――それに目を奪われるな、というほうが無茶な話なわけで。
■
歩きなれない館内には、水着姿で女性が普通に歩き回っていた。
しかもみんなきれいな人ばかり。
男女比率は7対3で女性が圧勝。
ここは港区にある大きなスポーツジム。
普段なら絶対にこんなところには来ない……。
この「トナミスポーツジム」は日本で一番大きなスポーツジムのチェーン店だ。
最新鋭の設備を惜しげなく投入した会員制の施設で、僕みたいな貧乏学生が通えるはずもない。
聞くところによると、大きな会社の役員やその家族、いいところのお嬢様やお坊ちゃまが顧客の大半だという。
隙のない清掃や、上品な廊下の絵……流れるクラシック音楽や、汗臭さを微塵も感じさせない館内を見ればそれも納得できる。
向こうからやってきた二十代後半の色っぽい女性二人組みとすれ違う。
ちらりと顔を見ると、やはり美しいお姉さんたちだった。
「やっぱり場違いだよなぁ……」
自然にこぼれるのはため息ばかり。
スポーツジムって、やはりセレブな場所だ。
お金を払って身体を動かそうという発想が僕にはない。
でも今日はたまたま大学が休校になって、しかも駅前で無料体験チケットを配っていたので……思わず来てしまった。
普段なら有料の長水路(50mプール)が無料で使えるというのが魅力的だった。
僕がここにいる理由は本当にそれだけだ。
決してチケットを配っていた女性に惹かれたからでは……ないと思う。
■
「あ、キミ……無料体験レッスンの人?」
「えっ」
ぼんやり廊下を歩く僕に、水着姿の女の子が声をかけてきた。
目の大きな、とても愛嬌のある顔立ちだった。
首には吸水性のよさそうなタオルをかけている。
「あ、はい! そうです」
「じゃあこっちだよ。一緒に行こう!」
年齢はきっと同じくらいか……
にこやかな表情に釣られて、僕も笑った。
青い競泳水着を着た女の子はくるりと背を向けた。
(――すごくきれいな身体をしてる!)
後姿を見て直感的にそう思った。
真っ黒な髪は適度に湿っているようで、照明を柔らかく反射している。
細い首から肩にかけてのラインは女性らしく、それでいて腕にはうっすらと筋肉がついている。
水着のせいもあるのだろうけど……ウエストは細くて、小さなお尻が張り出しているので脚がとんでもなく長い。
まるで腰から下が全部脚みたいに見える。
脚の長さだけなら間違いなく彼女のほうが長いだろう。
身長は僕と同じか、それより少し低いくらいだが全体的に引き締まっている。
そして何よりその顔立ちが……僕の好みだった。
彼女に連れられてしばらく歩くと、少し大きめのミーティングルームみたいなところにたどり着いた。
中は折りたたみのテーブルと椅子がいくつか並んでおり、人もまばらに座っていた。
僕みたいな大学生や、少し年配の方など10人程度の先客がいた。
空いている席に座るように促されて、腰を下ろす。
彼女はホワイトボードがある部屋の中央あたりに向かっていった。
そして張りのある声で、部屋にいる全員に向かって言った。
「本日はお忙しい中、足を運んでいただきありがとうございます」
ぺこりと彼女が頭を下げると、僕もつられてお辞儀をした。
「私は当スポーツジムのインストラクター、貴澄遥(きすみはるか)と申します。今日はこちらの体験コースを担当しますので、よろしくお願いします」
(遥さんっていうんだ……)
彼女がもう一度頭を下げると、パラパラと拍手が起こった。
「まず、水泳が初めてだという方はいらっしゃいますか?」
僕は手を上げなかった。
じつは小学生のとき、6年間スイミング教室に通っていた。
一応個人メドレーまでは修了しているから、今でもまあ……泳げるだろう。
しかし驚いたことに、部屋の中にいた僕以外の人間はみんな手を上げていた!
(えっ、そんな! うそだろ!?)
他の人たちは完全に初心者らしい。
「この方以外のみなさんは未経験者ですね? わかりました」
すると入り口からもう一人の女性インストラクターがやってきて、皆をどこかへ誘導して行った。
おそらく初心者向けのプールに連れて行くのだろう。
いきなり水深10フィートのプールなど使えるわけもない。
「参ったな……」
さっきと同じようにため息を吐いてしまった。
部屋に残ったのは唖然とする僕と、彼女だけだった。
「めずらしいなぁ……こんなこと滅多にないわ」
ポリポリと頭をかきながら困ったような顔をする遥さん。
最初の印象どおり明るくてチャーミングな人みたいだ。
しばらくして、お互いに顔を見合わせると彼女のほうから微笑みかけてきた。
「どれくらい泳げるのか教えてもらえますか?」
「ええ……」
僕は包み隠さずに自分のことを伝えた。
「それはすごいですね! ぜひともうちのジムに入って欲しいです」
嬉しそうに手元の用紙に僕のデータを書き込んでいる。
無料体験だとなかなかしっかり泳げる人は集まらず、冷やかし半分で来る人も多いらしい。
残念ながら僕は経済的な事情で会員にはなれないと思うけど……。
手元の用紙の記入が終わると、遙さんがこちらを向いた。
「じゃあストレッチをしてから、一緒に軽く流しましょうか?」
「は、はいっ」
そのまま二人でプールサイドまで行くと、彼女と向かい合わせになった。
プールの内側も外も人はまばらだ。
「私と一緒に身体を曲げ伸ばししてくださいね」
僕は遙さんと一緒に準備運動を始めた。
正面から彼女を見つめると、さっきまでは気づかなかった胸の大きさが目に付く。
競泳水着なので内側に押さえ込んではいるが、間違いなく巨乳……Eカップ以上だ。
(い、いかんっ!)
あわてて視線を逸らしても、柔らかそうな光景が脳裏からなかなか離れてくれない。
彼女がグイッグイッと屈伸や伸脚運動をすると、思わず一点に視線が集中してしまう。
本当に目のやり場に困る……
■
なんとか準備運動を終えて、僕たちは泳ぎ始めた。
久しぶりのプールは最高だった。
自分の手足が水の抵抗を受けるのが心地よい。
僕が先行して、彼女が10mくらい後ろについてくる。
それを4本続けたところで一休みとなった。
「大丈夫ですか? 久しぶりだと身体が言うことを聞かないでしょう?」
「え、ええっ……でも、いいものですね」
心配そうにこちらを見つめる彼女に対して、僕は強がりを口にした。
実はすごくきつい……いきなり8本(400m)も泳いだのだから。
しかも後からついてくる遙さんに追いつかれたくないから、ほぼ全力で腕をかいた。
「足が攣りそうになる前に言ってくださいね。今日はあくまでも体験だけですから」
脚よりも肩がもうパンパンだ。
日ごろの運動不足だけでなく、マンツーマンで可愛らしい女性と泳ぐシチュに自然と興奮しているのだろうか。
「じゃあもう少しだけ……休ませてください」
「いいですよ。一分後に再開しましょう?」
遙さんは大きな時計を指差した。
時計の針が残り30秒を過ぎたあたりで、急に彼女が口を開いた。
「無理にじゃないけど、競争しません?」
「えっ……?」
突然の提案に驚く。
その理由を彼女は続けて言った。
「あなたの泳ぎが思ったよりもきれいで、競いたくなったの」
彼女、実は性格悪いのかなぁ……そう感じる一言だった。
(たしかに昔は一生懸命、形を覚えたからそれなりに速かったけど……)
今の自分は昔の泳ぎには程遠い。
もっともらしい遙さんの言葉だけど、こっちに勝ち目は全くない。
「褒められるのは嬉しいけど、僕じゃあなたの相手になれませんよ」
「そうかなぁ?」
じっと僕を見つめる彼女の眼には、プールの水面の光が反射している。
可愛らしい女性に見つめられるのは嬉しいけど、なんだかすごく緊張してきた。
「じゃあ5mハンデあげる。それで50m逃げ切ったらあなたの勝ち」
人差し指をピッと立てて、彼女が笑った。
何が何でも勝負する気らしい。
「逃げ切れなかったら私の勝ちで、ジムに入会してもらうって言うのはどう?」
「そんなにお金ないですよ、僕」
「あれ? もう負ける気まんまんなの?」
唇の端を吊り上げて、彼女がいたずらみたいに微笑む。
安い挑発とわかっていても、なぜかカチンと来た。
「いいですよ。やりましょう」
「そうこなくっちゃ♪」
休憩時間は残り10秒。
僕はスタート台に足をのせた。
ゴーグルもしっかりかけなおす。
残り5秒。
黒い大きな針が赤い針に重なったら勝負開始だ。
遙さんもスイムキャップと、ゴーグルを手に持った。
「僕が勝ったらデートしてください」
残り3秒。僕はポツリとそう言った。
「いいわよ」
針が重なった瞬間、彼女が言った。
■
「はぁっ、はぁっ……」
「そんなっ……」
1分後、反対側に着いた僕らは息を整えていた。
「くすっ、残念だったね?」
「くそっ……はぁっ、はぁっ……」
ぜんぜん呼吸が整わない。
彼女はもう普通の様子なのに!
勝負は彼女の圧勝だった。
僕が飛び込んでから約5秒間、彼女は追ってこなかった。
それはビデオのリプレイで確認した。
だがそこからの追い上げはすさまじいの一言に尽きる。
まるで人魚のような華麗な泳ぎで、あっという間に僕に追いついた。
そして一瞬だけスピードをあわせ、そこから加速。
差は広がる一方で、とてもじゃないが追いつけなかった。
せめてもの救いは、僕らの密やかな勝負にギャラリーがいなかったことだけだ。
それ以外は完敗。
隣にいる遙さんの顔を見ることもできない。
僕は何も言わずに、誰もいないプールサイドで大の字に転がった。
「負けた!」
「なかなか潔いのね……」
チラリと彼女を見れば優しい眼でこちらを見つめていた。
ああ、ますます情けないや……
「安心して、別に無理やり入会させたりしないから」
「……」
ちょっぴり安心したのは内緒だ。
しかし次の一言で、僕の心臓は人生で一番の早鐘を打つことになる!
「その代わり、あなたの身体をいじめちゃうね?」
「えっ……?」
ぺた……と小さな手が僕の胸に置かれた。
細い指がくねりだし、乳首を引っかく。
「くあぁぁ……」
「私に負けちゃった情けないキミを食べてあげる……」
もう片方の手が俺の頬に添えられ、耳元を愛撫し始める。
「はっ、はるかさ……んんんんんっ!!!」
大きな瞳が優しく潤む様子に見惚れていると、今度は彼女の顔が迫ってきた。
花びらみたいな唇が俺に重なる手前まで顔が近づく。
「私といいこと……しよう?」
か、身体が動かせない!
無理やり起き上がろうとしたが、肩を軽く押さえ込まれてしまった。
「くそっ、なんで!?」
女性の力を跳ね除けられない自分が情けない。
本当に軽く手を添えているだけにしか見えないのに!
「ううぅぅ……」
「人に見られちゃう? 気になるよね?」
僕の目を覗きながら、遙さんが小さく笑う。
そして指先を僕の唇に当てて、ウインクをしてきた。
「私ね、ここの経営者の娘なの。今はここには私たちしかいないわ」
「な、なっ!?」
「だからキミは安心して私に犯されていいんだよ?」
そう言われてみると、誰もいない!
見渡す限り人の気配がなく、施設を循環する空調と排水音しかしない。
「身体、動かないでしょ?」
「あっ……」
彼女の言う通りだった。
さっきよりも力が入らず、姿勢が安定しない。
「普段は泳がない人がいきなりあんなに泳いだんですもの。しばらくは乳酸が抜けないはずよ」
身体中が筋肉痛になってしまったようにギシギシする!
そんな僕の身体に、遙さんが容赦なく馬乗りになってきた。
「いたいいぃぃ!」
「大げさだよぉ……もっと疲れさせちゃう」
柔らかいお尻が僕を押さえ込む。
こんな美人に馬乗りされて興奮しない男なんていない。
ましてや自分好みの女性……僕には耐えることなどできない。
「さわっちゃうね?」
真っ白な手が水着の中に忍び込んできたあああぁぁぁぁ!!
クキュッ!
「はうっ!!」
くちゅっ、ちゅくぅ……
粘り気のある音が恥ずかしい。
すでに硬くなっているだけでなく、おそらく我慢汁も滲んでいる……はずだった。
「ああ、もうこんなに……コリコリになってる!」
とても滑らかに細い指がうごめく。
敏感な部分を何度もかすめながら僕を責めてくる。
思った以上に亀頭はびしょ濡れになっているようだ。
「ああああぁぁぁ……痺れてくるっ!!」
「カリが弱いの? ふふふふふ……皆一緒だね、男の子は」
クチョクチョと同じところを何度も責めなぶりながら、遙さんが顔を寄せてきた。
その小さな唇で、このままキスしてくれたらいいのに……という思いも空しく、耳元をキスされた。
「もうちょっと硬くしたら、入れてアゲル……」
そして顔を上げると、僕に見えるように足を大きく広げた。
「この隙間から、ゆっくり挿入されちゃうの……」
彼女は左手の人差し指を股間に滑らせ、水着と素肌の間に忍び込ませる。
そして手首を返して、マ○コが半分露出するくらい水着をめくりあげた!
「水着を着たままでキミを犯してあげるわ」
「あ、ああぁぁ……」
「私の肌と、水着に挟まれて締め付けられて……うふふふふっ」
僕は一点を見つめるしかなかった。
桃色の襞が見え隠れする彼女の秘所に飲み込まれたい……
一秒ごとにその思いだけが頭に広がっていく!!
(こんなことが……!)
すでにペニスは弾けそうなほど最高の硬さになっていた。
それを壊さないように優しく、優雅な手つきで摘み上げる。
クリュウゥゥゥゥッ
「ああああぁぁ、駄目っ!!」
亀頭をつまみ上げた三本の指が、意地悪なひねりを加えてきた。
粘液が絡みつく指先で愛撫されると、思わずイきそうになる!
「どれくらい我慢できるかなぁ?」
じれったくなるほどゆっくりと、彼女は水着をめくり上げた部分に亀頭を押し当てた。
ほんのりと熱くなった女の器官が僕自身を優しく包み込む。
「ほら、入れるよぉ……」
「ま、待って!」
「くすっ、キミのほうが女の子みたい……」
確かにそうだ。でも、でもっ!
このまま挿入したら一瞬でも堪えきれない気がした。
「くぅんっ!」
ズップウウゥゥゥ…………
遙さんは目を閉じると、腰を軽く揺らしながら一気に体重をかけてきた!
飲み込まれた……熱い彼女の膣に。
ヒクヒクしてたピンク色の部分に……!
次の瞬間、考えるまもなく身体が痙攣し始めた。
「あああああああああああっ、あああああああ!」
ほんの数秒後、僕の身体に遅れてやってきたのは、彼女の膣口の抵抗感であり……
亀頭や棹が膣の内部を通過するときに与えられたザラついた感触……そして膣全体がペニスを迎え入れ、歓迎しつつ激しく絡みつく締め付けだった!
「はは、はるかっ! はるかさんんんん!!!」
名前を呼ぶくらいしかできない。
一気に流し込まれた快感のせいで呂律(ろれつ)が回らない!
「うふ、もうイく? だめよ」
それでも彼女は僕を許す気はないらしい。
膣をきっちり締め付けたままで、腰を浮かせたのだ。
「うっ、うっ……!
「たっぷり腰を使って、キミを駄目にしてあげる」
僕の位置から彼女との接合部が見える。
根元からほんの2センチくらいだけペニスは解放されていた。
逆に言えば、ほとんどの部分は彼女に埋没している。
ゆらゆらと妖しくうごめく遙さんの膣の中で……しゃぶられ、犯され、捻られる。
閉じ込められたペニスが悲鳴を上げている。
じゅるじゅると音が出そうな膣の中で、ゆっくりと溶かされているのだから。
「出る……ああぁぁ!」
「ほらぁ、吸い取られちゃいそう? ふふっ、もうイっちゃうね」
自然と声を上げた僕を見て、彼女は腰の動きを止めた。
そして前かがみになり、両手で肩を押さえ込む。
「ハンデあげたのに負けちゃって。そのあと犯されるなんて……」
「くそっ……」
じっと眼を見つめられ、静かに罵られると情けなくなってくる。
だが身体の、ペニスの熱は収まる気配がない。
「抵抗する気? でも硬くなってるよ? ヘンタイ……」
ビクッと脈打つペニスが、膣の中でキュッキュと締め付けられた。
僕はもう完全に彼女に支配されている。そんな気持ちが膨らんできた。
もういいんだ。
出したい……
彼女に犯されて、膣の中で全てを吐き出したいッ!
そう思った瞬間、ペニスが一気に膨らんだ。
「あれ、本当にもうイっちゃうの?」
変化に気づいた彼女がニヤリと微笑む。
しかしもう僕には抵抗する力は残されていなかった。
「ああ、ああっ!!」
じたばたする僕を押さえ込みながら、冷ややかに彼女は言った。
「……いいわ。ほら、イきなさい!!」
やっと出た許しの言葉に、僕の中の何かが吹き飛んだ。
「イ、イくっ、ううぅぅ! あああああぁぁぁ!!!」
どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅ~~~~~!!
「出てる! あはっ、はははっは!!」
結合したままで、彼女に言われるがままに僕は果てた。
くねくねと良く動く腰使いと、暖かくて柔らかい内部の締め付けのおかげで
萎えることもなくペニスから精気が吸い尽くされていく。
鮮やかな青の競泳水着に走る白いラインを見つめながら、僕は何度もイかされた……。
■
「デートよりもいい思いができたんじゃない?」
身体中の力が抜けてぐったりしている僕の脇で、遙さんは楽しげに笑っていた。
何度も吸い付く彼女の膣に一滴残らず搾られたみたいに……指先に力が入らない。
「妹が言ってたとおりだったわ」
「えっ……」
やっとの思いで口を動かす。
一言しゃべるだけでも……かなり厳しい。
「今朝、体験チケットを配っていた娘に見惚れたでしょ?」
「えっ……ええっ!?」
い、いやっ、確かにそのとおりなんだけど……なぜそのことを彼女が知ってるんだ!?
「あれね、私の妹……菜月(なつき)っていうの」
「なつき……ちゃん!?」
もちろんそんなことは気づかない。
すれ違いざまだからわかるはずもないけど、向こうは僕を認識している。
ちゅくっ!
「んあぁっ!」
遙さんの指先が再び股間に触れた。
そしてペニスを優しく撫でながら囁いてきた。
「今度、菜月にも犯されちゃえば?」
「はうぅ……そんな!」
遙さんの妹、というだけで僕は興奮してしまう。
搾りつくされたはずのペニスが再び硬くなって……
「このロリコン……菜月はまだ中学生だからね?」
「えええっ!?」
なにそれ……ますます股間が硬くなる。
あんな色っぽい中学生なんているわけがない!
遙さんの指使いと、菜月ちゃんへの妄想のせいで
再び僕はあっという間に射精してしまった。
「ねえ、このジムで働いてみない? 時給250円で雇ってあげる」
「やすっ!」
「その代わり、いろんな手当てを付けてあげるわ♪」
遙さんといっしょに働けるのなら、それでもいいと思った。
負けっぱなしで気分も悪いし、情けない自分の身体も鍛えなおしたい。
それに競泳水着がここまで似合う女性なんて滅多にいない。
とりあえず3ヶ月という期間限定で、僕はこのジムでバイトを始めることにした。
「キミなら良いインストラクターになれるわ」
「そうかな?」
「ええ、期待してるわよ? 昼も、夜も、朝も……」
(了)
イラスト担当:くりぃーすぷさん
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