【はじめに】

※絶対読んでください

・ソフトメーカー脳内彼女さんの作品「絶対★妹原理主義」の二次創作SSです
・ゲーム本編とは何も関係はありません
・挿絵はお借りしました(非営利だから許してくれるでしょう)
・格闘Mモノとして仕上げました
・11-47は瑞さんが好みですが、奏ちゃんも大好きです


上記のことを了承した上で読み進めてください































【らじかるKISSで犯しちゃお♪ 前編】




すっかり日も暮れた夏の日のこと。
シーンと静まり返った道場の真ん中で、俺は妹の瑞(みずき)と対峙していた。

涼しげな表情を崩さず、呼吸も乱さず、俺を見つめる瑞。
そのクールなまなざしからは何も読み取れない。

(……どう攻める!?)

一方俺は、全く隙が無い構えの妹に対して攻めあぐねていた。
間合いを詰めようにも、俺が前に出れば瑞はすっと身を引いて距離を一定に保つ。
まるで流水のように滑らかな動きは建部流の基本であり奥義のひとつだった。











俺には4人の妹がいる。
瑞はその中でも一番年上で、幼い頃から俺と一緒に厳しい修行をしてきた。

もともと瑞には天賦の才があると親父からは聞かされていた。
はじめはそれが何を意味するのかわからなかった。
入門してすぐの頃は、苦しそうに俺の後ろを付いてくるだけだった瑞。
だが半年もすると技術、体力、精神面……全てにおいて俺を追い抜いた。

(親父が言ってたのは嘘じゃなかった)

そう思い知らされて情けない反面、道場の行く末は安泰だとほっとしていた。
だが最近、いきなり瑞をはじめとした妹全員が道場をたたんでメイド喫茶にしようと言い出し始めた!

「瑞、いったいどういうつもりだ!?」

「メイド喫茶というのはメイド服を着た美少女と主従逆転の倒錯した……」

「そっちの説明をしろとはいってねえええええ!!」

「兄さん、もう道場なんかやめてメイド喫茶にしたほうが良いと思う」

「建部家の当主として、断じて許さん」

「じゃあ勝負で決めよう、兄さん……」

そして先日、兄の威信をかけて挑んだ瑞との真剣勝負で俺は負けた。
組み合った瞬間に投げられ、打撃は全てかわされ、足払いで転ばされ……

ここまで歯が立たないとは思っていなかった。
普段から妹の稽古姿を見てキレがある動きだと思っていたが、実践ではさらに桁外れだった。
あんな攻撃についていくことなんて出来ない。
格闘技においては妹に劣るという事実を認めざるを得なくなってしまった。

だが、いつまでも落ち込んでいられない。
戦いで失ったものは、戦いで取り返す。
相手が妹であろうと関係ない。ただそれだけのことだ。











急に瑞が口を開いた。

「兄さん、今日もするの?」

「ああ、きょうこそはお前を倒す」

自信は無い。
だが、負けるわけにはいかない。
道場がメイド喫茶になるかもしれない話は別として、兄としてこのままでは……

「違う。私が聞いてるのは試合後のこと」

「!?」

こいつは一体なにを言いたいのだろう。
向かい合った妹は相変わらずのポーカーフェイスだ。
いつも思っていることだが、瑞は表情の変化が無さ過ぎる。
そう思っていた矢先、瑞は唇の端を少しだけ吊り上げて言った。

「クスッ、今日も私とエッチしてくれるの……って意味」

「な、なにっ!」


その言葉に、忘れようとしていた昨夜の記憶が甦る。
戦いに負けて自室で呆然としていた俺に擦り寄ってきた瑞。
激痛で動けない俺をいたわるように、ベッドに身体を滑り込ませ、ゆっくりとペニスに手を忍ばせて……何度も射精させられた。

今でも覚えてる。
瑞の真っ白な指先が、嬉し涙を流す俺のペニスを優しく弄び、這い回り、くすぐり続けたことを。

「みみみ、瑞! 女の子がはしたないことを言うもんじゃありません!」

「じゃあ早めに終わらせてからにする」

動揺した俺の視界から、一瞬だけ妹の姿が消えた!


どんっ

「うっ!!」

「兄さん、遅い」

次にやってきたのは脇腹への打撃だった。
素早く身をかがめてから俺に突進してきた妹の攻撃に反応できなかった。
俺の構えが崩される。

「ちっ!!」

よろめきながら瑞の胴着を掴もうとして空振りしてしまった。
逆に俺の手の下をくぐって伸びてきた瑞の左手が奥襟を掴んだ。

きゅうううううぅぅぅ!!!

「畜生っ! はううっ!!」






そこから先の動きは速すぎて見えなかったが、気が付くと俺は床に転がされていた。
背中から俺を抱えるようにして胴着の襟を利用して俺を絞め落とそうとする瑞。

「んがあああああ!」

「力だけじゃ逃げられない」


きゅ……


「ぐああああああああ!!」

ほんの少しの締め付けに過敏に反応させられてしまう。
妹の細い腕が俺の首と肩に複雑に絡みついて離れそうもない。
もがけばもがくほど締め付けが深くなっていく……


「この体勢になったら、もうおしまい。私の勝ち」

「まだまだぁぁ……」

「頑張る兄さん、好き」

ちゅ…

俺を締め付けた状態で唇を寄せてくる妹。
瑞は身体も柔らかい。

「うくっ…」

「でも、これが現実。年下の私に押さえ込まれて、兄さんはもう動けない」


フッ…

首への締め付けを一瞬だけ解かれた。
だが呼吸が乱されすぎて動けない。
酸素が身体の隅々に回っていない状態で、距離をとろうとする俺を瑞は逃がさなかった。

「はぁっ、はぁっ……離れろおおぉぉ!!」

「イヤ。このままがいい」

仰向けになった俺の真上に妹の顔があった。
ひとつにまとめた髪が俺の顔にかかる。
いい香りと共にやってくる少女の甘酸っぱい汗のにおい……それら全てが俺を魅了する。
そして目の前にあるのは、その辺のアイドルなんか顔負けの美しい妹の微笑み。
これでは嫌でも瑞のことを意識してしまう。

一見すれば、柔道で言うところの縦四方固め。
昔からある押さえ込みの技のひとつ。
だがうちの道場ではこの技にさらなる改良を加えた。

「兄さん、逃げようとしてみて?」

「くっ……!」

相手が逃げようとする動きに合わせて、絡み付けた手足を締め付ける。
昔、妹と一緒に親父から技のかけ方と抜け方は教わったが、うまくいかない!
瑞の押さえ込みを振りほどくことが出来ない!?

「抜け出せないでしょう? 兄さん」

「な、なんで……」

「私ほどの達人が使えばほとんど脱出は不可能」


瑞の言うとおりだった。
身体の自由がうまく利かない。
どうにかしてもがいて、瑞を跳ね飛ばそうとしてもビクともしない。
逃げようとしても、力が全て吸収されてしまうようだった。


「……このまま兄さんのこと、犯す」

俺がうまく逃げられないことを確認した瑞は、一瞬だけ淫らな笑みを浮かべた。








      麗しの瑞(みずき)さんと…








「ここからが本当の勝負」

「いったい何をするつもりなんだ、瑞!」

俺を押さえ込んだまま、瑞はじわじわと顔を寄せてきた。
思わず妹であることを忘れるくらいの美少女。
ついこないだまではこんなこと、意識しなかったのに……

「み、瑞、だめだよ……」

「兄さん、お耳の中から犯してあげる」


ふううぅぅ~~……

耳元に妹の暖かい吐息が吹きかけられる。
耳の奥をかすめるくすぐったさに耐え切れず、俺はブルッと震えた。
がっちりと絡み付いた腕を振り払うことは出来そうにない。

「そんな誘惑になんて……絶対負けないぞ」

「ううん、きっと負ける。兄さん、私の誘惑に勝てない」

「お前は一体……あうううぅぅっ!!」

「兄さん、なかなかしぶとい」

きゅうっ

首に回された瑞の腕が優しく俺を包む。
おでことおでこがぶつかる距離で、妖しく俺を見つめる妹。

「今から兄さんを動けなくする魔法、かける」

「魔法?」

「そう、魔法。妹に力を吸い取られちゃうの……」

チュッ♪

「あっ……」

「……」

そっとかぶせられた唇が離れる瞬間、思わず声を出してしまった。
うっすらと頬を赤く染める瑞を見ながら、俺の鼓動も早くなる。

(い、妹にキスされたくらいで……しっかりしろ! 俺っ)

なんとかして平常心を保とうとするが、まったく無駄だった。
瑞がさらに追い討ちをかけてきたからだ。

「まだ効いていない。もっとする……んちゅ、ちゅっ…」

「みずっ、やめっ、ん…んっ! んうううぅぅ~~」

ピチャピチャと水音を立てながら絡み付く舌先。
妹の真っ赤な舌先が俺をチロチロとくすぐる。
はじめは拒む振りをしていた俺だったが、だんだんあごに力が入らなくなって……

「うっ、ううぅぅ」

「ほら、落ちてきた」

「ま、まだ負けるわけには……」

「ううん、さっきよりも弱くなった」

抱きしめた腕の中で、俺が脱力したのを確認した瑞がニッコリと微笑んだ。


「兄さんの身体、私に押さえ込まれたまま動けないね」

「くそ、こんなの……」

ぜんぜん力が入らない。
瑞の腕はさっきよりも緩んでいるというのに、逃げ出すことが出来ない。
逃げ出す気力が……完全に消え去ってしまった。

「ふふっ、なんだか惨め。こないだと一緒」

言葉とは裏腹に、瑞が俺を見る目は優しい。
黒真珠みたいにクリクリした瞳の中には、くっきりと俺が写っている。

「兄さん、妹に押さえ込まれて全然動けないなんて恥ずかしい」

俺の手に自分の手のひらを合わせて、指をからませる瑞。
妹の細指が絡み付いて俺の手をぎゅっと握り締めてくる。
その感覚が異常に心地よい。

「もう離してくれ…」

「だめ。兄さん、もっと動けなくなる」

瑞はいったん腰を浮かせると、俺の上に馬乗りになった。

「今から私の身体、たっぷり兄さんに擦り付ける」

両手をぴったり合わせて、俺を拘束しながら瑞は身体をくねらせた。
軽く押さえ込まれた状態で、妹の柔らかい身体を無理やり感じさせられる。
いや、もはや押さえ込みなどではなく……これは調教だ。

胴着の上からとは言え、はっきりわかる瑞のバスト。
細い身体が左右に揺らめくたび、俺の頬を絹糸のような髪が甘く撫でていく。
こんなことをされたら、もう……


ふわんっ

「髪の匂いもしっかり感じてほしい」

くすっと笑ってから、俺に触れた髪をわざと揺らしてくる。
ふわりと鼻腔をかすめる瑞の髪の香り。

「兄さん、いい匂い?」

「う、うん……」

「うっとりしてるその顔、すごく好き」

チュッ……

キスを重ねられるたび、身体が触れ合うたびに瑞のことで頭がいっぱいになる。
俺は決してシスコンなんかじゃない。
妹とこうして触れ合うことが良くないことだってわかってる。
わかってはいるけど、こんなに甘く迫られたら断ることなんて出来ない。

「み、みずき…」

「私の魅力に降参するまでは、絶対におちんちん触ってあげない」

ポツリと呟いた妹の一言に、打ちのめされる。
まるで俺の心を見透かしたかのような瑞の一言。

「でもちょっと可愛そうかも」

「瑞……ううぅぅ…」

「兄さんのこと、そろそろイかせてあげたい」

「……」

答えられずに黙り込む俺の顔を、瑞は楽しそうに眺めている。

「私のことで頭をいっぱいにして」

言われるまでもなく、すでに俺の頭の中はお前で……

「苦しくて切なくて、おちんちんがピンピンになったら、優しくそっと撫でてあげる」

今すぐにでも触って欲しい。
瑞のいたずらな指先で亀頭を挟まれたい。
ヌルヌルの先端を何度もなぞられて、そのままイかせて欲しい!
俺の思いを感じたのか、瑞は少しだけ微笑んだ。

「こんなふうに?」

ツツー……

「ふああっ!!」

「いい声ね。もっと大きくして……兄さん」

一瞬だけトランクスの上を指先がかすめた。
妹の細い指が裏筋部分を軽くこすっただけで、ペニスからドクドクと我慢汁が溢れる。

(バレちゃう!!)

じわっとあふれ出した我慢汁を瑞に気づかれたくない。
俺の葛藤をよそに、瑞は俺の顔を両手で挟みこんだ。

「妹の、私の匂いと体温をしっかり感じて……」

身体を重ねながら、上目遣いでじっと俺を見つめてくる。
吸い込まれるような黒い瞳があまりにもキレイで、俺は目をそらせなくなってしまう。

「クスッ、兄さんの身体……さっきよりも力が抜けてきてる。もっともっと弱くしてあげる」

「瑞、もうやめてくれ……俺、ホントにやばくなってきた」

「おちんちん触ってほしい、っていえばいいのに。私と兄さんだけの秘密にしてあげるのに」

瑞は俺の拘束を解いて、すっと上体を起こした。

「もっと素直になって? 兄さん」

「素直に?」

「うん。妹だって、ひとりの女の子なんだよ? エッチなことしてもいいのに」

「……」

まっすぐに俺を見る瑞。その視線に迷いは……全くない。
何だか俺のほうがおかしいのではないかと言う気持ちになってくる。
妹と恋するなんて、一般世間ではありえない。
しかし瑞を見ていると、自分の中の常識が疑わしくなってくる。
美しい容姿にではなく、俺を見つめる一途な想いに……見惚れてしまう。

「兄さん……」

仮に妹が俺のことを好きでも、俺が断れば済む話だ。
しかしそれは……できそうにない。

「兄さん、やっぱり意地っぱり。それだけはすごいとおもうけど」

俺の股間に、そっと忍び寄る白い手のひら。
トランクスに出来た小さなしみを、瑞は指先でねっとりと弄んだ。

「うわあぁぁぁっ!」

「兄さんのここはもうギブアップしたがってる。かわいそう」


クチュ、ニチュッ…

チュプ…

はじめは人差し指だけだった愛撫が、徐々に激しさを増していく。
中指と薬指も加わり、明確に俺をイかせる指使いへと変化していく!

「ぐああああぁっ! やめるんだ、瑞いいぃぃぃ!!」

「絶対やめない。素直にしてあげる」


キチュッ、ピチュ、ニチュッ…

キュウウウゥゥゥゥ……チュプチュプチュプ……


「みっ、みず……!」

「もうこれでおしまい。いっぱい出して、兄さん」

言い終わると、瑞はゆっくりと手のひらを俺の股間に押し当てた。
やわらかい妹の手で、ペニスが押しつぶされる。

「恥ずかしいシミを一杯にじませてあげる、兄さん」

くちゅうううぅぅぅっ……

「ああっ、もう! くそっ、くそおおおぉぉ!!」

時間にしてみればほんの少しだけだった。
押し当てた手のひらが股間にジワリと重みを加えてきた。
普段なら耐えられる他愛ない刺激。

だがその一瞬の刺激さえも、今の俺には耐えることはできなかった。




「あっ、あっ、あああぁぁ――!!」

瑞が入れた快感のスイッチ。
その効果はすさまじく、一瞬で身体中を駆け巡る。
勝手に腰がガクガクと震えだし、俺の中で何かが崩れていく!
ほんの少し触られただけでもう止められない。
妹の、瑞の目の前だというのにまったく我慢が効かない!!

「で、出るッ! 出ちゃうよ、あ、あっ、ああああぁぁっ!!」

「……兄さん、私の名前を呼んで。そのほうがきっと気持ちよくなる」

俺に向かってにっこり微笑む妹の顔が、今までで一番可愛く見えた。


「瑞、みずきっ、みずきいいいぃぃぃ! うわああああぁぁぁぁ!!!!」

ドピュドピュドピュ~~~~~~~!!!









「もう決まりだね、兄さん」

「えっ……?」

「兄さんの負け。私の勝ち」

瑞はうれしそうに手のひらを俺のほうに向けた。
ほっそりとした指先の間に、俺の降参の証がこびりついている。

「私に囁かれて、私のことを考えて……こんなにしちゃってる」

「そ、それはっ!」

「神聖な道場の中で……私のこと、犯した」

慌てて首を横に振る俺。
だいたい畳の上で俺を犯したのは瑞であって……

「それに兄さん、早すぎ」

「うっ」

それについては全く言い返せない。


「罰として、兄さんは毎日私に犯される。明日も明後日も特訓する」


ニコニコしながらそっと身を寄せてくる妹。
瑞は楽しそうに上目遣いで俺を見ている。


「兄さん、なにか言いたい事ある?」

「い、いや……」

「ほら、また兄さんのが……硬くなってきた」

ほんのりと感じる瑞の体温のせいなのか、再びペニスが硬さを取り戻してきた。
格闘技でもセックスでも俺の上を行く妹・瑞のいうことには、しばらくは逆らえそうになかった。



(了)













※西田様、画像その他を貸して頂きましてありがとうございました m(_ _)m

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