて……」
「あ~ぁ、罵倒されても感じちゃうマゾくんを増やしちゃった。責任感じちゃうわ~」
息を弾ませたままピクリとも動かない彼に顔を寄せ、サリアはささやく。
(……私の奴隷になる?)
心身ともに疲れ切ったユキトにはその誘惑に抗う力は残されていなかった。
「本気の目をして頷いちゃって。ふふっ、あはははははは! いいわ、壊れるまで遊んであげる」
そう言いながら彼女は笑い、ユキトを無理やり立たせると近くのコーナーポストに向かって放り投げた。
「あうううっ!」
コーナーのマットに背中を叩きつけられたユキトが呻くが、サリアはお構いなしといった様子で彼の手足をロープに絡ませる。
「エクストラステージ突入ね。感謝しなさい。コーナーに張りつけて嫐ってあげる。逃げられないと思うと興奮しちゃうでしょ? キミはそういう男にされちゃったんだもの」
その言葉通りにユキトは自由を奪われた。トップロープに絡んだ両手、さらに第2ロープにふくらはぎを差し込まれた宙吊りの状態でサリアが迫ってくる。
「さあ、たっぷり可愛がってあげる。精液が枯れ果てるまでくすぐりながらしごいてあげるから私の手の感触を覚えなさい」
さわ……さわさわっ、シコシコシコシコ……
「ああっ、だめっ、またイっちゃう! さわらないで!」
「いいのよ? ほぉら、もうすぐイっちゃう……軽くシコられただけで女に負けちゃう。気持ちいい、気持ちいい……負けるのが気持ちいい」
技巧を凝らした手コキが容易に彼のペニスを再び固くする。そしてがら空きになった両脇を容赦なくくすぐりながらサリアは時折キスをまぶしてくる。
(くちびる、やわらかくて、くすぐったくて、だめになるううぅぅ!)
恍惚とした表情でキスを受け、笑い声の代わりにくすぐりによって喘ぎ声を出し続けるユキト。新たな我慢汁が滲み出したペニスを見てサリアは微笑み、軽く折り曲げた中指を近づけ――、
「えいっ」
ピタンッ……
それは痛みを伴わない触れるだけのデコピン。
だがその軽い接触ですら彼の心は我慢できなくされていた。
「ああああああああああああああーーーーーーーっ!」
ドピュウウウウッ!
亀頭の中央を捉えたサリアの指によって、あっけなくユキトは射精してしまう。
そして痛みがこない代わりに、くすぐりの余韻がやってきた。
サリアが近くにいるだけで興奮が収まらない。
(も、もう、俺は彼女に勝てない……)
敗北感と屈辱感を顔に浮かべた彼にサリアは言う。
「ふふっ、痛みでもくすぐりでもイけるように肉体改造してあげたわ。明日からが楽しみね。くすぐり専属マゾ奴隷くん」
ユキトに対する完全なる勝利宣言。
それを聞かされた彼のペニスは、何故か今まで以上に硬く張り詰めてしまうのだった。
(了)